〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
チームAは大丈夫と判断した翔とN。次に、チームBの元に向かうことにした。
チームAの様子を見た翔とNは、次にチームBの3人の元に向かう。
翔「…戻って来ちまったな。」
N「…そうね。」
結局、また女子寮へと戻って来た。それに……
翔「そろそろ、昼飯の時間になるが……アイツら(チームB)、どこにいるんだ?」
N「あら、もうそんな時間?」
時刻は既に、12時になろうとしていた。
その頃、レッスン場では……
レイナ「1、2、3!1、2、3!そこで切り返す!」
ヒヨ「いっち、にーの、さーん!いち、にーの、さーん!」
ナナミ「ぜーはー……!ぜーはー……!」
チームBはハードなレッスンをしていた。そこに、
翔「邪魔するぞ…って!?」
翔(こんな時にレッスンとか、何考えてんだ…!?)
N「ちょっと、ナナミちゃん!大丈夫!?」
翔とNが入って来た。
レイナ「ナナミ、もうやめておく?」
レイナはナナミに聞く。
ナナミ「いや、いいです。続けます。ちゃんとやりますよ。」
ナナミは続けると、レイナに告げた。
ヒヨ「ナナミちゃんがやる気だ!どーしたの?めずらしーね!」
ナナミ「部屋の中で1人でいると、色々考えて、気が滅入ってくるんで…まだレイナさんの暴力的なレッスンを受けている方がマシです。」
ヒヨ「ヒヨも体動かすのは好きだよ!みんなと一緒だったら、もっと好き!」
レイナ「フフフ……素晴らしいわ。こんな時だからこそ、私たちは美しい日常を過ごしましょう。」
レイナは続ける。
レイナ「襲いかかる非日常と戦うためには、日常の尊さを知るべきなのだから。」
そして……
レイナ「チームBの“B”は、『BE TOGETHER』の“B”!この苦境をともに乗り越えましょう!」
と、レイナは言うが…ナナミは面倒くさそうな顔をしている。
ヒヨ「おー!乗り越えるぞー!」
ヒヨは気合いを出す。
ナナミ「やれやれ……これは長くなりそうですね……」
ナナミは諦めたように言う。すると……
PPP--
通信機が鳴った。
レイナ「あら……?シオリから連絡だわ。」
相手は、シオリだそうだ。
翔(多分、あれを伝えるんだろう……)
翔は思った。
レイナ「ゴーレムの実戦データが、シミュレーターに実装されたんですって。」
ナナミ「すでにクタクタですが…すこし、のぞいてみましょうか。」
ヒヨ「レッスンと一緒で、いっぱい練習すると緊張しなくなるもんね!」
レイナ「では、参りましょう!もちろん、いつもの通り」
ナナミ「はいはい…美しく、でしょう?わかりましたから、早く行きますよ。」
チームBの3人は、シミュレーションルームへと向かって行った。
翔「……。」
N「……。」
翔「…なぁ、N。」
N「…な、何かしら?」
翔「チームBも、心配なさそうだな……」
N「…そ、そうね。」
レッスン場で途方に暮れる翔とN。
翔「そもそも、俺ら…何でここに来たんだ?」汗
N「それは…アタシにも、分からないわ。」汗
翔「N、次はチームCだ。先に行っててくれ。」
N「分かったわ。」
Nはレッスン場から出た。レッスン場に1人残った翔は、鏡を見る。
翔「…おい、いるんだろ?出て来いよ。」
その時……
鏡が水のように歪んだ。そして、歪みがおさまると……
翔(鏡)「よっ!久しぶり!!」
鏡の世界の翔が、明るく話しかけてきた。
翔「やはりか……お前に1つ、聞き忘れたことがあってな。」
翔(鏡)「え、何々~?」
翔「そっちの世界に、『モルガナ・ジ・アビス』が現れたろ?あの日以来、そっちは平気なのか?」
一時期、翔はミラーワールドに入ってしまい……そこに現れたモルガナ・ジ・アビスを、仮面ライダージオウ(ミラーワールドver)に変身し、撃破することに成功した。奴が倒されたことで、ミラーワールドは救われた。
翔(鏡)「大丈夫だよ!ミラーワールドは平和になったよ、君のおかげでね。」
翔「…そうか。」
翔(鏡)「ん?おぉ、皆~!」
翔(鏡)がそう言うと、鏡の世界のDollsがやって来た。
レイナ(鏡)「翔君、私たちからもお礼を言わせて?私たちの世界を救ってくれて、ありがとう♪」
翔「お前らのためじゃねぇ……奴らが捨てた使命のためだ。」
翔が言う“奴ら”とは……裏切り者のストライカー達である。
サクラ(鏡)「それでも、翔さんが来てくれなかったら……どうなっていたのか、分かりませんでした。」
翔「別に、来たくて来た訳じゃねぇし…」
ユキ(鏡)「私たち、翔さんに…どんなお礼をすれば、良いでしょうか?」
翔「礼は要らねぇよ。折角平和になったんだから、その世界でこれからも生き続けろよ。それで充分だ。」
翔は鏡の世界の住人には、まだDollsに心を開く前の頃の態度を取っている。
翔(鏡)「そんな訳だ、ありがとな!それと、翔同士…お互い頑張ろうぜ!」
翔(鏡)はニッと笑う。
翔「俺はお前だ……だがお前は俺ではない。よく覚えておけ。」
翔は翔(鏡)にそう言うと、レッスン場を出た。
翔(鏡)「ま、俺は翔みたいに、戦えないからな…」
翔(鏡)は苦笑いする。
ミサキ(鏡)「でしたら、私たちと訓練しますか?」
翔(鏡)「えぇ~どうしよぉ~。」
ヒヨ(鏡)「わーい!翔さんと訓練だー!」
翔(鏡)「え?これって、俺も訓練する流れ?」
アヤ(鏡)「つべこべ言わないで、帰ったら早速訓練よ!」
翔(鏡)「お、お手柔らかに……」汗
こうして、鏡の世界の住人達は、帰っていった。
翔『俺はお前だ……だがお前は俺ではない。』
彼のこの台詞、どういう意味なのか…翔(鏡)には、分からなかった。
いかがでしたか?今回はここまでです。
最後の辺りで、鏡の世界の住人を登場させました。翔(鏡)はチラチラ出て来ていましたが、鏡の世界のDollsは、全く出番がなかったので、出してみました。
次回は、チームCの様子を書こう。
お楽しみに~。