〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウだよ?

途中、ハプニングがあったものの、渋谷区浄化ライブは無事成功した。Dollsはしばらく休業を頂き、まったりする時間を手に入れた。

一先ず、安らぎの時が訪れたドールハウスの様子を、想像で書きました。

では、本編へどうぞ


第五十九話 後日談~安らぎの時~

渋谷区浄化ライブが成功し、一先ず渋谷にはピグマリオンが現れなくなった。ライブ成功へと導いたDollsは、しばらくの間…休業になった。

 

 

 

ドールハウスにて……

ルリ「モニカお姉ちゃん!」

モニカ「お、ルリちゃ~ん♪どうしたの?」

ルリは元ストライカー達にもすっかり懐いていた。

ルリ「モニカお姉ちゃんが撮った写真、また見たい!」

モニカ「ふふ~ん、良いよ♪いくらでも見せてあげるよ。」

モニカはカメラマンの仕事もしているため、渋谷区浄化ライブの様子も、何枚か写真に収めていた。

ルリ「わぁ~♪」

ルリはモニカが撮影した写真に釘付けだ。

ほたる「みなさ~ん、クッキーを焼いたんですけどよかったら。」

そこに、ほたるがやって来て、テーブルにクッキーを置いた。

ルリ「あ、ほたるお姉ちゃん!はい、これあげる!」

ルリはほたるの似顔絵をほたるに渡した。

ほたる「わぁ、上手に描けてるね♪ありがとう、ルリちゃん♪」

ほたるはルリから似顔絵を受け取り、ルリを撫でた。

 

 

 

事務所にて……

斑目「青空……」

翔「…?」

斑目に呼ばれ、翔は不思議そうに振り向く。斑目の様子は、何だかぎこちない。

斑目「……すまなかったな。」

翔「…は?」

いきなり謝罪され、困惑する翔。

翔「…何謝ってんだ?」

斑目「浄化ライブにリーパーが現れた時、お前に冷たい言葉をかけただろう…?」

翔「…あぁ、あの時か。」

斑目「そうだ。その事を、謝りたくて、な?」

翔「冷たくされることには慣れてる…別に気にすることはねぇよ。」

翔はそう言うと、事務所を出ていった。

斑目「…。」

カナ「翔君、怒って無かったですね、斑目さん。」

斑目「…カナ。そ、そうなのか…?」

心配になった斑目はカナに訊ねる。

カナ「はい。翔君は『束縛されること』や『しつこくされる』のが、嫌なんです。」

斑目「…何故分かる?」

カナ「翔君本人や元ストライカーの子達の証言から、翔君のフェイスシートを作成したんです。」

カナは斑目に翔のフェイスシートを見せる。そこには、翔の年齢や好きな物、嫌いな物、個性等々……彼に関する情報が細かく記載されていた。

斑目「…おぉ。」

斑目は翔のフェイスシートをまじまじと見る。

カナ「翔君、好き嫌い無く何でもよく食べるので、偉いですよね♪」

斑目「…そうだな。」

カナ「斑目さんは確か…甘い物が苦手なんでしたよね?」

斑目「…そうだが、青空の手料理は別だ。」

カナ「ふふっ、そうですか。」

 

 

 

事務所を出た翔は、チヒロの墓に向かった。

翔「よぉ、今日はこれを持ってきた。」

翔はチヒロの墓の前に、手作りの『レモンの蜂蜜付け』を置き、手を合わせた。

翔「……また来る、安らかに眠れ。」

翔はそう言うと、墓から去っていく。そして、木陰を見つけ、芝生に寝転がった。心地よく吹くそよ風が気持ち良く、翔はすぐに眠りに着いた。

翔「…すぅ……すぅ……。」Zzz…

そこに、

レイナ「…あら?」

外の空気を浴びに来たレイナがやって来て、眠っている翔を見つける。

 

 

 

愛「翔くーん、荷物が届いてるよー?」

庭付近に、段ボールを抱えた愛がやって来て、翔を探していた。

愛「翔く……あっ。」

愛は翔を見つけた。翔はレイナに膝枕をされて、気持ち良さそうに眠っていた。

愛「ふふっ♪」

愛(何だか、お姉ちゃんと弟みたい……可愛いなぁ~♪)

愛はそんな2人を、微笑ましく見ていた。そして、届いた荷物を、翔の部屋の前まで持っていった。

 

 

 

翔「…すぅ……すぅ……」Zzz…

レイナ「……♪」

レイナは眠っている翔を、優しく撫でる。

レイナ(翔君には、本当に頭が上がらない……私達を信じてくれて、本当にありがとう……♪)

翔「…すぅ……ぅん?」

翔(……ん?芝生って…こんなに柔らかかったか?)

違和感を感じた翔は、頭を動かし、うっすらと目を開いた。

レイナ「ふふっ、くすぐったいわ…♪」

翔の目の先には、優しく微笑むレイナの姿があった。

翔「…?……レイナ、か……?」

レイナ「えぇ、レイナよ♪おはよう、翔君♪」

翔はゆっくりと目を開いた。

翔「…何やってんだよ?」

レイナ「翔君が芝生で寝ていたから、思わず……膝枕を……///」

レイナは頬を赤く染めながら言う。

翔「……何故赤くなる?」

翔はレイナに問う。

レイナ「だって…眠っている翔君が、可愛くて……///」

翔「…ほざけ、俺に可愛いは似合わねぇよ。」

翔は身体を起こし、眠そうに目を擦る。

レイナ「あ、そうだわ。翔君、この後シオリとアヤと私で、お茶会をするの。翔君も良かったら。」

翔「……良いのか?」

レイナ「もちろんよ♪きっと、美しいお茶会になるわ♪」

翔「…俺でよければ。」

翔はお茶会に参加することにした。そこに、

シオリ「お待たせしました♪」

アヤ「ごめんごめん、待たせたわね。」

シオリとアヤ、更に……

ナナミ「ま、たまにはこう言うのも悪くないですね。」

ナナミがやって来た。

シオリ「あら、翔君♪」

翔「よぉ、俺もお茶会に交ざっても良いか?」

翔がシオリ達に聞くと、彼女達はパァッと嬉しそうな顔をする。

シオリ「是非、喜んで♪」

アヤ「全然OKよ♪」

ナナミ「…!」

ナナミ(翔さんも…参加してくれるんですね……っ♪)

レイナ「決まりね♪」

そして、メンバー達は準備を済ませ、お茶会を開いた。

アヤ「翔、何か苦手な物とか、アレルギーとかで食べられない物とかある?」

翔「いや、ねぇ。」

アヤ「分かったわ。」

アヤの確認が終わったことで、お茶会が始まった。

 

 

 

アヤ

 

ナナミ (丸型テーブル) シオリ
 

 

翔 レイナ

 

席順はこんな感じ。

 

 

 

翔にとって、こうしてメンバーと集まってお茶会をするのは、初めてだった。

翔「……。」

とりあえず翔は、紅茶を頂いた。

シオリ「どうですか、翔君?」

翔「あぁ、美味いよ。」

シオリ「ふふっ、良かったです♪その紅茶、ナナミさんが淹れてくれたんですよ?」

ナナミ「ちょっ、シオリさん!?」

シオリの言葉に、ナナミは顔を赤く染める。

レイナ「良かったわね、ナナミ♪」

レイナはナナミに微笑んだ。

ナナミ「…そ、その……翔さんの、お口に合ったようで…何よりです……///」

ナナミは照れながら言う。

翔「…ありがとな、ナナミ。」

ナナミ「…っ!?……っ♪」

翔にお礼を言われ、ナナミは嬉しそうな顔を見せた。

アヤ「翔、ほたるが焼いてくれたクッキーもあるわよ?良かったら食べて♪」

アヤは翔にクッキーが乗った皿を渡した。

翔「…このクッキー……!」

翔はクッキーを見て、少し驚いていた。クッキーには、歴代仮面ライダーのロゴマークが入っていた。

アヤ「驚いた?仮面ライダーのロゴマークを入れてみたの♪」

翔「すげぇな、ライダーのロゴマークそのものだ……オーズやウィザードは大変だったろ?」

アヤ「あー…うん、まぁ大変だったけど……翔が喜ぶ顔を想像したら、大したこと無かったわ♪」

翔「ナニソレ…めっちゃ罪悪感を感じるんだが……」汗

アヤ「あぁ気にしないで!あたしが好きでやったんだから、ほたるも賛成してたし。」アセアセ

アヤは慌てながら、翔に言う。

アヤ「と、とりあえず食べてみて?」

翔「あ、あぁ…いただく……」サクッ

翔はクッキーを一口いただいた。

翔「……。」

アヤ「…ど、どう?」ドクンッ…

シオリ「……。」ドキドキ…

レイナ「……。」ドキドキ…

ナナミ「……。」ドキドキ…

翔「……美味い。」

アヤ「…よ、良かったぁ…」ホッ…

翔の言葉に、アヤはホッとする。シオリ、レイナ、ナナミも同じである。

その後、シオリ、レイナ、ナナミ、アヤとお茶会を楽しんだ翔であった。

 

 

 

その日の夜、翔は届いた荷物を自分の部屋に持っていき、ライブであった出来事を振り返っていた。

翔(途中、とんでもねぇ化け物が乱入してきたが、無事に撃破することに成功した…それ以降、誰にも邪魔されることもなく、ライブは成功した……裏切り者達に邪魔されることも無かったな……だが、アイツらは未だ俺を探し回っているだろう……)

翔は目を閉じる。

翔(けど俺は…アイツらの元に戻るつもりも、アイツらを信じるつもりも更々ねぇ……俺にも漸く…心から信じることができる人達に巡り会えた……心安らぐ、居場所が見つかった……だから、自分の居場所は…自分で守らねぇとな…)

密かに、裏切り者のストライカー達と戦う決意を、改めて固める翔であった。

 

 

 

ED~DA PUMP『Bright! our future』~♪




いかがでしたか?今回はここまでです。

ほのぼのとした回と、裏切り者のストライカー達への拒絶が変わらない翔の気持ちを書きました。

最近、裏切り者のストライカーを全く書いてないので、近い内に書こうと思ってます。
アプリ【プロジェクト東京ドールズ】では、コラボカードが1枚当たり、「嬉しいなぁ~♪」って思ってます。

次回も、お楽しみに~。

では、またね~
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