〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれ・真こと、やさぐれショウです。

ハワイアンズにて、夏ならではの青春を満喫してきたドールハウス一同。ドールハウスに戻り、いつも通りの日常に戻ろうとしていた。だが、しばらく休養日を取っていたため、まだ休日は終わっていない。休日のDollsの様子を、翔は見に行くことにした。

では、本編に行こうかな。どうぞ


第九十話 休日(チームA)

昨日、ハワイアンズから帰った一同。しばらく休養日を取っていたため、今日も休日である。Dollsの様子が気になった翔はNと共に、彼女達の様子を見に行くことにした。

コンコンッ……

雪枝「はい。」

翔「青空だ、Nもいる。」

雪枝「はい、どうぞ~。」

ガチャッ……

翔「邪魔するぞ。」

N「失れ~い。」

女子寮に来た翔とN。しかし、Dollsの姿はどこにも見当たらない。

翔「…アイツら、いねぇな。」

N「みんな、部屋で休んでるのかしら?」

翔「雪枝、幸子、アイツらは…?」

雪枝「うーん、分からないです…」

幸子「わ、私も…ただ、ドールハウスのどこかにいるのは間違いないと思います。」

どうやら、雪枝と幸子も…彼女達の居場所が分からないようだ。

翔「そうか、ありがとう。」

N「じゃあ、アタシ達はここで失礼するわね。」

雪枝「あ、はい。」

幸子「分かりました。」

翔とNは女子寮を出た。

翔「…俺らも休んだ方が良いのか?」

N「うーん、そうねぇ……」

翔「けど…何かやんなくちゃいけない気がするんだよな。」

N「アタシも。」

翔「よし、シミュレーションルームにでも行くか。」

N「そうね、そうしましょう。」

こうして、翔とNはシミュレーションルームに向かうことにした。

 

 

 

翔「さて、ここに来たのは良いんだが……」

N「アタシ達、何をやるべきなのかしらね…?」汗

翔「そうなんだよな…」汗

ファクトリーにあるシミュレーションルームに来た翔とNだが、何をすべきなのか全く分からず、途方に暮れていた。その時……

ドカンッ!

どこからか爆発音のような轟音が聞こえた。

翔「何だ!?」

N「向こうからよ!!」

翔「よし、行くぞ!」

N「アイアイサー!」

翔とNは慌てて轟音が聞こえた方に向かう。

 

 

 

ミサキ「ふぅ……イージーモードじゃ、やっぱり乗らないわね。」

シオリ「これ以上はいけませんよ?あくまでも、戦略のシミュレートですから。」

サクラ「ゴーレムの情報…見た目のデータだけでも、シミュレーターに入れてもらえて良かったです。」

シミュレーターでは、チームAの3人が訓練を行っていた。

サクラ「やっぱり、見慣れない敵が目の前にいると、どうしても体がすくんじゃって……でも、こうして何度もシミュレーターで戦ってると、だんだん慣れてくる気がします…!」

サクラがそう言うと、

ミサキ「ま、貴女はそもそも場数が足りてないしね。」

と、ミサキは言う。そして、

ミサキ「低レベルのシミュレーションでも、繰り返せば体が戦い方を覚えるわ。」

サクラにアドバイスをした。

シオリ「一応、部分的に解析できたゴーレムの実戦データも、反映できますけど…」

ミサキ「なんだ!あるなら早速、使うわよ。」

シオリ「ふう…そうおっしゃると思いました。」汗

シオリは、少し困った顔をすると…

シオリ「もう1時間近く訓練しています。これが最後の1回、ですからね?」

と、ミサキに言った。

サクラ「シミュレーターバトルって言っても、疲労がないわけじゃないですもんね。」

サクラは言う。

ミサキ「この状況で、動かずじっとしてる方が疲れるわ。さ、始めましょ!」

サクラ「はい!私も一緒に参加させてください!」

チームAが訓練を再開しようとした、その時……

バァンッ!

シミュレーションルームのドアが勢いよく開き、

翔「おい、火元はどこだ!?」

N「このままじゃ、洒落にならないわ!!」

消火器を持った翔とNが慌てた様子でやって来た。

サクラ「あ、翔さんとNさん。」

ミサキ「え…?」

シオリ「あら、本当です。どうしたんでしょうか?」

シミュレーターから、2人を見る3人。

N「このままじゃ、炎上しちゃうわ!エンジョイではなく延長でもなく、炎上しちゃうんデース!!」

翔「落ち着けバカ!」

中々原因が見つからず、次第に焦り出す翔とN。

サクラ「あの~…翔さん、Nさん?」

シミュレーターからサクラが顔を出す。

翔「おいサクラ!さっきすっげぇ轟音が聞こえたんだ!!一体何の音か分かるか!?」

サクラ「へ?あぁ、それはですね…」

サクラは翔とNに丁寧に説明する。

翔「はぁ…何だ、そうだったのか……」

N「レディとしたことが…つい、テンパっちゃったわ……」

サクラの説明を聞き、翔とNは床にペタッと座った。

ミサキ「どうしたんです、2人して…?」汗

ミサキもシミュレーターから顔を出した。

翔「いや、この辺から轟音が聞こえてさ…何か爆発したんじゃないかって思って焦ってたんだよ……情けねぇ話だろ?」

翔は苦笑いしながら言う。

ミサキ「あ…えっと……」汗

翔の言葉に、ミサキは冷や汗をかく。

翔「…?どうしたんだよ、ミサキ?」

ミサキ「私、張り切り過ぎてしまって…力を制御出来てませんでした。シミュレーターで訓練することを、事前にお伝えしていれば良かったですよね……すみません、翔さん、Nさん。」

ミサキはそう言って、翔とNに深々と頭を下げた。

翔「謝んなくて良いよ、俺らが勝手にテンパったんだ…騒がせて悪かった。」

N「ごめんなさいね、訓練の邪魔しちゃって…」

翔とNはサクラとミサキに謝罪し、頭を下げた。サクラとミサキが慌てていると、

シオリ「翔君とNさん、宜しければ…訓練の様子、見学していきますか?」

シオリがシミュレーターから顔を出し、翔とNに声をかけた。

翔「あぁ、そうさせてもらう。」

N「アタシも。」

翔とNはチームAの3人に案内され、彼女達の訓練を見学することにした。翔とNが見学席に座ると、3人は今度こそ…訓練を再開した。

翔「N。」

N「何かしら?」

翔「チームAに、メンタルケアは必要なさそうだな。」

翔は訓練に励むサクラ、ミサキ、シオリを見守りながら言う。

N「そうみたいね。」

Nも訓練に励む3人を見て言う。彼女達は、何故か楽しそうな様子で訓練をしていた。

翔(コイツらは、ゴーレムや化け物、妖魔の出現に備えた訓練をしているな……)

翔はメンバー達を見守る。

N(翔君は、Dollsの皆から…大きな信頼を得ているわね……アタシはみんなに、何ができるのかしら……)

Nは少し考え事をしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サクラ(翔さんが見に来てくれたんですから…もっと頑張らないと!)

ミサキ(翔さんが見ているところで、みっともないところを見せられないわ!)

シオリ(翔君とNさん、頼もしいお2人が見守ってくださるなら、安心して訓練に励むことができますね♪)

訓練中の彼女達は、そう思いながら訓練に集中するのであった。




いかがでしたか?今回はここまでです。

ハワイアンズの回の後は……しばらく、アプリ【プロジェクト東京ドールズ】のストーリーを、書いていこうと思います。

次回は多分、チームBの様子を書くかな?

お楽しみに~。
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