〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウになりました、やさぐれ・真です。あ、逆だった……

前回、翔の前に謎の女性が姿を見せた。彼女は翔のことを知っているようだ。彼女の正体は、まさかの……

では、本編へどうぞ


第八十六話 最悪の再会

???「…た…隊長、さん…」

翔「…っ!?」

翔はその女性を見て驚き、言葉を失った。

翔「お、お前……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ティエラ…!!」

ティエラと呼ばれる銀髪のその女性……

ティエラ「隊長さん……あぁ、もう…ティエラ先生と呼んでくださらないのですね……」

翔「黙れ!俺はもう、隊長じゃねぇんだよ!」

翔はティエラに怒鳴る。

ティエラ「お、お久し振りです……」

彼女はかつて、『時空管理官』として、時空管理局に所属していた。

だが、翔がストライカー達に散々痛め付けられていることを知った彼女は……時空管理官を辞めていったのだ。つまり、彼女は…自分も翔と同じ目に合うのではと恐れ、彼を見捨て、自分だけ真っ先に逃げていった。実は、ティエラも……翔の前任の隊長から、性的な嫌がらせを何度も受けていたのだ。そんな傷付いた彼女に寄り添ったのは、翔だった。ティエラは翔が優しいと思い、彼がストライカー達による嫌がらせを訴えても……

ティエラ『隊長さんは、冗談が上手いんですね♪』

と、言うだけ……彼が証拠の動画やら写真やらを突き付けても、

ティエラ『んもぅ、騙されませんよ?』

等と言い、全く聞く耳を持たなかったのだ。そして、実際に翔がストライカー達に暴力を振るわれながら罵倒されている所を、偶然見て……彼が言っていることは事実であることに、漸く気付いたのだ。今までの自分の行動を後悔したティエラは、もう……どうすれば良いのか分からなくなり……

ティエラ『……隊長さん…ごめんなさい…!』

ストライカー引退書に、翔の判子を勝手に押し、ストライカーを辞めた。その後、大本営に辞職の手続きを行い、時空管理官を辞めていった。

 

 

 

翔「お久し振りです、じゃねぇよ……今頃何しに来たんだ…!?」

翔は両手を強く握りしめ、震えていた。

ティエラ「ご、ごめんなさい…隊長さん……」

翔「今頃何しに来たんだって聞いてんだ、答えろ!!」

怒りのあまり……つい、声を荒げてしまう翔。

ティエラ「あの、私(わたくし)……時空管理官を辞めた後、生活が苦しくなってしまったんです…」

翔「なら、何故ここにいる?生活が苦しいんなら、ここに来れるわけねぇだろ?」

ティエラ「そ、それは……退職金がまだあるので、羽を伸ばそうと……」

翔「…まぁいい。それで、今頃何しに来た?」

翔はティエラに問い詰める。

ティエラ「隊長さん、あの……」

ティエラは……

ティエラ「もう一度、隊長として…あの娘達を、支えてあげてください!!」

と、言った。それは……あの地獄に、もう一度戻れと言っている……この時の翔は、そう思わざるを得なかった。

翔「…ふざけるな……ふざけんじゃねぇよ!!」

怒った翔は、ティエラに怒鳴る。

翔「アイツらの元に戻れだと!?冗談じゃねぇ!!俺はもう、隊長じゃねぇって言っただろ!バカげたこと言ってんじゃねぇよ!!」

ティエラ「そんな…隊長さん、あの娘達を見捨てるんですか!?」

翔「黙れ!なら、てめぇはどうなんだ?てめぇは、前任のクズ隊長に散々暴力を振るわれていたアイツらを助けたのか?俺がアイツらから暴力を振るわれていた時、てめぇは助けたのか、なぁ?」

翔は強い口調で、ティエラに問い詰める。

ティエラ「そ、それは……」

案の定、ティエラは何も言い返せなかった。

翔「他人にどうこう言う前に……まずは自分の行動を見つめ直したらどうだ?」

ティエラ「……。」

完全に黙り込んだティエラに、翔は……

翔「俺はもう、アイツらの隊長でも何でもねぇ…誰に何と言われようが、俺は隊長には戻らん。ましてや、お前達を信頼するつもりも更々ねぇ。」

隊長に戻る意識は無いことを伝えた。

ティエラ「……。」

翔「そう言うことだ、もう2度と…俺の前に姿を見せるなよ?」

翔はそう言って、立ち去ろうとする。

ティエラ「……分かりました、隊長さんがその気なら……」

翔「…?」

翔は足を止め、ティエラの方を向く。

ティエラ「私、あの娘達のために…貴方を、力ずくで連れ戻します!!」

翔「…何だと?」

ティエラの言葉に、翔の声は一層低くなる。

翔「アイツらにちゃんとした手助けもせず、今更保護者面すんじゃねぇよ。」

ティエラ「それでも、私は……あの娘達の力になるつもりです。」

ティエラはそう言うと、服の左袖を肩の辺りまで捲った。

翔「っ!?」

翔はティエラの左腕を見て、驚いた。彼女の左腕には、まるで鳥の横顔のような形の、腕輪が巻かれていたのだ。ティエラは腕輪の嘴を押した。すると、腕輪の目が、青から赤に変わり、カラスの鳴き声のような音が辺りに響き渡る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ティエラ「…アマゾン。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

瞬間、ティエラの身体が黒がかった黄色い炎に包まれた。

翔「っ!!」

翔は風圧に吹っ飛ばされ、廊下を転がる。やがて、ティエラに纏っていた炎が消え、そこには……全身黒色の体色に、頭と左肩に、カラスの羽根のようなものがあり、黄色い目を光らせる怪物が立っていた。

『カラスアマゾン』……ティエラが変身した怪人の名称である。

翔「…貴様ぁぁああああああ!!」

翔は立ち上がり、構えを取る。しかし…

翔(くそ、アマゾンズドライバーがねぇ……コイツと戦うのは不利だろう……)

彼は、アマゾンズドライバーを持って来ていなかったのだ。

翔(部屋に置いてくるんじゃなかった……俺としたことが、油断した……)

カラス「ヴァァアアアアアア!!」

カラスアマゾンは発狂すると、翔目掛けて走って来た。翔は飛び蹴りを放つ。カラスアマゾンも飛び蹴りで対抗する。

ガッ!

互いの右足がぶつかり合い……

翔「どわっ!!」

翔が壁際に吹っ飛ばされた。

翔(コイツ、何てパワーだ!?)

ふと、翔の目線に消火栓が目に入り、彼は乱暴にボタンを押した。

ジリリリリリリリーーーー!!

ホテル内に、ベルの音が響き渡る。

 

 

 

ジリリリリリリリーーーー!!

客「何だ!?」「え、何?」「何かトラブルか!?」

突然のベルの音に、客たちは騒ぎだす。

スタッフ「皆様、すぐに外まで避難してください!!」

スタッフたちは客を避難させる。そして、玄関前に来たその時……

翔「ぐああああぁぁぁぁがはっ!!」

2階から翔が落ちて来た。更に、彼の後からカラスアマゾンが2階から飛び降りてきた。

客「「「きゃぁぁあああああ!!」」」

カラスアマゾンの登場に、悲鳴を上げる客たち。

翔「…くそがっ!」

翔は立ち上がり、

翔「俺が囮になる!早く外に出ろ!」

客とスタッフに怒鳴り立てた。スタッフは躊躇ったが、翔が「早くしろ!」と言ったところで、大勢の客と共に、外に避難した。

翔「…やっと、二人きりだなぁ…?」

翔はそう言って構えを取るが、カラスアマゾンのパワーにねじ伏せられ、その身体は傷やアザだらけだ。

カラス「隊長さん…これ以上、貴方を傷付けたくありません…大人しく、降参してください。」

翔「…笑わせるな!!」

翔はカラスアマゾンの言葉に耳を傾けず、再びカラスアマゾン目掛けて走って行く。そして、キックやパンチを繰り出していくが…カラスアマゾンはビクともしていなかった。

翔「ちっ…!」

翔は一旦、カラスアマゾンと距離を取る。

あから「隊長殿!!」

そこに、あからがやって来た。

翔「あから、下がってろ!」

あから「な、何なんだ…あの黒い怪物は…!?」

あからはカラスアマゾンを見て、驚く。

カラス「あ、あからさん…」

あから「っ!!?そ、その声……ティエラ、先生……なのか?」

カラスアマゾンの声は、ティエラの声……聞き覚えのある声を聞いたあからは、言葉を失った。

あから「そ、その姿は……」

カラス「大本営を去る際…奇妙な薬液が入った注射を射たれまして……気が付いたら、左腕にこの腕輪が…確か、『ネオアマゾンズレジスター』でしたっけ……これのお陰で、私は…隊長さんを連れ戻す力を手に入れたんですよ!」

カラスアマゾンは喜びを秘めた声を上げる。どうやら、時空管理局の大本営は…裏で何かをしているようだ。

ルリ「あからお姉ちゃ…っ!!」

そこに、ルリがやって来てしまう。ルリはカラスアマゾンを見て驚き、その場で尻餅をついてしまう。

カラス「っ!」

カラスアマゾンはルリを見る。

翔(ヤバい…!)

翔は急いでルリの方へと走る。カラスアマゾンもルリの方へと走る。

翔「おらよっ!」ドゴッ!

カラス「っ!?」

翔はカラスアマゾンが近くに来た瞬間、カラスアマゾンの顔面に飛び蹴りを繰り出したのだ。そして、怯んだカラスアマゾンを捕らえ……

翔「ルリちゃん、早く逃げろ!」

ルリを逃がそうとする。ルリは中々立ち上がれずにいた。

翔(くそ、カラスアマゾンに恐怖している…!)

翔「あから!ルリちゃんを頼む!!」

あから「で、でも…!」

翔「早く!!」

あから「隊長殿……ごめん!」

あからはルリを抱いて、部屋の方向に走った。

 

 

 

あから「大丈夫かい、ルリちゃん。」

あからはルリに尋ねる。幸い、ルリはどこも怪我していなかった。

ルリ「ルリは大丈夫…でも、お兄ちゃんは?」

あから「…。」

あからは、何も言えなかった。

あから(ボクは隊長殿に助けてもらってばかりだ……今回は、隊長殿を見捨てて、真っ先に逃げてしまった…くそ!)

彼女は、さっきのことを後悔していた。

ルリ「ねぇ、あからお姉ちゃん。」

すると、ルリがあからに言う。

ルリ「お兄ちゃんって時々、面白い形をしたベルトを巻いてるよね?」

あから「お、面白い形をした、ベルト……っ!!」

あからは何かを思い出したのか、翔が泊まっている部屋に入り……

あから「ルリちゃん、このベルトのことかい!?」

アマゾンズドライバーをルリに見せた。

ルリ「それ!」

ルリはあからからアマゾンズドライバーを取ると、どこかへ走って行く。

あから「あ、ちょっとルリちゃん!?」

あからは慌ててルリの後を追う。

ほたる「あからさん!?」

雪枝「わ、私たちも行きます!」

ほたると雪枝も、慌ててあからを追いかけていく。

 

 

 

翔「ぐあっ……」

カラス「フフフフ……♪」

翔はカラスアマゾンに圧されていた。そこに、Dollsとドールハウス3巨頭、Nが駆け付ける。

斑目「青空!!」

翔「来るな…!」

翔は駆け寄ろうとするドールハウスの関係者を止める。

愛「そんな…翔君、身体中傷だらけだよ!?」

翔「それでも俺は……コイツを、ぶっ潰す…!」

翔は傷やアザを作りながらも、何度も立ち上がる。

カラス「何度立ち上がっても、無駄ですよ?」

カラスアマゾンは、翔に回し蹴りを繰り出した。

翔「がはぁぁああああああ!!」

翔の身体は玄関の自動ドアをぶち破り、地面を転がった。

客「「「きゃぁぁあああああ!!」」」

スタッフ「お、お客様!!」

翔「がはっ……ぐっ…!」

翔は血を吐き、地面に突っ伏していた。それでも、何とか立ち上がろうとする。

翔(このままじゃ、ハワイアンズがめちゃくちゃだ……俺が倒れたら、誰がアイツをぶっ潰すんだ…!?)

その時……

ルリ「お兄ちゃん!!」

ルリがこっちに走って来る。カラスアマゾンはルリを攻撃しようと、腕を振り上げる。

翔「っ!!」

しかし……

ガッ!

あから「くっ…っ!!」

あからがカラスアマゾンの腕を両腕で受け止めた。

ルリ「あからお姉ちゃん!」

あから「ルリちゃん!早くそのベルトを隊長殿に!!」

ルリ「う、うん!」

あからがカラスアマゾンを足止めしたお陰で、ルリは翔のところへたどり着いた。

翔「ル、ルリちゃん…」

ルリ「お兄ちゃん、これ…お兄ちゃんの大事なものなんだよね?」

ルリは翔に、アマゾンズドライバーを渡す。

翔「そ、それ……あぁ、そうだよ。俺の、大事なものなんだ。」

翔はルリから、アマゾンズドライバーを受け取る。

翔「…ありがとう…ルリちゃん…!」

そして、フラつく足で何とか立ち上がり、アマゾンズドライバーを装着する。そして、ベルトの左グリップを捻り……

《デルタ》

翔「ぅぉぉおおおあああああああ!アマゾン!!」

仮面ライダーアマゾンデルタへと、姿を変えた。

スタッフ「お、お客様…!」

客「ねぇ、何あれ…?」「まさか……」「おい。あれ、仮面ライダーじゃないのか!?」「あぁ、間違いない…仮面ライダーだ!!」

アマゾンデルタの登場に、客たちは次第に喜びの声を上げていく。アマゾンデルタは、カラスアマゾンの元へと向かう。

 

 

 

カラス「フンッ!」ドカッ!

あから「がぁっ!」

カラスアマゾンはあからを吹っ飛ばし、ドールハウスの関係者と、後から駆け付けた元ストライカー達の方を向く。

カラス「貴方達…よくも、隊長さんと私の教え子を…!!」

愛「はぁっ!?それはこっちの台詞だよ!!」

カナ「貴女は元ストライカー達を、翔君を助けず…自分だけ逃げたじゃありませんか!!」

斑目「この期に及んで、今度は青空を傷付けるとは…貴様、許さんぞ!!」

ドールハウス3巨頭は、カラスアマゾンに反論した。

カラス「うるさい!!もう、貴女達を殺ります…!!」

カラスアマゾンがそう言った次の瞬間、

《バイオレント・スラッシュ》

カラス「っ!?」

ザシュゥゥウウウウウウウッ!!

カラス「ぎゃぁぁあああああああああ!!」

背後から向かって来たアマゾンデルタに、左目を切られた。

アマゾンδ「コイツらを殺す?…そんな真似はさせねぇよ。」

アマゾンデルタはドールハウスの関係者と、元ストライカー達の前に立つ。

愛「翔君♪」

N「翔君、あからちゃんはアタシが保護したわ!」

アマゾンδ「ナイスだ、N!」

カラス「ぐっ…あ、貴方…何者ですか!?」

カラスアマゾンはアマゾンデルタに問い詰める。

アマゾンδ「俺は生きとし生ける者全ての自由のために戦う戦士……『仮面ライダーアマゾンデルタ』だ。」

アマゾンデルタはカラスアマゾンに名乗ると、右手の拳をギリリッと握りしめる。

カラス「っ!!」

アマゾンδ「…来い。」

アマゾンデルタが挑発すると、カラスアマゾンはすぐに襲いかかって来た。カラスアマゾンは発狂しながら、攻撃を仕掛けて来るが……

アマゾンδ「てめぇの攻撃パターンは、もう読んでる……はぁっ!」ドゴォッ!

アマゾンデルタはカラスアマゾンの攻撃を避け、カウンター攻撃で反撃した。攻撃され、怯んだカラスアマゾンにアマゾンデルタは肉弾戦を仕掛け、カラスアマゾンを圧倒した。

カラス「ぐぅ、うぅ…!!」

地面を転がるカラスアマゾン。すかさず、アマゾンデルタはベルトの左グリップを捻る。

《バイオレント・スマッシュ》

音声が響いた次の瞬間、アマゾンデルタは起き上がろうとするカラスアマゾン目掛けて走る。そして、空中でひねりを加えながら、

アマゾンδ「アマゾンキック!!」

カラスアマゾンに踵のフットカッターを振り下ろした。

ドグシャァァアアアアアアアアッ!!

カラス「ぎぃゃぁぁあああああああああ!!」

カラスアマゾンは地面を転がり、ティエラの姿に戻った。そして、両手で両目をおさえ、発狂しながらのたうち回っていた。

 

 

 

その後、救急車と警察が到着し、ティエラは病院で、翔たちはここで事情聴取をされることとなった。翔たちはここで起こったことを、事細かに説明した。警官は、翔の言葉を少し疑ったものの、ホテル側が監視カメラの映像を証拠として提出し、翔の疑いは晴れた。

翔「ありがとう、協力してくれて。」

翔はホテルのスタッフにお礼を言う。

スタッフ「お客様、お礼を申すのは、我々の方です。ホテルハワイアンズを救っていただき、訪れたお客様をお守りくださり、ありがとうございます!!」

スタッフ一同は、翔たちに深々と頭を下げる。

客「お兄さん、ありがとう!!」「仮面ライダーのお兄ちゃん、ありがとー!」「私たちを、このホテルを守ってくれてありがとう!」「お姉さんたちもありがとう!」

客たちも、翔たちにお礼を言う。

雪枝「あ、いえ、その…私たちは何も……」

子ども1「ううん、お姉ちゃんたち、みんながあわててるとき、ちゃんとひなんする場所を教えてくれたんだ!」

子ども2「お姉ちゃんたちのお陰で、私たちは怖くなかったよ!ありがとー、お姉ちゃん達!」

雪枝が否定すると、子どもたちは口々に元ストライカー達にお礼を言う。

客1「Dollsも、そこの3人のお姉さんたちも、ガタイの良いお兄さんも、避難経路を確保してくれたり、怪我人を手当てしてくれたんだ!」

客2「そうよ!貴方達は命の恩人よ!」

客たちも、ドールハウスの関係者やNにお礼を言う。

女性客「それに、お嬢ちゃんの勇気が、仮面ライダーを呼んでくれたんだよ♪」

女性客は、ルリに言う。ルリは「えへへ。」と照れている様子。

スタッフ「私たち、何とお礼をすればよろしいでしょうか!?」

翔「礼は要らねぇよ。」

翔はそう言うと、

翔「ホテルに戻っても、良いか?」

スタッフに尋ねた。

スタッフ「も、もちろんです!」

スタッフがそう言うと、客たちはホテルへと戻って行った。

 

 

 

翔「中が少し散らかっちまったな…」

翔はそう言うと、ハンカチを蛇口で濡らしてきて、床にある血のシミを拭き始める。

客「お、じゃあ俺もやるか!」「私も!」「僕も!」

他の客たちは掃除用具を借りて、ガラスの破片を取ったり、ごみ袋を持ってきてごみを分別して、ごみ捨て場に持っていったりした。

大勢の客が協力したお陰で、掃除はすぐに終わった。

スタッフ「皆様、ありがとうございます!我々は、皆様が最後までお楽しみいただけるよう、精一杯おもてなしをして参ります!」

スタッフ一同は、客たちにお礼を言った。その後、客たちはホテルハワイアンズで、それぞれの一時を過ごした。

 

 

 

翔はドールハウス3巨頭の部屋で、愛による手当てを受けていた。

翔「……。」

愛「翔君、痛かったよね…?」

愛は涙目で、翔に尋ねる。

翔「大丈夫だ、大したことはねぇよ。」

翔はそう言うが……

愛「っ!!」ギュッ…

愛は翔を抱きしめた。

翔「…?」

翔が困惑していると、

愛「ごめんね、翔君……すぐに駆け付けられなくて…ごめんね…!」

愛は翔を抱きしめ、静かに泣いていた。

翔「突然のことだったんだ、仕方ねぇよ。」

翔は愛に怒っていなかった。

翔「だから、片山さんも、斑目さんも、南田さんもそんな顔すんなよ?」

翔は心配そうな顔をするドールハウス3巨頭にそう言う。

斑目「青空、本当に済まなかったな…」

カナ「申し訳ありません、翔君…」

翔「もう良いって。」

翔は苦笑いする。

翔「明日から、また楽しもうぜ?俺もまだ、遊び足りねぇんだ。」

翔は優しい笑顔を見せた。

斑目「青空…あぁ、分かった…!」

カナ「はい、喜んで…♪」

愛「うん、うん……今日はゆっくり休んで、明日から、また一緒に遊ぼうね。」

翔「あぁ。」

愛は翔を離す。翔は自分の部屋に戻って行った。

 

 

 

翔「よぉ。」

アヤ「翔!ごめんね、助けられなくて…!」

アヤは翔の手を握り、涙を流す。

翔「あれは仕方ねぇよ、突然のことだったからな。」

アヤ「でも…」

翔「もう良いって。俺は大丈夫だからさ。な?」

翔がそう言うと、アヤは大人しくなった。

翔「そういや、今日は朝まで語るんだろ?」

シオリ「そのつもりでしたが、今日はゆっくり休むことにしました。」

翔「そうなのか?」

ナナミ「明日から、プールで語り合おうと思いまして。」

翔「なら、ゆっくり休もうじゃねぇか。」

雪枝「そうですね。」

ほたる「はい、そうします!」

メンバー達は布団を敷くと、すぐに眠りについた。翔も戦いで疲れたのか、布団に入るとすぐに眠ってしまった。




いかがでしたか?今回はここまでです。

翔の前に現れたのは……元“時空管理官”、『ティエラ』だった。彼女はどういうわけか、カラスアマゾンに変身できるようになっていた。最初は生身の翔を圧倒したものの、翔が仮面ライダーアマゾンデルタに変身した途端、形勢逆転された。

次回は、ほのぼの系の回を書いていきます。

お楽しみにィ~。
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