〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
前回の続き……と、行く前に、セリフ多めで短めのストーリーを書きました。
では、本編へどうぞ
『オマケストーリー』、あります。
目を開くと、青い空に白い雲が浮かんでいた。
???「ねえ----
ねえ----聞いて。」
彼女は話しかける。
???「私の--“再生”の権能。それは壊れたものをもとに戻す力なの。
壊れたものをもとに戻す力。それは『なかったことにする力』よ。変化を禁じる、停滞の権能と言えるかな。」
彼女は、自分がもち『再生』の力を、『なかったことにする力』と解釈する。
???「この権能を持つ、私だからこそ--
本当に愛おしいものを見つけたの…」
彼女が言う愛おしいものとは…………
???「誰かを想うこと、誰かに想われること。
誰かを傷つけること、誰かに傷つけられること。」
これらのことが、彼女にとって愛おしいそうだ。しかし……
???「その感情と記憶は決して『再生』しない。」
それらのことは、再生することはない……と、彼女は言う。
???「だって--感情は決して元に戻らないから。
--なかったことにはならないから。
----停滞することを許さないから。」
元に戻らない、なかったことにはならない、停滞することは許さない……それが、感情である……彼女は解釈する。
???「だからこそ、見つけたの。
もっとも、そこに遠い人が…誰よりも早く、そこに辿りつくことができる。」
彼女はそう言うと……
???「フフフ…」
静かに笑った。
???「…世界って、よくできてる。
私、見つけたの。」
ねえ。
聞いて?
ねえ………
彼女は一体、何を伝えようとしたのだろうか……
【オマケストーリー】
R「フッ、良いセリフだ、感動的だな。だが無意味d」
N「言わせないわよ!!」
Rが台詞を言おうとするのを、Nは無理矢理阻止した。
O「R兄ぃ、今の話に感動的な要素あったか?オレにはさっぱりわかんねぇよ……」
P「うーん、難しく考えちゃうわね……」
OとPは口々に言う。
R「O、P…考えるな、感じろ!」(^U^)
Rは張り付いた笑顔で、OとPに言う。
P「感じるって、何を……?」
PがRに問うと…
R「…………。」f(^U^;)
Rは何も言えず、頭を掻いた。
O「いや、わからんのかい!」
Oは思わずツッコミを入れた。
翔「何やってんだ、アイツら…?」
翔はジャドウ3人とNのやり取りを不思議そうに見ていた。
デウス「ずいぶん楽しそうだね?」
翔「デウスおまっ…いつからいたんだよ?」
いつの間にか、デウスが翔の右隣にいた。
デウス「何やら楽しそうな声がするから、少しだけ顔を出しに来ただけさ。」
翔「あっそ。」
アヤ「ちょっと…」
デウス「…?」
そこに、Dollsがやって来る。
レイナ「貴女、翔君に近づき過ぎよ?」
どうやら、デウスが翔の隣にいることが気にくわないようだ。デウスはフッと笑うと、
デウス「別に良いじゃないか。」
翔に腕を絡ませようとした。が……
翔「…触んじゃねぇよ。」
翔に拒まれてしまった。
アヤ「ほら、翔が嫌がってるじゃない?」
アヤがそう言うと、Dollsは全員……デウスにジト目を向けた。
デウス「翔、ボクが隣にいるのは、嫌かい?」
デウスは翔に聞く。
翔「あぁ、すっげぇ嫌だ。」
きっぱりと答える翔。
デウス「え……っ?」汗
デウスは困惑し、
デウス「そ、そんなに嫌なのかい?」
改めて翔に聞く。
翔「だって俺、お前を信用してねぇし。」
翔はデウスにジト目を向けながら言う。
デウス「そ、そうかい……」汗
デウスは残念そうに、翔から離れた。
翔「ちょっと残念そうな顔すんなよ。」汗
翔はデウスに言う。
デウス「そんな事言われても、残念なものは残念なんだよ……ボクだって、翔と話をしたいんだからさ。」
翔「そんな事言っといて……顔はニヤけてんじゃねぇか。」汗
デウス「翔と会話ができたことが、嬉しいからね。」
デウスは微笑みながら翔に言う。
N「あ”っ!?デウスあんた…翔君に馴れ馴れしく近付いたわね!?」
そこに、Nがズカズカとやって来た。
デウス「君は確か……」
N「お黙り!あんたなんかに、翔君の気持ちが分かるはずがないわ!!」
Nは首を左右にヌルヌルと動かしながらデウスに言う。
デウス「そう簡単に人の気持ちは分からないものだと思うよ、オカマ君。」
N「何よ、よく分かっ……オカマァ!?言ったわね!また言ったわね!?あんたレディに対して最大の侮辱をまた……ムッキィィイイイイイイイイイイ!!」
Nに対して『オカマ』と言うのは、禁句である……そのため、彼は顔を真っ赤にして怒る。
N「デウス!!あんたまた言ったわねぇぇえええええええええええ!!!!??」
デウス「……。」汗
Nとデウスのやり取りを、翔はヤレヤレとした顔で見守る。
シオリ「翔君。」
翔「…?」
そんな翔に、シオリが優しく話しかける。
シオリ「有名スイーツ店のバウムクーヘンがあるんです♪少し、休憩でもしませんか?」
翔「あぁ、そうする。」
シオリ「では、こちらへ♪」
シオリは翔を案内する。案内された場所には、
サクラ「あ、翔さん♪」
レイナ「翔君、来てくれてありがとう♪」
ヤマダ「おぉ、翔さん!待ってたっすよ♪」
Dollsが座って待っていた。
アヤ「翔、あたしの隣、空いてるわよ♪」トントンッ
アヤは空いてる椅子を叩きながら言う。
ヒヨ「アヤちゃーん、ずるいよぉ。ヒヨも翔さんの隣がいいー。」
ミサキ「通りでアヤがその席を譲らないと思ったら……そう言うことだったのね。」汗
シオリ「ヒヨちゃん?私の場所とヒヨちゃんの場所、交換しましょう。そうすれば、ヒヨちゃんも翔君の隣に座れますよ?」
ヒヨ「ホントー!?わーい!シオリちゃん、ありがとー!!」
シオリがヒヨと場所を交換したことで、ヒヨも翔の隣に座ることができた。右隣にはアヤ、左隣にはヒヨがいる形で、翔は席に座り、メンバー達とちょっとしたお茶会を楽しんだ。
ナナミ「ちなみに、翔さんはバウムクーヘンを食べたことは……?」
翔「ねぇけど?」
今まで食事を取ることすらも許されなかった翔にとって、バウムクーヘンは未知の味であった。
翔「…なぁ?」
ナナミ「はい、どうしました?」
翔「これ、美味いのか?」
翔はバウムクーヘンを指差しながら、ナナミに尋ねる。
ナナミ「はい!美味しいですよ♪」
ナナミはそう言うと、バウムクーヘンを一切れ食べて見せる。それを見た翔も、バウムクーヘンを一切れ、口に運んだ。
翔「……。」
アヤ「翔…どう?」
翔「…おぉ、美味い。」
彼の言葉を聞いたDollsは、笑顔を見せた。
レイナ「翔君、抹茶味とイチゴ味もあるわよ♪」
翔「おぉ、少し頂く。」
初めて食べるバウムクーヘンに、翔は舌を巻いたのであった。
O「なんか羨ましいぜ……」
Oは翔とDollsのお茶会を、羨ましそうに見ていた。
R「なら、私たちもここでお茶会をしようじゃないか。」(^U^)
P「そうね。なんか私、喉乾いちゃったわ…」
O「おっしゃぁ!んじゃ、準備すっか!」
Oは機嫌を直し、RとPと三人でお茶会を楽しんだ。
いかがでしたか?今回はここまでです。
何か、オマケストーリーが長くなった気がする(汗)。
ま、いっか。
※ちなみに……オマケストーリーは、メインストーリーと直接関係はありません。あくまでも、『オマケストーリー』なので。
次回は、前回のストーリーの続きを書きます。
お楽しみに~。