〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウですぅ~。



さて、翔達には旅行に行って貰いましょうかね。
翔「おいおい、お前が決めてんのか?」
やさぐれショウ「いやぁ、だって……」
翔「だってなんだよ?」
やさぐれショウ「翔だってさ、いろんなとこ…行ってみたくない?」
翔「…別に……」汗
やさぐれショウ「ほら、秋と言えばさ……温泉、入りたくない?」
翔「…温泉か、まぁ…そうだな。」
やさぐれショウ「そんなわけだ!温泉、行ってらっしゃい!」
翔「はぁっ!?おい、ちょっと待てって!!」

やさぐれショウ「本編行きまーす!!どうぞぉー!」


第百二十六話 食欲?いいえ、温泉の秋です(仕事編 その1)

今更だが、今の季節は秋だ。食欲の秋、芸術の秋、やさぐれの秋等々、様々な秋がある。……え?やさぐれの秋って何だってか?それは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今あてくしが考えました(笑)。

 

 

 

ドールハウスにて……

 

翔「……。」

自室にて、翔はスマホであるのもを見ていた。

翔(……温泉か……ハワイアンズにあったような、あんな感じなんかね……)

風呂が大好きな翔は、温泉に興味を示していた。

翔(…お、そろそろ診察か……)

翔は席を立つと、医務室へと足を運んだ。

 

 

 

医務室にて……

蜜璃「あ、翔君♪」

翔「よぉ、待たせたか?」

蜜璃「ううん、大丈夫だよ。」

蜜璃と深雪にもすっかり心を開いた翔は、彼女達の定期診察を躊躇うことなく受けるようになった。

深雪「ここ最近、体調はどうですか?」

翔「大丈夫だ。」

深雪「良かったです。この調子を維持するためにも、一緒に頑張りましょうね、翔君♪」

翔「あぁ。」

診察が終わり、医務室を出る翔。

愛「あ、翔君翔君♪」

そこに、愛がやって来る。

翔「…?」

愛「実はね、Dollsの皆にここの温泉をレポートして貰う仕事をゲットして来たんだ♪」

愛は1枚のポスターを翔に見せる。

翔「…これは……」

それは、さっき翔がスマホで見ていた『草津温泉』のポスターだった。

愛「それでね、お仕事が終わったら草津を観光しながら、旅館に泊まろうと思ってるんだけど……翔君もどう?」

翔「どうって……そもそも、仕事は何日かけてやるんだ?」

愛「仕事自体は1日だけなんだ。初日で仕事を済ませて、次の日とその次の日で観光するって感じ。」

翔「ふーん……」

愛「翔君には、皆の用心棒をお願いしたいんだ。」

翔「…分かった。」

翔は愛の提案を飲み込み、温泉に行くことにした。

 

 

 

3日後……JMR上野駅に集合した。その後、特急に乗車し、長野原草津口駅を目指した。駅に着くと、シャトルバスに乗り換え、レポートする温泉がある旅館へと向かった。

サクラ「わぁ~!ここが、今日レポートする温泉なんですね!」

露天風呂に来たサクラは、周りを見回しながら言う。

シオリ「広くて、景色がきれいで、趣もあって…とっても素敵な温泉ですね。」

露天風呂から見える景色は、絶景である。

シオリ「温泉に入るの、すごく楽しみです♪」

待ちきれない様子のシオリとは対象的に……

サクラ「はい……たしかに、楽しみですけど--」

サクラは何故か緊張している。

シオリ「サクラさん?どうかしましたか?」

その理由は……

サクラ「そ、その……私達が、温泉に入るところを、撮影するんですよね……?」

ミサキ「そうよ?それがどうかしたの?」

サクラ「それって、すごく恥ずかしい気がして……」

どうやら、温泉に浸かる様子を撮影されるのが恥ずかしいようだ。

ミサキ「裸で入るわけじゃないんだから、恥ずかしがることでもないわよ。」

サクラ「で、でもぉ……」

ミサキはサクラに言うも、サクラはまだ恥ずかしさが抜けていないようだ。

ミサキ「恥ずかしがってたら仕事にならないわ。」

サクラ「そ、そうですけどぉ……」

そんなサクラに、シオリはこう言った。

シオリ「サクラさん、もっとポジティブに考えましょう?『無料で温泉に入れるなんてラッキー♪』という気の持ちようで…ね?」

サクラ「無料で、温泉に……」

シオリ「リラックスですよ、リラックス♪」

サクラ「は、はい…!そうですよね…!リラックスできるように、頑張ります…!」

シオリの声掛けが効いたのか、サクラは緊張がほぐれたようだ。

ミサキ「それでは翔さん。私たちは準備があるので、失礼します。」

シオリ「着替えてきますね。」

翔「あぁ、行ってこい。」

チームAの3人は、準備のため…露天風呂から脱衣場に移動した。

翔「……。」

翔は露天風呂を見回す。

翔(…良い場所だな、ここ……)

景色はキレイで、所々には紅葉の木が植えられている。紅葉した楓の葉が舞い落ちる。

ヒヨ「ねーねー翔さん?ぼーっとして、どうかしたの?」

景色に見とれる翔に、ヒヨが話しかけた。

翔「いや……」

ナナミ「ほら、ヒヨさん。私たちも行きますよ。」

そんなとき、ヒヨはナナミに呼ばれた。

ヒヨ「はーーーい!」

そして、脱衣場へと向かった。

翔(さて、これから撮影が始まる訳だが……)

翔は警戒心を強める。

翔(アイツらが温泉に入る様子を覗こうとする阿呆共に、要注意する必要がありそうだ……)

いつも以上に警戒心を強める翔だが……

スタッフ1「…?しょ、翔君?どうかした?」

スタッフに声をかけられる。

翔「どうもしてねぇよ。」

スタッフ1「ホ、ホント……ほら、何だか怖い顔してたから…」

翔「…あぁ、すまん。温泉に浸かるDollsを覗こうとする阿呆が現れるんじゃねぇのかって思ってなぁ……」

翔は警戒心を解いて、スタッフに言う。

スタッフ1「な、成る程……」

翔「ま、そん時は……俺がその阿呆をぶっ潰す。」

スタッフ1「うん、頼りにしてるよ。」

スタッフ1はそう言って、撮影の準備に取り掛かった。

 

 

 

数分後……

 

ミサキ「翔さん、着替えてきました。」

翔「…おぉ…っ!?」サッ…

翔はすぐに目を反らした。何故なら、ミサキがバスタオル姿でいるからだ。

ミサキ「どうして目を反らすんですか?」

翔「…察しろよ。」汗

ミサキ「隠すべきところは隠されているのですから、問題はありません。」

翔「俺が気にするわ!!」

ミサキにツッコミを入れる翔だが……

翔「…って、サクラはどうした?」

その場にサクラがいないことに気付く。

サクラ「こ、ここにいます……」

サクラは脱衣場からひょっこりと顔を覗かせる。

シオリ「どうやら、恥ずかしいみたいです……」

翔(…だろうな。)汗

ミサキ「サクラ、翔さんを待たせないで。おとなしく出てきなさい。」

翔「いや、別に待ってねぇよ!?」汗

ミサキにツッコミを入れる翔だが、

サクラ「は、はい……」

サクラはしずしずと出てきた。

サクラ「ど、どうでしょうか……?」

翔「いや、どうって聞かれても困るんだけど……」汗

翔はそう言うも、3人から目を反らしたままだ。

サクラ「そ、そうですよね…!す、すみません…!」

翔「謝るこたぁねぇよ。」

翔(正直、目のやり場に困るとしか言いようがねぇ…)汗

翔は『男の子』である……目のやり場に困っているからこそ、彼女達から目を反らしているのだった。いくら若い女性が苦手であっても、気になることは気になるのだ。

翔(ま、脱げても大丈夫な仕様になってるのは理解しているが……あんまり見られても、気持ち悪いだけだろ……)

シオリ「翔君?どうかしましたか?」

翔「別に、何でもねぇよ。」

シオリにそう言うも、未だ3人から目を反らしている翔。

シオリ「あの、翔君。つかぬ事をお聞きするんですが……」

翔「…何だよ?」

シオリ「翔君は、誰と温泉に入りたいですか?」

シオリの質問に、翔は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔「は、はぁっ!!?ちょっ、おま…ちょおま…急に何なんだよ!?俺に、俺にそんな質問をすんな!!!!」

 

喉が潰れる程の大声を出し、テンパっていた。

翔「っ!?」サッ…

そしてすぐに3人から目を反らした。

レイナ「シオリ、あんまり翔君をいじめちゃダメよ?」

シオリ「少し意地悪なことを聞いちゃいましたね…ごめんなさい、翔君…」

翔「もう良いよ…」汗

目を反らしたまま、シオリに言う翔。

シオリ「あ、見てください翔君。髪型が変わってるんですよ?」

チームAの3人は後ろを向いた。

シオリ「今、後ろを向いているので見ても大丈夫ですよ?」

翔「…ったく。」汗

翔は少しだけ3人に目を向けた。

シオリ「どうでしょうか?私たちは低い位置で結んでいるんですよ。」

翔「…まぁ、良いんじゃねぇの?」

翔はそれだけ言うと、またすぐに目を反らした。

ヒヨ「翔さん!こっちも見て見てー!お団子だよ~!お団子~!」

ナナミ「って…翔さん?どうして後ろを向いているんですか?」

ナナミは翔に訊ねる。

翔「状況から察しろよ…」汗

少し不機嫌そうに言う翔。

ナナミ「翔さんになら、見られても大丈夫ですよ?」

翔「俺は大丈夫じゃねぇよ!!」

翔はナナミにツッコミを入れた。

レイナ「ふふっ、翔君にはSERVICEしなくっちゃよね♪」

翔「何のサービスだよ!?」汗

翔(あぁ、ツッコミ入れんの疲れてきた……)汗

少しだけ疲れの色を見せる翔に、更なる追い撃ちが……

ユキ「翔さんは、うなじ……見たいですか…?」

翔「はぁっ!!?お前も何言って……ッ!?ヤベ…」サッ…

ツッコミを入れる際、ついユキの方を見てしまう。案の定、彼女もバスタオルに身を包んでいたため、翔は慌てて目を反らした。

ユキ「…どうぞ。」

ユキは後ろを向き、翔にうなじを見せる。

翔「いや、どうぞじゃねぇよ!!お前ら何してんのか分かってんのか!?」

アヤ「何って、撮影前に翔にサービスしてるんじゃない。」

翔「だから何のサービスだよ!!?」

アヤ「えっ、いや、ほら……あたし達は今、バスタオル姿じゃない?」

翔「そうだけど!!」

ヤマダ「あ、うなじは別料金っすけど。翔さんには、タダで見せますよ♪」

翔「金を取るなぁっ!!」

ツッコミを入れ続ける翔は、喉がカラカラになっていた。その後、撮影が始まり、翔は見回りのためその場を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「確か、Dollsの撮影がある旅館は……この辺りか。」

1人の男は、地図を見ながら草津の街中をふらついていた。

???「まだやってるかな…?」

???(Dollsの……特に、シオリンのあんな姿や、こんなに姿……早く見たいぜ!!ボクのパパは、偉いんだぞ!ニシシッ。)

男は心の中でそう思っていたが、その欲望は気持ち悪い笑顔という形で、顔に表れていた。男は周囲の人達から冷たい目を向けられているが、本人はそれに気付いていないようだ。

???(いざと言うときは、コレを使えば良い……ボクって天才だ。)

男はポケットに隠してあるデッキをチラ見した。そして、Dollsの撮影が行われている旅館へと、足を運んでいく。




いかがでしたか?今回はここまでです。



秋と言えば、やっぱり温泉に限りますよね?え?そんな事はない……?そ、そうかい……



次回も、お楽しみに。
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