〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウ、又の名を『やさぐれ・真』です。

前回、翔の友人4人と翔が、共闘してファントム達とストライカー達を撃破した。一海達にも、ピグマリオンが見えるようで、翔に呼ばれてドールハウスへと案内される。更に、ドールハウスに新しい人物がやって来る。

では、本編に行きますか。どうぞ


第九十九話 ライブ目前と新しい出会い

ドールハウスに戻って来たメンバー達。

アヤ「おそーーーーい!!」

帰って来たメンバー達に対して、声をあげるアヤ。だが、

翔「うっせぇな……」

アヤ「あ…ご、ごめん……」汗

翔の低い声にビビり、先程の勢いは無くなった。

ヤマダ「うえ、もう帰ってきちゃったっすか。レイドバトルの真っ最中なんすけど…」

翔「それはお前の都合だろ?」

ヤマダ「うっ……言い返せないっす……」汗

アヤ「もう、ヤマダは待ち時間ずっとネトゲだし、ユキは当然のごとく熟睡だし…」

ユキ「すぅ……すぅ……」Zzz……

アヤが声をあげても、ユキは起きることはない。

ヤマダ「こちとら朝から晩までドMレベルでハードなレッスンに付き合ってるんす。」

ヤマダはアヤに言う。

ヤマダ「息抜きくらい勝手にさせてもらうって話ですよ。なんなら一緒にどうすか?」

アヤ「ったく、もう。自由なんだから…」

アヤは少し困った表情を見せた。そこに、斑目とカナと愛『ドールハウス3巨頭』が姿を見せた。

斑目「池袋巡回、及びライブの準備。皆、ご苦労だった。A、B、両チームの戦果により、池袋でのライブ開催が可能となった。後は、チームCの準備状況だが…」

斑目はチームCのメンバー達に目を向ける。

アヤ「今夜中には仕上げるわ。地獄のオールナイト特訓よ!」

アヤは気合いを込めながら言う。

ヤマダ「げふっ……!」

ユキ「むりです……くぅ……」Zzz…

翔(寝ながら答えてるし……)汗

ヤマダとユキの反応を見た翔は……

翔「…そうか。あぁ、残念だ…本当に残念だよユキ、ヤマダ……お前達のライブ、見たかったのにな……」

と、ユキとヤマダに言う。

ヤマダ「いやぁ、やる気出てきたっすわ~!オールナイト特訓なんて、何のそのっす!!」

ユキ「私、頑張ります…!」

先程の反応はどこへ行ったのやら…ヤマダとユキは急にやる気を出した。

翔(チョロ……)汗

愛「あはは……ヤマダちゃんもユキちゃんも、翔君には弱いなぁ……」汗

ユキとヤマダに翔はジト目を向け、愛は苦笑いした。

アヤ「シオリ、レイナ、明日の準備は任せたわよ。」

アヤはそう言うと、ヤマダとユキに声をかける。

アヤ「ほら、ヤマダ!ユキも起き……って、起きてる。これからレッスンはじめるからね!」

ヤマダ「オールナイト特訓とか違法労働っす!労働基準局に訴えるっすよー!!」

ユキ「おふとん…入りたい……」

翔「大変だな……」汗

翔(もう一度やるか…)

翔「ユキ、ヤマダ。さっきの勢いはどうした?お前達の気合いはそんなモンじゃねぇだろ?」

ヤマダ「もちのろんっす!っしゃあ、気合い充分!やってやるっすよ!!」

ユキ「翔さん、私たち、頑張ります…!」

翔(これで大丈夫だろう……たぶんな…)汗

アヤ「ともかく!ライブは明日決行で決まりね。」

そんなこんなで、ライブは明日で決まりになった。

斑目「青空、久しぶりのライブだ。Nにとっては、初めてのライブになる。頼んだぞ。」

翔「頼む前提だな、分かってるよ。」

N「はい…!」

斑目「よし…皆、今日はこれで解散だ。それぞれ、明日に向けて準備を整えておくように。」

斑目は解散を促す。

翔「ちょっと待て、ここに連れてきた奴らを呼ぶ。Dollsは解散して良いぞ?」

アヤ「大丈夫よ。」

翔「承知した。おい、入ってこい。」

翔がそう言うと、

一海「失礼します。」

一海達が入って来た。

斑目「青空、この者達は…?」

翔「俺の友人を自称する奴らだ。さっきコイツらが手助けしてくれたんだ。それに……」

翔は一海達に一瞬目を向け、斑目の方を振り向く。

翔「コイツらも、あの化け物が見えるんだとよ。」

斑目「あの化け物…ピグマリオンのことだな?」

翔「そうだ。」

斑目「成る程……」

斑目は一海達の方を向き、自己紹介をお願いした。

一海「俺は『木場 一海』です。」

紫「私は『東雲 紫』です。」

友香「『浅井 友香』と申します。」

諒芽「俺、『鏡 諒芽』っす。」

一海達は簡単に自己紹介をした。

愛「翔君が連れてきた4人って、一海君達のことだったんだね。」

愛は言う。

斑目「知っているのか?」

愛「はい。一海君とは、ハワイアンズで1度会ってます。紫ちゃんと友香ちゃんはこの間会いました。」

愛が斑目に説明すると、斑目は納得した。

愛「君は、初めましてだよね?あたしは『片山 愛』、よろしくね♪」

愛は諒芽に自己紹介した。

カナ「改めまして…私は『南田 カナ』です。よろしくお願いします。」

斑目「ドールハウス所長『斑目 セツナ』だ。よろしく頼む。」

ドールハウス3巨頭も、簡単に自己紹介する。

一海「えぇっ!?しょ、所長さん!?」

友香「お、お若くて…キレイです!」

一海と友香の反応に、斑目は「ははは」と少し笑う。

斑目「ところで、お前達は青空の知り合いなのか?」

一海「そうです!まぁ、翔は否定してますけど…」

斑目「そうなのか、よく来てくれたな。」

斑目は一海達を歓迎している。

諒芽「……。」

紫「…?どうした、諒芽。」

諒芽は斑目とカナを見て、固まっていた。そして……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

諒芽「セツナさん、結婚してください……」

斑目「…?」

諒芽「セツナさん!!結婚してください!!」

と、ぶっ飛んだ発言する。

斑目「なっ!?」汗

紫「ば、バカ者!!所長に何てことを……あぁ、困惑しているじゃないか!!」アセアセ

諒芽の発言に、紫は焦り、慌てて彼に注意する。しかし、諒芽の暴走は止まらない。

諒芽「カナさん!!俺の為に一生味噌汁作って!!」

カナ「えぇっ!?えぇっと……」汗

彼の暴走っぷりに、当然……カナは困惑する。

斑目「あ、あのなぁ……いきなり結婚を頼まれても、了承すると思うか?」汗

流石の斑目も、困惑している。

翔「真に受けるな。」汗

翔はそう言いつつも、対応は紫に任せている。

友香「りょ、諒芽さん!それはちょっと…申し訳ありません、所長さん、カナさん。」

一海「諒芽のバカ!す、すみません所長さん、カナさん。」

友香と一海は慌てて斑目とカナに謝罪する。

斑目「あ、いや…大丈夫だ。」汗

カナ「え、えぇ…大丈夫です。」汗

諒芽「お、そうだ!」

ここで諒芽は、何やらアルバムのような物を取り出す。

諒芽「翔ちんの写真集が欲しい奴!!1冊500円だぁ!!さぁ、買った買ったぁーー!!」

突然、商売を始める。アルバムを開くと、いつの間に撮影したのか……ファン対応する翔、龍騎に変身する寸前の翔等……翔の写真があった。

翔「っ!?」

翔は諒芽の頭に拳骨を繰り出す。

諒芽「あいだぁっ!?」

翔「おい、お前に1つ言っておく…!!」

翔は諒芽に鬼の形相を近づけ……

翔「勝手に撮った写真で汚ねぇ商売をすんじゃねぇ。それと、時と場をわけまえろ…!!」

諒芽の頬を引っ張りながら説教する。

諒芽「いででで!ひょうひん、ごうぇんよぉーー!!」(いででで!翔ちん、ごめんよーー!!)

諒芽は慌てて翔に謝罪する。翔が手を離すと、諒芽の両頬は赤くなっていた。

翔「ったく……」

斑目「愉快な友人だな、青空。」

斑目は翔に微笑む。

翔「友人じゃない。俺の友人を自称してるだけだ。」

斑目の言葉を否定する翔。

愛「そうそう、あたしも皆に紹介したい人たちがいるんだ。所長とカナちゃん、ルリちゃん、元ストライカーの皆はもう知ってるんだけど、呼ぶね!」

愛はスマホを取り出し、とある人物を呼んだ。数分後……

コンコンッ……

ノックが聞こえてきた。

愛「はーい、どうぞー!」

そして、

深雪「失礼します。」

蜜璃「し、失礼します…!」

白衣を着た2人の女性が入って来た。

愛「この2人はあたしの親友で、新しくドールハウス専属医になったんだよ。じゃあ、深雪ちゃんから自己紹介よろしく♪」

深雪「分かりました。」

深雪は自己紹介を始める。

深雪「初めまして、新しくドールハウス専属医になりました。『胡蝶(こちょう) 深雪(みゆき)』と申します。よろしくお願いしますね。」

深雪はぺこりとお辞儀をし、ニコッと微笑んだ。

蜜璃「は、初めまして!同じく、ドールハウスの専属医になりました。『七草(さえぐさ) 蜜璃(みつり)』と申しましゅ!よ、よろしくお願いしますぅ!!」

蜜璃は緊張しながらも、自己紹介し、深々とお辞儀をした。Dollsはそれぞれ、「よろしくお願いします。」「よろしくっす。」と言い、深雪と蜜璃を歓迎した。

翔「……。」

深雪「…あら。」

深雪は翔に気付き、彼に近付く。

深雪「こんにちは、翔君。私は『胡蝶 深雪』です、よろしくお願いしますね。」

深雪は翔に微笑む。

蜜璃「え?彼が、翔君!?」

蜜璃も翔の元に来るが…

翔「…!?」

翔は少し後退った。

蜜璃「あれっ!?もしかして、怖がらせちゃった!?はわわわ、どどどどうしよう!!」

テンパり始める蜜璃。

愛「あぁ…翔君、若い女の人が苦手なんだ。あんまり近付きすぎないよう、気を付けてね。」

愛は深雪と蜜璃に言う。

蜜璃「あ、そうなんだね!翔君、私『七草 蜜璃』って言うの。さっきはごめんね?」

蜜璃は翔に自己紹介し、先程のことを謝罪した。

翔「……。」

翔は深雪と蜜璃を交互に見た後、

翔「……青空 翔だ、よろしく……」

軽く自己紹介をした。

愛「ごめんね、翔君。事前に伝えておけば良かったよね?」

翔「…気にすんな。」

翔はそう言うと、左腕のアマゾンズレジスターを磨き始めた。翔の友人、そして新しく入って来たドールハウス専属医を紹介した所で、今度こそ解散した。

 

 

 

あの後、一海達は、自分たちのシェアハウスに帰った。

一海「しかしまぁ、ドールハウスの人達……好い人達だったな。」

紫「そうだな。また、いつでも遊びに来てくれとも言ってくれたな。」

友香「はい、とても優しい人達でしたね♪」

諒芽「セツナさん、カナさん……めちゃくちゃ美人だった…!愛さんと深雪さん、蜜璃さんも…めちゃくちゃ美人だったなぁ~。」

彼らは、ドールハウスでの出来事を話していた。彼らとドールハウスとの、信頼関係は……これから、構築されていくことになる。

 

 

 

その頃、ドールハウスでは……

深雪と蜜璃は、翔のフェイスシートを見せてもらい、彼のことを知ろうとしていた。

深雪「翔君、好き嫌いが無いんですね。偉いです♪」

蜜璃「あ、束縛されたりしつこくされるのは嫌なんだね。」

愛「深雪ちゃん、蜜璃ちゃん。」

愛は2人に話しかける。

愛「翔君との信頼関係を構築していくのは、どの人よりも時間がかかると思うんだ。でも、接し方に気を付けたり、積極的に声をかけたりすれば、いつか必ず心を開いてくれるから。あたしも、手助けするね。」

深雪「そうですね、私も頑張らないといけませんね。」

蜜璃「うん!私、頑張るから!」

深雪と蜜璃は、気合いを込めた。その後、翔に関する説明を愛や斑目、カナから聞き…彼への理解を深めたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔「へきしっ……誰かが俺の噂でもしてんのか?」




いかがでしたか?今回はここまでです。

気が付いたら、もう九十九話に突入してましたね(笑)。次回からは、記念すべき百話ですね(メインストーリーは)。

ドールハウスで諒芽が暴走しましたが、翔の説教により、漸く沈めることに成功した。諒芽の暴走は、今後もありますw



次回も、お楽しみに。

では、まったね~!
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