〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウです。

前回の終わりに、翔とDollsの後を着けていく謎の人物がいましたね。この回で、その人物の正体が明らかになります。
モノリス討伐へと向かった翔とDollsは、モノリスの撃破に成功する。そして、巡回を終えてドールハウスに戻ろうとした時……ソイツは、突然現れた。

では、本編へどうぞ


第六十三話 レディ?…いいえ、オネェです

ピシッ……バリィィイイイインッ!!

 

 

 

翔「これで、一先ずは大丈夫なんだろ?」

シオリ「はい、モノリスを破壊したことで、一先ずここにピグマリオンは現れなくなりました。」

アヤ「ふぅ…あぁ、何だかくたびれたわね。」

ミサキ「だらしないわね……」

翔「ま、渋谷浄化ライブに続いて、奇妙な異変もあったからな……疲れてんのも、無理はねぇだろ。」

翔はため息をつきながら言う。

翔「青空だ、応答しろ。」

PPP--

愛『はいはーい。』

翔「モノリスを破壊に成功した。他に反応はねぇか?」

少しして……

PPP--

愛『翔君、聞こえる?』

翔「聞こえるぞ。」

愛『反応は検出されなかったよ。巡回を終えてドールハウスに戻って来てね♪』

翔「わかった。」

翔は通信を切った。

翔「おい、巡回はここまでだとよ。戻ろうぜ?」

翔はDollsに声をかける。

ナナミ「はぁ、やっと戻れるんですね。糖分でも補給しておきたいです。」

ユキ「帰って、眠りたいです。」

そして、ドールハウスへと戻ろうとしたその時……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「待ちなさい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔達の前に、NEVERのジャケットのような黒いジャケットに黒のジーパンを身に付けた男が立っていた。

翔「……?」

翔(何だ、コイツは…?)

一瞬、困惑した翔だが……男の左腕を見ると、黒い腕輪がついていた。

翔(コイツもジャドウか……)

???「見つけたわよ!!良い男!!」

男は興奮気味に言う。

翔「…誰だてめぇは…?」

翔は警戒心を強め、男に問い詰める。

N「ちょっとぉ、アタシはNよ!てめぇって何、てめぇって!?」

翔「てめぇのことだよ、てめぇ。」

翔は呆れながら言う。

N「失礼ね!レディとお呼び、レディと!!」

Nは大声をあげる。彼は『転生者 N』……男性なのだが、とある転生世界でイケメンの原作主人公に救われ、オネェとして生まれ変わった(?)。そして、原作主人公に近づいたヒロイン達を殺害し、転生世界を崩壊させた悪質な転生者である。他の世界でも、同じ事を繰り返し、次々と世界を壊していった。

ナナミ「いや、レディって言うより……オカマですよね?」

ナナミはジト目で、Nに言う。

N「そうそう、オカマ……お、お、お!?オカマァ!?」

Nはビックリしたと思いきや……

N「言ったわね!?アンタ、レディに対して最大の侮辱を、ムッキィィイイイイイイイ!!」

オカマと言われたことに、ショックを受けたのか怒り狂っているのか、興奮している。

アヤ「あぁ、ありゃ完全にオカマね…」汗

シオリ「えっと…」汗

ミサキ「何なの、貴方…いきなり現れて…」汗

メンバー達が困惑していると、

N「アタシは、その男を貰いに来たのよ!!」

Nは翔を指差しながら言う。

ミサキ「翔さんを貰う?…貴方、何を言ってるの?」

レイナ「翔君は物じゃないわ。翔君にだって自由はある。それを考えずに貰うだなんて、美しくないわ。」

ミサキとレイナはゴミを見るような目をNに向ける。

N「お黙り!!アタシが貰うと言ったら貰うの!!そこのイケメン、翔君って言ったわね?アンタに拒否権は無いからね!!」

翔「……何だと?」ピキッ…

翔は低い声を出し、明らかに不機嫌な顔を浮かべ、Nを見る。

N「へっ?な、何かしら…?」

翔「拒否権は無い?……俺はなぁ…自由を奪われることが大嫌いなんだよ。てめぇのように、束縛が激しい野郎も、大嫌いなんだ。」

翔はアマゾンズドライバーを装着する。

N「ガッビィィイイイイン!……ならば、力ずくで奪うまでよ!!」

Nはそう言うと、三日月を意識した『L』の文字が記された黄色のメモリーを取り出した。

《ルナ》

N「ていうか、そこの小娘達…良い身体してるじゃない……でも、アタシの方が…おっぱい大きいわ……アタシの方が、おっぱい大きいわ!!」

NはT2ルナメモリーを起動させると、メモリーを投げた。すると、Nのおでこに生体コネクタが現れ、メモリーがそこに向かって行った。そして、メモリーがコネクタに挿し込まれ、Nは奇妙な異形へと姿を変えた。

翔「…ルナ・ドーパントか…俺がぶっ潰す!」

翔はアマゾンズドライバーの左グリップを捻る。

《デルタ(δ)》

ルナ「抱き締めてアゲル!」

ルナ・ドーパントは翔に両腕を伸ばすが……

翔「アアァァマアァァゾォォオオオオオオン!!うがぁぁぁぁああああああぁぁぁぁ!!」

《アマゾン、チェンジ!》

ズドォォオオオオオン!

翔の身体が黄色い炎に包まれ、

ジュッ!

ルナ「あっつぅぅうううい!!」

腕を火傷して、慌てて腕を引っ込めた。

《チェンジ!アマゾン、デルタ!》

翔は仮面ライダーアマゾンデルタに変身し、唸り声をあげている。

ルナ「んなぁっ!?へ、変身した!?」

アマゾンδ「ぁ“ぁ“あ“あ“あ“あ“あ“あ“あ“あ“……」

アマゾンデルタは唸り声をあげながら、ゆっくりとルナ・ドーパントに近づいて行く。

ルナ「っ!!」ビュッ!

ルナ・ドーパントはアマゾンデルタに、両腕を伸ばした。しかし……

ザシュザシュザシュザシュッ!

アマゾンデルタのアームカッターで、切り落とされた。

ルナ「あぁっ!!切られちゃった!」

ルナ・ドーパントはそう言いつつも、瞬時に腕を再生した。

ルナ(困ったわね…どうすれば翔君を抱き締めてあげられるのかしら……あ、そうだわ!)

ルナ・ドーパントは何かを思い付いたのか、Dollsに向かって両腕を伸ばした。

アマゾンδ「っ!?」

アマゾンデルタはDollsを守ろうと、彼女達の方へと向かった。

ルナ「来た!!」

そんな彼を狙ったルナ・ドーパントはアマゾンデルタを捕らえた。

アマゾンδ「くっ、しまった!」

ルナ「今度こそ抱き締めてア・ゲ・ル♪」

ルナ・ドーパントはアマゾンデルタを、自分の方に引き寄せる。

アヤ「翔っ!!」

ミサキ「翔さん!!」

レイナ「翔君!!」

Dollsは慌ててアマゾンデルタを助けに向かおうとするが、

ルナ「そうは行かないわよ!!」

ルナ・ドーパントはもう片方の腕を振り、おびただしい数の『マスカレイド・ドーパント』を召喚し、Dollsに襲わせた。

サクラ「わっ!?な、何ですか、これ!?」

ナナミ「くっ、マスカレイド・ドーパント!!」

ヒヨ「数が多いよー…!」

ユキ「倒しても、どんどん、出てきます。」

ヤマダ「くっ、邪魔だぁ!」

シオリ「あの怪物に、近づけない…!!」

Dollsは武器を召喚して、マスカレイド・ドーパント達と戦うが……数は全く減らない。

アヤ「キリがないわ…!」

ミサキ「くっ、邪魔よ!!」

レイナ「このままじゃ、翔君が…!」

マスカレイド・ドーパント達は、数が減るどころか…逆に増えている。

アマゾンδ「っ!!」

ルナ「捕まえた♪」

ルナ・ドーパントはとうとう…アマゾンデルタを自分の目の前に引き付けた。

アマゾンδ「ぐっ、何をする…離せ!!」

ルナ「嫌よ!!」

アマゾンδ(くそ、マスカレイド・ドーパントまで召喚しやがって……何か良い方法は無いのか…?)

アマゾンデルタは抵抗しながら、ルナ・ドーパントから逃れる方法と、マスカレイド・ドーパント達を消す方法を考える。

アマゾンδ(…そうだ!)

アマゾンデルタは右足を上げ、ルナ・ドーパントの足を思い切り踏みつけた。

ガッ!

ルナ「いったぁぁあああああああい!!」

ルナ・ドーパントはアマゾンデルタを離し、踏まれた右足を両手で抑え、ケンケンしながら痛みに耐えている。アマゾンデルタはルナ・ドーパントから距離を取り、アマゾンウィップを取り出し、

《バイオレント・クラッシュ》

アマゾンδ「ムンッ!」

マスカレイド・ドーパント達を瞬時に消し去った。

アマゾンδ「大丈夫か?」

サクラ「翔さん、私たちは大丈夫です!」

アマゾンδ「よし…アイツは、俺に任せろ。」

アマゾンデルタはルナ・ドーパントの方に向きを変え、野性的な構えを取り、腰をどっしりと落とした。

ルナ「ちょっとぉ!レディの足を踏むなんて、ヒドイじゃない!」

アマゾンδ「黙れ、自分の都合一筋で、相手の気持ちを考えねぇ方がもっとヒデェだろうが。」

ルナ「くぅ、その通りだわぁぁああああああ!!」

ルナ・ドーパントはアマゾンデルタ目掛けて走って来た。アマゾンデルタは地面を蹴ってジャンプし、ルナ・ドーパントの顔面に飛び蹴りを放った。

ドカッ!

ルナ「ぶぅっ!?」

ルナ・ドーパントは吹っ飛び、地面を転がった。

ルナ「んもぉ~、乙女の顔を蹴るなんてヒドイじゃない!いったぁ~い!!」

アマゾンδ「俺は敵が誰であろうと、容赦はしない……てめぇの場合、オネェか。」

ルナ「オネェ!?違うわ、アタシはレディよ!!」

アマゾンδ「はいはい、レディレディ。」

アマゾンデルタはルナ・ドーパントの言葉を受け流し、アマゾンウィップでルナ・ドーパントを捕らえた。

ルナ「んなっ!?捕まっちゃったわ!!」

アマゾンδ「ギャーギャーうるせぇな…」

アマゾンデルタはハンマー投げのように回転する。

ルナ「ヒィ~、目が回るぅぅうううううう!!」

ルナ・ドーパントが酔ってきたところで、

アマゾンδ「おらよっ!!」

ズドォオオン!

ルナ・ドーパントを地面に思い切り叩きつけた。

ルナ「ふんぎ……ふおぉぉぉ……こ、腰がぁ……」

ルナ・ドーパントは腰を強く打ったのか、腰を抑えている。アマゾンデルタはアマゾンウィップをしまうと、ベルトの左グリップをひねった。

《バイオレント・スラッシュ》

シャキンッ…

そして、右腕のアームカッターを伸ばす。

ルナ「いててて……ここは、逃げるが勝ちよ!!」

ルナ・ドーパントは腕を使って飛び上がった。

アマゾンδ「っ!?待て!!」

ルナ・ドーパントはビルからビルに飛び渡り、どこかへ行ってしまった。

アマゾンδ「ちっ、逃げられたか…!」

アマゾンデルタは変身を解き、翔の姿に戻った。

アヤ「翔!!ケガしてない!?」

アヤは翔の身体中を見ながら、彼を心配する。

翔「大丈夫だ、ただ……」

アヤ「ただ…?」

翔「少し、吐き気がする…」

翔は口元を抑えながら言う。

アヤ「大丈夫、翔!?」

アヤは翔の背中を擦りながら言う。

翔「いやぁ、さっきのオネェ野郎……ホントに気持ち悪かった。」

PPP--

愛『翔君、応答お願い。』

翔「ど、どうした?」ウッ…

愛『ど、どうしたの翔君!?』

翔「いや…ちょっと変な奴に絡まれて……」

愛『へ、変な奴!?』

翔の言葉に、困惑する愛。

アヤ「愛さん、翔が吐き気を訴えてるの!」

愛『えっ!?た、大変!ゆっくりでいいから、ドールハウスに戻って来て!』

アヤ「わかったわ!」

アヤは通信を切った。Dollsは、口元を抑え、吐き気を堪える翔と共に、ドールハウスへと戻って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、人気の無い路地裏にて……

N「あぁ…全身が痛いわ……」

ボロボロになったNが、休んでいた。

N「それにしても……強かったわね、翔君……」

Nは、翔との戦いを振り返っていた。

N「でも、ますます……翔君が欲しくなっちゃった……次こそは必ず、貴方を手に入れて見せるわ……」ンチュッ♥️

Nはそう言うと、青空に向かって投げキッスをした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔「うっ!?」

シオリ「翔君!?大丈夫ですか!?」

翔「うぅ……ヤベェ、吐きそう……」

サクラ「はわわわわ、ど、どうしましょう!!」アセアセ

ミサキ「落ち着いて、サクラ!どこかに、トイレとかは……」

ミサキは公衆トイレを探すが、周辺にそれらしき物はなく…しかも、どこの店も混雑しており、とても入れそうな状況ではない。

アヤ「エチケット袋ならあるわ!翔、これ使って?」

アヤは持っていたエチケット袋を、翔に渡した。そして翔は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

吐いちゃいました……




いかがでしたか?今回はここまでです。

ジャドウは、他の転生者から特典を強奪しているため、仮面ライダーか怪人のいずれかに変身することが可能です。
今回現れた『転生者 N』は『泉 京水』をモチーフにし、ルナ・ドーパントに変身させました。更に、オネェキャラと言う設定にしました。女でも男でもありません……オネェです……

次回も、お楽しみにね。

では、またね~
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