良心的な逸般人ウェスカーの幻想入り   作:カンダム

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なんか書いてるうちに、何故お気に入り0人について考えた。そして、

一人称にしました(唐突)

8月25日 加筆や修正をしました
隣の混沌さん、お気に入りありがとうございます!

1話~三話の誤字報告 コミケンさん、ありがとうございます!


diary3 異変

 私が来て一週間。あの河城にとりと言う奴に、犬走椛のクローンを作らせた。

 T-ウィルスで肉体を強化し、知能を持たせる。それを行うには、一人では無理だったので、そこだけは私も手伝った。

 イメージ的には,イワン,をベースにした改造だ。服装もイワンをイメージ。

 

 そして私がスキンヘッドにしようとしたら「可愛くなくなったら椛が悲しむよ?」と、にとりに言われてしまったので已む無くそのまま。

 ただ、欠点がある。いや、私からしたら欠点ではなく迷惑と言えるのだが。

 第一声が可笑しいのだ。

 

「ぱ…ぱ」

 

「ッ?!」

 

「アハハハ!!パパだってさ!

 いやー、笑えるね」

 

「まま!」

 

「ヒェッ」

 

 こんなふうに、私を父親として認識し、にとりを母親として認識した。

 しかもベタついてくる。あれか?これがあいつの本心だったりするのか?

 

「だっこー」

 

「あ、ああ。

 ほら」

 

「わーい」

 

 終始真顔だからどう思っているのかが解らん。気味が悪い。解るのは私に甘えたいだとかそんな感じの行動のみ。

 なんだか子育てしている気分だ。私のために生み出したが、私が振り回されているではないか。

 

「どうしたものか」

 

「実戦投入はどうだい?」

 

「まだその段階ではないだろう。まだ知能をつけたばかり、言うなれば喋れる一歳児だ。

 知能が高くないのを実戦投入してみろ、すぐに生き絶えるだろう。それは兵器としてどうかね」

 

「欠陥だね」

 

「だろう」

 

 そう、まだだ。まだなのだ。

 実戦投入するには人間の顔や声を認識し、殺害する意思を持たせなくてはいかん。

 生きたいと思う奴が戦場に立たされたらどうなる、すぐに死ぬか、耐えきれなくなることでの自殺をする。

 

 そう言えば、他の人間に合わせた記憶がない。そろそろ人里になんとか下りて、触れあわせるか?

 いや、それでは怖がられてしまう。人間に溶け込むという一番の理想が崩れる。

 

 なら、誘拐すれば良いのでは?

 

「にとり、どうすれば安全に誘拐ができる」

 

「ぶっちゃけたねー、でも出ることは許されないよ。結構、疑ってる天狗が多いから。

 なんなら、私が取ってこよう」

 

 大丈夫なのだろうか。

 

 にとりは出ていき、私と椛のクローンの二人きりとなる。クローンはボーッとしているかと思えば、私にベタついて、顔をすり寄せる。

 

 どうしろと言うんだ。

 とりあえず頭を撫でると、嬉しいのか口が少し笑う。それに、頬が少し赤くなった。

 感情がやっと面に出たか。

 

「お前は、どうしたい」

 

「パパといっょに……ひところす」

 

「Oh…」

 

 なんということでしょう、何故か人を殺したがってるではありませんか。と思ったが少し待て。

 私とにとりが言っていた言葉を理解せずに言っている可能性がある。

 

「人を殺すとは何か解るか」

 

「殺生」

 

 やけに呂律が良くなった。

 にとりは何を最初に覚えさせたんだ。

 

 こんなことしてる私が言えることではないが、あいつにはまだ居てやってほしいものだな。

 できるだけ、こいつの側に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 先日、私の神社に依頼する人里の人間が来た。博麗の

巫女にしか頼めないだのなんだの言っていたっけか。

 なんでも、人里で行方不明者が続出していて、困り果てているらしい。

 

「はあ、動くしかないのね」

 

「そうよ?霊夢」

 

「紫……」

 

 茶をすすって考え込んでいるところで、紫がスキマから身を乗り出すようにして現れる。

 紫が動くほどの異変なのかしら?

 

「あんたも動くの?」

 

「私は動かないわよ、こんなこと久し振りに起こったんだから。

 注意しとくけど、この異変はいずれ大きくなってしまう。だから、早めに解決しなさいな」

 

「それってどういう……はあ、逃げたか」

 

 いつの間にか逃げていた。あの言いようだと、紫が引き起こしたんじゃないでしょうね。

 さ、早めに解決しないと。

 

 紫の話が本当だったら面倒だし。

 何より、私の勘が冴え始めてきた事が何よりもの証拠。さっさとかたずけて、紫を絞めないと気分がすまないわ。

 

「ほう、君が博麗の巫女か」

 

「誰っ?!」

 

 気を油断していたところに、感じたこともない異様なものが背後に立っていた。

 黒い影のような人形。

 こいつ、神格持ちかしら。変に体が重いわね。だとしたら、何のようで?

 

「何、慌てるな。少し手助けをしてやろうと思ってな、その方が舞台は整う。

 この異変はいずれ大きくなるのではない、あの大賢者は愚者で道化で半端者。故に、君に嘘をついた。

 聖杯はこの幻想郷に根を植え付けた。守る術は消え失せ、来てはならぬものが流れ着く。

 幻想は、はたして幻想なのか」

 

「だから何よ」

 

「もう話は終わりだ、行くといい」

 

 こうして、私はその異変解決に乗り出した。あの変な奴は消えるわ、あの言葉が気になるわでこんがらがる。

 

 今は考えることではないのかもしれない、今は異変解決のために頭を使いましょう。

 

 人里に降りて、見廻る。

 

 確かに人が元々少ないのだけれども、より少ない。術式がないか探してみたがそのような物は見受けることができなかった。

 

 誘拐の線、これは大いにあり得る。

 

 殺された線。血の臭いがしない。

 

 家出の線、有り得なくはないが、大抵は外が怖くて戻ってくるか、家出の前に仲直りする。

 それに、家出となれば教師である上白沢慧音が黙ってないため、この線は薄すぎる。

 

「ん?霊夢か、すまないな」

 

「問題ないわ、今回は異変よ。今のところ解ってるのは血がないしで、家出にしては不可思議ってところ。

 慧音は何か掴んだの?」

 

 慧音に話しかけられて、今の進展を言った。そして、慧音は何も掴んでいないと首を横に振る。

 

「霊夢以上は進展していない。不審者を見掛ける者が一人は居ると思っていたのだが、誰も不審な人物を見ていないみたいなんだ……しかしだな。

 別の物が見つかった」

 

「え?」

 

「死体だ」

 

 異変とは関係ない死体ですって?

 同時に異変か、そう見えないだけで、繋がっているのか。今回の異変は一筋縄では行かないわね。

 

「消えていたのではなく、死体ね。

 消えた人数分はあったの?なら解決なんだけど。いえ、その顔を見るに、完全に別件のようね」

 

「ああ、死体は人数分は無かったが、死んだ人の日記に気になる事が書いてあったんだ。

 読んでみてくれ」

 

「…………」

 

 差し出された日記はボロボロで、表紙にでかでかと外の世界の別の国で使われる言葉が書いてある。

 中を読んでいくと、だんだん気分が悪くなってくる。この日記の持ち主は………何者?

 

「それを大雑把にすれば、体が痒くなって行き、人を食べたいと思い始めた。でも、人は食べたくないので、自殺した。と言うことだ」

 

「何かに侵されているような感じね、何の術かは解らないけど、理性が失われていってるのは……。

 見るだけで痛々しさがあるわ」

 

「霊夢でも何の術かは解らないか。……霊夢は聞いたことあるだろう?

 外の世界の病」

 

「病?何の」

 

「数年前、外の世界から来た男が居ただろう。彼が言っていた病に、完璧に酷似している。

 恐らく、それを持ち込んだ人間が来たかもしれん。大賢者もあの時言っていたじゃないか、その病は人の手で伝わってきたと」

 

「あー、レオンだったかしら。

 そう言われてみれば、そんなこと言ってたわ。そしたら、外の世界に精通している奴に聞くのが正解ね」

 

「いいのか?」

 

「ここで駄々をこねるよりかはマシよ。

 慧音は行方不明者をお願い、私は聞きに行ってくるわ。くれぐれも無理しないでね」

 

「承知した。霊夢も無理するなよ」

 

 私は飛んで、山の頂上付近を目指す。妖怪の山、その山にはある神社があって、商売敵なのだが。

 今は手を取り合うしかなさそうなのよね、今回ばかりは結構掛かるわよ。

 

 まったく、早く解決したいって言うのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 エフッエフッエフッ。私はそう笑いが溢れそうになるが押さえ込む。

 何をかくそうこの東風谷 早苗、なんか知らないがFateシリーズで登場する令呪が発現したのです!

 

「早苗、本当にやるのか?」

 

「ええ!!見てくださいってば!」 

 

「大丈夫かなー」

 

「 素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。

  降り立つ風に壁を。

  四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ。

  閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。

  繰り返すつどに五度。

  ただ、満たされる刻を破却する。

 

 

 

  ーーーー告げる。

  汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。

  聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ。

  誓いを此処に。

  我は常世総ての善と成る者。

  我は常世総ての悪を敷く者。

  汝三大の言霊を纏う七天。

  抑止の輪より来たれ天秤の守り手よ!」

 

 詠唱が終わると、予め書いておいた見よう見まねの魔方陣的なやつが火花を散らし、召喚される。

 

 やったぜ。

 

「サーヴァント、アーチャー。

 ここに現界した。君が、マスターかね?」

 

「き………」

 

「どうかしたか」

 

「来た!マッマが来た!」

 

「マッマ!?」

 

 これで私に怖いもの無しですよ!まさに鬼に金棒、ガンダムにニュータイプ!

 ハハハハ!!!これで霊夢さんに勝てる!

 

「神奈子、これいいの?あれ抑止の奴だけど」

 

「いいんじゃないのか諏訪子。

 そのぐらいの事が起こるのは百も承知って奴だろう、抑止が動くほどの何か。見せてもらおう」

 

「あ、でもあれ別の抑止じゃない?」

 

「……まさか、まだ此方の抑止は寝てるのか」

 

 

 

 

 

 

 

 

「いい感じねー」

 

「あの、紫様。まだ何かされるおつもりで?」

 

「面白いし」

 

「………」

 

 やはり、私の相棒は終始、医薬であった。

 そろそろ胃に穴が開きそうだ

 

 

 




亀投稿は相変わらずで。

 ここ最近見てくれる人がいてモチベーションがくっと上がったりして、た作品を見て下がってます。
 頑張らなくては(;`・ω・)
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