フラワーナイトガールの二次創作です
この作品はイベントのビーチ・ウォーズと花騎士4コマ劇場224話、231話を元ネタに書かせていただいたものです

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4コマのゴンちゃん様を見てたら書きたくなりました。ゴンちゃん様かわいい
元老院組の口調や呼び方などおかしいと思う所があるようでしたらご指摘をお願いします(皆怪しいですが、アグロステンマが1番怪しい気がします)


逃げられなかったタラゴン

プロテアさまと元老院の在り方について話合う為、我輩は待ち合わせ場所へ向かっていた。

フリチラリアさまの部屋近くに来たとき我輩に声がかかる。

 

「あら、ごきげんようゴンちゃんさま」

 

アグロステンマさまの声だった。これからの会議にアグロステンマさまにも来てもらえると心強い、そう思いながら声の方を向くとアグロステンマさまは驚く服装をしていた。

 

「ご、ごきげんようアグロステンマさま…その姿はどうされたのだ…?」

「新しい水着を買いまして、チラリちゃんに見てもらおうと思っていたのところですの。似合うでしょうかしら?」

 

そう、アグロステンマは水着、しかもマイクロビキニを着ていたのだ。

我輩は戸惑いながらも感想を述べることにする。

 

「ア、アグロステンマさまはスタイルいいしとても似合っていると思うぞ。しかしその水着は肌を出しすぎではないか…?」

「ありがとうございます、ゴンちゃんさま♪この水着はバナナオーシャンで流行しているようですわ」

 

なるほど…道理で布面積が小さいはずだ。見ているこちらが恥ずかしくなってくるくらいだ…。

 

「ではわたくしはチラリちゃんのもとへ行きますわ」

「あ、ああ…」

 

と、ここでアグロステンマさまと別れた我輩に悪寒が走る。このままでは何かマズイことが起こりそうな気がする。そう思った我輩はアグロステンマさまのあとを追うことにした。

そしてアグロステンマさまがフリチラリアさまの部屋に入ったあとこっそり聞き耳をたてていると恐ろしいことが聞こえてきてしまった。

 

「フリちゃん今日も可愛い~、マイクロビキニも似合ってる!」

「あら?チラリちゃんも同じ水着を買っていたのですか?」

「あ、アグロステンマちゃん。奇遇だね~。アグロステンマちゃんも似合ってる~♪」

「ありがとうございますチラリちゃん」

「そうだ、丁度あと2着持ってるしタラゴンちゃんとプロテアちゃんも誘ってお揃いの水着でみんなで遊びにいこうよ!」

「まぁ!素敵ですね♪息抜きも必要ですし早速2人を探しに行きましょう」

 

な、なんということだ…!あの布面積の少ない水着を着て遊ぶ…?恥ずかしすぎる!着れない!着たくない!

とりあえず今は逃げなければ!見つかったらとんでもないことになってしまう。

急いでその場を離れる。どこかに隠れ、話を逸らす話題を考えねばと走っていると前方にプロテアさまの姿が見えた。

 

「あら、副議長。こちらにいらしたのですね?」

「プ、プロテアさま!どうしてここにおられるのだ!?」

「どうしてって…待ち合わせ時間になっても副議長が来られないから探しに来たんですよ」

 

あ、あ~!待ち合わせしていたことをすっかり忘れていた!

 

「2人ともどこにいるのかな~」

「先程この辺でゴンちゃんさまを見かけたのですが…どちらに行かれたのかしら?」

 

…!マズイ!フリチラリアさまとアグロステンマさまが近くまで来ている!

バナナオーシャンの光華祭に参加して以来バナナオーシャンを大層気に入ってるプロテアさまは平気であの水着を着てしまうだろう、着たいと言ってしまうだろう。そうなれば我輩はもう逃げられなくなってしまう!

 

「プロテアさま!今はこっちはだめだ!は、はやくあっちに!」

「ふ、副議長?どうされたんですか?」

「訳はあとで話すから、とにかくあっちに行こうプロテアさま!」

 

えぇ~、と困惑するプロテアさまに我輩ははやくはやく~とこの場からの移動を促す。

しばらく逃げ回っていたが二手に分かれて探していたらしい2人からは逃げきることができずフリチラリアさまに見つかってしまった。

 

「あ!2人とも見つけたよ!探してたんだからね~」

「あら、フリチラリアさん。探してたって…何かあったんですか?」

「ううん、何かあったって訳じゃないよ。アグロステンマちゃんと話しててフリちゃん、アグロステンマちゃん、タラゴンちゃん、プロテアちゃんの4人でバカンスに行こうって話になってね。よかったらどうかな?」

「まぁ!素敵ですね。あ、でも水着あったかしら…」

「ふふっその心配はいらないよ。この水着をあと2着持っててね、みんなでお揃いの水着を着て行こうよ~」

「お揃いの水着…素敵ですね!是非そうしましょう!それにしてもその布面積の少なさ…もしかしてそれがバナナオーシャンの水着ですか?バナナオーシャンってすごい!」

 

や、やはり予想していた展開になってしまった…。

 

「タラゴンちゃんもいいかな?」

「副議長も行きましょうよ!」

「わ、我輩は…」

 

もっと布面積の大きい水着でならまだしもその水着は恥ずかしすぎる!行くなら別の水着を着ていきたい。しかし目を輝かせている2人を見るととてもじゃないが我輩には水を差せない…。

 

「うぅ……わ、我輩も行こう」

「決まりだね♪それじゃ日程はあとで伝えるから~」

そう言って去っていくフリチラリアさま。

断ることができなかった…覚悟を決めてあの水着を着なければならない。

 

あ"ぁ~~~~~っ。

 

わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛。

 

ハッ!?今何か聞こえた気がした。空耳だろうか…

…みんなと遊ぶことは楽しみではあるし、遊んでる最中にプロテアさまをプ、プロテアちゃんと呼べるチャンスがあるかもしれない。そう自分に言い聞かせて遊ぶことにしよう…いや、やはり無理かもしれない!うぅ~。

 

 

そして、とうとうこの日が来てしまった。

 

我輩はみんなと共にティーリ島のビーチに遊びに来ている。…マイクロビキニを着て。

やはり恥ずかしい!顔から火が出そうだ!周りを見てもマイクロビキニなんて着ている人などいない!この水着姿を見て驚いている人だっているではないか!

 

「みんなー!飲み物買ってきたよ~!あっちの木陰で飲もうか」

「ありがとうございます、チラリちゃん♪」

 

フリチラリアさまが飲み物を買ってきてくれた。その水着姿で恥ずかしくはないのだろうか!?

一息ついたあと泳いだり、スイカ割りをしたりと海を満喫する。泳いでいる間に水着が外れてしまわないかヒヤヒヤしたものだ。

 

ビーチバレーなる競技にも参加し我輩とプロテアさま、フリチラリアさまとアグロステンマさまのチームに別れたのだが、我輩たちは初戦で負けてしまった。

フリチラリアさまたちは初戦を勝ったものの次は優勝候補であるカウスリップさまとバラさまのチームとの対決のようだ。

簡単には勝てないであろう…と対策を練っていると知っている声が我輩たちを呼んだ。

「あれ?タラゴンたちじゃないか。4人とも休暇か?」

「あ、団長さん!団長さんも来てたんですね!」

「ごきげんよう団長さま」

 

だ、団長さま~~!?どうしてここに!?…いや、確か団長さまも今日休暇でここに来る予定だと聞いていたのだった。

ふと、自分の姿を思い出す。あ"あ"ぁ"ぁ"!み、見られてしまったっ!団長さまに見られてしまった~っ!

我輩は咄嗟にプロテアさまの後ろに隠れる。

 

「こんな時くらいはゆっくり休むといい。暑いから水分補給はこまめにするようにな」

「気遣いありがとうね、だ~んちゃん♪」

「あっアリガトーゴザイマス…」

「ん?顔が赤いぞタラゴン。調子悪いのか?」

「そ、そんなことはないぞ、そんなことありませんなのだぞ!」

「ならいいんだけど。それにしてもみんなすごい水着を来てきているな、お揃いか」

「バナナオーシャンの水着です♪フリチラリアさんが用意してくれたんですよ」

「どう?どう?だんちゃん、似合ってる?」

「ああ、似合ってるぞ。ただそこまで布面積が小さいと目のやり場に困るな…」

「ちょっと恥ずかしいですが…わたくし、団長さまになら見てもらいたいですわ」

「っ…!えーと俺は一応任務の途中だからこれで!」

「あ~、だんちゃん恥ずかしかってる~」

「う、うるさいわ」

 

と、団長がこの場を去ろうとしたところに幼い姿をした少女が走ってきた。杖を持っている、花騎士だろうか。

 

「団長さん、お伝えしたいことがあるのです。かくかくしかじかなのです!」

「なんだって!?」

 

「何かかあったんですか団長さん?」

「妙な害虫を発見、結構な数の害虫が集まっているらしい」

「おっと、それは放っておけないね~」

「わたくしたちとジョセフィーヌもお力になりますわ!」

「我輩たちも手伝うぞ、団長さま」

「…みんな息抜きしているところをすまない、ビーチに包囲網を展開する。付いてきてくれ!」

 

⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯

⎯⎯⎯⎯⎯

 

時間はかかったものの我輩たちは無事害虫の群れを討伐することができた。

終わった時には夕方になってしまっていたのでビーチバレー大会は明日再開となったようであり、今日はこれからみんなで集まって宴を始めるようだ。

 

「無事討伐することができてよかったですわ」

「そうだね。とりあえず危険は去ったみたいだし宴を楽しもうよ。飲み物買ってくるね~」

「あ、それなら私が行きますよ。何がいいですか?」

 

…!こ、これはチャンスではないか!?ビーチで遊んで、共に害虫を倒して絆も深まった。

プロテアちゃん、我輩も一緒に行こう。

今こそ自然な流れでこう言ってちゃん付けデビューをしてみせる!

 

「プロテアちゃ(がりっ) 痛いっ!」

「プロテア茶…?私ですか…?」

 

ああああああああああ!やってしまった!我輩はどうしてこう大事な時に限って噛んでしまうのだ…。

 

「ち、違うのだプロテアさま!我輩も一緒に買いに行くと言おうとしてたのだ!」

「あら、そうだったんですね。では一緒に行きましょう」

 

あぁ…逃げてしまった。せっかくのチャンスを潰してしまった…。我輩の意気地無し!

 

 

マイクロビキニを着ることになって最初は誘いを断ろうと思っていたが、みんなと絆を深めることもできたし、楽しかったし来てよかったように思う。

でも、恥ずかしいものは恥ずかしいのでもう二度とマイクロビキニは着たくないよ~。

 

 

 

「では、みんなの勝利を祝って…かんぱーい!」


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