〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
途中、ハプニングが起きたものの、ハワイアンズで夏を満喫した翔達。プールで遊んだ後は、ホテルでゆっくりすることになった。バイキングの後、それぞれの時間を過ごすことになるが、ホテルには様々な娯楽施設がある。
では、本編に行きましょう。どうぞ
プールで遊んだ一同は、着替えを済ませて、ホテルハワイアンズへと移動した。フロントで荷物を取りに行き、それぞれ泊まる部屋に向かった。
部屋割りはこんな感じ。
↓
和洋室(ウィズバス)……『ドールハウス3巨頭』
和室1(ウィズバス)……『マリ、あから、ミサキ、ヒヨ、ユキ、N』
和室2(ウィズバス)……『雪枝、ほたる、シオリ、ナナミ、アヤ、翔』
和室3(ウィズバス)……『モニカ、幸子、サクラ、レイナ、ヤマダ、ルリ』
和室3では……
初めて宿泊するホテルに、ルリは目を輝かせていた。
ルリ「とっても広いね!」
サクラ「本当だね♪」
レイナ「部屋も勿論だけれど、畳の香りも良いわね♪」
幸子「そうですね、何だか…落ち着きます♪」
ヤマダ「ヤマダはちょっくら、ゲーセンにでも行ってくるっす~。」
モニカ「イイね!アタシも行きたい!」
夕食までの間、ヤマダとモニカはゲームセンターに行き、後のメンバーは部屋で談笑を楽しんだ。
和室1では……
N「解放感溢れる部屋ね♪この感じ、嫌いじゃないわぁ!」
広い和室に、Nは満足していた。
マリ「確かに、広いね。」
あから「こんなに広い部屋とは無縁だと思っていたけど……まさか、本当に泊まれるとは、ビックリだよ。」
マリもあからも、広い部屋に関心を示す。
ヒヨ「畳だぁー!」
ヒヨは畳に転がる。
ミサキ「ヒヨ、はしゃぐのは良いけど、ケガには気を付けるのよ?」
ヒヨ「はーい!」
ユキ「お休みなさい……」スヤァッ……
和室2では……
雪枝「こんなに広い部屋で、皆と一緒に過ごせるなんて……修学旅行みたい…♪」
ほたる「そうだね♪」
シオリ「修学旅行気分、良いですね♪」
アヤ「よーし!今夜は皆で語り合うわよ♪」
ナナミ「夜はぐっすり寝たいんですが……」汗
広い部屋に入り、修学旅行気分を味わうメンバー達。
翔「……。」
翔は部屋を見渡している。12.5畳の和室に、障子は勿論、薄型テレビ等もある。
翔(こんな豪華な和室……デンライナー以来だな…)
翔は移動し、窓から外を見る。
翔(列車ではなく、こうした宿も悪くねぇな……)
広い和室に、彼は満足している様子。
ほたる「それに、今回は隊長サンも一緒ですし……キャー///」
ほたるは頬を少し赤く染め、両手を当てた。
翔「何故顔を赤くする?」
翔がほたるに質問を投げると、
ほたる「ひゃわっ!?あ、いえ…何でも無いです…!えへへ///」
ほたるは慌てて誤魔化した。
翔「…そうか。」
そんなほたるを見た翔は、何事もなかったかのように、畳に座ってくつろぎ始めた。
雪枝「夕食まで、まだ時間がありますね。どうしますか?」
翔「俺はここにいる。中々居心地が良いもんでな。」
ナナミ「私も翔さんに賛成して、ここにいます。」
アヤ「なら、あたしもそうしようかしら。」
シオリ「では、皆ここにいることにしましょうか?」
ほたる「はい、そうしましょう!」
翔たちは夕食まで、ここで待機することにした。主に、談笑やトランプ等のカードゲームを楽しんだ。
丁度トランプで遊び終えた時、
ピコンッ♪
スマホが鳴り、
愛『夕食の時間になったから、グランダイニング『ザ・パシフィック』に来てね♪』
と、愛からのLINEが来ていた。メンバー達は、グランダイニング『ザ・パシフィック』へと向かう。
愛「あ、来た来た。こっちだよー♪」
そこは、バイキングレストランとなっていた。玄関前には、ドールハウス3巨頭が待っていた。数分後、全員が集合し、定額料金を払い、スタッフに席へと案内された。その後、バイキングを楽しむことにした。
翔「……。」
翔は料理が並んでいるテーブルを見渡す。テーブルには、寿司や味噌汁等の和食、パスタやピザ、ステーキ肉等の洋食、更に…アイスやケーキ等のデザート等、幾つもの料理が並んでいた。
翔(結構あるな……どれも見たことねぇ料理ばっかりだし、何を食おうか……)
翔が迷っていると、
スタッフ1「お客様、どうかされましたか?」
スタッフが後ろから声をかけてきた。後ろから話しかけられ、翔はビックリしてしまう。スタッフが慌てて翔に謝罪したが、
翔「気にするな。」
翔はすぐに許した。そして、
翔「…なぁ、何かオススメの料理はあるか?」
と、翔はスタッフに問い掛ける。スタッフは丁寧に教えてくれた。翔はお礼を言い、料理を取りに向かった。料理をある程度取った翔は、席に戻っていく。
カナ「あ、翔君。お帰りなさい♪」
翔「おう。」
翔は自分の席に座る。
翔「南田さんは取りに行かないのか?」
カナ「これから行くところでした。」
翔「そうか。」
カナ「翔君は、バイキングレストランって…初めてですか?」
翔「あぁ。」
翔はバイキングレストランに行ったことが無いのだ。
カナ「ここでは、定額料金を払うことで、一定の料理や果物等を希望するだけ食べることができるんです。」
カナはバイキングについて、丁寧に翔に説明した。
翔「へぇ。」
翔は軽い反応を示した。
カナ「あ、そろそろ私も行ってきますね♪」
翔「分かった。」
カナは席を立つと、料理を取りに向かった。翔は料理を食べ始める。
翔(このステーキ肉、柔けぇ……こっちのサラダもみずみずしくて美味いな。)
レストランの料理に舌を巻くほど満足する翔。
斑目「おぉ、青空。」
そこに、斑目が料理を持って戻ってきた。
翔「おう、先に食ってる。」
斑目「あぁ。」
翔は再び、料理を口へと運んでいく。
翔「……。」モグモグ……
斑目「……。」
翔「……。」モグモグ……
斑目「……。」
翔「…?」
翔は斑目の視線に気付き、手を止める。
翔「どうかしたか?」
斑目「青空は好き嫌い無く、何でも食べて、立派だと思ってな。」
斑目はそう言って、翔に微笑んでいた。
翔「子ども扱いすんなよ。」
翔は照れたのか、少し嫌そうに言った。
斑目「あぁ、済まない。」
斑目は翔に謝罪し、料理を口に運び始めた。その後、メンバー達も一通り戻ってきて、共に食事をした。途中、
サクラ「翔さん、この握り寿司美味しいですよ♪」
シオリ「ローストビーフは、ぜったいに絶対に食べた方が良いです♪美味しいですよ?」
ヤマダ「このパスタは、ヤマダのお気に入りっす~♪」
メンバー達がオススメ料理を教えてくれた。翔は料理を食べ終えると、次の料理を取りに向かう。
翔(寿司は…あそこか。)
まず、翔は寿司を取りに行った。マグロ、サーモンを2貫ずつ取ると、
翔(ローストビーフは……むこうか。)
次にローストビーフを取りに行く。ローストビーフは3枚程度取った。次にパスタを少し取り、ピザ、プチパン、オニオンスープを取り、席へと戻った。
愛「おぉ、結構食べるね、翔君♪」
翔「ここの料理は、どれも美味いんだよ。」
愛「あはは、それ分かる。本当にどれも美味しいよね♪」
愛は翔に共感した。翔は料理を口に運んでいく。
翔(ローストビーフを食ったのは、デンライナー以来だな……やっぱり美味い。このパスタも、寿司も、パンもスープも…どれも美味い。)
すっかり、レストランの料理の虜になった翔。
翔「…ふぅ。」
愛「お、翔君。口元、パスタのソースがついてるよ?」
翔「何?」
愛「今、取ってあげるから。」
愛はナプキンで、翔の口元のソースをキレイに拭き取った。
翔「自分で取れるっての…」
愛「ごめんごめん。」
愛(本当に可愛いなぁ、翔君は…♪)
照れて、少し不機嫌な翔を、愛は優しく見守っていた。
雪枝「そろそろ、お腹もいっぱいになって来ましたね。」
マリ「そうだね。」
モニカ「だったら、最後にデザートを食べようよ♪」
ほたる「デザートは別バラって、言いますしね♪」
幸子「それ、良いですね♪」
あから「なら、早速行こうか!」
元ストライカー達は、デザートを取りに行った。
翔「……。」
翔(アイツらも、よく笑顔を見せるようになったな……ドールハウスに来てから、何もかもが充実してる…そんな気がするな。)
元ストライカー達の様子を見て、翔はそう思った。
N「翔君、アタシ達もデザートを取りに行かない?」
翔「お、そうだな。んじゃ、ちょっと行ってくるわ。」
愛「うん、行ってらっしゃい♪」
翔はNと共に、デザートを取りに向かった。
N「あぁ、甘くて優しい香りが、鼻を擽る……この感じ、嫌いじゃないわぁ!」
翔「そうだな。」
デザートコーナーには、ケーキやアイス等の洋菓子の他、羊羹やあんみつ等の和菓子もあった。
ルリ「あ、お兄ちゃん達!」
そこに、アヤとサクラとデザートを取りに回っているルリがやって来た。
N「あら、ルリちゃん♪」
ルリ「Nお兄ちゃん、さっきね、むこうにチョコフォンデュ(?)を見つけたの♪」
N「ホントに!?後で行ってみるわ、教えてくれてありがとう♪」
翔「……。」
翔(Nの奴、面倒見が良いんだな。)
翔はルリとNの様子を見て、微笑ましく思っていた。
アヤ「あ、翔♪」
翔「よぉ、お前もデザートを取りに?」
アヤ「もちろんよ♪あ、そうそう。さっき面白いのを見つけたの♪」
翔「面白いもの?」
サクラ「はい、翔さんもきっとビックリすると思います♪」
ルリ「ルリが案内するね♪」
翔「おう、任せた。」
N「アタシも行くわ♪」
そして、ルリはメンバー達をとある場所に案内する。
ルリ「ここだよ♪」
ルリの案内で、メンバー達はチョコレートの噴水のような塔があるテーブルにやって来た。近くの大皿には、マシュマロやミニシュークリーム、バウムクーヘン、更に……イチゴやバナナ、キウイフルーツ、マンゴー等のフルーツがある。どれも一口サイズである。
翔「…何だこれは?」
アヤ「これは、『チョコフォンデュタワー』、こうやって使うのよ♪」
アヤはスティックにマシュマロを刺し、チョコレートをたっぷりつけて、皿に盛り付けた。
翔「…成る程な。」
翔はバウムクーヘンとミニシュークリームに、チョコをコーティングした。更に、全フルーツを2個ずつ、チョコをたっぷりつけて、皿に盛り付けた。
N「翔君、ダイナミックに盛り付けるわね。アタシもやろうかしら。」
Nはフルーツを中心に、チョコをつけて、皿に盛り付けた。ルリはマシュマロ、ミニシュークリーム、イチゴとバナナをチョコにつけ、皿に盛り付けた。そして、席に戻る。
モニカ「お~、隊長さんすごいじゃん♪」
愛「レパートリーが豊富だね♪」
翔「そうか。」
メンバー達は最後にデザートを食べ、心もお腹も満たした。そして、レストランを出た。ここからは自由時間となり、メンバー達はそれぞれの時間を過ごすことにした。
翔「……。」
翔(ここを、少し探索でもするか。)
翔はホテル内を探索することにした。
翔「……。」
ホテル内を歩き回ると、子ども連れの家族や恋人らしき男女が、楽しそうにしていた。ホテルには、ゲームセンターやエステ、お土産店等に様々な娯楽施設があった。
翔(色々あるんだな。)
翔は周りを見渡しながら、そう思う。
翔「……。」コツ…コツ…コツ…コツ…………
ふと、翔は何かを感じたのか、足を止めた。そして、後ろを振り向くと……
翔「誰だ!さっきからコソコソと後をつけて来やがって……」
少し荒めの声を上げた。どうやら、何者かが翔の後ろを着いてきているようだ。それは、ドールハウスの関係者でも、元ストライカー達でも、ルリでもNでもない。
翔「隠れたって無駄だ。早く出て来い。」
すると、
???「…た…隊長、さん…」
トイレの看板がある曲がり角から、1人の女性が姿を現した。
いかがでしたか?今回はここまでです。
ホテルハワイアンズでの一時を書いたつもりが……バイキングの様子がメインになっちゃいましたね(汗)。
ま、いっか。
それと…
最後に現れた、謎の女性の正体は……
次回、明らかになります。
お楽しみに。