天使少女の演習記録   作:奇稲田姫

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3戦目です。
本日の御相手は現実と幻想の境目の住人さんから頂きました。

最初に言っておきますが、勝敗は私の直感なのでそこの所はご了承ください。


あ、言い忘れてましたけど、悪魔であればほとんど確実に顔見知りになる可能性大なのでそこの所は御了承←

↓キャラ募集版
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3戦目 VS エリナ・ダンタリオン

「はぁ…………。」

 

不意に零れた長い溜息は辺り一面真っ白に彩られた何も無いただの訓練用の空間に木霊した。

 

ここに来るのも今日で3日目か。

 

まだ傷の癒え切っていない全身は筋肉痛でも起こしているかのように些細なことでもズキズキと軽い電流が走り抜けていくようだ。

 

あいつのキズだけはやけに治りが遅い。

 

原理は分からないが、何かしらあいつの能力が関係しているのだろうか。

 

勘弁して欲しいわ。

 

私がもう一度長い溜息を空間内に響かせていると、またまた本日も1人の挑戦者がこの空間内に到着しようとしていた。

 

突如として歪みだした空間から巨大な雫が落ちてくるかのように転移してきた本日の挑戦者は……………………もう言葉にするのも嫌になってしまうほどピンポイントなタイプだった。

 

現れたのは上下錆色のゆったりとしたネグリジェに藤色のツインテールが特徴的な知的っぽい印象の少女。その片手には分厚い1冊の本…………恐らく魔導書が淡い魔力を放出させながらその体に薄い膜を纏わせていた。

 

心做しか体から全ての力が抜けるついでにやる気までもがダラダラと流れ出して来そう。

 

「へぇ、これがあの熾天使様の空間転移、か。相変わらず転移中の封絶結界がえげつないわね……。指1本動かせなかったわ。ん?あれ〜?久しぶりじゃない〜。私の事、覚えててくれてる?」

 

「…………。」

 

「おーい。」

 

もうほとんど体からやる気の塊が抜け落ちて脱力した私のジト目に当てられながらも今日の相手も今日の相手でマイペースを保ったまま私の顔を覗き込みながら目の前で手をヒラヒラとさせた。

 

「…………。」

 

「なによ、せっかく来てあげたのに。」

 

「…………帰る。」

 

「え?ちょっと!?待ってってば!どこ行くのよ!」

 

彼女の静止には目もくれずにもうこの場から早くどこかに行きたい気持ちが先走った。

 

「帰る。帰るのよ!なんでこうも2日連続でめんどくさい相手と闘わなくちゃいけないのよ!冗談じゃないわ!」

 

「いやいや、言っちゃっていいの?それ。」

 

そんなの関係ない!

と、叫ぼうと空気を吸い込んだちょうど同じタイミング。

いきなり背後に何かの気配を感じたと思ったらその直後、物凄いスピードで羽交い締めにされた。

 

…………聞き覚えのある声色と共に。

 

「いいわけないでしょ?この後に及んで往生際が悪いわよ!ドミノ!」

 

「あぅ…………ユ、ユーちゃん!……いやいやいや、サヴィラス様!?どうしてここに……?」

 

背中越しに見えるのはオレンジ色のショートヘアを無造作に遊ばせた髪とその背中に浮かぶ自分の3倍、つまり6枚の純白に煌めく翼。

熾天使という天使階級の頂点に君臨する天使…………名をユー・フォルティーナ・サヴィラスが今自分を背中から羽交い締めにしているのだ。

 

「言い直さなくていいってば。それからどうしてここにいるのかって?そんなのドミノがサボらないように見張るために決まってるじゃない。どうせドミノの事だからベルからエリナって来たら絶対逃げるんじゃないかな〜って思ってたから。」

 

「か、確信犯じゃないのそれ!」

 

「あんたの成長のためなのよ。」

 

「胸囲は私の方が成長してるんだけど?」

 

「なにか言った〜?」

 

「…………言ってないです。すみませんでした。うっ……。」

 

突然のタブー接触に背中が凍りそうになる。

こんな風にいきなり間近で霊力を急上昇させるのはよくないと思うよ、私は。

正直酔いそうになるんだから…………。

 

「流石は熾天使様ですね。霊力増減のコントロールお見事です。」

 

「どうも。じゃあエリナ、この子をよろしくね〜。」

 

そう言ってサヴィラス様……もといユーちゃんが私の腕をパッと離し、その両肩をポンと叩いた。

 

「え?ちょっとどういうこと…………ですか!?サヴィラス様!?」

 

「かしこまりました。」

 

「どうしてかしこまるの!?」

 

「あの熾天使様から直々に頼まれてしまいましたので。ま、暇してたからちょうどいいな〜なんて思って。」

 

「そういうこと。利害の一致ってやつよ。じゃあそういうことで。あたしは帰るから。」

 

「悪魔と結託なんて…………裏切り者〜〜。はぁ、ということはつまり…………。」

 

「最初から逃げられなかったということよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、改めて自己紹介するわね。」

 

「いらない。」

 

「私はエリナ・()()()()()()。一応序列71番の悪魔よ。よろしく。」

 

「いらないって言ってるのに…………でも、()()()()()()って。まさか…………。」

 

「ご名答。襲名したの。これで私もダンタリオンの仲間入りよ。」

 

「……いつの間に。」

 

「つい最近なんだけどね。それよりも、相変わらずあのベルトーレ(ピエロ)にボロ負けしたんだって?」

 

「なんで知ってんの。」

 

「あいつがペラペラ喋り散らしてたから。」

 

「あんのバカピエロ(おしゃべり)め……。」

 

言葉も軽けりゃ口も軽いか、なんてぶつぶつ呟きながら両肩をワナワナと震わせて拳を握るドミノを見つつ、エリナはほんの一瞬だけ顔から笑顔を引っ込めた。

 

しかし、それもすぐに崩すと元の顔に戻す。

 

「まぁ、そんなことはどうでもいいの。早いとこ始めましょう?(ベルトーレ(あいつ)が言ってたもうひとつの言葉の意味も気になるし。)」

 

エリナは小さなにやけ顔を崩さないままつい昨日のベルトーレとのやり取りを思い出していた。

 

 

 

 

 

 

────

 

──────

 

 

先日、彼女が空間転移から帰ってきた時。

 

「いやぁ、前回同様ベルさんの圧勝だったよ〜。よきよき。」

 

「弱いものいじめは良くないと思うわよ。」

 

()()()()いじめ?冗談でしょ?ベルさんには君が言ってる意味がさっぱりすっきり分からないね。」

 

「?どういうこと?」

 

「さぁ〜て。それじゃ、あたしゃしばらく高みの見物と行こうかね〜。さ〜らば〜。」

 

「あ、ちょっと!…………??」

 

その一言を最後にベルトーレは空間に溶けるように姿を消し、私はその場に残されたわけだった。

 

──────

 

────

 

 

 

 

 

 

 

「(相変わらずベルトーレ(あいつ)だけは何考えてるのかわからないわ。まぁ、いい。この能力のお披露目には最高の舞台だし。)さて、さっそく始めましょう?主天使なんだから、しっかり楽しませてよね。」

 

「あぁん!!もう!わかったわよ!やればいいんでしょ?やれば!」

 

そんなやり取りを最後に両者が同時に魔力と霊力を上昇させた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はあっ!!」

 

「フッ!」

 

開幕と同時に展開した光弾が私とエリナとの中間点で相殺される。

その爆煙に乗じて遅延型のレーザースフィアを4つほど背後に設置するとそのまま真っ直ぐに目隠し状態の相手に突進を開始。

 

爆煙をぬけ、そのままの勢いを殺さないまま逆手に顕現したショートブレードでエリナに斬り掛かる。

 

エリナは持っていた魔導書を魔力で中に浮かせながら瞬時に淡い紫を纏った魔法壁を召喚してこれを迎撃してきた。

 

私のショートブレードが魔法壁に激突する。

 

魔力による衝撃とブレードに薄く纏わせておいた紫電が同時に周囲を薙ぎ払う。

本来であれば小さな集落程度ならこれだけで下手したら更地になりそうな衝撃波もこの空間なら何しても耐えられる。

それがここの強み。

 

不意にエリナが私を見ながら小さく首を傾げた。

 

「ん?あなたってこんな近接型だったっけ?」

 

「だったらなによ。」

 

「昔はもっと安全第一みたいな戦い方だったじゃない。」

 

「あなたって接近戦苦手だったでしょ?」

 

「そりゃそうよ。私は魔法使いさんなんだから。」

 

「よく言うわね。」

 

「そうでしょ?まぁそんなことより。………………そろそろ離脱しなくていいの?」

 

「は?」

 

エリナの一言に瞬時にブレードを持つ手に力が籠る。

 

「だってこれ、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()でしょ?」

 

「っ!?」

 

その一言は私の警戒心に赤信号を灯すのには十分すぎる一言だった。

 

思わずその場から飛び退き、数メートル後退。

それと同時に先程配置しておいたレーザースフィアから4本のレーザーが発射され、展開されたままの魔力壁に命中していった。

再び爆発による煙が巻き起こる。

 

「…………読まれた。……っ!?」

 

その直後。

不意に爆煙の中から飛び出してきた無数の紫色の針を真横に跳躍することで避け、勢いに任せて軽く前転後、即座に体勢を建て直してそのまま走りながら針の軌道から避けていく。そしてちょうど最初の位置から90度ほど走ったところでようやく針の雨は止み、その元凶が浮かせた魔導書とともにゆっくりと歩み出てきた。

 

「今のを避けきるなんて流石ね。」

 

「はぁ……はぁ……。どんなもんよ。」

 

「いやいや、どんなも何も、この程度でやられてもらっても張合いがないわ。」

 

「言ってくれるじゃない。」

 

「獅子搏兎。真面目モードの私の座右の銘だから。ちなみにだらけモードの時は………………『適当に中途半端』、かな。」

 

「キッ…………このっ!でも……。」

 

気にしないようにしていても何故か引っかかる言い方をするエリナに、軽く舌打ちをかますと刀身に纏わせた紫電と同じものを両足に付与した。

 

そして、軽く腰を落としてから思い切り地面を蹴って空気中を高速移動する。

『雷光』。

空気中に帯電した雷がさながら放電のごとくランダムな軌道を描いて光速移動する技。

まさに光の速度で一瞬にしてエリナの背後を取った私はそのまま間髪入れずに周りに2つの霊力陣を展開した。

その中心に小さな球体が出現し紫電を帯びる。

 

「でも……それだけ真剣だってことよね!でないと私としても倒しがいがないわ!撃ち抜け!『雷槍』!!」

 

宣言とともに2つの球体が弾け、2本の雷槍が射出された。

 

しかし、その槍は無防備に背中を向けたエリナに命中する前に見えない壁のようなものに阻まれて爆発………………ではなく軌道が明後日の方向まで逸らされた。

 

槍はそのまま全く関係の無い場所まで飛んでいきついには地面に激突していく。

 

仕方なく着地と同時に地面に手を着くことで移動の反動にブレーキをかけた。

 

「一瞬で背後の死角をとってそのまま不意打ち、よね。単純なあなたの()()()()()()()だわ。」

 

「また、読まれた。(なんかおかしい…………前よりも……)」

 

そこまで考えてブレードを持っていない左手の親指を噛む。

 

まさしくその直後だった。

 

 

 

 

 

 

 

「(やりずらくなってる。)」

()()()()()()()()()、って?フフフフ。」

 

 

 

 

 

 

 

「なっ……!?」

 

今の一言で私の脳は完全に危険信号1色に染め上がった。

 

「驚いた?これが私が"ダンタリオン"の名を襲名したことで得た能力(チカラ)読心術(マインドリーディング)よ。」

 

読心術(マインドリーディング)?」

 

「そのまんまの意味よ。」

 

「それくらい私でも分かってる。厄介な能力手に入れちゃってまあ。」

 

「褒め言葉として受け取っておくわ。」

 

「誰も褒めてないっての!」

 

「あら、あなたは褒めてくれないの?」

 

「何言ってんだか。それならこっちだって全力出すまでよ。」

 

「ぜひ見てみたいわ。お願いできる?」

 

「後悔しても知らないから。悪いけど自分から能力さらけ出してくれたのはありがたいわ。おかげで解析率100%よ。」

 

「それはそれは。"同調(シンクロ)"でしょ?面白そうじゃない。」

 

「む………………。まぁいいわ。」

 

少し引っかかる言い方のエリナだったが、そこは同調(シンクロ)してしまえば関係ない。

幸運にも情報は揃っている。

あとは、やるだけだ。

 

「早く見せてよ。」

 

「言われなくても…………」

 

「うんうん。………………でもね。

 

そして、不幸にもエリナが放った小声は体内の霊力上昇によりかき消されてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………今の私相手に思い通りの事が出来るって、本当に思ってるのかしら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「行くわよ!!!同調(シンクr)…………うぁっ!!?」

 

能力の解放宣言がまさに終わろうとしていた刹那。

その衝撃はいきなり訪れた。

 

「な…………な、に、……が!?」

 

息が詰まるような一撃を背中に受け、僅かな浮遊感を感じているさなか。

信じられないほどスローモーションのように流れていく時間の中で、私は辛うじて肩越しに後ろへ視線を向けた。

 

どうして……!?

 

 

 

 

「(エリナ(あなた)が私の後ろにいるのよ!)」

 

 

 

 

背後では左手の上に開いた状態の魔導書を浮遊させながら私の背中のど真ん中を思い切り突き飛ばしたエリナが、ニヤリと不敵な笑みを浮かべていた。

そして次の瞬間。

 

「っ!?…………かはっ!?」

 

再び背中に感じた圧迫感が襲いかかってきたのと同時のタイミング。

 

いきなり背後で突き出されたエリナの右手の平を中心に青い魔法陣が浮かび上がり、その後ろで魔導書のページがバラバラと勢いよくめくれていく。

 

やばいと思った時にはもう手遅れで、私の体はその青い魔法陣に固定されるように体の自由が奪われた。

 

「な、にを………………うあああぁっ……あ…………か…………は、あ……!!」

 

その直後。

再び背中の真ん中に衝撃が走り抜け「ひんやり」など生易しい表現では体現しきれないような鋭い冷気が体の中に流れ込んでくるのを感じる。

その冷気は徐々に私の体内を凍えさせていった。

 

「悪いけど、今の私ならあなたを倒すことなんて簡単なのよ。そもそも、ちょっと煽れば勝手に自分から能力をさらけ出して来てくれるし。そんな能力に頼りっぱなしなところだけは昔からちっとも変わってないじゃない。だから、その能力さえ封じてしまえば…………フフフ。」

 

「あ…………あっ……が…ぁ…!」

 

「あなたなんかただただ普通の天使と何ら変わらない。そうなればこっちのものよ。能力なんて使い道次第でなんでも出来るの。例えばこんな風に、ね。」

 

エリナが僅かに瞳を細め、同時に魔法陣の放つ閃光がより一層激しさを増した。

 

 

 

「ぅ…………うあああぁぁぁっ!!!!」

 

「さぁ、絶望し(楽しみ)なさい。氷術式………………。」

 

その言葉の終わりと共に私の体の中の一部分が完全に凍りついた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『絶凍』。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パキン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………あ…………ぅあ……、はぁ…………ゴホッ……ゲホッ……。」

 

魔術の詠唱が終了したことによって私の体は固定されていた魔法陣から解放され、そのまま地面にどさりと崩れ落ちる。

 

同時に荒い呼吸を繰り返して数回咳き込んでからキッと背後のエリナを睨みつけた。

 

「ゲホゲホ……ゲホッ…………っ、わ、私になにしたのよ!」

 

「何って、簡単よ。あなたの能力、『同調者(シンクロゲイザー)』を私の魔力で凍結させた。でも安心して、これで死ぬことは無いから。私が解凍するまで能力が使えなくなるだけ。霊力とかは使えるでしょ?証拠に………………。」

 

「っ…………!」

 

不意にエリナの顔の横を1本の雷槍が掠めていく。

 

いや、厳密に言うならば顔に槍が向かってくることを私の思考から読み取ったエリナが首だけ避けたその場所を通り抜けていっただけに過ぎないのか。

 

「ほら、ね?」

 

「はぁ!……はぁ!…………っ、つ、冷たっ!」

 

荒い呼吸を鎮めようと無意識に手を当てた胸から伝わる氷のような冷たさに咄嗟に手を引っ込めた。

 

「能力だけをピンポイントに凍結ですって?そんなの…………あり?」

 

「何を今更。ここに来たら()()()()()()。それ以上のルールなんてあったの?少なくとも私は聞いてない。」

 

「屁理屈でしょ!」

 

「あら、勝手に私のせいにされるのは不愉快ですわ〜。」

 

わざとらしく魔導書を持つ左手で口元を隠しながらくすくすと嗤うエリナから瞬時に距離を取る。

 

体は…………少し重いけど霊力が使えさえすれば問題ない。

 

「続けるわよ。」

 

「分かっていたけど。続けるのね。その意気だけは汲んであげるよ。」

 

「このまま……やられっぱなしなんて、許されない!」

 

そう叫ぶのと同時に軽く膝を曲げ、地面を思い切り蹴りながら両足に紫電を纏う。そのまま雷の軌道に入り、再び一瞬でエリナの背後を取る。

 

ついでに右手にショートブレードを顕現させて着地と同時に地面を蹴ってその背中に斬り掛かる。

 

「すぐに終わらせるんだから!」

 

「無駄だって。私にはあなたの頭の中が丸見えなのよ?当てられるとでも思ってるわけ?」

 

「なっ!?」

 

エリナの背中にショートブレードがまさにクリーンヒットしようとしていたその矢先。

不意に手元のショートブレードに帯電させていた紫電がバチッと弾ける。

 

いきなりの出来事に意識を傾けてしまったのが間違いだった。

 

エリナの手元で浮遊する魔導書が開かれており、今度は目の前に黄色い魔法陣が浮かんでいたことに気づくのが少しだけ、遅れた。

 

「『雷術式 神威』!!!」

 

「やっ………………きゃああぁぁぁぁぁあっ!!!!!!」

 

しかも遅れただけだったのであればそのまま回避に全てを回していれば回避は出来たかもしれない。それでもその雷霆をゼロ距離で直撃したのはあの後すぐに意識を回避ではなくエリナの方に咄嗟に戻してしまったため、今度は回避が間に合わなくなったのだ。

 

私のとは違う金色の雷が刹那と言う一瞬の時間で私の体内を走り抜けて行く。

 

「(……っ…………ま、まずい!体、が……麻痺して…………)」

 

「まぁ直撃なら痺れるくらいはするわよね。じゃあ、」

 

身体中が麻痺していうことを聞かない。

 

「(…………か、回避を)」

 

「そんな隙、与えるわけないでしょ?まずはここらで一撃、大ダメージでも与えておきますか。『風術式 破嵐』!!!」

 

セリフは耳に入っては来るものの処理が行われることはなく、動けない私に向かって風の塊がぶち当たってくる。

 

……い、意識が飛びそう。

 

そのせいで再び後方へ大きく吹き飛ばされた。

 

「(…………今の風で麻痺が解けた!これなら!)」

 

吹き飛ばされながら麻痺が解けたことを確認してその場でなんとか体勢を立て直し、エリナの方を向き直るが、既に彼女の姿はそこにはいない。

 

代わりに私の真上から声が降ってきた。

 

先程と似たような金色の魔法陣を私の方へ向けながら……。

 

()()()()、なに?」

 

「なっ!!?」

 

「隙は与えないって言ったでしょ?『金術式 針雨』!!」

 

魔法陣の中心に出現した金色の球体が弾け、何かが雨のように降り注いでくる。

しかも範囲が結構広い。

なにか…………いや、ガードはまずい!

 

その直感に頼って咄嗟に簡易結界を編もうとして、止めた。

 

もうなにを考えるわけでもなくすぐさまその場から離脱する為に空を蹴った。

それでも雨の効果範囲からは抜け出せず、雨の間をどうにか縫いながらギリギリの低空飛行で効果範囲から抜けだすことを最優先に………………(バシッ)…………っ!?

 

しかし、1発…………たった1発左足の太ももに被弾した。

 

おかげで一瞬だけ速度が落ちる。

 

その隙を見逃してもらえるほど生易しい相手ではなかった。

 

「捕まえた♪"収束"!!」

 

その一言で今まで広範囲に降り注いでいた金色の針の雨が速度の落ちて瞬間的な回避行動の取れなくなった私に向かってピンポイントに収束した。

 

「なっ…………っ!うあああぁぁぁっ!!!!!」

 

咄嗟に両腕をクロスして顔の部分だけはなんとか守るが、他の部分までは守れない。

クロスさせた両腕、胸、脇腹、両足の太ももからふくらはぎ。

無慈悲にも針は勢いを止めることなく無数に降り注いでくる。

 

このまま続いたら、確実に…………。

 

 

 

 

そう諦めかけたそんな時だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒュン。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カカカカカカカカカカカカン!

 

 

 

 

 

 

「何?」

 

「っはぁ……はぁ……え?」

 

突如現れた…………というか飛んできた()()()によって私に降り注いでいた針の雨が全て弾き返された。

同時に雨も上がる。

 

ヒュン………………ガキン。

 

その()()()はその場で再び一回転すると、勢いよく地面に突き刺さった。

 

私はそれに………………その武器に見覚えが。

 

 

 

 

「はぁ、今いい所なのに。水を差す気?」

 

エリナが溜息をつきながら視線を私から斜め上の方向へ向ける。

その先には見知った紫色の悪魔の姿があった。

 

 

 

 

 

「ベルトーレ!」

 

 

 

 

 

ベルトーレ・アプリコット。

つい先日、この空間内で私をボコボコにした張本人が再びこの場所に現れた。

 

「あんた、何しに来たのよ。」

 

「まぁまぁ、釣れないこと言うなよ〜エリナ。」

 

「この子は私の獲物なんだけど?」

 

「いやぁ、そこの主天使クンにこんな所で消滅されちゃ寝覚めが悪いからさ〜。ちょっとだけお手伝いを、ね。まぁ、使えるか使えないかは君次第なんだけど。そもそも、エリナはユーちゃんからなんて言われたのさ。」

 

「"消滅させる気でやりなさい"って。」

 

「うわぁ、ユーちゃんも結構エグいことするのね。でも、まぁ、意味は理解できたよ。さて、本題だ。主天使クン。」

 

いきなり話を振られるが正直答えようにも身体中から発せられる悲鳴の方が大きくてまともに言葉を繋げられない。

 

「な………によ。手伝って…………くれ、る、の?」

 

「あぁ、手伝うとも。でも、()()って意味じゃないから勘違いはしないよ〜に。」

 

「は?」

 

「なぜなら、ベルさんはあくまで傍観者、部外者なのだよ。むやみに首は突っ込めないのさ。でも、悪魔のベルさんでも可哀想だな〜なんて感情だってあるわけなので、せめてもの情けってことで()()、貸してあげる。」

 

「ソ……レ?」

 

ベルトーレの指さすその先。

私の目の前に突き刺さった私の背丈ほどもありそうな巨大なデスサイズ。

これを……私に?

 

「訳分からないわ。」

 

私の言葉を代弁するかのようにエリナが呆れて息を吐いた。

 

「全く、ボコボコにしたと思ったら今度は助ける、結局あんたはどっちの味方なの?」

 

それに対してベルトーレは片方の口角だけ器用に上げて見せる。

 

「さぁ、君のご想像におまかせするよ♪」

 

「あいっ変わらず、何考えてるんだか。」

 

同時にベルトーレの体がぐにゃりとゆがんだ。

 

「ちょ、ちょっと…………まちな、さい!私、大鎌なんて……使ったこと……。」

 

「それじゃ、期限は1時間。延滞料金は発生するからそのつもりでよろしくね〜っと。では、さらば〜。」

 

「ま、待ちなさい……ってば!」

 

私の制止も虚しくベルトーレの体は完全にこの空間内から姿を消した。

 

「……。さて、どうするの?()()、使って私ともう少しやる?それとも降参する?どっち?」

 

「…………。」

 

正直頭の整理はまったくつかない状態だ。

しかし、悪魔相手に降参するほど私のプライドだって腐ってはいない。

 

私に出来ることは全てやらなければ踏ん切りだってつかないってものだ。

 

現在能力を凍結(封印)されている身だ。

自分の持つ武器で歯が立たないなら、他人の武器も宛にするしか私には既に選択肢なんてありはしない。

もとより「使ったことないから出来ない」なんて言っている場合じゃないんだ。

 

そう気持ちの整理をつけ、目の前の大鎌に視線を向ける。

 

紫色の宝石を守るように巻きついた深い緑色の触手。その隙間から伸びる刃は内側に向けて大きくカーブを描いており、漆黒の腹に浮かび上がる怪しげな模様に映えるシルバーの乱れ刃。

 

そのグリップ部分にゆっくりと手を触れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その瞬間。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

頭の中に突然莫大な量の情報が流れ込んでくる。

 

大鎌なんか使ったことない………………使ったことない、そう思っていたけど……………………分かる。

 

この鎌の使い方。

 

私は全身に走る痛覚を霊力で一時的に緩和し、握った大鎌を勢いよく引き抜いた。

 

「なるほど、それがあなたの答えね。ま、何しようが関係ないけど。」

 

そういうエリナに向けて私は大鎌を軽くヒュンヒュンと踊らせてからその先端を真っ直ぐに向けた。

 

「悪いけど、簡単に終わる気は無いから。」

 

「その自信はどこから来るのかしらね。」

 

「どこから?…………さぁね。私にも分からないわ。」

 

「面白い答えじゃない。さて、それじゃあそろそろフィナーレにしてあげようかしら!!!」

 

「言われなくても!疾れ!『雷光』!!」

 

その言葉と同時に私は両足に紫電を纏って一気に加速する。

 

今まではこれで背後を取っていたが、今度は大鎌を腰のところで構えて真正面に踏み込む。

 

「何をしようが私には………………えっ!?」

 

それを迎撃しようとしたエリナの表情が一瞬だけ驚愕した。

しかしそれもすぐに戻して大鎌を握り直した私とエリナの間に魔法壁が展開される。

そんなことは気にせず私は速度を殺さないままその魔法壁に向かって大鎌を上段から思い切り叩きつけた。

 

「はあああぁぁぁっ!!!」

 

周囲に向けて激しい衝撃波と共に雷も撒き散らされる。

 

でも、手応えが最初と全く違った。

 

 

 

 

()()()()()

 

 

 

 

これなら行ける。

 

続け様に頭上で軽く一回転させた鎌を今度は斜めに斬り下し、今度は左斜め下からの回転斬り。

 

自分でも驚く程の鎌捌きでさながら舞い踊るように次々と連撃を加えていく。

 

1撃……2撃目で魔力壁にヒビが入り……3撃目にして壁は崩れ去った。

 

「しまっ…………。」

 

そのせいで無防備となったエリナの左脇腹に回し蹴りを叩き込み、吹き飛ばす。

 

「うっく…………また…………。」

 

「はぁ……はぁ……よし、当たる!」

 

追撃は大鎌に紫電を通して………………は流石に弾かれた。

考えてみれば今持っているのは()()()使用する武器。

もとより自分の霊力とは相対する魔力に精通している武器だ。

 

「だったら……。」

 

大鎌を握る右手に力を込める。

それから右腕全体に宿る霊力を一時的にレプリカ魔力へ強制変換させた。

 

少々右腕に負担はかかるが武器に力を付与することが出来るようになるはず。

 

予想通り右腕全体から黒いオーラを放ちながら大鎌内部に魔力(レプリカ)を帯電させ、そのまま一気にエリナへ突進していく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─────

※エリア干渉外空間

 

 

「へぇ、なるほどなるほど。自分の霊力を魔力に強制変換して武器内部に流し込む、か。いやはやたしかによく考えた、けどね。ちょこ〜っと使い方が違うかな〜うん♪という事はまだまだってことか。クククク♪」

 

紫色の悪魔は人知れずそんなことを呟く。

 

その瞳の先には、右目に紫色をゆらめかせた天使の少女の姿が写っていた。

 

─────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

吹き飛ばされたエリナが瞬時に体勢を立て直す。

 

「ちょ………………調子に乗るなぁ!!」

 

同時に鬼のような形相で魔導書を開きまるで強風でも吹いたかのように勢いよくページが捲られていく。

その勢いに耐えられなかったページが次々と魔導書から切り離されて宙を舞う。

 

「あぁ、もうやめだ。この一撃で完全に沈めてやるわ!!」

 

「なっ……く……。」

 

思わずその場で急停止せざるを得なくなる。

 

刹那、エリナの周囲を漂う無数のページが突如眩い閃光を撒き散らした。

赤、青、紫、黄の魔法陣が多重展開され、目の前の空間一帯を埋めつくした。

 

その一つ一つに魔力スフィアが生成されており、おそらくその照準の先にいるのは………………間違いなく私。

しかも、あまりにも光量が強すぎて目すらまともに開けていられない。

 

「褒めてあげるよドミノ。私にここまでさせるなんて。あなたが消えても私が代々語り継いで言ってあげるから安心して消滅し(いき)なさい!!」

 

「なんて魔力量…………。」

 

「魔力解放!!」

 

魔力の解放宣言と同時にその『なんて魔力量』からさらに魔力が脈打つようにふくれあがる。

 

「これでトドメ!!神罰たる破局の咆哮、しかとその身に味わうがいい!!!!!!」

 

 

既に四方八方へ無数に展開された魔法陣の一つ一つにそれぞれの光が収束していく。

 

 

さすがに今のこの体でこれをまともに受けたらそれこそ本当に消滅しかねない。

本来であれば能力を使って相殺すれば済む話なのだが、今はそれができない状況、私自身の力と………………この大鎌に頼るしか今の私には出来ないんだ。

しかし、私個人の技量なんてものは私自身が1番よく分かっているつもりだ。

こんな規模の魔力に今の私では対抗出来ないことくらい分かってる。

 

そうなるといよいよ頼るのは大鎌だけになってくるか。

 

でも、いくら『使い方』がわかった状況とはいえこの規模をどうにか出来るかと言えば……………………いや、考えている場合じゃない。

次の一撃で勝負が決まるんだ。

迷ってる場合じゃない!

魔力が薄い所は……薄い所は…………あった!

そこに思い切り叩き込むしかない!

 

 

私は大鎌を持つ右手に力を入れ直し、その場を思い切り蹴った。

 

目標は………………魔術発動者(エリナ)

 

彼女の付近だけが周りに比べると僅かに魔力量が薄くなっている。

 

 

 

 

 

「あはははは!自分から飛び込んできてくれるなんて、ついに諦めたのかしら?その潔さには脱帽するわ!」

 

「ふふ、帽子なんて被ってないくせに何言ってるんだか。それに私はまだ負けるつもりなんてサラサラない。」

 

「まだ強がりを言える気力もあるのね。まぁ、それもいつまで持つのかしら。」

 

「最後まで持たせてあげるわよ。一応これでも昔は死線を何度もくぐってきた方なの。だから、私の強がりは気持ちで負けないようにするための精一杯の虚勢なのよ!!そこだけは誰にも譲らない!!」

 

「じゃあ、その虚勢と一緒に沈んでいきなさい!!……………………『スーパーノヴァ』!!!!!!」

 

刹那。

耳を劈くような轟音と共に無数の魔法陣が弾け、その全てから1本でも相当の威力を持っているだろうレーザーがこの周囲一帯ごと消し尽くさんとばかりに無数に発射された。

 

視界がチカチカする。

 

失敗したら………………そんなこと考える必要なんてない。

 

やるしかないんだ!!

全身の霊力を高めるのと共に右腕のレプリカ魔力の変換量も増やす。

 

 

 

 

 

 

 

 

私はキッと口を強く結び、大鎌を持つ手に力を込めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

直後、不思議な感覚が身体中を駆け抜けた。

 

 

 

 

 

「これ…………は。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

右腕の部分の変換していたレプリカ魔力が全身に行き渡る感覚がする。

心做しか体の右側がやけに軽く感じた。

視界は………………これだけの光量だ、チカチカして霞んでくるのは当たり前か。

 

それに…………こんな感覚、初めてだった。

 

 

 

 

 

 

光が私を避けていく感覚。

 

 

 

 

 

 

 

大きく鎌を薙ぎ払うように振るうモーションの後、上空に大きく跳躍してレーザーの軌道上から脱する。

 

 

 

 

 

 

「嘘っ!?私の…………スーパーノヴァを掻い潜った!?」

 

驚愕するエリナ。

たしかにいつもの私ならばそのまま飲み込まれていたかもしれない。

でも今は違う。

原理こそ不明だが私の中になにかがある。

そして、なぜか分からないが使い方もわかる。

 

私は1度くるんと大鎌を回転させてから大きく振り上げた。

 

「天地滅消!!」

 

宣言と同時に大鎌が禍々しい紫色のオーラを撒き散らし、エネルギー粒子で刃が構成され、元の数倍ほどの大きさを誇る巨大な鎌へと昇華する。

 

「ふふ、いいわ!受けて立とうじゃない!!心なんか読めなくったってあなたごときに負ける私じゃない!!」

 

思い切り右腕を横に振り抜いたエリナが激昴しながら魔導書を掲げる。

 

魔導書は真紅のオーラと共にバラバラと勢いよくページが進んで行き、不意にピタリと止まって巨大な紅い魔法陣が展開された。

 

「地獄の業火よあの天使を焼き払え!!!『炎術式 獄炎』!!!!」

 

「…………。」

 

エリナの叫びに乗じて魔法陣が爆発し、灼熱の炎が噴き出した。

 

それが直撃するその瞬間。

 

 

 

 

荒れ狂う業火が霧の如く霧散する。

 

 

 

 

「なっ!?」

 

 

 

 

「終わりよ!!」

 

 

 

重力も味方につけ、振り上げた巨大な大鎌を斜めに振り抜いた。

 

 

 

 

 

「『堕天(エンゼルフォール)』!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

「うあああぁぁぁ!!!!!!」

 

紫蝕の刃がエリナの左肩から右腰辺りにかけて真っ赤なラインを刻み込む。

飛び散った飛沫が真っ白な空間に真紅の斑を描き上げるのと同時にエリナの体がグラリと揺れる。

 

「ぁ……………………………………んガァッ!!!!!

 

しかし、エリナは歯を噛み締めながら思い切り足で踏み込んで力強く踏みとどまった。

 

「はぁ……はぁ……嘘でしょ?これ以上無理よ…………体が、限界なのに。」

 

流石に体の痛覚だって抑えておくのにも限界ってものがある。

正直これ以上動く事だって………………。

 

そんな事を考えながら吐きたてホヤホヤの血を振り払いながら、着地の時に手放してしまった大鎌に手をかける。

 

「…………………………。(…………右目の色が変わった、いや、()()()、か。なるほど。ベルが言っていたことはこういう事ね。納得。)」

 

そんな私を嘲笑うかのようにエリナはゆっくりと振り返った。

 

左肩から右腰にかけて走る紅いラインに加え、流血の起きた口元を軽く上げながら再びエリナの体がグラつく。

 

しかし、今度はそのまま力無く、そして静かにうつ伏せの状態で倒れた。

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ…………はぁ…………はぁ……はぁ〜〜、ふぅ…………。」

 

 

 

 

 

 

私はその様子を見て、一気に襲ってきた痛覚と疲労感に耐えながら乱れた呼吸を整えると、最後に1度大きく深呼吸をしてから一言、呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私の…………勝ち。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その言葉を最後に、ついに体力の尽きた私もそのまま前のめりに倒れ、意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

決着

 

 

ドミノ・ヴェイルパース VS エリナ・ダンタリオン

 

 

 

 

 

 

 

勝者

 

ドミノ・ヴェイルパース




さて、3戦目ですね。


今回もこのキャラを使ってどうやったらドミノちゃん追い詰められるかな〜なんて考えていたらこんな長くなってしまいましたはい←(笑)

個人的には結構能力の隙とか今後の伏線とかをばら蒔いた回だったかな〜なんて思った1戦ですね←





さて、感想とかですけどもちろん感想欄に書いてもらっても構わないですが、良かったら下のURLの所にも書いておいて貰えると嬉しいかな、私♪

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