〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウでございます。
ついに、プロローグストーリーを書き終えましたので、メインストーリーを書いていきます!
今回は、Dollsのメンバーが一人、登場します。
では…本編へ…どうぞ!


メインストーリー Case 1(第一章)
第一話 転生


この物語の主人公の名は『青空 翔(あおぞら しょう)』。彼は『自分よりも他人を思いやる』心優しき少年だったが、過去に地獄のような苦しみを味わい、心に深い傷を抱え…誰も信じられなくなってしまった。そんな彼は、早く地獄へ堕ちようと、自殺をしてしまったが…………

 

 

翔「…?何だ…ここは…?」

彼は今…雲の上のような場所『天界』にいた。

翔(それよりも…俺は変身ベルトの使い方を誤ったんだ…だから、早く地獄へ堕ちなければ……)

その時、目の前に眩い光が現れ、一人の若い男が降り立った。

神様「私は“神”だ。」

その若い男は『神様』である。

翔「…?」

困惑する翔。

神様「まぁ、困惑するのも無理はない。『青空 翔』、君に頼みたいことがある。」

翔「…頼みたい、こと…?」

神様「そうだ。君に【プロジェクト東京ドールズ】の世界に転生して欲しいんだ。」

神様は翔に言う。しかし…

翔「俺は前の世界で、変身ベルトの使い方を誤った。だから、早く俺を地獄へ送ってくれ…」

翔は受け入れず、自分を地獄へ送ってくれと神様に頼んだ。

神様「いや…私は死神ではないんだ…」汗

自分を地獄へ送って欲しいと頼んだ『転生者』は、翔が初めてだったため、神様は困惑しつつも、翔に伝える。

神様「死神達も言っていた…「青空 翔、君にもう一度、生きるチャンスを与えて欲しい」…っとな。」

翔「…どうして…」

神様の言葉を聞いた翔は、複雑な気持ちで一杯だった。

神様「あ、そうだ。話は変わるが…」

神様は話題を変え、翔に聞く。

神様「翔、『仮面ライダー』は好きなのか?」

すると、翔は…

翔「!!…好きだ、小さい頃からの唯一のこころの支えなんだ…!」

食いついた。それを見た神様は…

神様「そうか!ならば君に『仮面ライダー』に変身する力を与える!…どうだ?」

神様は笑顔を見せ、再び翔に問う。しかし…

翔「神様…頼みがある…」

翔は、神様にこう言った。

翔「もし、俺が転生したとき…『仮面ライダー』に変身する力を、自分で身につけたい。」

翔(ま、別になりたいって思ってねぇし……)

神様「そ、そうか…では、力はいらないのか?」

翔「あぁ…昔からずっと鍛えてきたから、ある程度は戦える…だから、自分で身につけたい…」

これに神様は…驚くばかりであった。普通、転生する際、転生者は神様から何らかの力を貰って転生する。しかし、何も力はいらないと言ったのは、翔が初めてだ。

翔「ところで神様…何故、俺に転生して欲しいんだ?その理由を、教えてくれ。」

翔は神様に訊ねる。

神様「君を選んだ理由としては…『自分よりも他人を思いやる』優しさを持っているから。転生して欲しい理由は…【プロジェクト東京ドールズ】の世界には、マナーの悪い転生者達がいてな…ソイツらを君に始末して欲しいんだ。」

神様は続ける。

神様「奴らは、幾多の転生世界を崩壊へと導いた重罪人…奴らが転生の力を悪用し、転生世界にバグが起きているんだ。」

それを聞いた翔は、当然驚いた。それと同じに、強い怒りが込み上げて来た。

翔「何て奴らだ…生きるチャンスを貰ったにも関わらず…悪事を働くだなんて…そんなの、許せん…!」

翔は思わず、声を荒げる。そしてすぐにハッとし、

翔「分かった。俺はやる…アンタは、俺にもう一度生きるチャンスを与えてくれた…それだけでも、俺は嬉しい。…アンタに対する恩返しになるのなら…俺はやってやる!」

そして、マナーの悪い転生者達と戦うことを決意した。

神様「翔…ありがとう。」

神様は微笑んだが…

神様(こんなに優しい少年が…何故、苦しい思いをしなければならないんだ…)

一瞬、悲しい表情を浮かべた。その時…神様の隣に、もう1つの眩い光が現れた。その光の中から現れたのは……長い銀髪で綺麗な顔立ちをした、優しそうな感じの女性であった。

女神「はじめまして、『青空 翔』さん。」

その女性『女神』は翔に挨拶をする。

翔「うおっ!?」ドテッ

翔はびっくりして、尻餅をついた。

女神「あっ!驚かせてしまって申し訳ありません!」

女神は慌てて翔に謝罪をする。翔は慌てて立ち上がると、

翔「あ、いや、違う!!俺が勝手に驚いただけであって……女神様か?謝るのは俺だ!俺がアンタに嫌な思いをさせちまって!」アタフタ

アタフタしながら、女神に謝罪をしようとする。

女神「…翔さん、貴方は本当に優しい方なんですね。」

女神は微笑んだ。

神様「そうなんだよ!彼は本当に優しいんだ!」

何故か、神様が自慢気に言う。

女神「何故神様が自慢気になるんですか?」

女神はジト目になり、神様に言う。

翔「…な、なあ…」汗

女神「あ、失礼しました。翔さん、貴方には幸せになる権利があります。」ニコッ

女神は微笑む。

翔「…どういうことだ?」

翔は女神に問う。すると女神は、口角を下げてこう言った。

女神「翔さん…貴方は前の転生世界で、とても辛い思いをされましたよね…?」

翔「…!…。」

翔は一瞬、眉にシワを寄せた。それを見た女神は、彼が苦しい思いをしていたことを確信する。

女神「貴方は…何も罪はないのに…沢山、苦しんでしまった…どうして貴方のような優しい方が…こんな思いをしなければ…」

女神は泣いていた。

女神「ですから、貴方には…【プロジェクト東京ドールズ】の世界で…幸せになって欲しいんです。」

翔は言葉を失う…。

翔(この女神様は…本気で悲しんでくれている…かつて味方でいてくれた“あいつら”も、悲しんでいるのか…)

翔はそう思うと、口角を下げた。

神様「翔、ある程度のことは君の望むようにするぞ。」

翔「ありがとう。」

神様「では、そろそろ行ってもらうぞ。」

神様がそう言った次の瞬間、翔の身体が光だした。

翔「な、何だ!?」

焦る翔。神様は口角を上げ、

神様「心配はいらない。君は転生して、新しい人生を歩むのだから。」

と、翔に告げた。

女神「私達は翔さんが『仮面ライダー』に変身する力を無事に取得すること…そして、翔さんが幸せになることを心から強く願っています!」

女神は笑顔を見せる。

翔「神様!!女神様!!俺に…俺に、もう一度生きるチャンスを与えてくれて…ありがとう!!」

翔は大粒の涙を流し、神様と女神にお礼を言った。

神様「頑張るんだぞ、翔!」

女神「お幸せに、『青空 翔』さん♪」

神様と女神は笑顔で翔を見送った。そして翔は……転生した。

 

 

 

【プロジェクト東京ドールズ】の世界……

夜空には、星がいくつも輝いていた。もうすぐ夜が明けようとしている空に、北斗七星が輝く頃……1つの流れ星が現れ、ゆっくりと…とある場所に落ちていった。

翔「……ここは……?」

翔は、【プロジェクト東京ドールズ】の世界にある、とある『自然公園』に降り立った。実は彼…かつてここに来たことがあるのだが、本人はそのことを全く覚えていない。翔は……この世界での記憶を無くして、再びこの世界に舞い降りたのだ。その時…

???「…翔…さん…?」

翔「!?」

突然声をかけられ、振り向くと……ポニーテールと右目付近にある泣き黒子が特徴の少女が、翔に近づいて来ていた。翔は、その少女と目があった。

少女「…!!…翔さん…翔さんなのね…!」

その少女は、こちらに近づいて来る。

翔「…!」

翔はその少女を怖がり、後退っていく。そして……

翔「…!!」ザッザッザッザッザッ…

その少女に背を向けて、どこかへ走り去ってしまった。

少女「!!…翔さん!!」

少女は翔を呼び止めたが、少女の声は届くことはなかった。だが、その少女は優しい笑顔を浮かべると、

少女「…お帰りなさい……翔さん…♪」

涙ながらに言った。

 

 

その頃、翔は…

翔「ハァッ…ハァッ…!」

自然公園の中を走っていた。先程の少女を怖がり、逃げてしまったのだ。…と、

翔「っ!?」ドサッ

転んでしまった。

翔「…いつつ…もう、あんな辛い思いをするのは……御免だ…!!」

翔はそう言うと、起き上がって再び走り出したが…闇雲に走り回っていたため、迷ってしまった。

翔(…くそっ、ここはどこだ?)

翔「…仕方ねぇ…この辺で野宿でもするか…明日は街を歩こう…」

野宿をすることを決意した翔は、丁度いい茂みを見つけると…そこに身を隠し、眠りについた。

 

『青空 翔』…心に深い傷を抱えた心優しき少年の物語は、始まったばかりであった。




いかがでしたか?今回はここまでです。
ヒーローの卵『青空 翔』…彼が『仮面ライダー』に変身する日は、いつになるのだろうか…そして、彼の前に現れたポニーテールの少女は一体…何者なのだろうか…次回、この物語のメインヒロイン達が登場します。お楽しみに。
では、またね。
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