〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
前回、翔の友人4人と翔が、共闘してファントム達とストライカー達を撃破した。一海達にも、ピグマリオンが見えるようで、翔に呼ばれてドールハウスへと案内される。更に、ドールハウスに新しい人物がやって来る。
では、本編に行きますか。どうぞ
ドールハウスに戻って来たメンバー達。
アヤ「おそーーーーい!!」
帰って来たメンバー達に対して、声をあげるアヤ。だが、
翔「うっせぇな……」
アヤ「あ…ご、ごめん……」汗
翔の低い声にビビり、先程の勢いは無くなった。
ヤマダ「うえ、もう帰ってきちゃったっすか。レイドバトルの真っ最中なんすけど…」
翔「それはお前の都合だろ?」
ヤマダ「うっ……言い返せないっす……」汗
アヤ「もう、ヤマダは待ち時間ずっとネトゲだし、ユキは当然のごとく熟睡だし…」
ユキ「すぅ……すぅ……」Zzz……
アヤが声をあげても、ユキは起きることはない。
ヤマダ「こちとら朝から晩までドMレベルでハードなレッスンに付き合ってるんす。」
ヤマダはアヤに言う。
ヤマダ「息抜きくらい勝手にさせてもらうって話ですよ。なんなら一緒にどうすか?」
アヤ「ったく、もう。自由なんだから…」
アヤは少し困った表情を見せた。そこに、斑目とカナと愛『ドールハウス3巨頭』が姿を見せた。
斑目「池袋巡回、及びライブの準備。皆、ご苦労だった。A、B、両チームの戦果により、池袋でのライブ開催が可能となった。後は、チームCの準備状況だが…」
斑目はチームCのメンバー達に目を向ける。
アヤ「今夜中には仕上げるわ。地獄のオールナイト特訓よ!」
アヤは気合いを込めながら言う。
ヤマダ「げふっ……!」
ユキ「むりです……くぅ……」Zzz…
翔(寝ながら答えてるし……)汗
ヤマダとユキの反応を見た翔は……
翔「…そうか。あぁ、残念だ…本当に残念だよユキ、ヤマダ……お前達のライブ、見たかったのにな……」
と、ユキとヤマダに言う。
ヤマダ「いやぁ、やる気出てきたっすわ~!オールナイト特訓なんて、何のそのっす!!」
ユキ「私、頑張ります…!」
先程の反応はどこへ行ったのやら…ヤマダとユキは急にやる気を出した。
翔(チョロ……)汗
愛「あはは……ヤマダちゃんもユキちゃんも、翔君には弱いなぁ……」汗
ユキとヤマダに翔はジト目を向け、愛は苦笑いした。
アヤ「シオリ、レイナ、明日の準備は任せたわよ。」
アヤはそう言うと、ヤマダとユキに声をかける。
アヤ「ほら、ヤマダ!ユキも起き……って、起きてる。これからレッスンはじめるからね!」
ヤマダ「オールナイト特訓とか違法労働っす!労働基準局に訴えるっすよー!!」
ユキ「おふとん…入りたい……」
翔「大変だな……」汗
翔(もう一度やるか…)
翔「ユキ、ヤマダ。さっきの勢いはどうした?お前達の気合いはそんなモンじゃねぇだろ?」
ヤマダ「もちのろんっす!っしゃあ、気合い充分!やってやるっすよ!!」
ユキ「翔さん、私たち、頑張ります…!」
翔(これで大丈夫だろう……たぶんな…)汗
アヤ「ともかく!ライブは明日決行で決まりね。」
そんなこんなで、ライブは明日で決まりになった。
斑目「青空、久しぶりのライブだ。Nにとっては、初めてのライブになる。頼んだぞ。」
翔「頼む前提だな、分かってるよ。」
N「はい…!」
斑目「よし…皆、今日はこれで解散だ。それぞれ、明日に向けて準備を整えておくように。」
斑目は解散を促す。
翔「ちょっと待て、ここに連れてきた奴らを呼ぶ。Dollsは解散して良いぞ?」
アヤ「大丈夫よ。」
翔「承知した。おい、入ってこい。」
翔がそう言うと、
一海「失礼します。」
一海達が入って来た。
斑目「青空、この者達は…?」
翔「俺の友人を自称する奴らだ。さっきコイツらが手助けしてくれたんだ。それに……」
翔は一海達に一瞬目を向け、斑目の方を振り向く。
翔「コイツらも、あの化け物が見えるんだとよ。」
斑目「あの化け物…ピグマリオンのことだな?」
翔「そうだ。」
斑目「成る程……」
斑目は一海達の方を向き、自己紹介をお願いした。
一海「俺は『木場 一海』です。」
紫「私は『東雲 紫』です。」
友香「『浅井 友香』と申します。」
諒芽「俺、『鏡 諒芽』っす。」
一海達は簡単に自己紹介をした。
愛「翔君が連れてきた4人って、一海君達のことだったんだね。」
愛は言う。
斑目「知っているのか?」
愛「はい。一海君とは、ハワイアンズで1度会ってます。紫ちゃんと友香ちゃんはこの間会いました。」
愛が斑目に説明すると、斑目は納得した。
愛「君は、初めましてだよね?あたしは『片山 愛』、よろしくね♪」
愛は諒芽に自己紹介した。
カナ「改めまして…私は『南田 カナ』です。よろしくお願いします。」
斑目「ドールハウス所長『斑目 セツナ』だ。よろしく頼む。」
ドールハウス3巨頭も、簡単に自己紹介する。
一海「えぇっ!?しょ、所長さん!?」
友香「お、お若くて…キレイです!」
一海と友香の反応に、斑目は「ははは」と少し笑う。
斑目「ところで、お前達は青空の知り合いなのか?」
一海「そうです!まぁ、翔は否定してますけど…」
斑目「そうなのか、よく来てくれたな。」
斑目は一海達を歓迎している。
諒芽「……。」
紫「…?どうした、諒芽。」
諒芽は斑目とカナを見て、固まっていた。そして……
諒芽「セツナさん、結婚してください……」
斑目「…?」
諒芽「セツナさん!!結婚してください!!」
と、ぶっ飛んだ発言する。
斑目「なっ!?」汗
紫「ば、バカ者!!所長に何てことを……あぁ、困惑しているじゃないか!!」アセアセ
諒芽の発言に、紫は焦り、慌てて彼に注意する。しかし、諒芽の暴走は止まらない。
諒芽「カナさん!!俺の為に一生味噌汁作って!!」
カナ「えぇっ!?えぇっと……」汗
彼の暴走っぷりに、当然……カナは困惑する。
斑目「あ、あのなぁ……いきなり結婚を頼まれても、了承すると思うか?」汗
流石の斑目も、困惑している。
翔「真に受けるな。」汗
翔はそう言いつつも、対応は紫に任せている。
友香「りょ、諒芽さん!それはちょっと…申し訳ありません、所長さん、カナさん。」
一海「諒芽のバカ!す、すみません所長さん、カナさん。」
友香と一海は慌てて斑目とカナに謝罪する。
斑目「あ、いや…大丈夫だ。」汗
カナ「え、えぇ…大丈夫です。」汗
諒芽「お、そうだ!」
ここで諒芽は、何やらアルバムのような物を取り出す。
諒芽「翔ちんの写真集が欲しい奴!!1冊500円だぁ!!さぁ、買った買ったぁーー!!」
突然、商売を始める。アルバムを開くと、いつの間に撮影したのか……ファン対応する翔、龍騎に変身する寸前の翔等……翔の写真があった。
翔「っ!?」
翔は諒芽の頭に拳骨を繰り出す。
諒芽「あいだぁっ!?」
翔「おい、お前に1つ言っておく…!!」
翔は諒芽に鬼の形相を近づけ……
翔「勝手に撮った写真で汚ねぇ商売をすんじゃねぇ。それと、時と場をわけまえろ…!!」
諒芽の頬を引っ張りながら説教する。
諒芽「いででで!ひょうひん、ごうぇんよぉーー!!」(いででで!翔ちん、ごめんよーー!!)
諒芽は慌てて翔に謝罪する。翔が手を離すと、諒芽の両頬は赤くなっていた。
翔「ったく……」
斑目「愉快な友人だな、青空。」
斑目は翔に微笑む。
翔「友人じゃない。俺の友人を自称してるだけだ。」
斑目の言葉を否定する翔。
愛「そうそう、あたしも皆に紹介したい人たちがいるんだ。所長とカナちゃん、ルリちゃん、元ストライカーの皆はもう知ってるんだけど、呼ぶね!」
愛はスマホを取り出し、とある人物を呼んだ。数分後……
コンコンッ……
ノックが聞こえてきた。
愛「はーい、どうぞー!」
そして、
深雪「失礼します。」
蜜璃「し、失礼します…!」
白衣を着た2人の女性が入って来た。
愛「この2人はあたしの親友で、新しくドールハウス専属医になったんだよ。じゃあ、深雪ちゃんから自己紹介よろしく♪」
深雪「分かりました。」
深雪は自己紹介を始める。
深雪「初めまして、新しくドールハウス専属医になりました。『
深雪はぺこりとお辞儀をし、ニコッと微笑んだ。
蜜璃「は、初めまして!同じく、ドールハウスの専属医になりました。『
蜜璃は緊張しながらも、自己紹介し、深々とお辞儀をした。Dollsはそれぞれ、「よろしくお願いします。」「よろしくっす。」と言い、深雪と蜜璃を歓迎した。
翔「……。」
深雪「…あら。」
深雪は翔に気付き、彼に近付く。
深雪「こんにちは、翔君。私は『胡蝶 深雪』です、よろしくお願いしますね。」
深雪は翔に微笑む。
蜜璃「え?彼が、翔君!?」
蜜璃も翔の元に来るが…
翔「…!?」
翔は少し後退った。
蜜璃「あれっ!?もしかして、怖がらせちゃった!?はわわわ、どどどどうしよう!!」
テンパり始める蜜璃。
愛「あぁ…翔君、若い女の人が苦手なんだ。あんまり近付きすぎないよう、気を付けてね。」
愛は深雪と蜜璃に言う。
蜜璃「あ、そうなんだね!翔君、私『七草 蜜璃』って言うの。さっきはごめんね?」
蜜璃は翔に自己紹介し、先程のことを謝罪した。
翔「……。」
翔は深雪と蜜璃を交互に見た後、
翔「……青空 翔だ、よろしく……」
軽く自己紹介をした。
愛「ごめんね、翔君。事前に伝えておけば良かったよね?」
翔「…気にすんな。」
翔はそう言うと、左腕のアマゾンズレジスターを磨き始めた。翔の友人、そして新しく入って来たドールハウス専属医を紹介した所で、今度こそ解散した。
あの後、一海達は、自分たちのシェアハウスに帰った。
一海「しかしまぁ、ドールハウスの人達……好い人達だったな。」
紫「そうだな。また、いつでも遊びに来てくれとも言ってくれたな。」
友香「はい、とても優しい人達でしたね♪」
諒芽「セツナさん、カナさん……めちゃくちゃ美人だった…!愛さんと深雪さん、蜜璃さんも…めちゃくちゃ美人だったなぁ~。」
彼らは、ドールハウスでの出来事を話していた。彼らとドールハウスとの、信頼関係は……これから、構築されていくことになる。
その頃、ドールハウスでは……
深雪と蜜璃は、翔のフェイスシートを見せてもらい、彼のことを知ろうとしていた。
深雪「翔君、好き嫌いが無いんですね。偉いです♪」
蜜璃「あ、束縛されたりしつこくされるのは嫌なんだね。」
愛「深雪ちゃん、蜜璃ちゃん。」
愛は2人に話しかける。
愛「翔君との信頼関係を構築していくのは、どの人よりも時間がかかると思うんだ。でも、接し方に気を付けたり、積極的に声をかけたりすれば、いつか必ず心を開いてくれるから。あたしも、手助けするね。」
深雪「そうですね、私も頑張らないといけませんね。」
蜜璃「うん!私、頑張るから!」
深雪と蜜璃は、気合いを込めた。その後、翔に関する説明を愛や斑目、カナから聞き…彼への理解を深めたのであった。
翔「へきしっ……誰かが俺の噂でもしてんのか?」
いかがでしたか?今回はここまでです。
気が付いたら、もう九十九話に突入してましたね(笑)。次回からは、記念すべき百話ですね(メインストーリーは)。
ドールハウスで諒芽が暴走しましたが、翔の説教により、漸く沈めることに成功した。諒芽の暴走は、今後もありますw
次回も、お楽しみに。
では、まったね~!