〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
人生初のCSM版の変身ベルト、購入しちゃいました。まぁ、それはさておき……
地獄の刑務所で永遠の苦しみを味わう悪質転生者『ジャドウ』。彼らに、安らぎの時は無い……
そして、渋谷が浄化されたのだが、見知らぬ場所で……何者かが、何かを企んでいた。
では、本編へどうぞ
ここは、地獄にある…とある刑務所……
ここに入った者は、2度と抜け出すことができない……ここの刑務所には、幾多の転生世界で散々好き勝手やり、世界を壊した悪質な転生者『ジャドウ』がいる。さて、刑務所での彼らの様子を、少し覗いてみよう。
彼らは、炭鉱のような場所で働かされていた。
A「ぜぇ……ぜぇ……」ヘナヘナ
Aが壁に寄りかかって休むと……
鬼人1「誰が休んで良いと言った!?」ピッ
A「んぎゃぁぁああああああああ!!」ビリビリッ!
彼らの監視役の鬼人がスイッチを押した。その直後、Aの全身に電流が走った。散々罪を犯しておきながら、反省もしない彼らに、休むことは許されない。
F「くそっ……やりすぎだろうがぁぁああああああ!!」
Fは鬼人に殴りかかろうとしたが、
ピッ…
F「ああぁぁぁああああああああ!!」バリバリッ!
案の定、電流の餌食になった。電流を受けたAとFはボロボロになっていた。
鬼人1「おい、コイツらのようになりたくなかったら、働け。罪を犯しておきながら反省もしないお前らに、安らぎの時は無いと思えよ?」
鬼人がそう言うと、他のジャドウ達はアセアセと働き始めた。
E「ひぃ……ひぃ……お、おい…手伝ってくれ……」
大量の石炭を運ぶEは重さに耐えられず、近くにいたCに助けを求めた。
C「てめぇのことなんて知らねぇよ。」
Cはそう言って去ろうとすると、
ピッ…
C「あべべべべべべべ!!?」バリバリッ!
電流の餌食になった。
鬼人1「困っている者を手伝おうとしないとは、何事だ?」
鬼人はCに言う。
鬼人1「ただやれば良い訳ではない…助け合うことも必要だ。よく覚えておけ。」
鬼人は表情1つ変えず、ジャドウ達に言う。そこに、
神様「新入りだ、仲良くしてやれ。」
囚人服を着せられたIとJが、神様に連れられて来た。
J「神様!何故僕がここに入れられなければならないのですか!?」
Jは神様に抗議する。
神様「ヒロインの寝とり行為は勿論、このベルトを使って他の転生者や原作主人公を必要以上に痛め付ける……悪質極まりない。」
神様はJから取り上げたゲネシスドライバーとメロンエナジーロックシードを見せながら言う。
J「……!」
神様の言葉に、Jは黙り込んだ。
I「な、なぁ神様……オレ、本当にここで働くことになるのか…?」ガタガタ
怯えながら聞くIに、神様は……
神様「そうだ、一生な…」
と、淡々と話した。
I「い、一生!?…じゃあ、オレは…ここから出られないってのかよ…?」
神様「それだけのことをしてきたんだ。恨むなら、散々好き勝手してきた自分を恨め。」
I「そ、そんな……」ガクッ
神様の言葉に、Iは絶望して項垂れた。
B「ふざけんな!!今すぐオレをここから出せ!!」
G「そうだ!青空 翔とボクを入れ換えろ!!」
D「もう一度ヒロインとの交流場を設けろ!!」
B、G、Dは神様に猛抗議するも……
神様「何度同じ事を言わせるんだ?お前達は仮釈放無しの終身刑に決まったんだ。2度とここからは出られない。」
結局、ダメだった。
D「交流する場を設けるぐらい良いだろう!!使えねぇ神だなぁ!?」
神様「それで結構だ。こうなったのはお前達の自業自得だ。」
神様はジャドウ達の言葉を切り捨てていく。
鬼人1「おい!まだ全然じゃねぇか!!後100kg足りないぞ!?」
鬼人はジャドウ達に怒鳴り立てる。
A「げほっ、はぁっ!?」
F「ごほごほっ…後100kgだと!?そんなの無理に決まってんだろ!!」
A「そうだ!無理に決まってる!!」
ジャドウ達「そうだ!」「ふざけんな!!」「こんな仕事、もう終わりだ!!」
猛反発するジャドウ達に、鬼人は超高圧電流を流した。
ジャドウ達「「「ぎゃぁぁあああああああ!!」」」
そして、
鬼人1「無理じゃねぇよ……やるんだよ。」
と、ジャドウ達に冷たく言い放った。そして、ジャドウ達は強制的に働かされた。当然、1秒たりとも…休むことは決して許されない。神様は「ヤレヤレ。」と思いつつ、静かに姿を消した。
別の刑務所では……
女神「新入りです。」
女神に連れられて、囚人服を着せられたKがやって来た。
H「……ちっ、喧嘩でも売ってんの?」
女神「黙りなさい、貴女と同じ…世界を壊した者ですよ?まぁ、喧嘩しても構いませんが、看守にシバかれるだけですよ?」
不機嫌そうに言うHに、女神は嫌みのように言う。
K「…女神様……アタシ達はここで何をするのよ?」
Kは女神に問う。彼女は美人な容姿から、醜い容姿に戻っていた。
女神「貴女達には、厠の掃除をしてもらいます。それだけではありません……排泄物の処理もしてもらいますよ?マニュアルを配りましたので、その通りにやってくださいね?」
女神はマニュアルをHとKに配った。
H「ちょっと!私達に厠の掃除をやれって言うの!?」
女神「そうですけど?」
H「納得行かないわ!!」
女神「貴女はそれなりのことをしてきたんですから、自業自得でしょう…」
抗議するHに、女神は呆れながら言う。そして、
女神「これが証拠です。」
Hがヒロインを必要以上にいじめている様子や、寝とった男達を騙している様子を映し出した。
H「い、嫌ぁぁああああああああ!!もうやめてぇぇぇえええええええええ!!」
Hは発狂し、その場にうずくまった。
K「……っ!?」
女神は震えているKを見て、
女神「貴女も同じようなことをしてきたんですよ?」
と、冷たい声で言い放った。
K「……。」ストンッ…
Kはその場にへこたれた。
女神「ここの刑務所からは、2度と出ることはできませんから……いくら逃げようとしても、無駄です。よく覚えておいてくださいね?では。」
女神はそう言うと、姿を消した。
女神は天界に戻って来た。
女神「はぁ……困ったものですね。」
神様「そっちは相変わらずか……ま、こちらもだが……」
全く反省の色が無いジャドウ達に、神様と女神は困っていた。
女神「あ、それと神様。」
神様「何だ?」
女神「翔さんへの悪戯、程々にしてくださいね?」
女神は神様に少し怒った。
神様「うーん、翔が喜ぶと思ってやったんだが…」
女神「むしろ、困惑してしまってますよ…何せ、玩具の変身ベルトであって、本物ではないんですから…」
神様「ははは、ウエスタンの世界では確か…エイムズショットライザーと言ったか?あれは本物にしたが、翔はどの変身ベルトも簡単に使いこなしていたな。」
神様はにこやかそうに言う。
女神「その変身ベルト、ちゃんと元に戻しましたか?」
神様「勿論だとも、元の世界に戻ったのと同時に、元に戻した。」
神様の言葉に、女神はジト目を向けたが…神様を信じることにした。
神様「それにしても、まさか……翔を裏切ったストライカー達が勝手に入り込んで来たとはな……」
女神「えぇ、折角翔さんにも居場所が見つかったのに……彼女達は自分達のことばかり考えて……」
神様「我々が始末したい所だが、それでは翔は私たちにも容赦しないだろう……」
神様はジクウドライバーのようなベルトを見ながら言う。
神様「だから、まだ見守ろう……」
女神「…そうですね。」
プロジェクト東京ドールズの世界……
翔「…。」Zzz~
翔は検査入院のため、病室で眠っていた。この時の彼は…不思議な夢を見ていた。辺りは花畑で、空には月が大きく現れているが……青空と星空が広がっており、空中にある大陸から滝のように水が流れ落ちていっている。まるで神話に出てくる楽園のような場所を、翔は見ていた。
ーー夢を見ている。悲しい夢だった。そしてーー失う夢だった。
翔は今でも、裏切り者達から理不尽な仕打ちをされる夢を見る……だが、今は楽園にいる夢を見ている。そこに、不思議な女性の姿があった。
彼女は見ていた。神代から今に至るまで…ずっと見つめている。ソイツは…観測者であり、傍観者であり、諦観者だった。
その時……
???『目が覚めた…?』
謎の女性の声が響いた。彼女の手が、翔の頬に触れる。その手は、冷たかった。
翔「お前は誰だ…?」
EsG『私は……EsG。』
その声は『EsG』と名乗る。
EsG『やっと……会えた。』
EsGは翔に…
EsG『…愛しているわ♪』
と、言った。
翔(意味が分からん…)
いきなり愛していると言われ、困惑する翔。
EsG『だからーーーー…これで、やっとあきらめられる。』
翔(何を諦めるんだ…?)
戸惑う翔だが、
翔「っ!?」ガバッ
目が覚めて、ベッドから起き上がる。
愛「大丈夫、翔君?」
担当医の愛は、翔に声をかける。
翔「……。」
翔(何だったんだよ…今のは……)
翔はさっきの楽園と声のことで、考え事をした。
カナ「本日◯二三八。EsGと翔君の接触を確認しました。」
観測室で、カナは言う。
カナ「EsGが個人にアクセスするなんてこんなこと初めてです……」
斑目「やはり、そうか……どうしたって惹かれあう運命なのだな。」
斑目はまるで知っていたかのように言う。
カナ「…これからどうしますか?」
斑目「…しばらくは見守るだけだ。だが、いざとなれば手は打たねばなるまい。2度と、青空を失わぬためにも……」
斑目は……
斑目「嗚呼……忌まわしい。」
頭をおさえ……
斑目「…私はきっと、地獄に堕ちるな。」
と、言った。彼女は一体、何を知っているのか……謎は深まるばかりである。
誰も知らない、暗く音の無い世界……
???1「………。」
???2「丁型ピグマリオンの撃破を確認。」
ここに……誰かがいる。
???1「1体くらい欠けると思ったんだけど…なかなかどうして、しぶといものだね。」
???2「それだけ、Dollsが力をつけている…ということでしょうか?」
???1「…それだけじゃないね。」
黒いローブを身に付けた謎の人物『???1』は言う。
???1「確か、『青空 翔』…だっけ?彼のおかげじゃないかな。」
その人物は翔の名前を知っていた。
???1「それにしても、あの権能(ちから)ーーーー彼……王サマ、だよね?」
その人物は、少し笑っている。
???1「はっはっは!まんまとEsGに先を越されたな。」
その人物の後ろには、謎の影が幾つもある。
???1「王サマ…すぐに会いに行くよ。ボクだって、連なる星の一画だからね。」
“王サマ”……恐らく、翔のことを言っているのだろう。
???1「ふふ……うふふ……王サマ!王サマ!たらふく肥えさせておいてよ!」
その人物はそう言うと、空腹なのかお腹を擦る。
???1「その記憶も、その感情もそっくりそのまま、食べてあげる!ねぇ?そうだろう。…ボクの人形たち?」
その瞬間……後ろの影が、目のような2つの赤い光を放った。
???1「くっは……くくく……はは……ああ、おかしい……!おかしくて、おかしくて…!嗚呼、これが笑わずにいられるかい…!?」
そして、
???1「くくく……あーはっはっは!あーはっはっははっはっはっは!」
狂ったように笑いだした。
???1「もうすぐ、一緒に遊べるね?EsG……それにーーボクたちの王サマーー
青空 翔。」
謎の人物はそう言うと、不気味に微笑んだ……彼の目的は、果たして……
いかがでしたか?今回はここまでです。
ジャドウ達のお仕置きシーンを書いてみましたが、HとK…女ジャドウのお仕置きは、未だ考え中です。具体的なお仕置きですが、しばらく厠掃除をしてもらうことにしました(笑)。
にしても、EsGが翔と接触するシーンと、最後に出てきた謎の人物のシーンは中々書くのが難しかったな。
女ジャドウへのお仕置き、何が良いですかね(苦笑)?
そして、星9以上の評価をくださった『torigo-n』さん、ありがとうございます!
次回も、お楽しみに。
ではでは、まったね~い