死に憑かれた少女の鬼滅譚   作:清内

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悩み

鬼殺隊に入る決心をしたもののどうするか悩んでいた。

 

兄様は確実に私が鬼殺隊に入る事を反対するだろう。たった1人生き残った家族だから危険からは遠ざけたいはず…私ならそうする。

 

 

家族が死んでしまって以来兄様の雰囲気が変わった。

変わらない方がおかしいかもしれないが兄様の前にいるとピリピリと肌が圧を感じ痛いのだ。

 

更に兄様の周りにいる黒い手が唸り絡まり合い興奮して纏わり付いている。

黒い手がこんな動きをするのは纏わり付いている者の負の感情を感じ取っての行動だ。

それが日に日に酷くなっていく様を見て心配して声をかけるもやんわりと話を晒され何も言えなくなる。

 

 

 

 

負の感情で突き進む兄様が少し…怖い

 

 

 

 

 

…とにかくこれ以上兄様の心の負担を増やしたくはなけれどそれでも私は鬼殺隊に入る。でなければ家族を失った悲しみにくれ廃人のような人生を送ることになるだろう。

それは死んでいった家族に申し訳が立たないし自分が許せない。

 

 

 

 

…兄様に黙って入るのは…いや、すぐにバレてしまうしバレた時が怖い。

そもそも入るための訓練や"呼吸"も習得しなくてはならない

 

 

「その呼吸も才能がなければ鬼殺隊には入らないし…ああ、考える事が山積みすぎて頭痛が…」

「それはまずい‼︎横になった方がいいだろう‼︎」

「ひょっ⁉︎」

 

頭を抱え唸っていると真横からハキハキと元気のいい声が聞こえバッとそちらを向く。

び、びっくりしすぎて変な声が…!

 

え、杏寿郎さん⁉︎え、いつこの部屋に?全く気づかなかった、こわっ

 

 

腕を組み仁王立ちする姿は堂々としていていいのだがなんだか圧を感じたじろぐ

「鬼殺隊に入りたいのか?」

 

数秒黙り見つめ合ったあといつもより低い声問われビクッと肩を跳ねさせる。

しかし力強い目が少しキュッと細まり眉も心なしかいつもより下がっているように見えた杏寿郎さんの顔に肩の力は抜けていく。

悲しいような苦しいような顔だった。

 

 

 

 

 

 

私が一命を取り留めて数日後に杏寿郎さんは私のもとを訪れた。

 

誰かから聞き、事の顛末を知っていたのだろう。部屋の出入口で止まっていた杏寿郎さんは私を見つけると大股でこちらに歩み寄り覆いかぶさるように優しく私を抱きしめた。

 

 

 

あの時杏寿郎さんの表情は見えなかったがきっと今の顔と同じだったのだろう。

心の底から心配してくれているのだ。

 

 

 

 

「はい、私は鬼殺隊に入ります。決めました」

「…わかった。そうと決まれば育手を探さねばな‼︎なんなら俺が鍛えよう‼︎」

「い、いえ!育手の方は兄様の師匠であり爺様と同期でもあった方にお願いしようかと思っています‼︎呼吸を使えるとしたら爺様や兄様と同じ呼吸だと考えているのでその方にお願いしたいのです。」

「むう、そうか。それは残念だ‼︎」

 

 

 

優しいなぁ

 

 

「…ありがとうございます。杏寿郎さん」

「…なに、気にするな‼︎」

 

 

 

全てに対しての言葉と知ってか知らずか、杏寿郎さんはいつものように私の頭を温かい手で撫でてくれた。

 

 

 




喉の調子も良くなりだいぶ回復し前へ進む準備をする凪。
一方兄様は雲行きが怪しくなってきました。

煉獄さんは柱となっており頻度は少ないものの柱達(晋、煉獄)が凪の部屋にお見舞いに来るので同室の隊士は心臓バクバクです。

柱合会議での出来事や晋とお館様との話も書きたいので話が前後します。
ぱっぱと話進ませて炭治郎達と絡ませたいのに妄想が止まらない。
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