〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウです。

ゴーレムについての情報がある程度明確になった時……



前書きは短くしました。後は本編に、ね?どうぞ


第百七話 ゴーレムの進撃

ドールハウスにて……

 

斑目「全員、揃ったな。」

翔達は一先ず巡回を終えて、戻ってきていた。

斑目「つい先ほど、解析班からゴーレムの解析結果が提出された。」

どうやら、ゴーレムについての結果が出たようだ。

カナ「どうにも奇妙な結果が出ているんです。」

カナは口角を下げる。

ミサキ「奇妙…?」

翔「何だ、言ってみろ。」

斑目「あぁ。ゴーレムの動力源は“フィール”であることが判明した。」

翔「…何?」

ミサキ「それって、私たちと同じ……?」

斑目の言葉に、驚きを見せるDolls。

カナ「…そういうことになります。」

翔「一つ気になったんだが…ゴーレムの胸部に、歯車みてぇな奇妙なモノがあるんだが、あそこが奴の弱点なのか?」

カナ「確かに、ゴーレムの胸部にはギアと酷似した機構があるようです。ただ…」

翔「…ただ?」

カナ「それはあくまで概念であって、どうやら……存在はしていないようなんです。」

翔「…何だと?」

サクラ「概念であって…存在しない…?それって、どういう意味なんですか…?」

N「ちょ、ちょっと待って頂戴……意味が分からないのだけど……」汗

カナの言葉に、困惑するサクラとN。

翔「俺たちは、心臓と言う名の“命”があるだろ?多分、ゴーレムには心臓がねぇってことだろうよ。」

翔はサクラとNに言った。

斑目「ないはずのものを『存在』させる。ないはずのものを『在る』と世界に信じさせる力。デウスはその能力を持っている。正直、にわかには信じられない話だが……」

カナ「疑似的なギアを生み出すことで命なき者に、疑似的な生命を与える能力……そして、その生命はフィールを動力として動き出す--これがゴーレムのからくりです。」

愛「まぁ、翔君の解釈もあながち間違ってはいないと思うよ。」

ドールハウス3巨頭は言う。

サクラ「フィールの力でギアを動かす……それって……私たちと同じ……」

カナ「でも、そんなことを可能にする莫大な量のフィールを一体、どこから……?」

ゴーレムの情報がある程度分かったのと同時に……一つの疑問が浮かび上がった。その時……

ビーッ!ビーッ!

ドールハウス内にサイレンが響き渡る。

斑目「……!!」

カナ「EsGから、緊急連絡!」

翔「出たんだな?」

カナ「池袋周辺から大量のゴーレム反応を検出!不測の事態のため自衛隊が緊急展開、現場を封鎖中です!」

斑目「噂をすれば、だな…!ついに直接的に仕掛けてきたか……!」

斑目は翔に言う。

斑目「青空!NとDollsを率いて池袋へ急行しろ!」

翔「言われなくったってそうする、俺に指図すんな!!」

カナ「片山さん!イクサを持って皆のサポートをお願いします!!」

愛「分かった!」

斑目「ここで……デウスとの決着をつける!」

翔「当たり前だ!」

カナ「道中にもゴーレムの反応があります。それらを破壊しつつ、目的地へ急いでください!」

翔はNとDollsと共に出撃し、愛はイクサベルトとイクサカリバーを持ち、翔達の後を追った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃……

R「くっ……はぁ、はぁ……」

ボロボロになったRは、人気のない路地裏にいた。

R「何故……何故邪魔をする…!?」

今の彼には、あの張り付いた笑顔を浮かべるほどの余裕は無い。

R「私は、私はただ……Dollsと仲良くなりたいだけなのに……ユキちゃんを、抱きたいだけなのに……!!」

訳のわからないことを言い、歯を噛み締めるR。ちなみに、彼の推しのヒロインは『ユキ』である。

R「くそっ!!青空 翔……私は、お前が憎くて堪らない!!ヒロイン達からちやほやされる、お前のことが……憎い!!」

Rは怒りで我を忘れ、壁を殴った。そこに……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デウス「やぁ、こんなところで何をしているんだい?」

デウスが現れた。

R「っ!?……貴様、誰だ!?」

デウスはニヤリと笑い、

デウス「ボクの名前は『デウス』、君の影さ。」

軽く自己紹介し、Rの影と自称した。

R「わ、私の……影だと?」

デウス「それよりも……君、青空 翔をずいぶん憎んでいるようだね?」

デウスがそう言うと、Rは驚いた顔をした。それを見たデウスは、彼に……こう言った。

デウス「…ボクと手を組まないかい?そうすれば、青空 翔を始末した時、あのまがい物達は君の物になる。どうだい、悪くないだろう?」

R「お前は、あいつをなめている……あいつは、とんでもなく強い…まるで、化け物だ…!」

Rはデウスに言う。

デウス「…ククッ、心配することはない。ボクには考えがあるからね?」

R「……何?」

デウス「さぁ、どうする?ボクと手を組むかい?」

デウスはRに手を差し伸べる。Rは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

R「……。」(^U^)

張り付いた笑顔を浮かべ、デウスの手を取った。

デウス「…交渉成立だね。」

デウスと手を組んだRは、彼女と共に……どこかへ去って行った。




いかがでしたか?今回はここまでです。

Rは、Dolls達と一緒にいる翔に対する憎しみから、周りが見えなくなった。そして、OとPを見捨てた挙げ句、デウスと手を組んでしまった。

次回も、お楽しみに。

ではでは
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