趣味で書いている部分が多いのでこんな感じで不定期更新になります。
カナタ達は、聖教教会本山がある【神山】から麓の【ハイリヒ王国】に移動中である。
えっ?さっさと帰還したんじゃないの?………………それには訳がありまして。
ちょっとその場合に移りたいと思います。
「「「一週間?!」」」
「うん、ここにいる全員を帰還させたり、あとは伊吹さん達を呼んだりするためのエネルギーチャージに最短で一週間が必要かな。トータスの問題は伊吹さん達に解決してもらおう。この手の問題は普通専門家や大人がすることだし」
「まあ、普通そうよね。カナタの言う伊吹さん達は知らないけど、私たち学生が数十名よりも自衛隊の方が明らかに強いもの」
「ルイルイが言った自衛隊の他にも僕のセクシーコマンドーの師匠である花中島マサル師匠もお呼びする予定だから安心していいよ」
(((さ、最後の人はとても不安だ)))
「知り合いの宇宙人みたいな科学者の人達にチャームポイント予備の座標データを渡せばすぐにでも地球とトータスを繋ぐことが可能だからかなり早めに元の日常に戻れるね」
「一週間かぁ………………その分の授業どうなるのかな」
「絶対休みが削られて補講がはいるでしょ」
「この時期はお店の厨房が忙しく人手不足なのに」
みなざわざわと喋っているが、最初と違いその内容は日常に戻った時のことを想像したもので、笑顔で話していた。
いつもなら、「みんな静かにしてください!」と可愛らしく注意する畑山先生でさえも、ほっとしていている。
しかし、トータスで一週間どうしようか、というようになったが元々予定していたようにハイリヒ王国で受け入れるという運びになった。
そんな感じで、ファンタジーなパワーで移動中であったが、ふとある生徒がカナタに話してかける。
「おい、部長さっきのもそうだが、そのチャームポイント予備って一体なんだ?」
「急にどうしたユッキー」
「せめて清水って呼べ………………」
なっくんがそっと肩を叩いて慰めるまでがワンセット。
「ま、まあ、清水くんの言う通りカナタくんが肩に付けている謎の「チャームポイント予備」…チャームポイント予備はかなりの機能が付いて他にどんな機能があるか気になるなぁ」
「俺はその物体の正体が最初から気になっていたからな、いい機会だから全部してくれるよな部長」
「ふむ、まあ、別にいいか、大したことでもないからね」
カナタは、セクシーコマンドー部と叫ぶとカナタの周りには部長であるカナタを除き五名の生徒が集合する。
元々チャームポイント予備が気になっていたのか聞き耳を立てていたらしく、特に説明することも無く、カナタはチャームポイント予備について話始めた。
「このチャームポイント予備は元々僕のセクシーコマンドーの師、さっき話にも出したと思う花中島マサル師匠の持ち物だったんだ」
「まさか、その師匠も………………」
「勘がいいね、マイケル。師匠もチャームポイントを付けているよ、最もチャームポイント予備のように多種多様な機能は付いていないけど」
「つまり、いくつかは何かしらの機能が付いていると?」
「サッキーの言うのとはちょっと違うかな、せいぜい、非常に重い、付けると髪が伸びるとかぐらいだよ」
「せいぜいとは一体?」
「元々、予備ということで師匠からのプレゼントされた時点ではチャームポイントと同じものだったけどね。今みたいな感じになった切っ掛けは小学生二年生のときに師匠たちと行ったアメリカ旅行で起こった事件。思えばその事件でアメリカのマイケルと知り合いになったんだっけ」
「今更だけど何で俺はマイケルって呼ばれているんだ?」
「マイケルのニンジャを思わせるような華麗な隠密格闘技で敵を倒した話とか色々あって長くなりそうだから事件の詳細は省くけど、チャームポイント予備が一度敵の魔術師手に渡ってしまい改造が施されてしまったんだ」
「超気になる、マイケルって何者?もしかして暗殺者?もしかしなくても俺の渾名って、それが由来?」
「今更だけど部長の人脈がスゴイ」
「私的には魔術師というワードが出てきたのに驚かない自分にビックリしたわ」
「えっと、南雲くんはどう思うかな」
「僕は、魔術師が何に興味を示したのかが知りたいなぁ」
「ああ、何でも『これは魔術的、科学的にも………………』って感じなことを言っていたよ。恥ずかしながらそこで気絶してしまってね」
(((魔術師でさえも興味を引く謎の物体、本当になんだチャームポイント予備)))
いつの間にか全員が耳を傾けてカナタのチャームポイント予備の経歴?を聴いていた。
さて、続きを話そうとカナタが口を開きかけたが閉じて、
「どうやらもう着くようだ」
そう言われて意識を外に向けるとカナタの言う通りもう着く寸前であった、思いの外チャームポイント予備のことについて聞き入ってしまったこと、移動速度が速かったこともあって、あっという間に目的地に到着した。
また今度に話そう、と話はお預けとなったのだ。
◇
翌日
身分証明書代わりにステータスプレートを貰うことになり、早速集まった生徒達に十二センチ×七センチ位の銀色のプレートが配られた。
そして、騎士団長メルド・ロギンスが直々に説明を行った、理由として対外的にも対内的にもすぐに帰還するとは言え〝勇者様一行〟を半端な者に預けるわけにはいかないということと、次にやって来る来訪者に対してのアピール、この世界来て得た力を確認するためには半端な力量では双方の安全性が損なわれるなどがあったからだ。
スマートフォンよりやや小さい感じのプレートを見て、生徒達はちょっと物足りなそう、もしくは意外そうな顔をしていたが、お察しの通り大体カナタの所為で感覚が麻痺していたからである。
不思議な物体=可笑しな物という等式が成り立っている彼らにとって、普通の不思議な物は未知のもので、人によっては、もしかしたら副作用が……、爆発が……、などと警戒していた。
そんな様子を見たメルドは、一体どんな生活をしていたらそんな反応を………………と控えに言って引いていたが気を引き締めて大声で言う。
「大丈夫!何百年も使われてなんの異常も確認されていないから安心してくれ!」
そう言われて使用を躊躇っていた生徒達(特にカナタを除くセクシーコマンドー部の部員)はステータスプレートを起動させる。
なんとなく不安を感じながらも、なっくんは恐る恐るステータスプレートの表示を見た。
すると………………
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南雲ハジメ 17歳 男 レベル:1
天職:錬成師(+セクシーコマンドー)
筋力:30
体力:30
耐性:60
敏捷:30
魔力:10
魔耐:10
技能:錬成・言語理解・ヒゲ(四級)・セクシーコマンドー
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(………………いや、絶対これは違うだろ)
思わず別人格になってしまうほど、なっくんは驚いていた。
が、すぐさま冷静になって周りを見渡して、同じような反応をしていた生徒達を確認する。
そして、バッ!と手を挙げて
「集合!」
と合図を出す。
ササッとなっくんを除いて四人の生徒、いいや四人のセクシーコマンドー部の部員(マネージャーを含む)が即座に集まった。
紹介しよう!
セクシーコマンドー部部員第一号にして副部長の南雲ハジメのことなっくん、基本ツッコミだ。
部員第二号!清水幸利、渾名はユッキー、カナタの熱意(しつこい勧誘)に負けて入部。
部員第三号!遠藤浩介、渾名は日本版マイケル(だけど長いから普段はマイケル)、セクシーコマンドーを始めれば、影が薄くて無視されることは無くなるよ、と言われたのが切っ掛けだ。
セクシーコマンドー部のマネージャー、白崎香織のサッキー、動機は思い人と部活できるから。
同じくマネージャーの八重樫雫のルイルイ、実はセクシーコマンドーとカナタに因縁があるらしい、動機はサッキーが心配なので。
そして、部長にご存知である天空城カナタ、元の世界に一年生が一人の計七名がセクシーコマンドー部に所属しているのだ。
副部長のなっくんがおもむろに口を開き、他の四人に話しかける。
「言いたいことは分かるよね」
「ああ、ステータスプレートのことだよな」
「やっぱり南雲や清水もそうだったか。マネージャー組は?」
「えっと、私はその、技能にヒゲ(初段)があったの」
「私も香織ほどでは無いけど技能にヒゲがあったわ、ちなみに三級」
「ん?マネージャー組はヒゲだけか?」
「そうだけど、男子はそれ以外に何かあったの?もしかして技能にヒゲだけじゃなくてセクシーコマンドーもあったりして」
「「「………………」」」
「えっと、まさか本当に」
目線を合わせない男子部員達を見てルイルイは察した、あっ、これはマジの奴だ、と。
しばらくして、そっと五人は互いの
「男子は筋力、体力、耐性が高いな。………………後は天職の後ろに(+セクシーコマンドー)、技能にヒゲ(□級or□段)とセクシーコマンドー。訳が分からん、南雲や清水はこういう事には詳しいだろ」
「何とも言えないかな、少なくても天職の後ろはサブ職業でないと思うけど」
「ああ、確かに。まあ、筋力、体力、耐性が高いのは何気に部活で鍛えられているからだろ。マネージャー組も耐性が高かったから、いつもの部長のアレとかで耐性がついたんだろ」
「「「確かに」」」
「そう言えば天空城くんが持って来た少女漫画にヒゲがよくでてきたような」
「作者は…モエモエだったかしら。………………そういえば転校して来た時に言っていたわかめ高校の卒業生だったような」
「あーうん、そういえばカナタくんはどうしたんだろう」
なっくんは話題を逸らした。
そこを突っ込まれると、ただでさえ不味い評判が今以上に悪化する思ったからだ。
だが、なっくんは知らない、そんなものカナタが転生して来た昼休みの時点で言い訳できないレベルになっていることに。
しかし、話題を逸らした本人であるなっくんもおかしいことに気付く、いつもなら騒がしいあの天空城カナタが真剣に自身のものと思われるステータスプレートをジッと見つめて動いていなかったのだ。
一体どうしたというのだろうか?
余談
晩餐会後のこと
話題は殿下がサッキーに振られた件について
「なっくん、あれは悲しい事件だったね」
「振られた理由がヒゲに理解がないとか悲しすぎる」
「ここはヒゲについて学べる環境ではなく、それが不幸なことに敗因に繋がった」
「………………(単に好きな人がいるからだと諦めなさそうだったからヒゲに理解がないからって断っただけなんだけど)」
「………………(カナタくん、白崎さんが本気で言っていたと思っているようだけど、たぶん違うでしょ………………違うよね?本当にヒゲに嵌った訳ではないよね?)」
カナタのステータスプレートは次回に持ち越しです。
次回予告
予想通りで予想外なカナタのステータス、そして遂に天空城カナタのセクシーコマンドーが繰り出される!
騎士団長vs天空城カナタ
~刮目せよ!これが次世代のセクシーコマンドーだ!~
勇者vs天空城カナタ
~真剣勝負?!カナタはセクシーコマンドー禁止の決闘!?~
なお、あくまでも予定なので予告は違う形となる場合もございます。
ご了承ください。
思いの外、一位と二位が競っているのでどっちも採用してみます。
ヒロインかどうかは置いておいて、話にはよく出てくる方だと思ってください。