〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウです。

タイトルを見て、『封印されし エクゾディア』か?……って、思って方……鋭い。ま、それとは全く関係ないんですけどね(苦笑)。

化け物たちが混戦する中、翔たちはそれを好機に、化け物たちを成敗した。そして、アタラクシアに向かおうとすると……そこに、招かれざる者たちが現れる。

では、本編へどうぞ


第七十二話 招かれざる者…封印されし扉…

化け物たちの宴を壊し、戦闘を終えたメンバー達。

PPP--

カナ『目標は全て撃破。周囲に反応はありません。』

敵が全滅し、メンバー達は漸く安心できる一時を手にした。

アヤ「…なんとかなったわね。」

ナナミ「タフな戦いでしたね……これから先が思いやられます……」

ミサキ「翔さん、先へ進みましょう。アタラクシアは、すぐそこです。」

翔「…そうだな。」

メンバー達は、アタラクシアへと進んでいく。

N「翔君?」

翔「…んあ?」

N「あのストライカー達、どうするの?」

Nは戦闘不能になったストライカー達を見ながら言う。

翔「ほっとけ。」

翔はそんなストライカー達を見向きもせず、先へと進んでいく。

N「そ、そう…」

翔「アイツらは自分勝手な都合で、無関係な奴らを巻き込んでまで、散々不祥事を起こしてきたんだ。それも、何回もな……」

N「……。」

翔「さ、行くz……」

翔は何かを感じたのか、足を止めた。

レイナ「どうしたの、翔君?」

翔「……。」

翔は新宿駅の方を向く。

ヒヨ「向こうに何かいるの?」

翔「あぁ……それも、一人じゃない……2人だ。」

翔の表情が次第に険しくなっていく。メンバー達も、新宿駅の方を見る。そこには……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「……。」ニヤニヤ…

???「……。」ニコッ…

新宿駅の改札口と思われる場所から、黒い腕輪をつけた二人の男女グループが、こちらを見ていた。二人とも、笑っている。

???「何だてめぇら…見ねぇ顔だなぁ?」ニヤニヤ…

???「あんたら、持ってそうじゃん?」ニコッ…

翔(ジャドウだな…?)

翔「てめぇらこそ、見ねぇ顔だな?ここで何をしている…?」

翔は警戒しつつ、二人に問い詰める。

O「オレはOだ。別に何もしてねぇけどな?」

P「アタシはP、アタシらは貧しい暮らしをしてるの。だから、ここを拠点にしているだけよ。」

男は『転生者 O』、女は『転生者 P』。彼らは姉弟であり、幾多の転生世界で泥棒をしてきたのだ。更に、他転生者から変身ベルトを強奪し、殺害……更に、邪魔者や自分たちの命令に背いた者たちを次々と殺害していき、転生世界を崩壊させた。

翔「貧しい暮らし?…にしては、ずいぶん派手な格好してんじゃねぇか?」

P「そんな事どうでもいいじゃない。」

翔「どうでも良くねぇよ。それに、何もしてないとか言っていたが……持ってそうじゃんって言ってる時点で、何かしそうなのは見え見えだ。」

翔がそう言うと……

O「……ちっ、バレちゃしょうがねぇ。」

P「行くわよ、O。」

OとPは、『レンゲルバックル』のようなベルトに、カードを挿し込み、腹部に当てる。すると、ベルトが巻かれ、変身待機音が響き始める。

翔「N、戦えるか?」

N「勿論よ。」

翔はアマゾンズドライバーの左グリップをひねり、Nはルナメモリーを起動させる。

O&P「「変身!」」

翔「アマゾン。」

O()P()E()N() ()U()P()

《デルタ》

Oは『仮面ライダーランス』、Pは『仮面ライダーラルク』、翔は『仮面ライダーアマゾンデルタ』、Nは『ルナ・ドーパント』に変身した。

アヤ「翔、あたし達も戦えるわ!!」

アマゾンδ「分かった!なら、妖魔たちを頼んだぞ!」

アマゾンデルタは妖魔の気配も察知していたため、Dollsに告げた。

PPP--

カナ『EsGが妖魔の反応を検知しました!皆さん、戦闘準備を!』

そして、大量の妖魔の群れが姿を見せた。

ヤマダ「また妖魔っすか……ま、調度良い暇潰しにはなりそうっすねぇ。」

ユキ「翔さんの戦いの、邪魔はさせません。」

ナナミ「全く、妖魔もピグマリオンと同じくらい迷惑な奴らですね……」

ミサキ「皆、行くわよ。」

Dollsは武器を取り、妖魔たちを迎え撃った。妖魔たちは、数は多いのだが……連携を取らずに襲ってくるため、連携を取って戦うDollsには敵うはずもなく、次々と蹴散らされていった。

ランス「おらおらっ!」

ランスはランスラウザーを振り回すが、アマゾンデルタはヒラリヒラリとかわす。

ランス「おらぁっ!」

アマゾンδ「っ!」

アマゾンデルタはランスのラウザーをアームカッターで受け止め、ラウザーを掴むと……

アマゾンδ「はぁっ!」ドゴォッ!

ランスの腹部にハイキックを入れた。

ランス「がはっ!?」

ランスは吹っ飛ばされ、ラウザーが手から離れた。アマゾンデルタはランスラウザーを奪い取り、倒れたランス目掛けて走っていく。そして、起き上がったランスを思い切り突いた。

ランス「うおおああああぁぁぁぁ、がはっ!」

ランスは背中から壁に激突し、うつ伏せに倒れ、戦闘不能になった。そして、Oの姿に戻り、気絶した。

ラルク「O!…ったく、情けないわね。」

ルナ「仲間を助けようともしないアンタは、もっと情けないわ!」

ラルク「な、何よ!?」

ラルクはボウガン型の武器『ラルクラウザー』から矢を放った。ルナ・ドーパントは矢を全てかわした。

ラルク「なっ!?」

ルナ「そんな攻撃、アタシには効かないわ!」

ルナ・ドーパントは腕を伸ばし、

ルナ「今度はこっちの番よ!!」

連続パンチを繰り出した。

ラルク「…っ!!」

ラルクはラウザーで攻撃を防ぐが、

ルナ「隙やり!!」

一瞬の隙を見抜かれ、アッパーカットをくらわされた。

ラルク「っ!?」

ラルクの身体は宙を舞い、地面に叩きつけられた。

ラルク「…ちっ!」

ラルクはOを担ぐと、新宿駅内に逃げていった。

ルナ「あ、ちょっと!待ちなさい!!」

ルナ・ドーパントは後を追おうとするが、

アマゾンδ「ほっとけ!」

アマゾンデルタは何故かルナ・ドーパントを止めた。

ルナ「ちょっ、翔君!?」

アマゾンδ「俺たちの目的はデウスだ。これ以上、アイツらに構ってる暇はねぇよ。」

ルナ「…そうだったわね、本当の目的を忘れてたわ。ごめんなさい。」

ルナ・ドーパントはそう言うと、Nの姿に戻った。アマゾンデルタも変身を解き、翔の姿に戻った。

シオリ「翔君、こっちも妖魔たちを倒せましたよ。」

翔「全滅か?」

ユキ「はい、全滅です。」

翔「OK。んじゃ、今度こそ行くか。」

二人のジャドウと、突如襲撃してきた妖魔たちを撃退した一同は、アタラクシアへと足を運んだ。

 

 

 

アタラクシア前に着くと、そこには無数の蝶が飛び交っていた。中に入ると、ピグマリオンの姿は無いが、蝶たちの姿はあった。

デウス「…ようやく来たね。」

入ってすぐ、デウスがお出迎えする。

アヤ「出たわね、デウス…!」

N「あの子が、デウスなの…?」

翔「そうだ。」

メンバー達は構える。

デウス「…そう構えないでよ。いまはキミたちと戦う気はないからさ。」

デウスは口角をあげる。

デウス「おや?キミ、見ない顔だね?」

デウスはNを見て言う。

N「アンタがデウスなのね、アタシはNよ。」

デウス「へぇ…成る程、キミはオカマなのかい?」

デウスがそう言うと、

N「そう、オカマ…オカマ!?言ったわね!?アンタも言ったわね!?レディに対して最大の侮辱を!!ムッキィィイイイイイイイ!!言ったわねぇぇえええええ!!」

Nは乗りツッコミをし、興奮した。

Dolls「「「…。」」」汗

翔「N、少し落ち着け…っつっても、難しいか…」

翔がそう言うと、

N「ハッ!?だ、大丈夫よ!!」

Nは興奮を鎮め、落ち着きを取り戻した。

デウス「さて……まずは会話をしようじゃないか。会話はいい。人類が愛すべき手管だ。」

レイナ「…望むところよ。」

メンバー達は警戒心が解けないまま、デウスとやり取りを始める。

レイナ「私たちが知りたいことは一つ。アナタの目的は……何?」

レイナはデウスに問いかける。

デウス「ボクの目的はただ一つ。ピグマリオンをこの宇宙から消し去ること。そのために、存在さえも最適化して最適行為を最小効率で最大行使する……それがボク。命の定義だ。」

翔(コイツの目的は……Dollsと、同じ…?)

翔は眉を寄せる。

ヒヨ「だったら、ヒヨたちと目的はおんなじだよ!」

ヒヨはデウスに言う。

ユキ「どうして…?どうして、私たちを襲うの……?」

ユキはデウスに問う。

デウス「最初に言ったはずだ。ボクなりの挨拶さ。君たちへの。」

翔「あれで挨拶だと……ふざけるのも大概にしろ!」

デウスの態度を見て、翔はイライラし始めた。

デウス「まぁ聞いてくれ。それと、キミたちの実力も知りたかった。そのおかげで、利用する価値を見いだせた。」

デウスは口角を上げながら言う。

サクラ「そ、そんなことのために…!」

ナナミ「ドールハウスを襲撃したんですか…!?なんて人騒がせな……!」

サクラとナナミの言葉に、

デウス「そんなこと?」

デウスは大袈裟に首をかしげ……

デウス「嗚呼、悲しい。悲しいよ。ボクへの理解が全く足りないね。」

苦笑いのような笑みを浮かべた。

デウス「ボクはピグマリオンを消し去るためなら、どんなことだってする。それがボクだ。それがボクの命だ。それがボクの定義だ。その以外の全てのものは、ことごとく矮小化する。」

翔「……。」

翔(コイツ……なんか、ムカつくな……)

翔は終始眉を寄せていた。

N「この子、なんか気に入らないわ……」

それは、Nも同じであった。

アヤ「とにかく、アンタがピグマリオンと敵対しているっていうのは、よーくわかったわ。」

アヤはデウスに問い詰める。

アヤ「…で、あたしたちに何をさせたいわけ?」

デウス「ボクの望みはただひとつ。」

デウスは口を開く。

デウス「この汚物の塔の扉を開き、その先にいる見るも哀れな怪物を倒してほしいのさ。」

ミサキ「あの扉の先にいるピグマリオンを倒す…それが貴女の目的なの?」

ミサキはデウスに問う。

デウス「その通り。もちろん、ボクも協力する。…どうだい、悪い話じゃないだろ?」

デウスはDollsたちと協力すると言い出した。

翔「……。」

翔(怪しいな…本当に協力するつもりなのか?)

翔はデウスを警戒している。

PPP--

斑目『…確かに利害は一致している。どのみち、倒さなければならない相手なのだから。』

斑目は通信機を通じて言う。

ユキ「……でも……嫌な感じが、します。きっと、よくないことが……おきます。」

ユキは口角を下げる。

デウス「別に信じてもらう必要はないさ。」

デウスは余裕があるのか、笑顔を見せる。

デウス「キミたちの利害に一致しないというなら、そのまま帰ってもらってもいい。」

斑目『すこしでも危険があるなら帰還させる。…青空、それでいいな?』

斑目は翔に聞く。

翔「……。」

翔は更に、険しい表情になる。そして、顔を上げると……デウスと目があった。デウスは翔に笑みを浮かべている。翔はDollsとNの表情も見る。

デウス「そんなに難しく考える必要はないよ、翔。」

翔「…黙れ。」

翔の対応に、デウスは苦笑いした。数分後……

翔「……わーったよ。」

翔は渋々了承した。デウスはニコッと微笑むと、

デウス「決まりだね。…では、エスコートしよう。」

メンバー達の案内を開始する。

N「翔君、これで良かったの……?」コソッ

Nは小声で翔に話しかける。

翔「…さぁな。だが、気になってしょうがねぇモノは、早めに取り除きたい。」

N「…そう、よね…」

翔の言葉に、Nは共感した。

 

 

 

そして、扉の前に到着した。

シオリ「…到着しました。相変わらず、扉は固く閉ざされています。」

ヒヨ「…扉…ひらくの…?」

翔「そのために鍵があるんだろう?コイツで……」

翔は黒い鍵を持つ。

翔(この扉…何か、嫌な気配を感じる……でも…開けねぇとな……)

レイナ「…皆、構えなさい。何が起こるか分からないわ。」

レイナの言葉に、Dollsは警戒心を強める。翔が鍵を手のひらに置くと……黒い鍵はフワッと浮き上がり、上にある巨大な鍵穴に入って行った。そして、怪しい光を放つと…ゆっくりと開いた。

翔「……っ!開いた……!」

扉の中は禍々しいオーラに包まれ、中の様子を見ることは困難だ。その時……

「!!!!!!」

どこからか鳴き声が響いた。

翔「この扉からか…っ!?」

翔は扉から離れた。Nは翔の隣に立つ。扉には、見覚えのある無数のシルエットが浮かび上がった。

ユキ「この影は……全て、ピグマリオンです…!」

ヤマダ「ふひひ…!やっぱり出たな、エネミーども!」

デウス「これくらいは予想してただろ?では、こちらも誠意をみけるとしようか……」

デウスはそう言うと、瓦礫を使ってゴーレムを生み出す。

PPP--

カナ『デウスからゴーレム反応!こちらに加勢をしてくれるようです!』

そして、おびただしい数のゴーレムが姿を見せた。

翔「巣窟で蠢く化け物共をぶっ潰す!お前ら、行くぞ!」

翔の言葉に、Dollsは武器を構え、Nは鞭を構える。そして、ゴーレム達とDollsの共同戦が始まった。




いかがでしたか?今回はここまでです。

N…デウスにまで、オカマと言われるとは……頑張れ、N!!
さて、アタラクシアの巨大な扉は開いたが、そこは……ピグマリオンの巣窟と化していた。


後書き…短くて、すいません。


次回も、お楽しみに。

では、またね。
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