〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウです。やさぐれ・真でもヤサグレラでも結構ですよ?って、何言ってんだか……



蘇ったDollsと、絶望から立ち上がった翔による、逆転劇が、今…始まる!

行くか。本編へ…どうぞ!


第百十七話 強さ、その理由

タロスはDollsからの集中攻撃を浴び、次第に弱っていく。Dollsに反撃を試みるも、彼女達には攻撃が届いていない。

デウス「な、何故----」

デウスはヨロリと起き上がり、左目をおさえていた。

デウス「何故、届かない……?」

ドライブ「……?」

ドライブ(あんにゃろぉ…まだ生きてたのか……)

ドライブは少しダルそうな様子で、デウスの方を振り向く。

デウス「ボクは--限りない時間を--この憤怒に注いできたというのに----完成されたボクの感情が、これほど不安定な人形に劣るとでもいうのか。」

そんな彼女に……

PPP--

斑目『…言ったはずだ。デウス。』

斑目は通信機から言う。

斑目『少女たちへの無理解は、お前を殺す。--今から、それを痛感しろ。』

ドライブ「…ふっ。」

ドライブに変身した翔は、スカッとしたのか……仮面の中で少しだけ笑った。

デウス「……教えてくれないかな。」

デウスはドライブの方を振り向く。

デウス「どうして--キミたちは----そんなに不安定なのに---そんなに強いフィールを持っているんだ--」

ドライブ「……。」

ドライブは少しため息をつくと、口を開き始める。

ドライブ「デウス。俺はてめぇのことを知らねぇ。てめぇが何を見てきて……何を感じてきたのかを知らねぇ。」

デウス「……。」

デウスからは、勝ち誇ったような笑顔が消えている。

ドライブ「てめぇは俺たちを“不安定”だと言ったな?それゆえに“劣っている”とも。まぁ…俺たちは不安定で不完全だ。だがな、決して劣ってなんかいねぇんだよ。」

Dollsのメンバーも、ドライブに続いて言う。

サクラ「そう…あなたの言うとおり、私たちは不安定で移ろいしやすいかもしれません。」

ナナミ「傷ついて、悩んで、立ち止まって。怒って、泣いて、笑って--忙しいんですよ。」

ヒヨ「でも!毎日、色々な気持ちになれてヒヨはずーっと、たのしーんだよ!」

アヤ「アンタと違ってさ。あたしたちは色々と迷うのよ。明日の髪型とか、ライブの振り付け内容とか、あの時…ちょっと言い過ぎたかな、とか、さ。」

ヤマダ「そーそー、そうやって変わっていくんすよ。だって、そっちの方が面白いじゃないっすか。」

ユキ「感情をゆらがせ、うつろわせ、たゆたって……でも、前へ進む……」

レイナ「今日より明日のほうが、美しい日になれるように。明日より明後日のほうが、美しくいられるように。」

ミサキ「不安定でも、完成していないとしても、いつか--完成したいと願い、前へ進む。」

シオリ「それが、私たちのフィールの源。私たちと翔君の進んできた道です。」

メンバー達の後に、ドライブは言う。

ドライブ「不安定であるということは、常に変わろうとしているってことだ。前へ、前へ進もうとしていること。未来を、あきらめてねぇってことだ。その可能性こそ、コイツら(Dolls)の力だ。」

デウスは後ろを向く。

デウス「--認められないな。そんなのは--認められない。」

そして、こちらにまた振り向くと…

デウス「それを認めたら--ボクがボクである理由が--なくなるじゃないか。心臓なんてどうでもいい。王サマなんて--どうでもいい。ただ、キミたちのその言葉を真実にしないためだけに----

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キミたちを殺そう。」

デウスは感情的になり、フィールを発生させる。そのフィールは、タロスへと注がれていく。

タロス「ウォオオオオオオオオオオオオオ!!」

タロスは咆哮を響かせる。

ドライブ「上等だ!!ここで--決着をつける!」

Dolls「「「了解!!」」」

ドライブはデウスに、Dollsはタロスへと向かっていく。

 

 

 

チェイサー「すげぇ……すげぇよ。このまま行けば……!」

ローグ「あぁ、翔達は勝てる…!」

マリカ「皆さん、とっても輝いています!」

アクセル「ピンチを巻き返してこそ、ヒーローだな!さて、俺たちは……」

アクセル達が後ろを振り向くと、そこには妖魔とファントム達の姿があった。

アクセル「コイツらの相手をするか!」

チェイサー「あぁ!翔達の邪魔は、ぜってぇさせねぇ!!」

ローグ「行くぞ!」

マリカ「あれが妖魔ですね……私たちが倒します!!」

彼らは、妖魔とファントムと戦い……翔達の戦いを守った。

 

 

 

ドライブ side……

 

 

ドライブ「ムンッ!やぁっ!」ドカッ!ドカッ!

デウス「あがっ!ぐあっ!」

ドライブは終始、デウスを圧倒していた。

クリム「翔、少しやり過ぎじゃ」

ドライブ「お前は黙ってろ!!」

ドライブはクリムに怒鳴ると、

ドライブ「こんな奴にかける情は一切ねぇ……俺は、コイツをぶっ潰さねぇと気がすまねぇんだよ!!」

と、声をあげた。今の彼は、激しい怒りを燃やしていた。そして、倒れたデウスの頭を片手で掴み…持ち上げる。

デウス「うぐ……」

ドライブ「不安定で何が悪い?不完全で何が悪い?言ってみろよ、なぁ?」

デウス「…っ!!」

ドライブ「不安定だからこそ、色んな感情が生まれるんだ。辛いことや苦しいことだってある。けどな、嬉しいことだってあんだよ。」

デウス「……。」

ドライブ「不完全だからこそ、俺たちは成長できるんだ。変わることができるんだ。不安定で不完全だから……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無限の可能性があるんだよ。だが……」

ドライブは手の力を込め始める。

デウス「あがっ!?あ、頭が……!!」

ドライブ「安定で完全なてめぇには、無限の可能性は無さそうだなぁ?」

ドライブはそう言うと、瓦礫の山に向かってデウスを投げた。

デウス「ぐっ……うぅ……おのれ!!」

デウスはフィールを自分の右腕に込め始める。

ドライブ「来るか、なら…」

ドライブはシフトブレスの赤いボタン『イグナイター』を押す。

《ヒッサーツ!》

そして、シフトレバーに手をかける。

クリム「まさか、フォーミュラードロップを繰り出すつもりか…!?翔、止めるんだ!!」

クリムはドライブの説得を始める。

クリム「フォーミュラードロップは危険な技だ!翔、これを使うんだ!!」

そして、シフトカーを呼ぶ。やってきたのは、大型トレーラー型の大きなカーだ。これは、『トレーラー砲』と言い、ドライブの専用武器の1つである。

ドライブ「その必要はねぇ……武器じゃなくて、俺自身でアイツをぶっ潰す!!」

ドライブはクリムの説得を聞かず、シフトレバーを下ろした。

《フルスロットール!フォーミュラー!》

そして、空高くジャンプし…必殺キック『フォーミュラードロップ』をデウス目掛けて放った。

デウス「青空 翔……ここで散れぇぇえええええええええ!!!!」

デウスはフィールに包んだ右手で、パンチを繰り出した。ドライブのキックとデウスのパンチがぶつかり合う。

ドライブ「ぉぉおおおおおおおおお!!」

ドライブはシフトレバーを何回も倒し、シフトアップする。

クリム「翔!!このままでは君まで命を落とすことになる!!」

ドライブ「バカ言ってんじゃねぇよ、俺は……死なねぇ!!俺には、大切な人たちがいる!!友もいる!!ソイツらを残して、死ねる訳ねぇだろぉぉおおおおおおおおお!!」

そして……

ドッゴォォオオオオオオオン!!

大爆発が起こり……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デウス「……。」

 

 

シュタッ、ザザザザザーーーーーー……

ドライブ「ぜぇ……ぜぇ……」

デウスは地面に倒れ、地面に立っていたのは……ドライブだった。

クリム「翔……ナイスドライブ…!」

ドライブ「言ったろ、俺は死なねぇって。」

ドライブはクリムにそう言った。その時、変身が解けて…ドライブは翔の姿へと戻った。フォーミュラードロップは、ベルトの装着者の身体にかかる負担が大きすぎるのだ。そのため、限界を越したフォーミュラードロップに、翔の身体は耐えられず、変身が解けてしまったのである。

 

 

 

Dolls side……

 

 

タロス「ウ、ウォオオオオオ……」パラパラ……

デウスが倒れたせいか……タロスの活動が段々と弱まって来ている。

レイナ「タロスの崩壊が始まったわ!みんな、今がチャンスよ!!」

ヤマダ「ジブン、1度やられてるんで……ライダーキックでトドメささないと、気が済まないっすねぇ。」

シオリ「ライダーキックですか、良いですね♪」

Dollsは横1列にならび、「せーの」の合図で一斉にジャンプし、

Dolls「「「ライダー、キーーック!!」」」

タロス目掛けて『ライダーキック』を繰り出した。9人のライダーキックは、タロスの全身を捕らえる。

タロス「っ!?……ぐおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ……!!」

タロスは断末魔をあげると……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドッガァァァアアアアアアアアアンッ!!

爆散し、跡形も無く消滅した。




いかがでしたか?今回はここまでです。



やっと、決着が着きました。ふぅ……


次回も、お楽しみに~
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