〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
アタラクシアにて、ピグマリオンとの戦闘があり、そこにNも参加した。しかし、この戦いはまだまだ序の口に過ぎなかった。
戦闘が終わり、ホッとしたのもつかの間……その先に見えたのは……
今回、翔とNの戦闘がメインになるかと思います。
では、本編へどうぞ
襲って来たピグマリオンたちを殲滅し、ひとまず戦闘を終えたメンバー達。
サクラ「何とか勝てました……!」
ミサキ「何とか……?」
ミサキは低い声で言うと、サクラを睨む。
サクラ「い、いえ……わ、割と余裕で……勝てた、ような……」汗
ミサキの様子を見たサクラは、アワアワしながら言い換える。
ミサキ「雑魚相手に苦戦しないで。あくまで本命はデウスなんだから。」
サクラ「あ…は、はい……」
翔「ミサキ、あまり熱くなりすぎるな。」
翔がミサキにそう言うと、
ミサキ「しょ、翔さん……」
ミサキは先程の威圧的な態度は消え、大人しくなった。
翔「あんまり熱くなりすぎると、すぐに疲れちまうぜ?気楽に行こうぜ、今はな?」
ミサキ「…は、はい。」
ミサキが大人しくなったところで、
ユキ「嫌な予感がします…………先へ行きましょう。」
メンバー達は更に先へと進んでいく。
翔「デウスは中で待ってるはずだ。先へ進むぞ。」
N「ねぇ、翔君。デウスって、誰なの……?」
翔「あぁ、そう言えばお前にはまだ話していなかったか……」
翔はNに今回の任務内容とデウスについて、丁寧に説明した。
N「成る程……ゴーレムって奴を生み出した張本人なのね。それで、アタラクシアと呼ばれる場所で待っている……ね。」
Nは翔の説明に納得した。その時……
ブーッ!ブーッ!
再び通信機が鳴った。
カナ『戦闘反応検出!こ、これって--』
戦闘反応が出たようだ。更に……
N「…えっ!?何これ…!?」
Nもスマホの画面を見て驚いた。
ミサキ「戦闘反応……?一体、誰が……まさか、ストライカー共……?」
翔「何だよ、誰が戦ってんだ?」
サクラ「あ、あれを見てください!」
サクラは奥の方を指差す。彼女が差した方向に目を向け、飛び込んできた光景は……
ピグマリオン「「「!!!!」」」
ゴーレム「「「「グゴォォオオオオオオ!!」」」」
ピグマリオンとゴーレムが、交戦している光景だった。更に……
天音「やぁぁああああああああ!!」ズパァッ!
真野「ふっ!」ズダァンッ!ズダァンッ!
遥「やっ!そりゃっ!」ゴスッ!ドカッ!
妖魔「「「!!」」」
裏切り者のストライカー達も、ピグマリオンやゴーレム、妖魔と戦っていた。
翔「なっ…!?」
ヒヨ「ど、どーなってるの!?」
アヤ「なんで、ゴーレムとピグマリオンが殺し合ってるワケ!?」
ナナミ「なんですか…この絵面、怪獣大戦争じゃあるまいし……」
N「それに、妖魔もストライカー達もいるわ!」
メンバー達は飛び込んできた光景に、驚いていた。
アヤ「敵同士潰しあってくれるなら、それはそれでありがたいけど……」
アヤはそう言うが……
ミサキ「戦闘を始めるわ。皆、武器をとりなさい。」
ミサキはメンバー達に告げ、武器をとった。
サクラ「で、でも……どっちに加勢すれば……」
サクラがそう言うと…
ミサキ「加勢?ふざけないで。ピグマリオンもゴーレムも破壊するわ。」
N「もちのろん…妖魔もストライカー達もね!!」
ミサキとNはサクラに言った。
翔「アタラクシアへ行くには…どっちも倒さなければならねぇ。つまり……混戦中の今が好機。……そういうことだろ、ミサキ?」
翔がそう言うと、
ミサキ「ほら。翔さんはきちんと分かっているわよ。」
ミサキはサクラに言う。
サクラ「な、なるほど……」
翔「サクラ…ストライカーや妖魔がいるなかで、さっきの発言してみろ……その時は、お前を狩るぞ?」
翔は低い声で、サクラに言う。
サクラ「す、すみません、翔さん!!で、では、戦闘を開始します。翔さん、いつも通り指示をお願いします!」
翔「Dollsは三人でペアを組んで化け物とゴーレムを、俺とNは二人でペアを組んでストライカーと妖魔をぶっ潰す。言っておくが、化け物もゴーレムもストライカーも妖魔も、全員敵だ……容赦なく叩き潰せ!」
翔の指示の元、メンバー達は戦場へと乱入する。Dollsはピグマリオンとゴーレムの群れに向かい、彼らを葬っていく。
真野「ふぅ……ふぅ……ん?あ、あれは…!」
いつみ「た、隊長…!!」
紗々「来てくれたんですね~♪」
ストライカー達はDollsに目を向けず、翔の姿を見て、希望に満ちた表情を見せた。
天音「っ!!…翔、あたし達を助けなさい!」
翔「黙れ!」
翔は天音に反論し、彼女に飛び蹴りを入れた。
天音「がぁっ!?」
蹴られた天音は吹っ飛び、地面を転がった。
いつみ「お、あんた誰だ…?」
いつみはNに問い詰める。
N「アタシはNよ、翔君の手助けをしてるの。」
Nはいつみに自己紹介をした。
いつみ「あんた男だろ……いや、オネェか。」
N「そうそう、オネェ…オネェ!?言ったわね!?あんた、レディに対して最大の侮辱を!ムッキィィイイイイイイイイ!!」
いつみの言葉に、Nは怒った。
いつみ「えっ、ちょっ……」汗
N「言ったわねぇぇええ!?」
怒ったNは、鞭を打ち付け……
N「来なさぁい?」
いつみを挑発した。
いつみ「っ!!」ガシャッ!
いつみはガトリングを構えるが、
ヒュンッ、ビシィッ!
いつみ「っ!?」
Nの鞭によってはたき落とされた。
N「あんっ!あんっ!」ヒュンッ!ヒュンッ!
いつみ「うっ!ぐっ!」ビシィッ!バシィッ!
そして、丸腰になったいつみを鞭でひっぱたいた。
N「この程度、つまんないわ、ね!」ヒュンッ!
いつみ「ぎゃっ!」ダシィッ!
Nはいつみを戦闘不能まで追い詰めると、
N「次は、貴女よ?」
紗々の方に向いた。
紗々「…っ!?」ゾッ…!
背筋が凍り付くような感覚を感じた紗々は、バズーカを空に向かって撃った。そして、大量の刃の雨としてNの頭上から降ってきた。
N「危ないっ!!」
Nは素早く避け、
N「ちょっと危ないじゃないの!お肌が傷ついちゃったら、どうすんのよ!?」
紗々に文句を言った。
N「そんな悪い子ちゃんには、お仕置きが必要みたいね!!」
Nは紗々に向かって走り出す。紗々はリロードしており、Nが近づいてきていることに気付いていない。
ガッ!
紗々「えっ!?」
N「捕まえたわよ!」
Nは紗々を捕らえると、
N「フライング、ニッチョメ固め、えいっ!!アタシ、女には、厳しいの!……ムンッ!」
飛び付き腕挫を繰り出した。
紗々「ぎゃんっ!?」メキッ!
この技は、紗々にはめちゃくちゃ効いたようだ。
天音「桃川 紗々!」
天音は紗々を助けに行こうとするが、
翔「てめぇの相手は、俺だ…」ザッ…
翔に行く手を阻まれ……
翔「おらぁっ!!」ドゴォッ!
天音「がはぁっ!!」
腹部にハイキックを受けた。天音は後方に勢いよく吹っ飛び、地面を引きずって壁に激突し、戦闘不能になった。
真野「っ!!…あ、天音!!」
真野は妖魔との戦いに集中し、天音を全く見ていなかった。しかも、妖魔は数体程度しか倒せていない。
翔「相変わらず、全然ダメだな……」
翔はそう呟くと、
翔「おらっ!!」ドカッ!
真野「ぐふっ!?」
真野の顔面目掛けて飛び蹴りを繰り出し、妖魔の群れ目掛けて走っていく。
翔「ちっ、おらおらおらぁっ!」ドガガガガッ!
そして、ブレイクダンスのように回転し、妖魔の群れを蹴り倒していく。
妖魔「!!」
背後から攻撃してきた妖魔には、
翔「はぁっ!」
回し蹴りで返り討ちにした。
遥「はぁ……ふぅ……隊長さん、あたし疲れちゃったよ~…」
遥は…翔を味方だと愚かに勘違いし、妖魔との戦いをやめて休もうとする。
翔「疲れた?なら、好都合だな…」
翔は遥をターゲットにし、攻撃を開始する。
翔「はぁっ!!」ドカッ!
遥「うわっ!?」
翔の飛び蹴りは、遥の脇腹に命中した。
遥「ちょっ、ちょっとタンマ!」
翔「敵は待ってくれると思ってんのか?」ドゴッ!バキッ!
翔は容赦なく、遥を殴ったり蹴ったりする。
翔「くらえぇっ!!」ドガァッ!
最後はドロップキックで、遥にトドメを刺した。遥は壁に激突し、戦闘不能になった。
真野「栗本さん!」
真野は銃を構え、翔を狙うが…
ビシィッ!
真野「っ!?」
N「そうはさせないわよ!」
Nの鞭にはたき落とされた。
N「最後はあんたね、妖魔もまとめてかかって来なさぁい!!」
Nはそう言うと、鞭を構える。
翔「N、こっちは任せろ!そっちは任せた!」
N「アイアイサー!」
Nは妖魔と真野と戦闘を開始する。
妖魔「!!」
N「く~ね~くね~くねくね~、あんっ!」ヒュンッ!
妖魔「っ!?」ビシィッ!
Nは独特な動きで妖魔を翻弄し、鞭を打ち付ける。
真野「っ!!」ズダァンッ!
N「ぬ~る~ぬる~ぬるぬる~、あんっ!、せいっ!」バキッ!ドカッ!
真野「ぐぅっ!ぐはっ!」
真野に対しては、独特な動きからの肉弾戦を繰り出した。
妖魔「「「!!!!」」」
襲って来た複数体の妖魔には、
N「く~る~くる~くるくる~。」クルクルクルクルーー……
まるでリボンを回すように鞭を回転させ、襲って来た妖魔たちをあっさりと葬った。
真野「くっ、コイツも強い…!」
真野はヨロリと起き上がる。
「Nが強いんじゃねぇ…」
真野「っ!?」
背後から声が聞こえたため、真野は後ろを振り向く。
翔「お前が弱いだけだ!!」
翔は真野の背後からライダーキックを仕掛けてきたのだ。真野が振り向いた時には、すでに遅く……
ドゴォォオオオオオッ!
真野「きゃああああぁぁぁぁ…!!」
真野はキックを受けてしまい、後方に吹っ飛ばされた。そして、地面を転がり、戦闘不能になった。
N「全く、手応えのない連中ね。」
翔「そうだな。さて、Dollsを助けるぞ。」
N「分かったわ!」
翔とNは、ピグマリオンとゴーレムと戦うDollsの元に向かう。
Dollsはそれぞれの武器を振るい、ピグマリオンとゴーレムの群れを薙ぎ倒していく。
アヤ「ちっ、これじゃあキリがないわ…!」
ミサキ「何体来ようが、倒すまでよ!」
ミサキは気合いを込めるが、
サクラ「はぁっ……はぁっ……!」
ナナミ「はぁっ…ゲホッ!ゲホッ!」
限界を迎えているメンバーもいた。
シオリ「サクラさん!」
レイナ「ナナミ、しっかりして!」
そこに……
翔「よっと!」
N「ピョーン!」
翔とNが駆け付けた。
翔「任せろ。」
N「アタシもついてるわ!」
アヤ「翔♪」
ヤマダ「っしゃあ!翔さんがいてくれりゃ、百人力っす!!」
ヒヨ「オカマのお兄さんもありがとー!」
N「お、お、オカマァ!?みんなしてレディをオカマ呼ばわりするなんて、ポォォオオオオオオオ!!もう、怒ったわよ!!」
翔「怒りは化け物とゴーレムにぶつけろ。」
N「もちのろんよ!!」
Nは鞭を構え、翔はアマゾンズドライバーからアマゾンスターを取り出す。
翔「この武器は近接だけじゃなく……」
翔はアマゾンスターを振り上げ、
翔「遠距離攻撃もできるんだよぉぉおおおお!!」
振り下ろすと同時に、アマゾンスターを伸ばした。アマゾンスターの鉄球には、鎖がついているため、伸縮可能である。鉄球は、一体のゴーレムに命中し、ピグマリオンと戦うゴーレムの元に吹っ飛ばされた。翔はアマゾンスターを振り回し、ピグマリオンとゴーレムの群れを次々と蹴散らしていく。
N「あんっ!あんっ!あぁんっ!」
Nは伸縮性抜群の鞭を振るい、ピグマリオンとゴーレムを次々と倒していく。
アヤ「す、すごい……」
ミサキ「あんなにいた敵を、ものの数分で……翔さんは勿論だけど、彼もかなりの実力を持っているのね。」
ヒヨ「二人ともカッコいいよ!!」
そして、翔とNは最後の一体のピグマリオンとゴーレムも倒した。
翔「俺たちと会ったのが、運の尽きだったようだな…?」
N「レディの逆鱗に触れた…バツよ?」
メンバー達は、第2ラウンドを勝利した。
翔「N、お前やるじゃねぇか。」
N「翔君程じゃ、ないけどね。」
翔とNは……
パァンッ!
ハイタッチを交わした。
女神(神様、これは一体…?)
神様(面白い展開になってきたな。)
女神(また貴方の悪戯ですか?)
神様(違う違う、翔のやり方に乗っただけだ。)
女神(へっ?翔さんが…?)
神様(あぁ、彼はNの意思に寄り添い、チャンスを与えたようだ。その結果、Nは悪さをやめ…こうして、翔とDollsの力になっているんだ。)
女神(そうなんですか!?)
神様(そうさ。ジャドウが改心したのは、Nが初めてだ。これは前代未聞だ。)
女神(…翔さん、貴方の優しさは…ジャドウも改心させる程、大きいんですね。)
いかがでしたか?今回はここまでです。
ピグマリオン、ゴーレム、妖魔、裏切り者のストライカー達が混戦している……なんともまぁ、カオスな空間だ……そこに、翔とNとDollsが乱入し、化け物たちの宴は終了した。
次回も、お楽しみに~
では、またね~