〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
何や、この名乗り……?
ま、いっか。
前回、Qを潰すため、ある程度の下準備を済ませた翔だったが、奴が退場するのは、まだ先の話です。何故なら、チームCのライブがあるからさ。
では、行きますか。本編へどうぞ
ライブ会場のステージ裏では……
アヤ「ユキ、そこ立ち位置もう半分右。あと足上げの角度、足りてないよ!」
ユキ「ごめんなさい…」
アヤ「ヤマダのマイク、入ってる?ボリュームもっと上げて!」
ヤマダ「あ、さーせん。ジブン、リハは口パクで…」
アヤ「ダメダメ!声だせ、リハから全力で!翔に笑われるわよ!?」
最後の仕上げ、確認が行われていた。
翔「よぉ、アヤ。」
そこに、翔がやって来る。
アヤ「ん……?あ、翔。今朝はどうしたの?」
翔「ちょいと忘れ物に気が付いてな。無事に見つかって良かったよ。」
翔は右腕の電王ベルト型腕時計を見せながらい言う。
翔「それより、ユキもヤマダも大丈夫か…?」
アヤ「翔は優しいね。でも、今のあたしはそうはいかないのよ。」
翔「…どういうことだ?」
翔はアヤに尋ねる。
アヤ「そうやって休ませたら、ユキは本番まで…いや、本番でも居眠りするし。ヤマダはゲームにのめり込んで、歌詞全部飛んじゃうんだから!」
翔「……。」汗
アヤの言葉に、翔はジト目になる。
翔「ホントに大丈夫か……?」汗
そこに、ユキとヤマダがやって来る。
ユキ「…翔さん、大丈夫です。終わったら、おふとんだから…」
ヤマダ「こんだけ寝てないと逆に元気っていうか、むしろナチュラルハイになってきたっすよ。」
ユキもヤマダも、元気そうだ。
翔「……。」
アヤ「大丈夫よ、翔。このふたり、ポテンシャルだけならDollsでもかなり上位なんだから。追い込んで追い詰めて、ギリギリの状態の方が、いいパフォーマンスできるのよ。」
翔「……。」
翔(追い込んで、追い詰めて……か……)
ふと、翔は思った。自分がストライカーと戦って勝てるのは、奴等に追い込まれ、追い詰められているからなのか……と。
ヤマダ「フヒヒ…褒め言葉と受け取っておくっす。」
アヤ「ま、見てなさい。今日のライブ、盛り上げるわよ~!」
ユキ「一生懸命、がんばります。おふとんのため、翔さんのために…!」
改めて、気合いを込めるチームCの3人。
翔「……。」
アヤ「…?…どうしたの、翔?」
翔(少し心配だが…ここはアヤに任せた方がよさそうだな…)
翔は思った。
アヤ「ねぇ、具合悪いの?」
翔「いや、大丈夫だ。」
翔は3人に言う。
翔「俺のためじゃなく…見に来てくれた客、見にこれなかった客のために、頑張れよ。」
そう言って、翔は3人に背を向けた。すると、
ユキ「……あ。……来たみたいです。」
ふと、ユキは言う。
翔「…ん?」
翔(何が来たんだ…?)
その時……
PPP--
通信機が鳴り、
カナ『翔君、応答してください!』
カナから連絡が来た。
翔(あぁ…化け物が出たのか。)
カナ『会場付近でモノリス反応を検出!至急、モノリス及びピグマリオンを掃討してください!』
アヤ「ユキの悪い予感はよく当たるわね。ヤマダ、自重しなさいよ。」
ヤマダ「ぐうう…急行したいところっすけど…!」
ヤマダは戦闘に行きたそうにしている。しかし、
アヤ「徹夜の成果をムダにはしたくないわよね?」
アヤの説得(?)があり、諦めた。
翔「化け物共は任せろ。お前達はライブに集中しろ。」
翔はそう言って、アマゾンズドライバーを装着する。
アヤ「分かったわ。翔、気を付けてね?」
翔「わーってる。」
そして、アマゾンズドライバーの左グリップを捻る。
《デルタ》
翔「…アマゾン。」
そして、仮面ライダーアマゾンデルタへと姿を変え、モノリス及びピグマリオンを潰すべく、外に向かった。
いかがでしたか?短めですが、今回はここまでにしておきます。
前までは、ピグマリオンとの戦いは翔とドールハウスの関係者がほとんどでしたが、一海達もちょくちょく参加させようと思います。
次回も、お楽しみに。