映画やるなら宇宙からカストディアンがやってきて、この星は我々の実験場だから返してもらうとか言うに違いま……あれこれ何処かのロボモノの映画にあったような?
男が少ないこの世界でカップル限定メニューは前の世界よりやってる店が少ない。
男女比が3:7のこの世界。男女で良い感じになってる人は少なくて、なってたとしても夫婦になってたりするからカップルの数は少ない。そんな世界でカップル限定メニューは世の女性の憧れ……例え相手が彼氏じゃなかっとしても、誘ったら来てくれる位の関係である証明になるから一度は食べたいと思ってるとテレビで言ってた。
まぁ何でカップル限定メニューについて思ってるのかというと……
「ふん……まぁまぁの味だ。オレならもっと良い味が出せるがな」
「そうなんですか? 僕これも美味しいと思ったんですけど」
キャロルさんとカップル限定メニューを食べてるから!
僕はスイーツが好きで一人で食べに行くこともある……何でか行った先で響ちゃん達と会う不思議な事があるけど。そんな僕が今回食べようと思ったのはカップル限定メニューのショートケーキ、美味しそうで食べたいと思ったけどこれはカップル限定、付き合ってる人もいないしどうしようかと思ったときに、キャロルさんが暇だったから頼んで一緒に来てもらった……響ちゃん達は翼ちゃん達ツヴァイウィングのライブ、クリスちゃんもツヴァイウィングのライブ、翼ちゃんはツヴァイウィングとしてライブ、エルフナインちゃん達は積みゲーの消化で今日は誰もいなかったから消去法で選んだわけじゃない
「だが……よくあんな物とコラボしてこのレベルに仕上げたものだ」
「は、ははは。まぁ確かにあれとコラボするなんてとは思いましたよ」
……何をトチ狂ったかエロゲとコラボするとは思わなかった。ロリジジイと、から始まるシリーズ物のエロゲで人気のあまりエロ要素を抜いたRPGを発売したら男女ともに人気が出た有名ゲーム。ちなみにロリジジイとは男の娘の最終形態で見た目ロリっ娘のジジイという前の世界に存在しなかった属性。
だけどこのショートケーキはそんなエロゲとコラボした割には美味しい。生クリームは甘すぎず、イチゴの酸味がちょうど良くで食べやすい……何故か意味ありげに白濁したソースがなければもっと良かった、これさえ無ければ良かったのに。
「それにしても渡、いい男なのに彼女の一人や二人いないのか?」
「いやぁ…中学の時は何でか彼女がいると思われてましたし、今は高校一年ですからまだいませんよ。キャロルさんはどうなんですか?」
「ん、オレか? まぁ目星はつけてる…あとは落とすだけだ」
そんな行動で大丈夫か? なんて言ったらいけない。急げは良いとは言えないけど、悠長に行動しても駄目だと思う……まぁキャロルさんだし大丈夫だと思う。僕には関係ないしね!
この後、ケーキを食べ終わって会計をしようとしたら、キャロルさんが支払う体勢になったので僕が払いますと言ったけど、キャロルさんがオレを甲斐性なしの女にするつもりかと聞いてきたから、次は僕が払う事にしてもらって今回はお願いした。
……この世界は男が少ない世界だから、男の甲斐性じゃなくて女の甲斐性になっていたのをすっかり忘れてた。
「ふふふ、周りから見たらオレと渡が付き合ってるように見えたはず。これで噂が拡がって渡に色目を使う女がいなくなるに違いない……それにオレの甲斐性を見た渡も好意を持ち、いずれはオレの伴侶になる。やはりオレの計画に狂いなどあるはずがない!!」
「いや〜〜さっきの高校生くらいの男の子、ケーキ食べたとき顔がゆるくなって可愛かったよね! 親戚っぽい女性に付いてきてもらってカップル限定メニュー食べるなんて、もうイケメンなのに可愛いなんて最高だった!」
あ〜あ、誰かシンフォギアの世界にTS転生してシンフォギアの装者になった元男の主人公だけど、その世界の装者は全員男の子だった…みたいな二次創作とか
アパートの大家になった主人公の所にワケアリ錬金術師達が住みながらちゃんと働くような二次創作書いてくれる人いないかなぁ
|ω◎')ジーッ