〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウと名乗ってますが、やさぐれ・真と名乗ることもあります。どうも、やさぐれショウです。



長い長い休養日が終わり、活動を再開することにしたドールハウス。こういう時、切り替えんのが、ダルいんだなぁ~…



さて、早速本編に行きましょう。どうぞぉ


第九十五話 アイドル活動、再開

次の日、休養日が終了し、活動を再開することになった。

 

観測室にて……

 

カナ「おはようございます!みなさん、体調は……と、聞くまでもありませんね。」

カナはメンバー達の様子を見て、安心した笑みを見せた。

斑目「ああ、いい顔をしている。充実した休暇を過ごしたようだな。」

斑目も笑みを見せる。

シオリ「おかげさまで、ゆっくりリフレッシュできました。」

アヤ「はぁ…信じらんない。1日で体重が1キロ増って…」汗

ヤマダ「フヒヒヒヒ…暴飲暴食のタタリっすな。」

レイナ「遊びで増えた体重は、仕事で落とすしかないわね。」

ナナミ「最近、イレギュラーな事態が多くて、いつものお仕事、してませんもんね。」

ミサキ「今日からは通常営業。ガンガン行くから、覚悟して。」

サクラ「が、がんばります…!」

ヒヨ「ヒヨ、早く体動かしたくて…ムズムズだよー!」

ユキ「私も目がムズムズします……この感覚は……まさか、ねむけ……?」

Dollsの反応は、それぞれだが…皆、いい顔をしていた。

カナ「ふふ…本当に、みなさんいつも通りでホッとしました。」

いつも通りのメンバー達を見て、改めて安心するカナ。

斑目「こちらでは、引き続きサンプルと戦闘データの解析を行っている。だが、いずれサンプルからも、デウスの素性につながるデータは、拾えていない。」

シオリ「デウスに関しては、向こうから接触してくるのを待つしかありませんね。」

斑目「そういうことだ。しかし、待ってばかりもいられない。ゴーレムの出現で中断していた池袋の浄化作戦を、再開させる。」

N「池袋の浄化作戦…?」

翔「後でお前にも話す。」

翔はNに言う。

斑目「とはいえ、依然として汚染値は高い。一足飛びに浄化ライブを行うことはできない。」

浄化ライブを行うには、汚染値を一定まで下げる必要がある。しかし、今の池袋は浄化ライブをするには、不十分だ。

斑目「浄化ライブ開催と、それに向けた強化、そのためには、大量のメモリアが必要になる。」

N「…???」

聞き慣れない言葉が多く、困惑してしまうN。

斑目「そこで、まずは小規模ライブを行い、メモリアを収集する。」

斑目の次に、カナが説明を始める。

カナ「今回のライブは、チームCの単独公演とします。」

カナの言葉に…

ヤマダ「ゲッ…ジブン、ライブよりバトルのほうがいいんすけど。」

ヤマダは不満をもらす。

カナ「多学的に分析した結果、池袋のオーディエンスに最も適正があるのはチームCなんです。」

ナナミ「なるほど。チームCのごった煮感、確かに池袋っぽいです。」

ナナミは少し毒を吐く。

ユキ「ライブ…久しぶりです。がんばります。」

アヤ「フン、任せといて!」

ユキとアヤはやる気を燃やしている。

愛「準備万端って感じだね。」

愛はチームCのメンバー達に微笑む。

アヤ「もちろん!そうよね、ユキ、ヤマダ。」

ユキ「振り付け…同じように動けます、たぶん。」

ヤマダ「よ、余裕っすな!きっと、たぶん、もしくは、あるいは……!」汗

ユキとヤマダの反応に、

アヤ「だああああーーーー!なんのために毎日レッスンしてるのよ!?」

と、アヤは声を上げた。

翔「お約束だな……」汗

そんな彼女達を見て、翔は首を掻く。

N「お、お約束、なの…これ……?」汗

翔「あぁ、チームCの3人は、まぁこんな感じだ。」

N「お、覚えておくわね…」汗

その内、アヤは翔とNの方に振り向き、

アヤ「翔、N、そういうことだから。あたし達はレッスンに集中する。悪いけど、翔…巡回、お願いできる?N、巡回は頼んだからね!」

と、それぞれ違った対応をした。

翔「分かったよ。」

N「何か対応違くない!?対抗でもなく対等でもなく、対応が違うんデース!!」

翔「落ち着けバカ。まぁ、あれだ……『習うより慣れろ』だ、N!」

N「おっしゃる通りぃぃいいいいいい!!」

Nがいつものキャラを爆発させたことで、

カナ「ブフッ…w」プルプル……

カナは笑いを堪えた。更に、

斑目「ぷっ…w」プルプル……

斑目まで、笑いを堪えていた。

愛「えっと、改めて作戦を確認するね。」

斑目の代わりに、愛が作戦内容を説明する。

愛「目標は、1週間以内の池袋でのライブ開催、ライブ活動はチームC。ライブの準備のために、付近のピグマリオンの争闘を行ってね。チームAとチームBは、池袋の巡回をお願い。モノリスを見つけ次第、壊してね。それと、妖魔や翔君を裏切ったストライカー達も、攻撃的対象に含まれてるから……もし現れたら、戦ってね。」

Dolls「「「了解!」」」

こうして、説明が終わった。

斑目「ん、んんっ…すまない。何か、言いたいことがある者はいるか?」

斑目は咳払いし、質問する。すると、

翔「なら、良いか?」

翔が手を挙げた。

斑目「どうした、青空?」

翔「今回の作戦内容、Nにもちゃんと説明してくれ。しばし混乱しているみてぇだったからな。」

翔がそう言うと、

N「えっと、ごめんなさい…アタシ、分からないことだらけでして……」汗

Nは申し訳なさそうに謝罪する。

斑目「N、謝る必要はない。すまなかったな、事前に説明していなくて。」

N「い、いえっ!!」

カナ「私から、Nさんに説明しますね。」

翔「その前に、もう1つ……単刀直入に言うぞ…」

翔以外「「「……。」」」ドキドキ……

緊張する翔以外のメンバー達。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔「ドールハウス専属の医者を、増やすことはできねぇのか?」

カナ「え…?」

翔の言葉に、困惑するカナ。

翔「だってよ、片山さん……」

愛「…?」

翔は愛に言う。

翔「あんた、Dollsのマネージャーや専属コーチ、それにドールハウス専属の医者だろ?そんなに掛け持ちして、負担も大きいだろうに。」

愛「あぁ、そのことか。大丈夫だよ、あたしは頑丈だから!」

愛は腰に手を当てて、ドヤ顔をする。しかし、翔は表情を変えずに言う。

翔「変な話…もし、片山さんが洒落になれねぇ程の怪我や病気したとしよう。そんな状況で、ここのメンバーの誰かが病気したり、怪我をしたら、誰が診るんだ?医者じゃねぇ奴は、医療行為はできねぇんだろ?」

翔の言葉に、ドールハウス3巨頭は、何も言えなかった。

翔「ほら、充分な対策ができてねぇわけだ……だからこそ、専属の医者を増やした方が良いんじゃねぇかって思ったんだ。斑目さん、どうだ?」

斑目「確かに、青空の言うことはその通りだと思う。だがな……そう簡単には、見つからないぞ?」

斑目は言う。

翔「……。」

翔は少し黙り、

翔「片山さん。」

愛に話しかける。

愛「なぁに?」

翔「あんたの知り合いに、誰か良さそうな医者はいねぇか?」

翔は愛にかけることにした。

愛「うーん、そうだなぁ……」

愛は少し黙り、考え込む。

翔「……。」

翔は愛をじっと見る。

愛「……あ、そうだ。」

翔「何だ、いるのか?」

愛「うん!2人なんだけど、あたしの知り合いで、すっごい医者がいるの!」

翔「なら話は早い。後でで良いから、その医者に聞いてみてくんねぇか?ドールハウス専属の医者にならねぇかって?」

愛「うん、分かった!」

翔「そん時は、所長が提案したってことにしといてくれ。斑目さん、良いか?」

斑目「あぁ、分かった。」

翔「決まりだな…俺からは以上だ、突然悪かったな。」

斑目「いや、貴重な意見だ。ありがとう、青空。」

斑目は翔に微笑んだ。その後は、解散になり、Nはカナから今回の作戦内容の説明を受けた。

 

 

 

愛はスマホを取り出し、知り合いの医者に電話できないかとLINEを送った。すると、電話は可能と返ってきた。愛はすぐに電話をかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

深雪『もしも~し。』

愛「あ、もしかして深雪ちゃん?久しぶり、愛だよ♪」

深雪『はい、お久しぶりですね、愛さん。』

愛「ごめんね、忙しいのに。」

深雪『いえいえ、今私たちがいる病院は、もはや病院とは言えない場所なので。』

愛「そっか…あ、それでね。深雪ちゃんと蜜璃ちゃんに、ちょっと話があって、電話したんだけど。」

深雪『お話、ですか?』

愛「うん。あたし、今はドールハウス専属の医者ってことは、知ってるよね?」

深雪『もちろんです。』

愛は、翔が話したことを深雪に話し始める。

愛「実はね、ドールハウス専属の医者があたししかいなくてね…それで、所長が専属の医者を増やした方が良いって提案したの。」

深雪『あら、そうなんですか。』

愛「そうなの。でね、蜜璃ちゃんにも伝えるんだけど…深雪ちゃん、ドールハウスに来ない?」

愛は深雪を誘う。しかし、

深雪『ですが、ドールハウスは国家機関なのでは…』

深雪は躊躇っている様子だった。

愛「深雪ちゃん、お願い!」

愛は必死でお願いする。少しの間、沈黙が続き……

深雪『……分かりました。』

深雪は了承した。

愛「ホントに!?」

深雪『はい。実は、私……近い内に、蜜璃さんと共に、クビにされてしまうんです。』

愛「……え?」

深雪の衝撃的な言葉に、愛は言葉を失う。

愛「だって、深雪ちゃんと蜜璃ちゃん……『奇跡の三大女医』って呼ばれる程の名医なのに、どうして……?」

深雪『嵌められたんです、私たち……』

深雪曰く…とある大病院にいるヤブ医者に、濡れ衣を着せられ……それを安易に信じた病院側により、クビ宣告をされたのだった。

深雪『誤解を解くための証拠は集まりませんし、泣き寝入りするしか無かったんです……』

愛「…そうだったんだね、ごめんね…何も手助けできなくて……」

深雪『いえ。今、愛さんに手助けされていますので。』

深雪はふふっと笑う。

深雪『いつ頃、お伺いすればいいでしょうか?』

愛「まだ分からないんだけど、確認次第、すぐ連絡するね。」

深雪『分かりました。』

愛「うん!深雪ちゃん、本当にありがとう!」

深雪『とんでもないです。あら、ちょうど蜜璃さんがいらしたので、変わりますね。』

愛「は~い♪」

電話相手が、蜜璃に変わり、愛は深雪に話した内容と同じ話を、蜜璃にした。蜜璃はすぐに了承した。その後、詳しい連絡は早めにすることを伝え、電話を終了した。愛はすぐに斑目に確認し、今週もしくは来週であれば、いつでも良いと聞いた。その後、LINEでそれを伝えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

深雪「蜜璃さん、良かったですね。」

蜜璃「うん!本当に良かった♪」

深雪と蜜璃は安心していた。

蜜璃「それに、愛ちゃんの弟さんに会えるのが、すごく楽しみになってきちゃった♪」

深雪「奇遇ですね、私もです♪」

2人は顔を見合せ、笑い合うのであった。




いかがでしたか?今回はここまでです。

ドールハウス専属の医者が、愛さんしかいないことに今更気付き、急遽新キャラを考案したところでした。

次回、巡回の回を書きます。その回で、再び新キャラを登場させたいと思います(そのキャラを考案したのは、あたしではありません)。

お楽しみに~。
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