〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウです。今回は普通に名乗りました(笑)

それはともかく……チームAとBのメンバー達のメンタルケアは必要なさそうだと判断した翔とNは、最後にチームCのメンバー達の元に向かう。


では、行きますか、本編にね。どうぞ


第九十二話 休日(チームC)

チームBのメンバーの様子を見た翔とNは、最後にチームCのメンバーを探すが……どこにも見当たらない。そして、ドールハウスの玄関へとやって来た翔とN。

翔「……お?」

すると、沢山の買い物袋を持ったチームCのメンバーが姿を現した。

アヤ「あ、翔。何してんの、こんなところで?」

翔「何って、お前らを探してたんだよ。」

アヤ「あぁ、そうだったのね。ごめんね、ちょっと買い物に行ってて。」

翔「謝んなくて良い、てか…すんげぇ荷物だな。」

翔はメンバーが持つ買い物袋を見ながら言う。

アヤ「ふっふっふ…見て、この食料の山を!」

袋の中身は、沢山の食料であった。

翔「…これは……?」

翔が疑問を抱いていると、

アヤ「決まってるでしょ!慰労パーティーのための、ご馳走よ!」

と、アヤが説明した。アヤは続ける。

アヤ「それも、高級スーパー『成聖イシダ』のスペシャルオードブル20人前!1時間待ちは当たり前、人気の屋台『たこすず』の大タコ焼&焼きそば5人前!甘いものはデパ地下で美味しそうなの片っ端から大人買い!」

N「ちょ、ちょっとアヤちゃん…?」汗

アヤ「チョコにポテチ、ケーキにプリン、何でも揃ってるんだから♪」

N「ちょっとアヤちゃん!翔君が困惑してるわよ!?」アセアセ

Nはアヤに言う。翔はと言うと……頭におびただしい数のハテナを浮かべ、目を回していた。

アヤ「わわわっ!?翔、ゴメン!!」

翔の異変に漸く気付いたアヤは、慌てて翔に謝罪する。

ユキ「…あと、激辛ヒーヒースナック…ハバネロ200%増量も…」

アヤ「って、あぁーっ!ユキ、あんたいつの間にこんなもの…!」

ヤマダ「ヤマダは見たっす…会計間際にそっとカゴにそれを忍ばせるユキさんを…」

アヤ「見てんなら止めなさいよ!こんなのユキしか食べられないじゃない!」

アヤはそう言うも……

ヤマダ「言っときますけど、資金提供したのはジブン。神様翔様仏様翔様ヤマダ様翔様なんすからね?」

と、ヤマダは言う。何故翔の名前を3回出したのか……?

翔「ヤマダが資金を…?」

ヤマダ「そっすよ?ちょっくら、ひと稼ぎしたんで、たまにはDollsに還元しようかと思いまして。」

ヤマダは翔に言う。

ヤマダ「さすがのヤマダも、こっから先の戦いをソロプレイで乗り切るのは厳しさ感じてるんで…この辺でギルマスとして、ギルメンの心をつかんでおこうかと。」

アヤ「誰がギルマスだ。チームCのリーダーはあたし!でしょ?」

アヤがそう言うと、

ヤマダ「はいはい、ヤマダのお茶目な冗談っすよ。」

と、ヤマダは言い、ニヤッと笑った。

ユキ「…慰労会を企画したのは、アヤさんです。」

翔「そうなのか…?」

ユキ「はい。みなさん、気持ちが落ち込んでいるようだから、少し息抜きしたほうがいい、って。」

翔「けど、ハワイアンズだっけ?…そこで息抜きしたはず……あぁ、そうか……」

翔は何かを察したのか、口を閉じた。確かに、ハワイアンズで青春を味わったが、あくまでもそれは1時的なモノ……楽しい一時から、辛い任務へ切り換えなければならない……翔はそう感じた。

ユキ「……?翔さん……?」

翔「……。」

翔は黙ったまま、少し口角を下げた。

アヤ「ど、どうしたの、翔!?ひょっとして、慰労会するのは、嫌だった……?」

翔「違う……なんつーか、自分が情けねぇって思ってさ。」

翔は続ける。

翔「俺さ、お前らに受け入れられて来たから、今度はお前らを支えなきゃって色々考えてたんだ…だがな……」

メンバー「「「……。」」」

翔「俺が何もしなくても、お前らは立ち向かおうとしている……寧ろ、支えられてんのは俺なんだって思ったんだ。」

アヤ「…あぁ、そういうこと。」

アヤは……

アヤ「そんな事無いわよ。翔がまだあたし達に心を開いてなかった時も、翔はあたし達の力になってくれた……今もそうよ。翔はあたし達の力になってくれているだけじゃなく、あたし達に心を開いて、信頼してくれてるじゃない。」

と、翔に言う。

翔「……。」

アヤ「支えているのは、お互い様よ?だから、心配しないでね、翔♪」

アヤは翔に微笑む。

アヤ「今までだったらあたしも、ここまではしなかったわよ。あの渋谷の一件があったから、今のあたしたち--Dollsがあるの。」

アヤは険しい顔をするが、すぐに笑顔になり、

アヤ「その渋谷の時にあたしたちの中心にいてくれたのは、翔じゃない♪」

と、翔に言う。

翔「それは違うだろ?斑目さんじゃねぇのか?」

アヤ「そ、そんな事無いわよぉ!ほ、ほら…あの時の翔、あたし達と一緒に戦ってくれたじゃない。」

翔「その時の俺は、お前らに心開いて無かったぞ?」

アヤ「と、とにかく!あ、あたしにとって、あの時中心にいたのは翔だから!あぁ、ヤダ…何か暑くなって来ちゃった…///」

アヤはそう言うと、ドールハウスにさっさと入って行った。

翔「何なんだ…?」

ヤマダ「あー……あれは完全に照れ隠しですね。チョロイ、どこまでチョロイんだ、リーダー…!」

ヤマダは、

ヤマダ「翔さんが来てからは退屈ナシっすな。では、ちょっくら、リーダーからかってくるんで。」

と言い、ドールハウスに入って行った。

ユキ「翔さん、いないと困ります……そういう話で、あってます……?」

翔「どうだろうな?まぁ、その…色々考えてくれて、ありがとう……」

ユキ「翔さん…♪」

ユキは頬を少し赤くし、笑顔を見せた。感情を表に出すのが苦手な彼女だが、翔の前では感情豊かになるのだ。

N「激辛ヒーヒースナック…ハバネロ200%増量……うっそ、マジで!?アタシ、辛い物大好きなの!!パーティーの時、アタシもいただいちゃって良いかしら、ユキちゃん?」

Nはユキがこっそり買わせた激辛スナックを見て言う。実はN……辛い物マニアであり、幾多の転生世界の激辛グルメを完食して来たのだ。

ユキ「はい、一緒に食べましょう。」

N「やったわ!ありがとう、ユキちゃん!」

Nは心を弾ませた。

ユキ「では、またあとで……翔さん、Nさん、パーティーで、待ってます。」

ユキはそう言って、ドールハウスに入って行った。

翔「……。」

N「…翔君。」

翔「皆のメンタルケアをしろ、か…どうやら、その必要はなさそうだな。」

N「そうね。何だか、こっちが助けられちゃった気がするわね。」

翔「フッ、そうだな。」

翔とNは、思わず苦笑いした。

翔「アヤの主催する宴……思いっきり楽しむとするか。」

N「そうしましょう。」

翔とNも、ドールハウスへと戻って行く。すると、

ヤマダ「あ。翔さん、言い忘れてたっす。」

ヤマダが戻って来た。

翔「どうした?」

ヤマダ「パーティーの前にちょっくらシミュレーター、やっときません?」

ヤマダはニコッと笑う。

翔「…だな。無理のねぇ範囲で、やっとくか。」

こうして、翔とNは…あたかもヤマダに案内されるような形で、ドールハウスへと戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「…あれは、まさか……翔なのか?」

???「……えぇ、間違いなさそうですね。」




いかがでしたか?今回はここまでにしときます。

最後に現れた謎の人物については……






















次回、明らかになります。

お約束ですねw


では、またね。
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