〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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『ヤサグレラ』こと、やさぐれショウです(笑)。

はい、えぇ……おふざけは一先ずここまでにして……

今回から、浄化対象となる地区が明らかになると同時に、新たな作戦が発表される。そして、任務がスタートする。更に……

では、本編へどうぞ


第六十二話 新たな作戦と成長の実感

ウォーミングアップを済ませたメンバー達は、事務所に戻った。

斑目「ウォーミングアップは充分だな。」

翔「あぁ。」

斑目「うむ。…では、新しい作戦を説明する。」

斑目が説明すると思ったら……

カナ「次の浄化対象となる地区が正式に決定しました。」

カナが始めに説明した。その後、斑目が説明する。

斑目「次の浄化対象地区はーー“池袋”。渋谷に並ぶ、副都心だ。」

次の舞台となったのは、“池袋”である。

カナ「池袋は多くの路線が乗り入れる、ターミナル駅。若者が集まる文化発信地でもあります。感情エネルギー量もかなり多く、浄化できればピグマリオン及び妖魔討伐は大きく前進します。」

斑目「最終目標は池袋での浄化ライブ開催。そのためには、汚染値を一定以下にする必要がある。」

斑目とカナの説明の後、Dollsのメンバー達が口を開いた。

ミサキ「つまり、しばらくは池袋中心に巡回しろってことね。」

ヤマダ「池袋…ヤマダの天敵、ウェーイ族の巣窟っすなぁ…とはいえ、新しいフィールドで思う存分獲物を狩りまくれるってのは実に魅力的。」

レイナ「こうしている間にも、美しくないものたちが世界を侵食しているわ。」

美しくないものたちの中には……自分をを裏切ったストライカー達も含まれている……この時の翔は、そう思っていた。

ミサキ「翔さん、行きましょう。池袋へ。」

翔「…あぁ。」

そして、翔はDollsと共に……次の舞台へと向かった。

 

 

 

池袋は沢山の人で賑わっていた。

ヒヨ「ふええ…すごいヒトだねえ…!」

アヤ「平日なのに、観光客や修学旅行生でごった返してる。ホント、いつ来ても雑多な街ね。」

ナナミ「百貨店に劇場、水族館。テーマパークにアニメショップ。ファミリー、ヤンキー、おのぼりさんから腐女子まで…どんな人種もオールウェルカム。それが池袋ですね。」

メンバー達は口々に言う。そこに……一匹の青白い蝶が横切った。

ユキ「……蝶が…」

シオリ「ええ、多くはありませんが、あちらこちらに飛んでいます。」

翔「となると、この近くに……」

その時、

PPP--

通信機が鳴り、カナが話しかけた。

カナ『翔君、応答願います。』

翔「出たんだな?」

カナ『はい。付近で、ピグマリオンの反応が検出されました。至急、討伐に向かってください!』

カナはそう言うと、マップを翔の通信機に表情した。

ナナミ「このタイミングで出てくるなんて、つくづく運の悪い奴ですね。」

ナナミは皮肉を込めて言う。

ミサキ「私たちにとっては、運がいいってこと。1匹も残さず…狩り尽くすわ。」

レイナ「翔君、はじめましょう!!」

翔「よし、テアトルを展開しろ。」

翔がそう言うと、1人のメンバーがテアトルを展開する。その時、ピグマリオンの群れが姿を現した。

翔「早速出たか…生憎だが、池袋はてめぇらのような化け物は歓迎してねぇんだ……さっさと、退場してもらおうか…」

翔はそう言うと、野性的な構えを取り、戦闘体勢に入る。

翔「シオリ、ヒヨ、ユキの3人は剣を使ってテアトルを守れ。残りのメンバーは、前線に出るぞ。アヤとヤマダはハンマー、サクラは剣で近接戦を、レイナとナナミとミサキはガンで援護しろ。」

Dolls「「「了解!」」」

翔の指示に従うDolls。

ナナミ「あ、でも翔さんは?」

翔「俺には…これがある。」

翔は出撃前に、カナからイクサカリバーを借りていた。更に…アマゾンズドライバーの右グリップを引き抜き、アマゾンブレイドを取り出した。

翔「ハンマーと剣でペア、ガントリオで3人ペアを作れ。俺はヤマダとペアを組む。」

ヤマダ「っしゃあ!!燃えてきたっす!!」

そして、戦闘が始まった。ガン担当は遠くにいるピグマリオンを撃ち、近接担当を見事に援護する。弾丸の雨を突破して来たピグマリオンを、近接担当が仕留めた。

翔「くらえっ!」ズダダダダダダダーー!!

翔はイクサカリバー・ガンモードのトリガーを引き、次々とピグマリオンに銃弾を浴びせる。

ヤマダ「っははぁ!!おらおらぁっ!!」

ヤマダは翔の背中を守りつつ、襲い来るピグマリオンを次々と消し去る。

翔「そろそろ弾切れになるな……」

翔はイクサカリバーをカリバーモードに切り替え、赤い刃を伸ばす。

翔「ヤマダ、そっちは任せる。」

ヤマダ「了解っす!」

翔は前方のピグマリオンの群れに向かって走り出す。そして、地面を蹴ると……

ズガガガガガガガーーーー!!!!

プロペラのような高速回転切りで、ピグマリオンの群れを瞬殺した。

アヤ「翔!後ろ!!」

翔「っ!」

翔は背後から攻撃を仕掛けてきたピグマリオンをアマゾンブレイドで切り裂いた。更に…アマゾンブレイドをしまい、アマゾンウィップを取り出すと、蝶の群れを消し去った。現れたピグマリオンは全滅し、一先ず最初の戦闘は終わった。

翔「ふんっ。」

戦闘が終わると、翔はつまらなさそうにアマゾンウィップをしまった。

ミサキ「この程度とは……役不足ね。」

翔(メンバー達も、調子は良いみたいだな。)

翔はメンバー達の様子を伺う。

サクラ「あの…なんだか、私……」

シオリ「ふふ…自分でも、分かりますか?」

シオリはサクラに微笑む。

レイナ「貴女、強くなったわ。戦闘に慣れたのもあるだろうけど…それだけじゃない。美しく、迷いなく、戦えるようになった。」

アヤ「大舞台は人を成長させるってことね。」

レイナとアヤもサクラに微笑む。

アヤ「新人にここまでのステージ見せられちゃ、あたしも負けてらんないわ!」

アヤはいつも以上に、張り切っていた。

ヤマダ「つか、いつの間にジブンらこんなに連携取れるようになったんすかね?結成5年のベテランギルド波の、統率取れてたっすよ。」

ヤマダも嬉しそうに言う。

ユキ「…わたしは、翔さんの指示どおりに動いただけです。」

ヒヨ「ヒヨもヒヨもー!だけど前よりずっと、動きやすかったよ!」

ナナミ「1番レベルアップしてるの、翔さんなのかも……」

ユキ、ヒヨ、ナナミも言う。

翔「いや……お前らが日々の訓練を怠らずにやってるからだろう。」

翔はそう言って、メンバー達に背を向ける。

翔(アイツらは、日々の訓練を怠るどころか……戦場に出ても、人命救助すらしなかったからな……っ!)

翔はストライカーの隊長であった頃を思い出したのか……ギリリッと拳を強く握った。すると、

スッ……

翔「…?」

ナナミ「翔さん……」

ナナミが翔の右手を優しく握った。

翔「…悪い、昔のことを思い出しちまってな……」

ナナミ「謝る必要は無いですよ……それほど、トラウマだったんですよね……?」

翔「…まぁな……ありがとな、ナナミ……」

ナナミ「…いえ…♪」

ナナミは翔に微笑みを見せた。

PPP--

カナ『討伐、お疲れ様でした。鮮やかな采配、鮮やかな連携でした!』

カナは翔とDollsを褒め称える。

アヤ「ーーで、お次は何かしら?」

アヤは嫌な予感を察知し、少し不機嫌そうな顔を浮かべる。

カナ『話が早くて助かります。先ほどの戦闘データから、EsGがモノリスの反応を検出しました。』

今度は、モノリスが出現したようだ。

翔「場所はどこだ?」

カナ『ポイントはそこから3区画先。可能なら、モノリスの破壊を実行してください。』

カナはマップを送った。

ヤマダ「おっ、キタキタ…手応えありげなクエストアプデ!」

ヤマダはやる気を込める。

ミサキ「翔さん、指示をください。」

翔「決まってんだろ……」

翔は……

翔「目標、モノリス!現れたなら……ぶっ潰すまでだ!!」

モノリス討伐を指示した。

翔「行くぞ、お前ら。」

翔とDollsは、モノリス討伐へと向かって行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「あら、良い男じゃない……」

そんな彼らの後を……1人の人物が着けていった。




いかがでしたか?今回はここまでです。

新たな舞台……池袋。渋谷浄化ライブの疲れが、まるで嘘のような戦いを見せたDollsと翔。翔は戦うだけでなく、Dollsに指示を出しつつ戦った。かつて、ストライカーの隊長であった頃の強みが、ここで生かされているのだ。


最後に現れた、謎の人物の正体は……


それは……次回、明らかになります。

お楽しみに。
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