〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウです。

前回、新たなキャラが登場しました。今回は、翔の友人を全員出そうと思います。
久しぶりの巡回業務だが、蝶の数が少なく、ピグマリオンもそんなにいないようだった。翔とチームA、彼らに着いてきた諒芽は、チームBと合流するのだが……

では、本編へどうぞ

今回の前書きは、普通にしました(笑)。


第九十七話 Dollsとファン達

時刻は、昼の12:00丁度……

 

翔「約束の時間だが、チームBはもう着いてんのか…?」

翔は腕時計を見ながら言う。

翔「ていうか……」

翔は不機嫌そうな顔をする。何故なら……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔「何でお前まで着いてきてんだよ!?」

そこに、諒芽がいるからだ。

諒芽「良いじゃん良いじゃん。俺と翔ちんの仲だろ?」

翔「そういう問題じゃねぇんだよ!俺は今、仕事中なんだよ、お前は関係ねぇだろ!?」

諒芽「まぁまぁ…」汗

諒芽は翔を落ち着かせようとするも、かえって翔を騒がせるだけだった。

サクラ「あの…」

翔「何だ!!」

サクラ「あの人だかり…なんでしょう…?」

サクラが見る先には、どういうわけか沢山の人だかりが出来ている。

ミサキ「まさか、ピグマリオンが…!?」

翔「何だと…!?」

メンバー達(諒芽以外)の表情が、険しくなる。そして、人だかりに向かってみると……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこには、チームBの姿があり、彼女達に人が集まっていた。

ヒヨ「はいっ!サイン、これでいい?」

青年ファン「は、はひ…!!」

ヒヨ「はやく治りますように!痛いの痛いの飛んでいけー☆」

青年ファン「うっ、うわぁあっ!ヒヨちゃん、ありがとうっ!」

青年ファンは、ヒヨにお礼を言う。

青年の友人「オマエ、良かったなぁ…」

青年ファン「一推しのヒヨちゃん直筆で、ギプスにサインしてもらえるなんて…!もうオレ、一生このギプス外さないっ!」

その青年ファンは、足を骨折したのか……ギプスを巻き、松葉杖をついている。

レイナの周りには、多くの女性ファンが集まっていた。

女性ファン「ふわあああ!レイナさま、いい匂い~!!」

レイナ「ふふっ、嬉しいわ。今日初めて使った、ジャルダンの新作トワレなの。」

女性ファン「私もマネしていいですか!?」

レイナ「もちろんよ。ただし、香りが強いから付け方には注意してね。学校に付けていくなら、スカートの裾に軽く纏わせるくらいがちょうどいいわ。」

女性ファン「あ、ありがとうございますっ!やったぁ、すぐに買いに行かなきゃ!」

どうやら、その女性ファンは高校生ぐらいの学生のようだった。女性はすぐに、香水を買いに行った。

ナナミの近くには、若い男女のファンは勿論、サラリーマンなのか…スーツ姿の30~40代ぐらいの男性ファンの姿もあった。

男性ファン「…それが原因で妻は出て行ってしまって、私は毎日泣き暮らしていて…」

ナナミ「はぁ…」汗

男性ファンの重い話に、ナナミは困惑しながらも、耳を傾けている。

男性ファン「ですが、Dollsに…ナナミンに出会って、その生活が一変したんです…」

ナナミ「左様ですか…」汗

男性ファン「ここで会えたのは、もはや運命…私は生涯をかけて、ナナミンを応援しようと…」

ナナミ「知らんがな……」汗

ボソッとナナミは言い、困っている様子……。

翔「…な、何やってんだ?」汗

ミサキ「なんだ、ファンサしてるだけじゃない。」

翔「何やともあれ、良かったよ…」

ピグマリオンの姿はなかったため、内心ホッとするメンバー達。

ヒヨ「あっ!翔さんと、チームAのみんなだー!」

ヒヨの言葉に、ファン達も反応する。

シオリ「ごめんなさい、待たせてしまって。」

シオリはチームBのメンバー達に謝罪する。

ナナミ「いいえ、この上ないナイスタイミングでした。」

ファン達「おぉ、チームAの3人だ!!」「翔の兄貴もいるぞ!」「豪華だなー!」

ファン達はメンバー達を見る。

N「はいはーい!ごめんなさいね、メンバー達は今お取り込み中なの!!ちょーっと待ってて頂戴ね!」

Nはファン達に声をかける。

ファン「って、何だよあんた?」「えっと、どちら様?」

困惑するファンに、

翔「ソイツはDollsの用心棒だ。」

と、翔が声をかけた。ファン達はすぐに納得した。

翔「さて、そっちはどうだ?」

レイナ「東口方面はとりあえず狩り尽くしたわ。そちらの戦果は?」

ミサキ「誰に聞いているのかしら?」

翔「誰でも良いだろうが…」汗

ミサキの言葉にツッコミを入れる翔。

サクラ「こっちもバッチリです!」

シオリ「ふふっ……サクラさんもすっかり頼もしくなって。」

シオリはサクラに微笑む。

翔「サクラが言ったように、こっちもほとんどぶっ潰して来たから、バッチリだ。ただ……」

レイナ「…ただ?」

翔「変な奴に、絡まれた。」汗

翔が困った様子で言うと……

諒芽「へっ?それって、俺のこと…?」

後ろにいた諒芽が反応する。

翔「お前以外に誰がいんだよ?」

諒芽「いやいやいやいや!俺は翔ちんの友達だってぇ!!変な奴じゃねぇよ!」

翔「いや、俺はお前を変な奴だと思ってるから。」汗

翔は困惑しながら諒芽に言う。

ナナミ「えっと、どちら様ですか…?」汗

諒芽「あぁ、そういやまだ名乗ってなかったか。」

諒芽はチームBの3人に、自己紹介をする。

諒芽「俺の名前は『鏡 諒芽』、翔ちんの友達だ!」

諒芽はニッと笑う。

翔「自称俺の友人だとよ。」汗

諒芽「何言ってんだよ、翔ちん!昔銭湯で一海達と色々語り合っただろう?」

翔「…何?」

諒芽「お、思い出してくれたのか!?」

翔「違う。お前、木場の知り合いか?」

諒芽「うん?そだよー?」

翔「なら、東雲と浅井のことも知ってんのか?」

諒芽「勿論だ!皆元気にしてっかな~?」

諒芽はその場をクルクルと歩きながら言う。

サクラ「あの、諒芽さんは私たちを助けてくれたんです。少なくとも、悪い人ではありません。」

サクラはチームBの3人に言う。ミサキとシオリもサクラに便乗し、頷いた。

レイナ「貴方、鏡君って言ったかしら?」

諒芽「うん?あぁ、諒芽で良いよ?」

レイナ「では、そう呼ばせてもらうわね。私はレイナ、翔君とチームAの手助けをしてくれて、ありがとう。」

レイナは諒芽にお礼を言う。

諒芽「へへっ、気にすんなって!」

諒芽は笑顔を見せる。

諒芽「てか翔ちん、いつの間にこんなに綺麗な人たちと友達に……って、ありゃ?」

諒芽が振り向いた方向に、翔の姿は無い。翔はと言うと……

ファン「兄貴ー!」「キャー、翔様ー♪」

ファン達に絡まれていた。

男性ファン「兄貴!この柔道帯にサインしてくれますか!?」

翔「あ、あぁ、構わねぇが…俺、サイン書くの初めてなんだ。それでも良いか?」

男性ファン「全然!むしろお願いします!!」

翔「わかった。」

翔は男性ファンの柔道帯にサインしていく。

翔「これで良いか?」

男性ファン「おぉーー!!ありがとうございます、兄貴!これで、全国大会決勝で頑張れるぞ!!」

翔「そうか。全国大会決勝、全力でぶつかって来いよ。」

男性「はい、頑張ります!!っしゃあ、帰って練習すっぞぉ!」

男性ファンは嬉しそうな顔をして帰って行った。ファン達は翔にサインを求めるだけでなく、

女性ファン「お願いします!私、翔様に叱ってもらえたら、まともな人間になれる気がするんです!!」

何と、翔からの説教まで求めるファンもいた。若い女性が苦手な翔は、一定の距離を保ちつつ、女性ファンに尋ねる。

翔「叱ってもらえたらって……お前は俺に何を叱って欲しいんだ?」汗

女性ファン「私、最近朝早く起きれなくて…会社に遅刻することもあるんです。仕事終わりにはお酒を沢山飲んでしまって……このままじゃダメだと思ったんです。翔様、こんな私をどうか…叱ってください!お願いします!!」

女性ファンはそう言って、翔に頭を下げる。

ファン「俺も、兄貴に叱ってもらいたい!授業中、眠っちまうことがあるから…!」「あたしも、最近大学をサボることがあって…翔様に叱られたい!」

N「翔君に叱って貰える…?…なら、アタシも、翔君に叱られたいわぁ!!」

翔(N、お前もかよ…!?)汗

Nまで、翔からの説教を求め始めた。

翔「…。」

翔はファン達を見たが、

翔「…そいつは無理だ。」

と言い、ファン達に背を向ける。

女性ファン「そ、そんな…!」

女性ファンだけではなく、他のファン達も残念そうな顔をする。だが、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔「自分の愚かさを自覚し、誰かに叱られたい……そう思っている時点で、お前達は既にまともな人間だ。叱るとこなんてねぇよ。」

翔がそう言うと、ファン達は頬を赤く染め……

ファン「うおおおぉぉ、兄貴ぃーーーー!!」「素敵…翔様ーーーー!!」「今までに無い神対応だぁーー!!」「翔様、私たち…一生着いていきます!!」

喜びの大歓声を上げた。

サクラ「翔さん…♪///」

ミサキ「流石は翔さん…♪///」

シオリ「まぁ、翔君…♪///」

レイナ「美しい対応だわ、翔君…♪///」

ヒヨ「翔さん、カッコいいー…♪///」

ナナミ「あぁ、翔さんの優しさに惚れてしまいそうです…♪///」

チームAとBのメンバー達も、翔の対応に…思わずうっとりしていた。

N「す、素敵…アタシ、1度で良いから…翔君に、叱られ…たかっ、た……」

うっとりしたNは、その場にパタンッと倒れた。

諒芽「俺、男だけど……惚れてまうやろぉぉおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

諒芽は思わず叫んだ。

翔「バカ、うるせぇよ!色んな人がいるんだから!!」

翔は諒芽に言う。そこに、

紫「おぉ、翔じゃないか。」

紫と友香、一海がやって来た。

翔「お前ら……」

一海「なぁ、これは一体…何事だ?」汗

翔「知らん。むしろ俺が聞きてぇよ…」汗

友香「ですが、皆さん…何だか嬉しそうな顔をしてますね。」

状況が分からない一海達に、レイナが説明する。

レイナ「翔君、ファン達に美しい対応をしたの。だから、ファン達も美しい笑顔を浮かべているの。」

レイナの顔は、まだ少し赤い。

一海「そうなのか。」

一海はある程度納得した。

一海「あ、レイナさま。この2人は、俺の恋人です。こっちは紫、こっちは友香です!」

レイナ「そうなのね。初めまして、私はレイナよ。」

紫「東雲 紫だ。よろしく頼む。」

友香「私は『浅井 友香』と言います。一海さんの彼女です♪よろしくお願いします♪」

紫と友香は、すぐにDolls達に打ち解けた。

諒芽「お!一海に紫、友香まで!!」

一海「えっ?…お、お前、諒芽か!?」

諒芽「おうよ!!」

紫「諒芽、元気そうで何よりだ!」

友香「諒芽さん、お久しぶりです♪」

諒芽「おぉ、久しぶりだなぁ!!」

諒芽は、一海達と再会し、手を取り合って喜んだ。

一海「諒芽と会えたのも、翔のおかげなのかな。」

翔「んな訳ねぇだろ。」

紫「そんな事は無い。私と友香が一海と再会できたのは、紛れもなく翔のおかげだ。」

友香「そうですよ、私たち…翔さんに何とお礼をすれば。」

翔「こじつけんなよ。」

諒芽「一海達とまた会えたのは、翔ちんのおかげだよ?俺はそう思ってるぜ♪」

翔「たまたまだろうが。」汗

翔は一海達に言う。

ファン「翔様の素直じゃないところも、素敵…!!」「兄貴は普段は頼もしくてカッケェけど、可愛いとこもあるんだな!」

素直じゃない翔は……ファン達には大絶賛のようだった。

シオリ「翔君、色んな人から好かれているんですね♪」

翔「バカ言え…んで、この後のことなんだが----」

その時……

PPP--

通信機が鳴り、

カナ『翔君、応答願います!』

カナから連絡が入った。

翔「どうした?」

カナ『北へ1キロメートルの地点で、モノリス反応を検出しました!』

翔「…何だと!?」

ミサキ「おあつらえ向き…!」

何と、モノリス反応が出たのだ。

ヒヨ「北…えーっと。お日様がこっちだから…ひよっ!?さっきのファンの人たちが向かった方だよ!!」

翔「何!?それはマズイな…!」

レイナ「…急行するわ!」

翔「あぁ、行くぞ!」

翔達は、北へと走っていく。

一海「俺たちも行くぞ!」

紫「あぁ!」

友香「分かりました!」

諒芽「俺たちのダチのため、人々のためだ!!」

一海達も翔達の後に続き、北へと走って行った。




いかがでしたか?今回はここまでです。

一海、紫、友香、諒芽……翔の友達4人が、この回で初めて…集結しました。
彼らと翔が共闘するのは、次回にしたいと思ってます。

お楽しみに~。

後、感想楽しみにしてます(笑)。
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