〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
モノリス反応が出た現場に向かう翔達と一海達。しかし、現れたのはモノリスやピグマリオンだけではなかった……
翔と一海達の戦いがメインになります。
では、行きますか?本編へどうぞ
現場に着くと、上空に1つのモノリスが浮かんでいた。
一海「何だよ、あの鍵穴……?」
一海達は、モノリスを見て驚いた。モノリスが不気味な光を放つと……そこから、無数のピグマリオンがバラバラと降ってきた。
翔「モノリスをぶっ潰すぞ!チームAは近接戦だ!チームBは遠距離からチームAを援護しろ!!」
メンバー「「了解!」」
Dollsは武器を召喚し、戦いを繰り広げる。
友香「皆さん!私たちも行きましょう!」
紫「そうだな!」
友香の声を聞いた一海達は、戦おうとするが……
翔「部外者はすっこんでろ!」
と、翔に怒鳴られる。
諒芽「そんなことは関係ない!俺達も戦えるから!!」
一海「翔、俺達を信じてくれ、頼む!!」
翔「……ちっ、勝手にしろ。」
翔は一海達の説得を諦め、構えを取る。
紫「翔!これを使ってくれ!!」
紫は龍騎のデッキを取り出し、翔の方へ投げた。デッキは翔の近くに落ちる。
翔「要らねぇと言ったはずだ!!」
翔は龍騎のデッキを受け取ろうとしなかった。そこに……
シャルロッテ「伍長、見つけたデス!」
ストライカーチーム『アマンド・フォーマルハウト』の4人が、自分たちにそっくりのあの異形を引き連れて現れた。
フェイ「その化け物達に気を取られてると、この子に足をすくわれるよ、たいちょー。」
フェイの隣には、彼女そっくりの異形がいる。
翔「あの異形、アイツらの手下か!?」
翔は驚き、言葉を失った。
フェイ「手下って言うよりかは、お人形さんかな~?『ファントム』って言うんだよ。」
ノエル「エレガントではありませんが、戦わせるには都合がよろしくてよ。」
翔(コイツら…手下に戦わせて、自分たちは楽しよってのか……とんだクソ野郎共め…!)
翔は怒りの形相を浮かべる。
ターニャ「隊長1人、もう怖くはありません。」
ターニャはそう言うが……
一海「1人じゃねぇぞ!」
翔の近くに、一海、紫、友香、諒芽が並んだ。
一海「俺たちは、翔のダチだ!例え翔に拒絶されようが、それでも俺は……翔のダチだ!」
紫「私の大切な友人と一海を傷つけるなら、容赦はしない!」
友香「翔さんは今、充実に生きているんです。邪魔をしないでください!!」
諒芽「上等だてめぇ等!!俺の大事なダチに手を出したんだ、死んで詫びてもらおうか!?」ジャカッ!
一海達はストライカーに口々に言う。諒芽は怒りのあまり、バズーカを取り出した。そして、
諒芽「死ねぇ、ストライカー共ォ!」
バズーカからロケット弾をぶっぱなした。ストライカーチームは異形を盾にし、弾丸を防いだ。
紫「一海、これを!」
紫は『仮面ライダーナイト』のデッキを、一海に渡す。
一海「サンキュー、紫!」
一海はデッキを受け取り、自分の姿を反射して映す窓ガラスに向かう。他のメンバーも、そこに向かう。
諒芽「翔ちん、また協力プレイと行こうぜ!」
諒芽は翔に言う。一海、紫、友香も翔の方を向き、頷く。
翔「ちっ……しょうがねぇな!」
翔は龍騎のデッキを拾い、窓ガラスにデッキをかざす。すると、変身ベルト『Vバックル』が現れ、翔に巻き付いた。一海達も、デッキをかざし、変身ベルトを出現させる。
一海達「「「「変身!!」」」」
一海達はバックルにデッキを挿入し、仮面ライダーへと姿を変えた。一海は『仮面ライダーナイト』、紫は『仮面ライダーファム』、友香は『仮面ライダーゾルダ』、諒芽は『仮面ライダーアビス』に変身したのだ。翔も龍騎のデッキをVバックルに挿入する。
翔「変身…!」
そして、紅の戦士『仮面ライダー龍騎』へと、姿を変えた。
龍騎「あぁ~……フンッ。」
龍騎は首を回した後、右肩を少し回した。
アビス「翔ちん、それは王蛇の?」
龍騎「どっちでも良いだろ。」
ファム「翔、そのデッキはお前の物だ。持っていてくれるか?」
龍騎「……分かったよ。」
ゾルダ「やっぱり、翔さんは主役ライダーが似合ってますね♪」
ナイト「だな!」
龍騎「笑わせるな。」
龍騎達は、モノリス、ピグマリオン、ストライカー達の方に向きを変える。
ヒヨ「ほよっ!?あれって…仮面ライダー龍騎!?」
ヤマダ「ハハッ、5人のライダーがいるのは心強いっすなぁ?」
サクラ「あれは全員、龍騎に登場するライダー達なんですよね?」
ナナミ「アビスだけは、ディケイドに登場します。」
レイナ「まるで中世の騎士のような姿ね♪」
Dollsは、龍騎達の登場に、それぞれの反応を示す。
フェイ「ふ、ふん…人形達はまだいるよ!」
フェイの背後から彼女そっくりの異形が姿を現した。
シャルロッテ「行け!」
シャルロッテが指揮棒を龍騎達に突き出すと、異形達は龍騎達へと走って行く。ナイトはダークバイザー、ファムは『羽召剣 ブランバイザー』、ゾルダは『機召銃 マグナバイザー』、アビスは『アビスバイザー』を構える。龍騎は静かに待ち構える。異形達は、何も構えていない龍騎を狙って来たが、
龍騎「っ!!」ブォオッ!
それを待っていてたかのように、龍騎は回し蹴りで襲ってきた異形達を返り討ちにした。龍騎は原作らしからぬ野性的な構えを取り、異形達目掛けて走っていく。ナイト、ファム、ゾルダ、アビスも龍騎に続く。龍騎はフェイそっくりの『ファントム・フェイ』、ナイトはターニャそっくりの『ファントム・ターニャ』、ファムはシャルロッテそっくりの『ファントム・ロッティ』、ゾルダはモニカそっくりの『ファントム・モニカ』、アビスはノエルそっくりの『ファントム・ノエル』を相手にする。
ナイトside……
Fターニャ「!!」
ナイト「くっ、一撃が重いな……」
ナイトはダークバイザーで攻撃を防ぎつつ、反撃の機会をうかがう。Fターニャの攻撃が凄まじく、ナイトは一旦距離を取る。そして、ダークバイザーにカードを読み込ませる。
《ソードベント》
そして、『ウイングランス』を召喚する。その後、別のカードを読み込ませる。
《トリックベント》
直後、ナイトが5人に増えた。分身を作り出したのだ。5人のナイトは、Fターニャをランスで素早く突く『連撃斬』で集中攻撃する。Fターニャは、身体中刺し傷だらけになる。ナイトは分身を消すと、ダークバイザーにカードを読み込ませる。
《アドベント》
すると、黒いコウモリのような巨大なモンスターが姿を現す。これは、ナイトが契約しているミラーモンスター『ダークウイング』である。ダークウイングを召喚した後、別のカードを読み込む。
《ファイナルベント》
ナイトは上空へジャンプし、ウイングランスを構える。その時、ダークウイングがランスと一体化し、まるでドリルのような姿になった。そのままナイトは、Fターニャ目掛けて突っ込んで行く。Fターニャはナイトの必殺技『飛翔斬』に貫かれ、消滅した。
ナイトside OFF……
ファムside……
ガキィンッ!ガキィンッ!
Fロッティ「!!」
ファム「くっ…!!」
ファムはFロッティとぶつかり合う。Fロッティの指揮棒と、ファムのブランバイザーをぶつかり合い、火花を散らしている。ファムは一旦距離を取ると、ブランバイザーにカードを読み込ませた。
《ソードベント》
そして、金色に輝く薙刀のような武器《ウイングスラッシャー》を召喚した。
ファム「…来い。」
ファムがFロッティを挑発すると、Fロッティは数機の爆撃機を呼んだ。
ファム「…そう来るか。」
ファムはブランバイザーに別のカードを読み込ませる。
《アドベント》
すると、白鳥のような姿をした巨大生物が姿を現した。ファムが契約しているミラーモンスター『ブランウイング』だ。ブランウイングは爆撃機に向かって飛んで行く。そして、翼を羽ばたかせ、突風を発生させる。爆撃機は突風に耐えられず、墜落していった。
Fロッティ「!?」
爆撃機を墜とされ、怯むFロッティ。ファムはFロッティを攻撃し、すかさず別のカードをバイザーに読み込ませた。
《ファイナルベント》
その時、ブランウイングがFロッティの背後に移動し、翼を羽ばたかせ、ファムがいる方向へと飛ばす。ファムはウイングスラッシャーを構え、Fロッティを一刀両断した。必殺技『ミスティースラッシュ』だ。Fロッティは真っ二つに斬られ、そのまま消滅した。
ファムside OFF……
ゾルダside……
ゾルダはFモニカと銃撃戦を繰り広げていた。
ゾルダ「私、弓や銃の扱いには慣れてるんですよ!」ズガガガガーー!!
Fモニカ「っ!?」
ゾルダのマグナバイザーから放たれた無数の弾丸は全て、Fモニカに命中した。Fモニカが怯んだ隙に、ゾルダはカードを取り出し、バイザーに読み込ませる。
《シュートベント》
すると、ゾルダの両肩に2つの光線砲『ギガキャノン』が装着された。
ゾルダ「えいっ!」
ゾルダはギガキャノンから、光線をFモニカ目掛けて発射した。着弾時、大爆発を起こした。爆風が止んだ後、Fモニカの姿は無かった。しかし、
ゾルダ「…っ!!」
上を見ると、そこにはFモニカの姿があった。
Fモニカ「!!」ズダダダダーー!!
Fモニカはゾルダの頭上から弾丸を乱射してきた。
ゾルダ「きゃぁぁあああああ!!」
無数の弾丸の餌食になるゾルダ。
ナイト「友香!!」
ナイトが助けに行こうとする。しかし、どこからともなく現れた無数の妖魔達に邪魔をされる。
ナイト「くそっ、邪魔だ!!」
ナイトはダークバイザーで妖魔達を薙ぎ倒していくが、中々数は減らない。
ゾルダ「一海さん、私は平気です!!」
ゾルダは立ち上がり、
ゾルダ「もう許しません!!」
《アドベント》
別のカードを読み込ませた。すると、緑色が特徴のバッファロー型の巨人が姿を現す。“鋼の巨人”という異名を持ち、ゾルダと契約しているミラーモンスター『マグナギガ』である。
ゾルダ「マグナギガ、一海さんを助けて!」
マグナギガ『!!』
マグナギガは左手のガトリングガンを乱射し、ナイトを妨害する妖魔達を次々と葬っていき、全滅させた。
ナイト「おぉ、サンキューマグナギガ!」
マグナギガ『…。』コクッ
マグナギガは静かに頷く。
ゾルダ「トドメです!」
《ファイナルベント》
ゾルダはカードを読み込む。
ナイト「あ、ちょっと待て!」
ナイトはゾルダにストップをかけ、
《アドベント》
ダークウイングを召喚した。
ナイト「行け!」
ナイトはダークバイザーの切っ先をFモニカに向ける。すると、ダークウイングはFモニカを捕らえ、上空へ上昇していった。
ナイト「友香、今だ!」
ゾルダ「はい♪」
ゾルダはマグナギガの背中に、マグナバイザーを装着する。その時、マグナギガが身体中の重火器全てを展開した。ゾルダはマグナバイザーのトリガーを引く。その瞬間、マグナギガが重火器を、上空のFモニカ目掛けて一斉に砲撃した。ダークウイングはFモニカを迫り来る砲撃へと投げ、その場を離れた。Fモニカはゾルダの必殺技『エンドオブワールド』に飲み込まれ、消滅していった。
ゾルダside OFF……
アビスside……
Fノエル「!!」ズドォンッ!ズドォンッ!
アビス「うぉっと!?あぶねぇな!!」
Fノエルはアビス目掛けて長銃から弾丸を乱射する。アビスは高い身体能力を活かし、弾丸を回避する。
アビス「こんのやろぉ!!」
《アドベント》
アビスはアビスバイザーでカードを読み込む。すると、鮫型のモンスター『アビスラッシャー』と、シュモクザメ型のモンスター『アビスハンマー』が姿を現した。仮面ライダーアビスは、2体のミラーモンスターと契約しているのだ。アビスは更に、カードを読み込む。
《ストライクベント》
アビスの右腕に『アビスクロー』が装着された。
アビス「スラッシャー、ハンマー、行くぞ?」
スラッシャー&ハンマー『『…。』』コクッ
そして、
アビス「くらえ!!」
アビスはアビスクローから水流『アビススマッシュ』を放った。それと同時に、アビスラッシャーは頭部と胸部から高圧水流を、アビスハンマーは胸部の2門砲から光線を発射した。
Fノエル「!?」
Fノエルは水流で動きを止められ、アビスハンマーの光線をもろに受けた。
アビス「よっしゃあ!最後にすっげぇの、行っくぜぇ!!」
《ファイナルベント》
アビスがカードを読み込むと、アビスラッシャーとアビスハンマーが合体し、サメ型合体ミラーモンスター『アビソドン』になった。アビソドンは目を横に伸ばし、シュモクモードになる。アビスはアビソドンに乗り、サーフィンのようにFノエルへと向かって行く。アビソドンはエネルギー弾を乱射しながら、Fノエルに突っ込む。Fノエルに近づいてきた頃、
アビス「りゃあっ!!」
アビスはジャンプし、
アビス「くらいやがれ、ライダーキーック!!」
ライダーキックをFノエルに繰り出した。Fノエルを蹴った反動を利用し、後ろにジャンプした。その直後Fノエルは、ノコギリモードに変化したアビソドンに切り裂かれた。
アビス「やったぁ!大成功だぜ!!」
Fノエルは上半身と下半身がわかれ、消滅していった。
アビスside OFF……
龍騎side……
龍騎「ヴヴッ!おらぁっ!」
Fフェイ「っ!?っ!!」
龍騎はFフェイを転ばし、踏みつけたり蹴飛ばしたりと、乱暴な戦いを展開していく。
ノエル「ちょっと!このままじゃ殺られてしまいますわよ!?」
フェイ「もう、使えないなぁ!!」
ターニャ「こうなれば…」
シャルロッテ「ワタシ達も行くデス!」
Fフェイがやられっぱなしであり、見てられなくなったストライカー達は龍騎に向かって行く。
アビス「あ、おい!!卑怯だぞ!?」
ファム「何て奴らだ!!」
ゾルダ「私たちも!!」
ナイト「あぁ!翔、今行くぞ!」
アビス、ファム、ゾルダ、ナイトは龍騎の手助けをしようとするが……
龍騎「来んな!!」
何故か龍騎は、それを拒んだ。
龍騎「コイツらは……俺がぶっ潰すんだよ!!」
龍騎は怒鳴り声を上げ、襲いかかるストライカー達を乱暴に攻撃する。
シャルロッテ「ぐっ!?」
ターニャ「シャルロッテさん!」
ノエル「な、何なんですの!?」
フェイ「つ、強いよ~…!!」
ストライカー達は一旦距離を取り、Fフェイに戦いを任せる。しかし、
龍騎「っ!!」
Fフェイは剣を、龍騎に奪われ…
龍騎「あ”あ”あ”あ”っ!!」ザシュゥゥウウウウッ!!
切り裂かれ、あっさりと消滅した。だが、勢いをつけすぎたため、強奪した剣は折れ、使い物にならなくなってしまった。
龍騎「ちっ…こんなんじゃ、妖魔なんぞ斬れやしねぇな。」
龍騎は折れた剣を捨て、
龍騎「…来い。」
ストライカー達を挑発する。
ストライカー「「「「……。」」」」
ストライカー達は龍騎を恐れ、足がすくんでいた。
龍騎「…おいどうした、かかってこいよ?」
龍騎はそう言うも、ストライカー達は来ない。
龍騎「手下に戦いを任せた挙げ句、ビビってんのか……とんだチキン野郎だなぁ!?おい!!」
龍騎はストライカー達に怒鳴り立てる。
龍騎「そっちが来ねぇなら、こっちから来てやるよ。」
龍騎は左腕に装着されている『龍召機甲 ドラグバイザー』に、カードを挿入し、読み込む。
《アドベント》
すると、巨大な赤い龍がどこからともなく現れた。仮面ライダー龍騎が契約しているミラーモンスター『ドラグレッダー』である。すかさず龍騎は、別のカードを読み込む。
《ファイナルベント》
ドラグレッダー「グォォオオオオオオオ!!」
ドラグレッダーは咆哮を上げ、龍騎の周りを回り始める。龍騎が上空へジャンプすると、それと同時にドラグレッダーも上空へと飛び上がる。そして、
龍騎「うぉぉぉぉおおおおおおおおおおお!!」
龍騎は炎に包まれながら、ストライカー達目掛け、必殺技『ドラゴンライダーキック』を放つ。ストライカー達は爆炎に包まれ、断末魔を上げ、戦闘不能になった。少しして、燃え盛る炎の中から、龍騎が出て来た。
ナイト「翔!」
ファム「…翔!」
ゾルダ「翔さん!」
アビス「翔ちん!」
ナイト達は龍騎の元に駆け寄る。
龍騎「……。」
龍騎は少しだけ黙った後、
龍騎「……邪魔だけはすんなよ?」
と、ナイト達に告げる。
ナイト「なるべく気を付けるよ。」
ナイトは仮面の中で笑顔を浮かべながら言う。
ファム「翔、少しは私たちを頼れ。私たちはいつでも、お前の力になる。」
ファムは優しく言葉をかける。
ゾルダ「困った時は、いつでも駆け付けますよ、翔さん♪」
ゾルダも龍騎に優しく言葉をかけた。
アビス「へへっ、翔ちん。俺たちはダチだ!困った時は、お互い様だぜ?」
アビスは龍騎にサムズアップしながら言う。更に、ナイト達の契約モンスター達とドラグレッダーも、龍騎に寄り添うように近くに寄ってきた。ミラーモンスター達を警戒する龍騎だが、
ファム「安心してくれ。コイツらは皆、翔の味方だ。」
ファムは龍騎にそう言う。
龍騎「俺はお前達を信頼した訳じゃない。仕方なく、こうしたんだ。」
龍騎はそう言って、Vバックルからデッキを取り外し、翔の姿に戻った。ナイト達も変身を解き、元の姿に戻った。
その頃、DollsとNはモノリスを破壊することに成功した。
ミサキ「ふぅ……こんなところね。」
PPP--
カナ『モノリス消失、確認しました!みなさん、お疲れ様でした!』
カナは通信機からメンバー達に労いの言葉をかける。
カナ『これで池袋全体のピグマリオン出現確率は、目標想定レベルまで下がりました。』
サクラ「じゃあ、これで…」
ナナミ「ステージの準備さえ整えば、チームCのライブが開催できるってワケですね。」
カナ『浄化ライブにはまだ足りませんが、この数値なら、ライブをすることができます。』
浄化ライブをする条件は満たされていないものの、チームCのライブを開催するのには充分であった。
カナ『ライブ当日の打ち合わせをするので、チームA、チームBも、帰還してください。』
カナはメンバー達に指示を出した。
レイナ「了解したわ。」
そして、ドールハウスに戻ろうとするが、
ヒヨ「あ、ちょっと待って!」
ヒヨが何やらキョロキョロしている。
N「ヒヨちゃん、どうしたの?」
Nはヒヨに声をかける。
ヒヨ「……ほっ。」
ヒヨはホッと一息つき、
ヒヨ「さっきの松葉杖のファンのヒト、ちゃんと逃げられたみたい…」
と、安心した様子で言った。
シオリ「…それを心配していたんですね。」
カナ『安心してください。今回の巡回における被害はゼロです。』
カナの言葉に、更に安心するメンバー達。
サクラ「私たち……守っているんですよね…東京を……ここにいる、みんなを……」
ミサキ「いまさら何よ。それとも、ようやく実感した?」
レイナ「でも、誇るべきことよ。」
レイナは言う。
レイナ「ゴーレムがやって来ても、デウスがやって来ても----
私たちのやることは1つ。東京と…そこに住む人々を守ること。」
サクラ「……。」
レイナの話に、黙って耳を傾けるサクラ。
レイナ「色々あった今だからこそ、こうやって初心に戻らなきゃね。」
N「そうね……そのためにも----」
サクラ「戻りましょう。ドールハウスへ!」
N「アタシが言おうとしたことを言ってくれてありがとう、サクラちゃん。」
Nの言葉に、笑いが生まれた。
翔「おい、斑目さんはいるか?」
翔は通信機に話しかける。
斑目『どうした、青空?』
翔「ドールハウスに連れて来たい奴が、4人いる。連れて来ても良いか?」
斑目『4人も…?…構わないが。』
翔「それだけ聞けりゃ充分だ。」
翔は一海達の方に振り向き、
翔「お前達、1度ドールハウスに来い。」
と、言う。
一海「お、おぉ…分かった。」
一海は困惑しながらも、了承した。
翔「お前達も、あの化け物達が見えてんだろ?」
紫「あの化け物達……ストライカーに似たアイツらのことか?」
翔「違う。」
友香「もしかして…あの鍵穴と、そこから出て来た怪物のことですか?」
翔「そうだ。」
友香の言葉に、「そっちか。」と言う紫。
翔「奴らの姿を見ることが出来る以上、お前達には1度ドールハウスに来てもらう。」
諒芽「えっ、俺たちどうなんの、翔ちん?」
翔「知らねぇな。」
翔はDollsとNの元に移動する。
サクラ「あ、翔さん。」
翔「お前達、少し先に行っててくれ。Nは残れ。」
サクラ「へっ?あ、はい。」
レイナ「分かったわ、翔君。」
レイナはメンバー達と先にドールハウスへ向かう。
N「どうしたの、翔君?」
一海「えっ?お前、ジャドウか?」
一海はNを見て困惑する。
翔「正しくは、元ジャドウだ。」
紫「元ジャドウ……一体どういうことだ?」
翔「コイツは自分の意思で、更正したんだ。もう、悪さをすることはねぇ。」
諒芽「えっ、マジ?」
翔「マジ。」
N「初めまして、アタシはN。翔君の言うとおり、アタシは元ジャドウよ。アタシが更正できたのは、翔君のおかげなの。」
Nは一君達に自己紹介する。
友香「そうなんですか!私は『浅井 友香』、一海さんの恋人です♪」
紫「私は『東雲 紫』、友香と同じく一海の恋人だ。」
一海「俺は『木場 一海』、翔のダチだ。」
諒芽「俺『鏡 諒芽』、翔ちんの大大大親友だぜ!」
一海達もNに自己紹介する。
N「翔君のお友達なの!?」
翔「違う、俺の友人を自称してるだけだ。」
翔はすぐさま否定する。
一海「あははは…まぁ、どう解釈するかは、お前に任せる。」
一海は苦笑いしながらNに言う。
翔「自己紹介はすんだようだな、着いてこい。」
翔は一海達に背を向け、ドールハウスを目指して歩きだす。一海達とNは翔の後を着いていく。
紫(ジャドウを更正させるほどとは……その優しさ、本当に変わって無いな。)
一海(ビックリだなぁ。悪質転生者を更正させるなんて。)
友香(翔さんは、本当に好い人です。)
諒芽(ジャドウって、どうしようもねぇバカの集まりって、思ってたが……Nだけは違うな。)
そう思いつつ、翔とNに着いていく一海達であった。
いかがでしたか?今回はここまでです。
紫から龍騎のデッキを受け取った翔は、新たに『仮面ライダー龍騎』に変身できるようになった。この回では、荒々しい戦い方をしましたけどね。
ファントム達に関して……いちいち『ファントム』って書くのが面倒くさいので、『F』と表現してます。
次回も、お楽しみにぃ~
~ねたま、はではで