〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウです。コラボ回(その2)の最終回です。



翔「タイトルの通り、弓削さんは本物の『英雄』だ。そんな弓削さんを嘲笑った降神 陽奈……ぜってぇ許さねぇかんな…?」
やさぐれショウ「ドードーだよ、翔。」
翔「絶滅した鳥の名前を言ってどーすんだよ?」
やさぐれショウ「そっちのドードーじゃないよ。」汗

翔「冗談だ。んじゃ、行くぞ?」


コラボ回 英雄『弓削 明良』

今回の騒動はニュースになり、弓削と一海達はその名前を轟かせることとなった。それだけではない……チンタラしていたあの消防隊員達は……今回のことで世間からの信頼を失い、消防界から追放された。彼らの所属していた消防署は緊急記者会見を開き、土下座をしてまで世間に謝罪をした。

 

 

 

その頃、病院では……

 

重症を負った弓削が、集中治療室での治療を終え、病室へと運ばれた。弓削が意識を取り戻したのは、病院に運ばれて約12時間後だった。

翔「おい、弓削さん。俺が分かるか?」

弓削「…あ、あぁ……青空、君……」

弱々しい声で弓削は言う。

翔「そうだ、青空だ。」

翔は険しい表情を浮かべると、

翔「あんた……何故あんな無茶をしたんだ?」

と、弓削に問い詰める。

翔「要救助者を無事に助け出せたのは、紛れもなくあんたのお陰だ。だがな……あんたが命を落としたら元もこもねぇだろうが!!下手したら、あんた死んでたかもしれねぇんだぞ!?何故だ!何故あんな無茶をしたんだ!!?」

愛「翔君…!」

愛に宥められ、落ち着きを取り戻す翔。弓削は目を閉じ、少し間を開けると、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

弓削「…火は…待ってくれないから…だよ……」

 

と、答えた。

翔「……。」

その時、翔の目の前が和室空間になり、

アフロディーテ「翔さん。」

彼の目の前にアフロディーテが姿を現した。

翔「…女神様?」

アフロディーテ「はい。以前、明良さんの記憶を翔さんにお見せしましたが、あれで全部では無いんです。」

翔「……何だと?」

アフロディーテ「それでは、明良さんが『現役 消防士』の時の記憶をお見せします。」

アフロディーテはそう言うと、1度手を叩いた。

 

 

 

ここで知った新たな事実とは……実は、弓削は黒崎と同じ提督を目指していたのだが、提督試験を落ちてしまっていた。その後、消防士試験を受け、何とか受かる事が出来た。

 

だが…弓削は周りの同期や先輩達から少し距離を離される生活を送っていた。

理由は…彼がいままで行ってきた過去の事だ。

中学・高校・大学と…行ってきた報復のエピソード…。

それが原因だった。

いつの間にか、そういったエピソードの恐怖は更に塗り替えられて…それが今では…

隊員A「あいつと関わると…俺らまで再起不能にされるぞ…!!!」

隊員B「話しただけでも…人生が…折角消防士になれたのに…。」

いつの間にか、話すだけでも怖いと思われる様になっていた当の弓削本人は……

弓削(まあ…無理もないか…俺がまいた種だからな。)

と、割りきっていた。

 

 

 

翔「…何だよ、これ……この隊員2人は、弓削さんを何だと思ってんだよ…」

隊員2人の言葉に、拳を作る翔だが……

アフロディーテ「……。」

アフロディーテはもう1度手を叩く。

 

 

 

弓削はそんな慎ましい環境の中で働いていた。そんな時だ…

 

ジリリリリリリリ!!

 

アナウンス『県内のビルで火災発生!! 至急、現場に急行せよ!!』

 

隊長「行くぞ!!」

 

アナウンスが流れ、消防士達は1秒でも早く現場に向かう。現場にたどり着いた時は、悲惨な状況だった……火災が発生したビルは8階建てのコンクリートビル。火が出てるのは…4階から6階だった。

隊長「申し訳ないのですが…避難は?」

隊長がビルの関係者らしき人に避難の状況を聞いた。

ビルの関係者「4階と5階の避難は完了したのですが…!! 6階は…!!」

隊長「何!? じゃあ…まさか!?」

ビルの関係者「まだ…8人が…!!」

何とまだ火の出てる6階には人が取り残されてるとの事……

隊長「このままだと…マズいぞ…!! 直ぐに救助へ向かうぞ!!」

隊員「「「「「はいっ!!」」」」」

 

隊員達は直ぐに救助の準備に取りかかった。要救助者…及び…火災の鎮火を行う為に……今日の出動した消防隊員は弓削や隊長を含めて22人。火災の中に入って救助を行うのは俺を含めて14人。救助へ向かう時、弓削は隊長に。

弓削「隊長、俺に防炎シートを3枚程持たせてくれませんか?」

と、聞く。

隊長「何故だ?」

弓削「嫌な予感がするんです…」

隊長「そうか、分かった。」

隊長は弓削を疑うこと無く、彼の考えを受け入れた。

弓削「ありがとうございます!」

そして弓削は実際の現場に出向いて…驚愕した。6階のフロアは火の海と化し、物はおろか、逃げ道もほとんど無いくらいの状況だった。だがそれでも、消防士は…救える命を救うために向かう…!!

隊長C「おい、弓削、お前はこっちのフロアの救助を頼む!!」

弓削「分かりました!!」

救助は難なく進んだ。先輩隊員達は手慣れた技術で次々に要救助者を助けていく。

先輩消防士「よぉし、これで8人目!! 引き上げるぞ!!」

全員の救助が終わったと思ったその時……

 

「うわぁぁ~ん!!」

 

弓削「ん…?」

弓削は微かに子供の泣き声を聞いた。

先輩消防士「どうした、弓削?」

弓削「先輩…まだ、一人残ってます…!!!」

先輩消防士「え? 何を言ってる、ビルの関係者が言ってたぞ取り残されてるのは8人だって…。」

弓削「それでも…俺、確かめてきます!!」

弓削は泣き声が聞こえた方に走っていく。

先輩消防士「おい、弓削!!」

先輩の制止を振り切り、弓削はまた……再び火災現場に向かう。

再び火災現場へと戻った弓削は、まだ取り残されてるかもしれない救助者を探した。

弓削「(どこだ…!? どこに…!?)」

そして、ある場所を目を向ける。

弓削「トイレ…!?」

まだ火の手が来てないトイレの中を探す。

弓削「誰かいるの!? 返事を!!」

すると…

 

「助けてーー!!」

 

女子トイレから…声が…しかも、その声は間違いなく彼が聞いた時の声と同じだ。弓削は女子トイレの中に入って、探し始めた。すると……

弓削「いた…!!」

女の子「助けて…!」

いたのは女の子だった。

弓削「助けにやってきた、さあもう大丈夫だ!!」

女の子「本当に?」

弓削「あぁ!!」

弓削は女の子に持っていた防炎シートを使わせる事に。

弓削「さあ、これを被って!! 行こう!!」

女の子「うん!!」

女の子を防炎シートでくるむように被せて、そのまま女の子を担いで6階から脱出する事にした弓削。だが……

 

ゴォォオオオオオオオオオッ!!

 

弓削「なっ…!?(もう火の手がここまで…!?)」

何と火の手はトイレ付近まで来ていたのだ。それでも弓削は…女の子を抱き抱えて…向かう事に……

弓削「(こうなったら…防炎シートを俺も被って…強行突破するしかない!!)」

弓削はやむを得ず強行突破をする事に。だが…階段付近は炎でどうにもできなかった為……ある部屋に入り、その窓から外にいる同じ消防隊員に救助者がいることを確認させた。

その結果、その準備は進められていった。

女の子「はぁ…はぁ…熱いよぉ…。」

弓削「大丈夫だ!! 直ぐに救助が来るからな!!」

女の子の体力は限界に達する事だろう……防炎シートでくるまれてると言っても…熱を完全に遮断する訳ではない。しかも、火災現場は何百度という熱さ…子供には耐えるのは酷だろう。

だがそれでも…弓削が心配してるのは……

弓削(煙が多い…!! マズいぞ…いつ“フラッシュオーバー”が来てもおかしくない…!!)

フラッシュオーバーが起こる可能性を感じた弓削は、念のために子供を少し離れた場所に…火の通らない場所に移動させて、フラッシュオーバーに備える事に……更にガードを強くする為に…女の子にもう一枚の防炎シートを被せる。少し暑苦しいかも知れないが…フラッシュオーバーに耐えるにはこうするしか無い……この時の彼は、そう思っていた。

弓削(くそ…まだか…まだ…来ないか…。)

外からの救助がまだかまだかと思ったその時だった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドガァァアアアアアアンッ!!

 

 

弓削が覚えていたのは…凄い勢いの炎…それだけだった………

 

ゴオオオオオオッ!!

 

 

パチ…パチ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

弓削「…う…う…。」

まさかだった…こんな時にフラッシュオーバーを浴びてしまうとは……弓削が気がついた時には…身体が思うように動かなかった……

弓削(女の子は…助けは…どうなったのか…どのくらいの時間が経ったのか…)

この時の彼は、それだけを考えていた……

 

 

 

朦朧とする意識の中…弓削を呼ぶ声が聞こえて来る。

 

「…お兄さん、消防士のお兄さん!!」

 

彼を呼んでいたのは…あの女の子だった……どうやら無事だった様だ。

 

女の子「しっかりしてよ! お願いだよ、ゲホッ…ケホッ…起きてよぉ! ねぇ!! ゲホッ…ゲホッ…」

女の子が咳き込みながらも必死になって…弓削を呼び掛けている。

その呼び掛けに答える様に…彼は…ただ、その女の子を確実に…救う為なのか……

女の子「お兄…さん…?」

弓削「ぐうぅ…うぅ…うおぉ…。」

弓削は無理にでも、確実に女の子を抱き抱え…救助を待つ…窓の方へと向かう。

弓削「大…丈夫…だ…。 必ず…救…うから…。」

そして……

先輩消防士「弓削!! すまん、待たせた!!!」

弓削「せん…ぱい…」

先輩消防士「さあ…もう大丈夫だ…。」

ようやく来た助け……先輩隊員が、消防車のリフトにやってきた為、弓削もそれに乗る事にした。

先輩消防士「…良くやった、弓削!! 本当に良くやった!!」

先輩消防士が何かを言ってる様だが…朦朧とする意識の中なのか、弓削にはあまり聞こえなかった。そして…その場で意識を失った…。

 

 

 

再び目を覚ました場所は…病院……

 

白い天井が見える、病院のベッドで弓削は再び目を覚ました。近くにいたのは隊長だった。

弓削「…隊長…。 どう…して…?」

隊長「弓削…良くやった…。 まさか…本当に人がまだ取り残されてたとは…。」

どうやら、称えられてる様だ。そして隊長が言うに、あの女の子は軽い熱中症になっただけで…命に別状は無いとの事らしい。

弓削「そうですか…じゃあ…リハビリを…。」

隊長「待て…。」

弓削「隊…長…?」

隊長「お前に一つ聞きたい…弓削、どうしてお前はあの時の火災現場もだったが…。 お前は、一人で向かっただろ? あの場には他の消防士もいたはずだ…。 どうしてお前は…一人で向かったんだ? それに身体を休めずに…現場復帰をする行為も気になる…。」

隊長が弓削の行動の早さに疑問を持った様だ。隊長の疑問に彼は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

弓削「火は…待ってくれないから…です…!!」

 

と、答えた。

隊長「な…!!」

驚く隊長を前に、弓削は続ける。

弓削「壁も扉も…家も建物も…思い出も…逃げ道すらも…何もかも燃やす火は…待ってくれないんです…!!

けど、そんな火の中に…助けを…待ってる人達が…いるんです…!!その人達は…そんな何もかも燃やす…火の中から…どうやって…助かれば良いんですか…逃げ道も燃やされた人達は…その火に焼かれてしまう運命しか…無いんですか…!?そんな人達を…助ける為に…我々…消防士が要るんじゃないんですか…!? 隊長…!!」

隊長「…!!!」

必死の思いで自分の考えを伝えた弓削に、隊長は……

 

 

 

隊長「その通りだな…。 お前は…本物の消防士だ…!!」

と、やっとのことで弓削に告げた。

弓削「隊長…?」

隊長「だが…気持ちは分かるがゆっくり休んでくれ…それだけは頼む…!!!」

弓削「…分かりました…。」

この時の弓削は一日でも早く現場復帰したかったが………それでも…隊長からは休めと…言われてしまった。

 

 

 

アフロディーテ「とりあえず、ここまでにしておきますね。」

翔「…そういうことか……火は待ってくれねぇ…消防士だからこそ、言えることか。」

アフロディーテ「そうですね。あ、先程のことから、明良さんは『伝説の消防士』と呼ばれるようになったんです。」

翔「……伝説の消防士、ねぇ……弓削さん、あんたは本物の『英雄』だよ。」

アフロディーテが手を2回叩いた時、元の病室に戻った。病室には、一海達、愛、深雪、蜜璃がいた。

一海「なぁ、翔。弓削さんに、一体何があったんだ?」

翔「本人に直接聞いたらどうだ?俺からは何も言えねぇよ。」

そう言うと、翔は病室を去っていく。

蜜璃「あ、翔君!?」

翔「急用を思い出した。少しの間失礼する。」

病室を出ていく翔の顔は、険しげなモノだった。

 

 

 

病院から出た翔は、アマゾンズドライバーを装着し、その場で足を止めた。

アコ「やっと出てきたのだ、ボス。」

そこに、ストライカー達がやって来る。

翔「あの高層ビルを襲撃したのは、降神 陽奈だけじゃねぇだろ?もう1機のオリガミオンを操作していたのは……お前だろ、『降神 小織』。」

翔がそう言うと、

小織「…当たり。」

と、小織が出てきた。

小織「……隊長に会えたし…結果オーライ?」

翔「…結果オーライな訳ねぇだろ……お前らのせいで、多くの人間が危険にさらされたんだ。何が結果オーライだ…!!」

翔がアマゾンズドライバーの左グリップを捻ると、彼の顔に涙のような空色のモールドが浮かび上がる。

翔「…アマゾン……っ!!」

そして、翔は仮面ライダーアマゾンデルタへと、姿を変えた。

翔「……。」ドシュパァッ!…ポタッ……ポタッ……

その後、アマゾンズドライバーの右グリップから、アマゾンウィップを取り出す。銃や弓を構えるストライカー2人だが……

《バイオレント・クラッシュ》

アマゾンδ「あぁぁああああああ!!」ブゥンッ!

バシビシバシダシィッ!!

アマゾンウィップにはたき落とされた。

アマゾンδ「ヴヴヴゥゥアアアアアアアアアア!!」

アマゾンデルタは発狂しながら、アマゾンウィップを振るい、ストライカー2人が行動不能になるまで、ひたすら叩き続けた。そして、行動不能になったストライカー2人だが、それでもアマゾンデルタは必要以上に叩き続けた。その結果、ストライカー2人の服装はボロボロになり、身体中には傷ができていた。

アマゾンδ「人々が受けた痛みは、こんなもんじゃねぇぞ……?」

アマゾンデルタは変身を解き、翔の姿に戻った。その後、病院から出てきた一海達、愛、深雪、蜜璃と共に帰路を歩いたのであった。

 

 

 

1週間後、弓削は退院した。病院の先生や看護師達から驚かれた弓削だが……

弓削「私よりも、痛い思いをしている人達がいるので……」

と、弓削は先生や看護師達に告げ、病院を去った。

翔「…よぉ。」

病院の前には、翔がいた。まるで、弓削を待っていたかのように……

弓削「…青空君。」

翔「…少し話さねぇか?」

翔はそう言うと、どこかへ歩いていく。弓削は不思議に思いつつも、彼の後を着いていく。

たどり着いたのは、とある自然公園……ここは、翔が初めてこの世界に降り立った場所である。

翔「…あんたも飲むか?」

翔は弓削に『仮面サイダー』を渡す。

弓削「あぁ、ありがとう。」

翔から仮面サイダーを受けとる弓削。

翔「…あんた、多くの悪い奴らを地獄に叩き落としたな。」

弓削「…まぁな。だが、そのせいで……周りから恐れられたこともあったよ。」

苦笑いを浮かべる弓削。

翔「それでも、あんたがやったことは……間違いとは思えねぇな。少なくとも、俺からしたらな?」

弓削「どういうことだい?」

翔「俺が見てきた悪い奴らは、何度痛い目見ようと……自分の過ちに気付こうとしねぇ奴らばっかだ。ま、あんたが見てきた連中の場合は別だろう……1度痛い目見ねぇと、自分の過ちに気付けねぇ奴らだったろうよ。」

翔はそう言うと、仮面サイダーを飲んだ。

弓削「君も、大変なんだな。」

翔「まぁな……それに、あんたがあの時『火は待ってくれねぇ』って、言った理由が分かった気がするよ。」

翔は仮面サイダーを置くと、ベンチから立ち上がった。

弓削「……?」

そして、弓削の方を向くと……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔「あんたには、誰かから殴り返される覚悟がある……その覚悟があるからこそ、多くの人間を救うことができた。弓削さん、あんたは……

 

 

 

 

 

本物の『英雄』だ。」

 

と、言った。弓削は……

弓削「…私に『英雄』と言う言葉は、似合わんよ。」

と、少しだけ笑って見せた。その時、弓削の身体が光だした。

ヘルメス「そろそろ時間だな。」

翔「いくらなんでも、急過ぎるだろ…」汗

困惑する翔に、

弓削「青空君。短い間だったが、色々ありがとう。君とは、良い友になれそうだ。」

と、弓削はお礼を言った。

翔「……。」フッ

翔は少し笑うと、

翔「…面白いことを言うな、あんた。」

と、弓削に言う。

翔「…黒崎さんに、よろしくな。」

翔は弓削にそう言うと……彼にサムズアップした。

弓削「……。」コクッ

弓削は頷き、翔にサムズアップし……ヘルメスと共に消えていった。

翔「……。」

1人になった翔は、大空を見上げる。透き通る程の青い空だった。その後、翔の近くで優しい風が吹いた。

「おーい、翔くーん!」

そこに、蜜璃と深雪がやって来る。

蜜璃「あれ、弓削さんは?」

翔「……。」

翔は蜜璃に、こう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔「消防士の助けを必要としている奴らの元に向かったよ。」

 

彼の言葉に、蜜璃は……

蜜璃「…そっか。」

と、言った。彼女は、何かを察していたのだろうか……

深雪「翔君、ドールハウスに帰りましょう?」

翔「…あぁ。」

翔はベンチに置いてある仮面サイダーを飲み干すと……深雪と蜜璃と共に、ドールハウスへと帰って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔(良い友になれそう、か……嬉しいぜ…弓削さん。)

 

 

 

ED~Sowelu『守るべきもの』~♪




いかがでしたか?今回はここまでです。コラボ回(その2)は、以上となります。



コラボしてくださった、アーサーさんからメッセージをいただきました。

「今回のコラボもありがとうございます。
実は、弓削をそちらの世界に行かせようと思ったのは前々から考えてましたが…。 弓削だけだと足りないかと思い別の人物も行かせようと思いました。 候補は何人かいました、イザベラ、悠、雪希、涼、そして実妹の薫。
しかしながら、オチが既に考えていた事を考慮したり後々の事を考えると誰を行かせても、陽奈が弓削を馬鹿にしたシーンで青空君の代わりに、その弓削のお供をしてた人物が陽奈をボコボコにした可能性は高いと思います。
特に薫とかは正直悩みました。 ストーリーに大きく関わる主要キャラクターの一人ですから、行かせるべきかと思いました…。 それに過去の回想で弓削がどうして妹を養子に出したのか、そして名字が違うのに妹なのかという理由を知った時の彼らのリアクションが面白くなるかなと思いました。
ですが、あのシーンでもし一緒に飛ばされたのが薫なら、間違いなく陽奈に対してトラウマを植え付けるか殺してたかのどちらかの可能性は高かったと思います。 それに加えてボコボコにする青空君を止めたのは片山さんでしたが、多分ボコボコにするのが薫なら片山さんであっても、青空君であっても止める事は難しいかと思います。 実際に家族間の事で止めれるかどうかは分からなくなってしまう…そう思い、薫並びに異世界に飛ばすのは弓削だけにしようと思いました。
薫だけじゃなく、他の候補者も弓削に対しては信頼はしていますから、馬鹿にされたら薫程じゃなくとも間違いなく100%キレたと思います…。」

アーサーさん、コラボしてくださり、ありがとうございました!



翔「ちなみに、作者(やさぐれショウ)は……EDを『hikari(lol)』か『守るべきもの(Sowelu)』、どちらにしようか迷ったみてぇだぜ?

アーサーさん、今回もコラボありがとうな。」
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