〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
ハワイアンズにて、夏ならではの青春を満喫してきたドールハウス一同。ドールハウスに戻り、いつも通りの日常に戻ろうとしていた。だが、しばらく休養日を取っていたため、まだ休日は終わっていない。休日のDollsの様子を、翔は見に行くことにした。
では、本編に行こうかな。どうぞ
昨日、ハワイアンズから帰った一同。しばらく休養日を取っていたため、今日も休日である。Dollsの様子が気になった翔はNと共に、彼女達の様子を見に行くことにした。
コンコンッ……
雪枝「はい。」
翔「青空だ、Nもいる。」
雪枝「はい、どうぞ~。」
ガチャッ……
翔「邪魔するぞ。」
N「失れ~い。」
女子寮に来た翔とN。しかし、Dollsの姿はどこにも見当たらない。
翔「…アイツら、いねぇな。」
N「みんな、部屋で休んでるのかしら?」
翔「雪枝、幸子、アイツらは…?」
雪枝「うーん、分からないです…」
幸子「わ、私も…ただ、ドールハウスのどこかにいるのは間違いないと思います。」
どうやら、雪枝と幸子も…彼女達の居場所が分からないようだ。
翔「そうか、ありがとう。」
N「じゃあ、アタシ達はここで失礼するわね。」
雪枝「あ、はい。」
幸子「分かりました。」
翔とNは女子寮を出た。
翔「…俺らも休んだ方が良いのか?」
N「うーん、そうねぇ……」
翔「けど…何かやんなくちゃいけない気がするんだよな。」
N「アタシも。」
翔「よし、シミュレーションルームにでも行くか。」
N「そうね、そうしましょう。」
こうして、翔とNはシミュレーションルームに向かうことにした。
翔「さて、ここに来たのは良いんだが……」
N「アタシ達、何をやるべきなのかしらね…?」汗
翔「そうなんだよな…」汗
ファクトリーにあるシミュレーションルームに来た翔とNだが、何をすべきなのか全く分からず、途方に暮れていた。その時……
ドカンッ!
どこからか爆発音のような轟音が聞こえた。
翔「何だ!?」
N「向こうからよ!!」
翔「よし、行くぞ!」
N「アイアイサー!」
翔とNは慌てて轟音が聞こえた方に向かう。
ミサキ「ふぅ……イージーモードじゃ、やっぱり乗らないわね。」
シオリ「これ以上はいけませんよ?あくまでも、戦略のシミュレートですから。」
サクラ「ゴーレムの情報…見た目のデータだけでも、シミュレーターに入れてもらえて良かったです。」
シミュレーターでは、チームAの3人が訓練を行っていた。
サクラ「やっぱり、見慣れない敵が目の前にいると、どうしても体がすくんじゃって……でも、こうして何度もシミュレーターで戦ってると、だんだん慣れてくる気がします…!」
サクラがそう言うと、
ミサキ「ま、貴女はそもそも場数が足りてないしね。」
と、ミサキは言う。そして、
ミサキ「低レベルのシミュレーションでも、繰り返せば体が戦い方を覚えるわ。」
サクラにアドバイスをした。
シオリ「一応、部分的に解析できたゴーレムの実戦データも、反映できますけど…」
ミサキ「なんだ!あるなら早速、使うわよ。」
シオリ「ふう…そうおっしゃると思いました。」汗
シオリは、少し困った顔をすると…
シオリ「もう1時間近く訓練しています。これが最後の1回、ですからね?」
と、ミサキに言った。
サクラ「シミュレーターバトルって言っても、疲労がないわけじゃないですもんね。」
サクラは言う。
ミサキ「この状況で、動かずじっとしてる方が疲れるわ。さ、始めましょ!」
サクラ「はい!私も一緒に参加させてください!」
チームAが訓練を再開しようとした、その時……
バァンッ!
シミュレーションルームのドアが勢いよく開き、
翔「おい、火元はどこだ!?」
N「このままじゃ、洒落にならないわ!!」
消火器を持った翔とNが慌てた様子でやって来た。
サクラ「あ、翔さんとNさん。」
ミサキ「え…?」
シオリ「あら、本当です。どうしたんでしょうか?」
シミュレーターから、2人を見る3人。
N「このままじゃ、炎上しちゃうわ!エンジョイではなく延長でもなく、炎上しちゃうんデース!!」
翔「落ち着けバカ!」
中々原因が見つからず、次第に焦り出す翔とN。
サクラ「あの~…翔さん、Nさん?」
シミュレーターからサクラが顔を出す。
翔「おいサクラ!さっきすっげぇ轟音が聞こえたんだ!!一体何の音か分かるか!?」
サクラ「へ?あぁ、それはですね…」
サクラは翔とNに丁寧に説明する。
翔「はぁ…何だ、そうだったのか……」
N「レディとしたことが…つい、テンパっちゃったわ……」
サクラの説明を聞き、翔とNは床にペタッと座った。
ミサキ「どうしたんです、2人して…?」汗
ミサキもシミュレーターから顔を出した。
翔「いや、この辺から轟音が聞こえてさ…何か爆発したんじゃないかって思って焦ってたんだよ……情けねぇ話だろ?」
翔は苦笑いしながら言う。
ミサキ「あ…えっと……」汗
翔の言葉に、ミサキは冷や汗をかく。
翔「…?どうしたんだよ、ミサキ?」
ミサキ「私、張り切り過ぎてしまって…力を制御出来てませんでした。シミュレーターで訓練することを、事前にお伝えしていれば良かったですよね……すみません、翔さん、Nさん。」
ミサキはそう言って、翔とNに深々と頭を下げた。
翔「謝んなくて良いよ、俺らが勝手にテンパったんだ…騒がせて悪かった。」
N「ごめんなさいね、訓練の邪魔しちゃって…」
翔とNはサクラとミサキに謝罪し、頭を下げた。サクラとミサキが慌てていると、
シオリ「翔君とNさん、宜しければ…訓練の様子、見学していきますか?」
シオリがシミュレーターから顔を出し、翔とNに声をかけた。
翔「あぁ、そうさせてもらう。」
N「アタシも。」
翔とNはチームAの3人に案内され、彼女達の訓練を見学することにした。翔とNが見学席に座ると、3人は今度こそ…訓練を再開した。
翔「N。」
N「何かしら?」
翔「チームAに、メンタルケアは必要なさそうだな。」
翔は訓練に励むサクラ、ミサキ、シオリを見守りながら言う。
N「そうみたいね。」
Nも訓練に励む3人を見て言う。彼女達は、何故か楽しそうな様子で訓練をしていた。
翔(コイツらは、ゴーレムや化け物、妖魔の出現に備えた訓練をしているな……)
翔はメンバー達を見守る。
N(翔君は、Dollsの皆から…大きな信頼を得ているわね……アタシはみんなに、何ができるのかしら……)
Nは少し考え事をしていた。
サクラ(翔さんが見に来てくれたんですから…もっと頑張らないと!)
ミサキ(翔さんが見ているところで、みっともないところを見せられないわ!)
シオリ(翔君とNさん、頼もしいお2人が見守ってくださるなら、安心して訓練に励むことができますね♪)
訓練中の彼女達は、そう思いながら訓練に集中するのであった。
いかがでしたか?今回はここまでです。
ハワイアンズの回の後は……しばらく、アプリ【プロジェクト東京ドールズ】のストーリーを、書いていこうと思います。
次回は多分、チームBの様子を書くかな?
お楽しみに~。