〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
何だか、新しい名乗りが段々無くなって来ちゃったな……ま、いっか。
謎の女性から貰った鍵を使い、巨大なテアトルを展開した翔。後に彼は、絶望を覆す奇跡を起こす。
行こうか、華麗に激しく!本編へどぅーぞぉ
???「テアトルは心の檻。言い換えれば、アナタの世界。」
楽園にて、女性は言う。
???「さあ、感情を炉にくべるのよ。」
彼女の目は、デウスと同じように禍々しく光っていた。
???「少女とアナタが培ってきた全ての感情が、奇跡を動かす動力(ギア)となる。そして、イメージなさい。
アナタの思い描く--“最強の少女達”を。」
決戦の地では……
デウス「……!!」
デウスは言葉を失っていた。この場に広がる世界だけではなく…
カナ『Dollsのバイタル反転。反転どころか、急速に上昇中--!』
カナは驚き、
斑目『ああ、これだ。これこそが、私の望んだ----』
斑目は、感動しているようだ。
デウス「なぜ、なぜだ。なぜ、こんなことが----」
翔「さあ、始めるぞ……デウス。幕引きをすんのはてめぇじゃねぇ--俺たちだ!!」
翔がそう言った次の瞬間……
戦闘不能になったDollsに光が溢れだし……
彼女達は、無傷の状態に回復し、立ち上がったのだ。その衣装は『覚醒人形』の衣装へと変わっていた。
サクラ「翔さん……」
翔「……。」
翔が振り向くと、そこには覚醒人形の衣装に身を包んだDollsの姿があった。
サクラ「体も心も…痛くありません。これも翔さんのおかげ、なんですよね。」
翔「……さぁ、どうだろうな。」
サクラ「翔さんとみんなの思い出が、私に……私たちに力を与えてくれます。」
ミサキ「このドレスから、翔さんのイメージが伝わってきます。」
ミサキは翔の近くに歩み寄ると、
ミサキ「安心してください。どうしたって、負ける気がしませんから。」
優しい微笑みを見せた。
ヒヨ「わぁ…胸がポカポカしてくるよ…あったかいひとに、抱きしめられてるみたい…翔さんの気持ち伝わったよ!もう、ヒヨは迷ったりしないんだ!」
ヒヨは翔に言う。
ナナミ「翔さん、心配かけましたね。さっさと終わらせて、寮に帰って休みましょう。」
ナナミは翔に微笑む。
シオリ「では、その前に--ちょっと用をすませておきましょうか。返礼が必要な方が、いるようですから。」
シオリがそう言うと、全員……デウスとタロスの方へと向きを変えた。
ヤマダ「フヒヒヒ……!これぞ醍醐味。さあて、攻守交代といきますかァ!」
ヤマダは気合いを込める。
レイナ「チェックメイトよ、デウス。この想い出にかけて--全身全霊で、貴女と戦うわ!」
ユキ「悲しいもの、痛いもの、全部……わたしたちが…終わらせる!」
アヤ「翔、命令に従うわ。ずっと今までも、そうだったんだから!さあ……オーダーを!」
アヤは翔に言う。
翔「……あぁ。」
翔はニヤッと笑うと、
翔「祭りの時間だ……お前ら、行くぞ!!」
声をあげて、Dollsに言う。
Dolls「「「了解!!」」」
翔「おい……まだ戦えるか!?
一海!紫!友香!諒芽!」
チェイサー「っ!?」
ローグ「翔、今……!」
マリカ「私達を、名前で……」
アクセル「っ!!……へへ、もちろんだ!!」
彼らは、まだまだ戦う気力は充分あった。
翔「よし……クリム・スタインベルト、俺に力を貸せぇぇえええええええええ!!!!」
クリム「分かった!スタート・ユア・エンジン!」
翔はクリム・スタインベルト(ドライブドライバー)のキーを捻る。
チェイサー「翔!!これを使ってくれ!!」
チェイサーはシフトカーを投げる。すると、そのシフトカーは翔の元へと走っていく。
翔「…。」パシッ…
翔はシフトカーをキャッチする。それは、青いボディーに白のラインが入った小さなフォーミュラーカーだ。翔はシフトカーをレバーに変え、シフトブレスに取り付けると、シフトレバーを1度降ろす。
翔「変身!!」
《ドライブ!タイプ・フォーミュラー!》
翔が変身した姿は……白と青のツートンカラーが特徴の装甲、随所には今まで登場したタイヤ交換シフトカーの名称がスポンサーロゴの如くちりばめられている。
頭部は黄色いメット、胸部はフロントウイングやカウルで覆われている。タイヤは小型のものが左右の腕部フェアリングアームガードに腕輪状に装備されており、まるでレーシングカーのような姿だ。
サクラ「あれは…!」
ヒヨ「仮面ライダードライブ タイプ・フォーミュラーだー!!」
レイナ「まるでレーシングカーのような美しいフォルムだわ♪」
ヤマダ「っはは、ますます負ける気がしなくなってきましたなぁ。」
『仮面ライダードライブ タイプ・フォーミュラー』……翔が変身したドライブのパワーアップ形態である。
ドライブ「っあぁ~…!」
ドライブは首を回す。
アクセル「翔ちん、それは王蛇のアクションじゃ…?」
ドライブ「別に良いだろ?」
チェイサー「翔、お前……」
ドライブ「話は後だ。今は、祭りを楽しもうじゃねぇか。」
ローグ「ふっ、翔らしいな。」
マリカ「はい、思いっきり楽しみましょう♪」
アクセル、チェイサー、ローグ、マリカもドライブとDollsの近くに歩み寄り、戦闘態勢に入る。
デウス「なっ……変身ベルトは、破壊されたはずじゃ…!?」
ドライブ「あれだけじゃねぇんだよ、俺のベルトは…」
動揺を隠せずにいるデウスに、
ドライブ「さて、デウス…タロス……
ひとっ走り付き合え!!」
と、ドライブは怒鳴った。
デウス「っ!!」
デウスはゴーレムを召喚する。
チェイサー「雑魚は俺たちに任せろ!翔とDollsはあの化け物とデウスを!」
ドライブ「言われなくたって、そうするさ!!」
ドライブは超スピードでデウス目掛けて走りだす。Dollsはタロスと、チェイサー達はゴーレム達とぶつかり合う。
愛「…翔君、みんな…頑張って!」
愛はNの手当てをしながら、彼らの勝利を願った。
N(あぁ、やっぱり翔君は…素敵……貴方に、斬られたかった……)
Nはそう思うと、ぐったりと目を閉じた。
ドライブside……
デウス「っ!?」
ドライブ「おらっ!っらよ!!」ドカッ!バキッ!
ドライブはデウスに蹴りを入れたり、拳をぶつけたりと、乱暴な戦いを繰り広げる。
ドライブ「っはは、やっぱりてめぇは弱ぇなぁ?」
デウス「…な、何?」
ドライブ「だってそうだろ?戦いを家来に任せて、自分だけ安全地帯にいんだから……そういう奴のほとんどは、どうしようもねぇ雑魚なんだよぉ!!」
ドライブは超加速で、デウスの周りをグルグルと回る。
デウス「っ!?っ!?」
目にも止まらないスピードに、デウスは着いていけず、戸惑うばかりだった。その隙に、
ドライブ「うおおぉぉぉぉりゃぁぁぁぁああああああああああああああ!!」
ドライブはデウスの正面から、ハイキックを繰り出す。
ドゴォッ!
デウス「グッハァァアアアアアアア!」
キックは彼女の腹部に命中し、彼女は後方に吹っ飛ばされ、瓦礫の山に激突した。
ドライブside OFF……
チェイサーらside……
チェイサー達は、無数のゴーレム達との戦いを繰り広げていた。
チェイサー「おらっ!そらっ!」
チェイサーは専用武器『シンゴウアックス』を軽々と振るい、ゴーレムを薙ぎ倒していく。
ローグ「はっ!やぁっ!」
ローグはスチームブレードで、ゴーレム達を次々と叩き斬る。
マリカ「やっ!はいっ!」
マリカはソニックアローから矢を放ったり、斬撃を繰り出したりと、多彩な攻撃でゴーレム達を翻弄する。
アクセル「せぇいっ!おりゃぁっ!」
アクセルはエンジンブレードを振り回し、ゴーレム達を凪ぎ払う。そして、あっという間にゴーレム達は全滅した。
チェイサーらside OFF……
Dolls side……
Dollsは見事な連携プレイで、タロスを翻弄していた。
タロス「っ!!」
タロスは巨大な腕を振り下ろすが…
ミサキ「その攻撃は、もう読んだわ!」
ミサキにヒラリと交わされ、
ミサキ「でやぁぁあああああ!!」
カウンターをくらった。
アヤ「くらえぇっ!!」ズガガガガーー!!
アヤを初めとするガン担当のメンバーは、銃撃でタロスを怯ませる。その隙に、近接担当のメンバーがタロスに攻撃を仕掛けていく。
タロス「っ!?」
タロスは終始、混乱していた。何故なら……指揮官であるデウスがダウンしており、指示が飛んで来ないからだ。意思を持たず、主の指示に従うモノは……指揮官である主からの指示がなければ、もはや使い物にならない。
Dolls side OFF……
ドライブ side……
デウス「ぐっ……うぅっ……かはっ!」ビシャッ…
デウスはうつ伏せで地面に倒れており、吐血した。
ドライブ「どうした?俺を眠らせるんじゃなかったのか?」
まだまだ余裕のドライブは、デウスを煽る。
ドライブ「ま、てめぇじゃ俺を殺すことなんざ、できやしねぇよ。この状況が証拠だ。」
デウス「……っ!!」
デウスは立ち上がろうとするが、
ドライブ「そらよ。」ドゴッ!
デウス「ヴッ!?」
ドライブに踵を降ろされ、再び地面に突っ伏す。
ドライブ「ふんっ。」ドカッ!
デウス「があっ!」
更に、ドライブに蹴られ、地面を転がった。その時、デウスから僅かなフィールが漏れ、それがドライブの腕に集まっていった。
ドライブ「…。」
それを見たドライブは、デウスの首を掴み…
ドライブ「どのみちてめぇは俺たちには勝てない。てめぇのフィール、俺が全部奪い取ってやる!!」
デウス「ぐっ!ぐぁぁぁあああああああああああ!!」
彼女からフィールを吸い取り始める。ある程度吸い取ったところで……
天音「やぁぁああああああああ!!」
天音が攻撃を仕掛けてきた。しかし、
ドライブ「ちっ……邪魔だぁ!!」ドカァッ!
ドライブはデウスから手を離し、天音に回し蹴りを繰り出した。
天音「がっ!?」
そして、吹っ飛ばされた天音の胸ぐらを掴み…
ドライブ「祭りに水をさしてくれたなぁ!?」
彼女を別の瓦礫の山に投げた。天音は背中から瓦礫にぶつかり、戦闘不能になった。
真野「天音!!」
ドライブ「…。」
真野が声をあげたため、ドライブは残りのストライカー達の方に振り向くと、ドライバーのキーを捻り、シフトレバーを3回降ろす。
《フォーミュラフォーミュフォーミュラー!》
その直後、ドライブは超加速し、残りのストライカー達を瞬時に撃破した。
ドライブ「さて、後は……」
邪魔者を排除したドライブは、タロスの方を振り向く。今の彼らは、何者にも負ける気がしなかった。
いかがでしたか?今回はここまでです。
アマゾンズドライバーが破壊された翔に、クリム・スタインベルトが力を貸した。更に、一海がこっそり開発した『シフトフォーミュラ』を使い、『仮面ライダードライブ タイプ・フォーミュラー』となったのだ。
変身した際、「っあぁ~…!」って言いましたが、これは『仮面ライダー王蛇』のアクションです。あのアクション、個人的に好きなんですよね(笑)。
次回か次々回のどちらかで、デウスとタロスと決着を着けます。
お楽しみに。