セクシーコマンドーはありふれているのだろうか   作:桐原

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 セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさんが面白かった。
 文章のクオリティにはあまり期待しないでください。
 それと小説投稿に慣れていないのでミスが見られると思います。









次世代のセクシーコマンドー
第一話


 この出会いを俺は忘れない

 死ぬ間際でさえ、何かに熱く成れない自分が悲しかった、悔しかった。

 もしも来世があるなら、心から熱く成れるものに出会って、それに打ち込みたい。

 ああ、もう目の前が霞んで………………

 

 

 

 

 

 

 

 それが前世の最後の記憶、来世というもの実在したが未だに心から熱く成れるものとは出会えていない、まあ、まだ小学生にもなっていないけど。

 そんなことを思いながら、見慣れた町を散歩するがやはり何か心を揺らすようなものは無い、いつも通りの代わり映えのしない風景があるだけで、せいぜい昨日は曇りだったが今日は晴れといった違いくらいか。

 

 (もう、帰ろうかな)

 

 そう思い始めた時、偶然風に乗って声が聞こえてきた。

 

 『おいおい、何ぶつかってんだよ、オッサン』

 『いやーすまない、ちょっと浮かれていてね』

 『浮かれていてじゃないんだよ!どう落とし前つけてくれんだよ、ああッ!?』

 

 どうやら誰か不良に絡まれているらしい、普通ならこの場から離れて見て見ぬふり(この場合は聞いて聞かないふりだろうか)をするのだが、何故かこの時は見に行くべきだと思った。

 結果的にこれは正解で、前世から求めていた『心から熱く成れるもの』との出会いであったのだ。

 そこには肩に不思議な物体を付けている前髪が妙に長い変な大人といかにも不良と分かるガタイの良い高校生の二人組がいて、

 

 『ハァァァァァ』

 

 と、独特な手の動きでチャックを下ろす変な大人(以下、変人)。

 慄く、不良たち。

 そして、おろされるズボンとあらわになるトランクス。

 

 『フフフ、怖気づいたのかい?』

 

 何故か不敵に笑う変人はどこか自信満々だ、確かに目の前でチャックを下げてズボンを下して何故か自信満々に笑う人がいたら怖気付くだろう。

 え?何、そうして不良を追い払うの?

 

 『そんな訳あるか!くたばれッ!』

 

 ところが不良は逃げるどころか激昂して変人に襲い掛かる。

 が、華麗なジャンプでひらりと躱す。

 

 『ほおッ——————!!』

 

 そして、何かを高めるような事をして………………くねくねとした動きで不良たちに接近していく。

 

 『『はぁ——?!』』

 

 これには不良もビックリしていた。

 いや、俺も啞然としていたよ。

 変人はその隙を見逃さず

 

 『今だ!必殺、Love…me…dooo!!!』

 

 そう叫ぶと一撃で不良たちを倒した。

 その時、自分の中の何かがカチッと嵌ったような感じがした、それは俺が前世から求めていたものだと確信する。

 気づいた時には、俺は変人に駆け寄っていた。

 

 『おじさん、さっきのはいったい何ですか?!』

 

 恐らく今世で初めてであろう大声をだして目の前の変人に尋ねた。

 変人は俺の大声に少し驚きながらも教えてくれた。

 

 『あれはセクシーコマンドーさ』

 『セクシーコマンドー?あれ、どこかで聞いたことがあるような?』

 

 ホントどこかで聞いたことがあるんだけど、どこだっけ?

 頭をかしげていると変人は、

 

 『セクシーコマンドーに興味はあるかい?』

 

 と訊いてきた。

 その問いに間を入れずに、

 

 『是非、お願いします』

 

 と答えて、頭を下げていた。

 普通ならあり得ない、だが理屈では無い何かが「セクシーコマンドー」を学ぶべきだと叫んだ。

 

 『よし、今日から君は僕の弟子だ。僕の名前は花中島マサル、君の名前は?』

 『俺…いえ、僕の名前は天空城カナタです。よろしくお願いします、師匠』

 

 これが僕の源流(オリジン)であり、師匠との出会いであったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 時は流れ、十数年後。

 

 

 

 

 □南雲ハジメ

 

 月曜日、それは平日の始まりである。

 今日からまた憂鬱な日々が始まるのか、そう思いながら登校して早く家に帰りたいと同時に思った。

 いつものように不良(檜山)たちに絡まれて、クラスのマドンナの白崎さんに挨拶されて、クラスカーストの上位陣(天之河グループ)に絡まれていたが、今日は何故かいつもよりも早く担任の先生が来たのだ。

 

 (そういえば、転校生が来るって聞いたことあるような)

 

 生憎、学校に来ても寝てばかりの自分には詳しいことは分からない、せいぜいこれ以上面倒なことにならなければいいなあ、と願うくらいである。

 先生が「入って来ていいよ」と言う声で扉が開かれた。

 

 (ん?先生の声が若干震えていたような………………?!)

 

 その疑問は直ぐに解消され、今までの眠気が一気に覚める。

 

 『えっ?』

 

 クラスメイトの誰だったかもしれないし、もしかしたら自分だったかもしれない、それ程までにインパクトが強すぎたからだ。

 身長は170㎝後半、元の学校が学ランだったのか学ラン姿の標準体型の男子。

 これだけだと普通に思えるが、肩に付いている一瞬学ランの付属品かな?と思うなんか不思議な物体に、妙にカッコイイヒゲをつけていて、極めつけはアホ毛と思わしきものがレーダー探知機のようにくるくると回っていた。

 

 (((えっ?何これ)))

 

 今間違いなく全員がこの転校生についてこう思っているだろう。

 いつもなら、ここで不良たちがバカにするようなことを言うのだが、この転校生が放つ妙な威圧感で何も言えない。

 

 「えーと、自己紹介をお願いします」

 「はい」

 

 転校生は担任の先生の未だに震えて声に促されて白いチョークを持ち、黒板に字を書き始め、そこには『天空城カナタ』と名前と、わかめ高校という元いた高校と思われる名前があった。

 ………………わかめ高校?!

 

 (えっ?!ギャグとかじゃなくて本気で書いているの?書き間違いとかではなくて?いや、何をどう間違えたら、わかめ高校が出てくる?えっ?本当にそんなふざけた名前の高校があるのか?!)

 

 今自分はスゴイ表情をしていると思う、チラッと周りを見渡したが誰もが困惑した表情を浮かべていて、あっ、やっぱりこれが正しい反応だよねと安心した。

 気のせいか、八重さんが一番複雑な顔をしていたので何か知っているのかもしれない。

 すると、転校生はスッとこちらを向いて、

 

 「わかめ高校から転校してきました、天空城カナタです。これからよろしくお願いします」

 

 と挨拶してきた。

 思いの外普通の挨拶で、安心したがどうしてもヒゲが気になってしょうがない。

 そして、わかめ高校って実在する高校なのかということも。

 だが、ここで終わらなかった。

 

 「セクシーコマンドー部、通称ヒゲ部で活動していました。この学校でセクシーコマンドー部を設立しようと思いますので部員募集中です」

 

 (((………………………………)))

 

 頭の中が真っ白になる。

 セクシーコマンドー?通称がヒゲ?部活っていたよね、少なくても何かしらの活動ということだから………………今なんて言った?

 

 (((部をつくるとか言ってなかったか?!)))

 

 「そ、それじゃあ席は………」

 

 その瞬間、誰もが思った、頼むから隣に来るなと念じた。

 部活のことをすっかり忘れ去ってしまうほど強く。

 

 「…………南雲の隣で」

 

 (噓でしょ?!)

 

 バッと先生に視線をやるが、先生は目を伏せて、諦めろといった感じに首を横に振ったのを見て絶望した、お願いだからこれ以上のプレッシャーはいらないよ。

 自分でも語彙がおかしくなっているのを感じながら、隣に座った転校生の天空城くんが、

 

 「これからよろしく!」

 

 笑顔を輝かせて、やあ、というように手を挙げて挨拶してきた。

 寝不足だからだろうか、天空城くんのアホ毛もよろしく!といった形をとっているように見えたが幻覚だろう、うん、そうに違いない。

 

 「あ、うん。よろしくね」

 

 この時僕は笑顔で返事ができただろうか、いつもではあり得ないほどの周りの同情した視線が印象に残った。

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 

 一時間目 英語

 

 渾身の挨拶をクラスメイト達にした(と本人は思っている)カナタは英語の授業に取り組んでいた、間接疑問文で英文をつくり、ペア同士で発表し合うといったものである。

 

 「えっと、これなんて訳すのかな」

 「ああ、これは………………」

 

 ホームルームでの自己紹介が強烈すぎて授業でも何かやらかすのではないかと周り、特に席が隣であるハジメは心配していたが普通、いや、優秀だった。

 

 「………………つまりはこのように句を分けると…」

 「ああ、うん、なるほど」

 

 授業中よく寝ているハジメは勉強があまり得意ではなかったが、とても理解しやすかった。

 そう、かなり。

 

 (すごい分かりやすい、もしかしてホームルームでの事は僕が寝ぼけて………………いや無いな)

 

 一瞬夢オチだったのか、と期待したがヒゲとまるで生きているように動いているアホ毛を再び見て、これは現実だと再認識する。

 

 その後、昼休みになるまで似たようなことが続き、午前中の授業ではハジメは眠気を全く覚えず真面目に取り組んで、先生たちを軽く驚かせたが隣のカナタの姿を見て納得と同情の視線を貰った。

 ハジメは同情の視線はいいからせめてヒゲ(見ている内に付けヒゲだとなんとなく分かった)を外すように言ってくれと心底思うが当然ながら先生方には伝わらず、最早クラスにおいて、カナタ担当はハジメと雰囲気で決定されたのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 趣味なので続きは書くかは未定

ヒロインは?

  • 八重樫 雫
  • 園部 優花
  • オリジナルヒロイン
  • 別にいらない
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