〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
入浴中のDollsを盗撮した犯人とは、果たして……
翔「そういうの要らねぇから、俺がぶっ潰す。」
やさぐれショウ「が、頑張れ……」
翔「よし、本編に行くぞ?」
一先ず撮影を終えたDollsは、休憩に入っていた。
翔「お疲れ。休憩に入ったようだが、調子はどうだ?」
翔はメンバー達に聞くが、景色の方を見ていた。
サクラ「温泉に入らせてもらえるのは、気持ちがよくて、嬉しいことなんですけど--」
翔「…けど?」
サクラ「早くも、のぼせてしまいそうです…」
翔「無理だけはすんなよ?」
サクラ「はい、大丈夫です!」
翔「後でお前らに飲み物を買ってくる。」
ミサキ「ありがとうございます、翔さん♪」
翔にお礼を言うミサキ。
シオリ「あの、翔君にもう1つ、つかぬ事をお聞きするんですが--」
翔「…あ?」
低い声を出す翔。
シオリ「あ、あの…さっきのような質問はしませんので!」アセアセ
翔「…何だ、言ってみろ。」
シオリ「翔君は、温泉好きですか?」
翔「……。」
少し黙った翔だが……
翔「…温泉は初めて来たから、好きか嫌いかって聞かれても、正直何とも言えん。」
翔は続ける。
翔「ただ、俺は風呂にはうるせぇぞ?こういう雰囲気のある温泉は、最高だ。プライベートでも、来てみてぇもんだよ。」
サクラ「確かに、ここは素敵な温泉ですよね♪翔さんの気持ち、すごくわかります!」
翔に共感するサクラ。
翔「可能なら、次はプライベートで、のんびりと温泉旅行に行けたら良いよな。」
シオリ「それ良いですね。ですが、この撮影が終わった後は、温泉旅行に行けますよ♪」
翔「…あぁ、そうだったか。」
撮影前、ドールハウスでの愛の言葉を思い出した翔。この撮影終了後、草津を観光し、宿に宿泊するのだ。
シオリ「仕事を忘れて、みんなでのんびりと湯に浸かれたら気持ち良さそうです♪」
翔「…そうだな。」
チームAの3人と雑談をしている中、
ミサキ「サクラ、シオリ、そろそろ撮影が再開するみたいよ。」
撮影の時間が来た。
ミサキ「それでは翔さん、行ってきます♪」
翔「あぁ、行ってこい。」
ミサキは翔にニコッと微笑み、温泉に移動した。
ナナミ「翔さん、ちょっとだけなら覗いても良いですからね♪」
翔「バ、バカ!からかうんじゃねぇよ!!」
翔は立ち上がり、温泉からそそくさと退場した。
ナナミ「ちょっとからかい過ぎちゃいましたか。後で、翔さんに謝らないといけませんね…」汗
アヤ「何だか、温泉って…いつも以上にあたし達を大胆にしてくれている気がするわ。どうしてかしら?」
シオリ「ふふっ、何故でしょうね♪」
Dollsは撮影に精を出していた。
一方、翔はというと……
翔「ったく……」
入り口付近で、門番をしていた。
翔「……?」
ふと、空を見上げると……何やら小さな飛行物体が、こちらに近付いて来ていた。
翔(何だ、アレ……まさか、ドローンか……?)
その飛行物体の招待は、ドローンだった。
翔「……!」
翔はドローンから顔を反らすと、その様子を目で伺った。ドローンはとある場所で停止した。よくみると、そのドローンには小型カメラがついている。それは、温泉に浸かるDolls達に向けられていた。
翔「…出たか。」
翔はスタッフ達のところに向かい、
翔「おい、紐か何かはねぇか?」
スタッフ1「え、紐?」
翔「できれば、伸縮性抜群のを頼む。Dollsをドローンで撮影しているバカがいんだ。」
スタッフ2「翔君、これならあるよ!」
スタッフ2が持ってきたのは、ゴムチューブだった。
翔「サンキュー、借りるぞ。」
翔はスタッフからゴムチューブを受け取り、投げ縄のような形にし、ドローンがいる方へ向かった。
翔(よし、まだいるな…)
翔はドローンに気付かれないよう、背後に回り……投げ縄状にしたゴムチューブを投げた。そして、ドローンを捕らえることに成功し、自分のところへ引き寄せた。
翔「…やっぱりか……」
案の定、ドローンには小型カメラがついており、それで撮影していたようだ。
翔「おい!」
すぐにスタッフを呼ぶ翔。
翔「コイツに小型カメラがついてやがる。すぐにカメラの映像を解析してくれ。」
スタッフ達は総出で小型カメラを解析すると……
スタッフ2「翔君!」
翔「おう、どうした!?」
スタッフ2「黒だよ!」
翔「やっぱりか……」
盗撮した映像が出た。それは、明らかにDollsを撮影していた。
スタッフ1「流石だよ翔君。我々じゃ気付けなかったかも知れなかった。」
翔「いや、まだだ…」
翔の眉間には、シワが寄っていた。彼は、相当怒っているようだ。
翔「この映像を盗撮した阿呆をぶっ潰してねぇんだ……言ったろ?Dollsを盗撮する阿呆が現れようもんなら、俺がぶっ潰すってなぁ?」
翔は立ち上がると、
翔「少しの間抜ける。」
と、告げて、犯人を探しに行った。ドローンには、とあるホテルのロゴが貼ってあったので、翔はすぐにそのホテルの責任者に連絡する。
???『はい、ホテル四季の宿でございます。』
翔「俺はDollsの用心棒をしている、青空 翔って言うんだ。」
???『はい、青空様ですね?』
翔「あぁ、今回は季の宿っていう旅館で、温泉レポートをしているんだが、その様子をお宅の宿のドローンで盗撮した奴がいるらしいんだ。何か心当たりはねぇか?」
???『えっ!?あ、はい!担当の者を呼んで参ります!少々お待ちください!!』
電話に出たのは受付スタッフで、慌てた様子で責任者を呼びに行った。そしてすぐに、
責任者『お電話変わりました。私、ホテル四季の宿の最高責任者の『森山 武司』と申します。』
翔「Dollsの用心棒をしている、青空 翔だ。忙しいところ申し訳ないんだが、聞きてぇことがある。」
責任者『はい。』
翔「季の宿の温泉レポートをするDollsを、お宅のドローンで撮影した奴がいるみてぇなんだ。」
責任者『な、何と…何かの間違いではなくて!?』
翔「んなわけねぇだろ?そっちにもテレビ局から連絡が来てるはずだ。」
責任者『か、確認致します!少々お待ちを!』
責任者はすぐに確認しにいった。
翔「……。」
翔(おいおい、大丈夫なのかよ……)
ホテル側の対応に、少し不安になる翔。
責任者『只今確認した参りました。』
翔「どうだった?」
責任者『はい!約5分前にテレビ局から『Dollsが何者かに盗撮された』とのご連絡がございました。』
翔「それもそうだが、それはお宅の宿のドローンでやったのかどうかって聞いてんだよ、こっちは。」
責任者『た、確かに…内の宿のドローンでした。』
翔「それで、誰か心当たりのある者はいないのか?」
責任者『恐らくですが……社長の息子の『S』という者の仕業かと。』
翔「…何?」
責任者『大変申し訳ございません!このことはすぐに社長にご報告致します!』
翔「俺が報告する。社長に繋いで貰おうか。」
責任者『はい、只今!』
責任者は大慌てで、社長に繋いだ。翔は社長に、起きたことを事細かに説明した。社長は謝罪し、すぐにSを呼び出すと言った。翔は確認のために、ホテル四季の宿に向かうことになった。スタッフに事情を話し、スタッフ1に同行してもらい、ホテルへと向かった。
ホテルに着くと、会議室に呼び出された。会議室には、社長と最高責任者、更に…翔と同い年ぐらいの男がいた。
翔「俺が青空 翔だ。」
スタッフ1「初めまして、1と申します。こちらが、問題のドローンなのですが……」
スタッフ1は社長と責任者にドローンを渡す。更に、盗撮された映像も見せると……
2人「「大変申し訳ありませんでした!!!!」」
社長と最高責任者は土下座して謝罪した。
男「……。」
男はさっきから腕を組み、翔を睨み付けている。
翔「お前か…コイツを使って入浴中のアイドルを盗撮したバカは。」
翔がそう言うと…
男「うるさい!!ボクはDollsを盗撮なんてしていない!!」
男はしらばっくれていた。しかし、
翔「待てよ、誰がDollsって言ったんだ?」
男「あ、やばっ…」汗
翔「ホントバカだなお前……んで、何故こんなことをした?」
男「……。」
男は言葉を詰まらせ、黙り込んだが……
男「あぁ、そうさ!!Dollsを盗撮したのはこのボクだ!!何だ、金か!?お前らは金目当てで来たのか!?いくら欲しいんだ!?あぁっ!?」
挙げ句の果てには開き直り、訳の分からない言葉を言い出す。
翔「認めたな?お前が、やったんだな?」
男「あぁ、そうだ!!」
翔「名前を名乗って貰おうか。」
S「ボクはSだ!ボクのパパは偉いんだぞ!?お前達なんて、パパの足元にすら及ばない!!お前らなんて怖くもなんともないんだよぉーだ!」
男の名前は『転生者 S』…Sは名前を名乗ると、翔とスタッフ1にあっかんべーをした。その瞬間……
社長「こんの、バカ息子がぁぁあああああああ! 」バチィィイイイイインッ!!
社長はSに大激怒し、彼を思いっきりひっぱたいた。
社長「お前という奴は……私はお前をこんな風に育てた覚えは無いぞ!!」
S「痛いよパパ!!いつも見たいにお金で何とかしてくれよ!!」
社長「黙れ!!今まではそうしてきたが、もう限界だ……自分の尻拭いは自分でしろ!!」
S「そ、そんなぁぁああああああああ!!」
Sはその場にへたりこんだ。
社長「コイツはどうなろうと知ったことではありません。煮るなり焼くなり好きにしちゃってください。訴えても構えません、慰謝料も賠償金もお支払い致します。私のバカ息子が、申し訳ございませんでした!!」
社長は翔とスタッフ1に謝罪する。
翔「そうか。なら、このバカを訴えることにする。コイツの今までの発言、全て録音してあるから。コイツを持って警察に突きだそうと思う。」
翔は録音機を見せながら言う。
社長「はい、構いません。」
S「パ、パパ……てめぇこのやろぉ!!」
Sは翔から録音機を奪おうと、襲いかかってきた。翔はSの腹に左ストレートを放ち、返り討ちにした。
翔「1、すぐに警察に通報しろ!それと、コイツを警察に渡してくれ!」
スタッフ1「分かりました!」
スタッフ1は翔から録音機を受け取り、警察に通報した。
S「っ!!」ダッ!
身の危険を感じたSは会議室から飛び出して行った。
翔「逃がすか!」
翔はSの後を追いかけ、会議室から飛び出す。
街中にて……
S「はぁっ…ひぃっ…!」
翔「待てコラァッ!!」
S「っ!?」
Sが後ろを振り向くと、鬼のような形相をした翔が追い掛けて来ていた。
S「ヒ、ヒィィイイイイイイッ!!」
Sは死にもの狂いで駆けるが、翔の足のほうが早く…ぐんぐん近付いてくる。
S「っ!!」
そして、逃げられないと判断したSは……近くの雑貨屋に売っている木刀を一本掴むと、
S「でやぁぁあああああああああああ!!」
翔に斬りかかって来たが、攻撃が大振りのため、隙が多い状態だった。翔はSの懐に入り、
翔「ムンッ!」
ボディーブローを繰り出した。
S「う”っ!?」
Sは腹を抑え、その場にうずくまる。
翔「吐瀉物吐き散らされたくねぇから、少しだけ手加減してやったぜ?」
そんなSを見下しながら、翔は言う。
S「て、てめぇ…!!」
Sは立ち上がると、木刀を盗んだ雑貨屋にある鏡の前に移動し、デッキをかざす。
店員1「こらぁっ!!」
S「邪魔だ!!」ドカッ!
走ってきた店員1に暴行を加えたSは、Vバックルを出現させる。
翔「……。」
翔はリュウガのデッキを取り出し、近くの足湯でかざし、Vバックルを出現させる。
S「変身!!」
SはデッキをVバックルに挿入し、『仮面ライダータイガ』に変身し、
翔「…変身。」
翔は『仮面ライダーリュウガ』へと姿を変えた。
人々「おおぉぉっ!?へ、変身した!?」「す、すげぇ……」「うっそぉ、仮面ライダー!?」「ほ、本物よ!!」
人々は躊躇うことなくリュウガに変身した翔に驚いた。
リュウガ「…っあぁ~。」
リュウガは首を回すと、タイガの方に向きを変える。
タイガ「お前も仮面ライダーだったのか……お前を倒してやる!覚悟しろ!!」
タイガは雑貨屋から出て来て、『白召斧(びゃくしょうふ)デストバイザー』を構える。
リュウガ「覚悟すんのは、お前の方だ!!」
リュウガはタイガ目掛けて走り出す。
リュウガ「はっ!ムンッ!」
タイガ「っ!?っ!!」
リュウガの猛攻を、タイガはデストバイザーで何とか受け止めていた。
リュウガ「らぁっ!!」ドゴォッ!
タイガ「があっ!!」
しかし、リュウガの回し蹴りにより、吹っ飛ばされた。
タイガ「ちっ!!」
タイガは鏡に向かい、ミラーワールドに逃げ込んだ。リュウガもミラーワールドに行こうとしたが、
リュウガ「…悪いな、あんたらの楽しみをぶち壊して……」
と、観光客や店の従業員達に謝罪した。
店員1「気にすることはねぇよ!悪いのは、もう一人のライダーなんだから!」
子ども1「そうだよ!リュウガは僕たちを悪いライダーから守ってくれたんだ!!」
父親「リュウガ、タイガを倒して欲しい!!」
観光客1「リュウガ、頑張れー!!」
観光客2「私も、リュウガを応援してるわ!!」
人々「「「リュウガ!リュウガ!リュウガ!リュウガ!」」」
人々はリュウガの勝利を信じ、精一杯応援した。
リュウガ「……。」
それを見たリュウガは、何も言わずにミラーワールドに入って行った。
ミラーワールドにて……
リュウガ「……。」
リュウガはタイガの姿を探すが、その姿はどこにも見当たらない。
リュウガ(どこにいる……?)
警戒心を強めながらタイガを探すリュウガ。その時……
リュウガ「っ!!?」
背後に気配を感じ、手を出した。
アビス「あ痛ぁっ!!?」
後ろにいたのは、アビスだった。
リュウガ「っ!?」
アビス「翔ちーん、いてーよぉーー!!」プンプンッ!
アビスはプンプン怒りながら言う。
リュウガ「悪い……てか、お前こそおどかすなよ……」
アビス「悪い悪い、翔ちんもジャドウを追って?」
リュウガ「そうだ。仮面ライダータイガに変身しやがったよ…」
アビス「ありっ?ガイじゃないの?」
リュウガ「ちげぇな…って、そっちもジャドウを追ってんのか?」
リュウガはアビスに問いかける。
アビス「あぁ、俺の三色団子食われたからなぁ!!」
リュウガ「……そりゃ災難だったな。」汗
アビス「だろぉ!?食べ物の恨みは、恐ろしいんだっつうこと、証明してやる!!」
アビスは声を荒げる。
「おーい!翔ー!!」
そこに、ナイト、ファム、ゾルダも合流した。
ファム「翔、お前もジャドウを…!?」
リュウガ「あぁ、タイガに変身してやがる…気を付けろよ?」
ゾルダ「もう一人はガイに変身してます。相手は“コンファインベント”の使い手です。」
リュウガ「あいよ。」
コンファインベントとは……相手のカードの効果を無効にするカードだ。下手すれば、ファイナルベントさえも無効にされる。
タイガ「隙やりぃぃいいいいいいい!!」
その時、タイガが後ろから斬りかかって来た。
リュウガ「…おらっ!」ドカッ!
タイガ「んぎゃっ!?」
しかし、リュウガのハイキックを受け、返り討ちにあった。
ガイ「やれやれ、後ろばっかから攻撃したら、読まれるに決まってんじゃん?」
その時、茶屋の中からもう一人の仮面ライダーが出てきた。グレー寄りの銀色の身体に、重厚な西洋甲冑のような外観が特徴の『仮面ライダーガイ』である。
タイガ「だ、誰だてめぇは!?」
ガイ「俺はT…又の名を『仮面ライダーガイ』。言っておくが、シオリは俺の物だぜ?」
仮面ライダーガイに変身しているジャドウの名は『転生者 T』…Sと同じく、シオリ推しである。
タイガ「何だと!?シオリはボクの物だ!お前みてぇな能無しに渡してたまるかぁ!!」
ガイ「能無しはどっちかなぁ?」
タイガ「何ぃ!?」
タイガはデストバイザーを構えるが、
ガイ「まぁ待ちなって……俺と殺り合う前に、そこの5人を倒そうじゃないか。」
ガイがそう言うと、
タイガ「…た、確かに。」
タイガは納得した。
タイガ「おっしゃあ!行くぞぉ!!」
ガイ「足だけは引っ張らないでおくれよ?」
タイガ「お前こそな!!」
タイガとガイは一時的に手を組んだ。
リュウガ「両方ジャドウなら話は速い。どっちもぶっ潰すだけだ!!」
ナイト「行くぜ!心炎を燃やして、ぶっ潰す!!」
ファム「大義のため、お前達にはこの世界から退場して貰う。」
ゾルダ「負けませんよ!!」
アビス「俺の三色団子を食った落とし前、その身体で払ってもらうかんな!!」
リュウガ、ナイト、ファム、ゾルダ、アビスは戦闘体勢に入った。タイガとガイも、戦闘体勢に入る。
《アドベント》
そして、それぞれ契約しているミラーモンスターを召喚し、ぶつかり合う。
リュウガ、ナイト、ゾルダはタイガと……ファム、アビスはガイと戦う。
リュウガ「おらおらおらぁっ!!」
タイガ「ちぃっ!!」
リュウガは肉弾戦でタイガを攻撃し、
ナイト「おらっ!そらっ!」
ナイトはタイガの契約モンスター『デストワイルダー』と戦った。
ファム「はっ!やぁっ!」
ファムはブランバイザーを振るって、ガイと戦い。
アビス「おらっ!どらぁっ!!」
アビスはソードベントで召喚した『アビスセイバー』と、どこから取り出したのか分からないMYフライパンを振るい、ガイの契約モンスター『メタルゲラス』と戦った。
ゾルダ「それそれっ!」
ゾルダはマグナバイザーから銃弾を放ち、遠距離からリュウガとナイト、ファムとアビスを支援した。リュウガ達は、自分たちの契約モンスターからの支援もあり、最初は優勢だったものの……
ガイ「仕方ない、ここで…!」
《コンファインベント》
ガイのコンファインベントで、次々と契約モンスターが消されてしまった。
ナイト「何っ!?」
リュウガ「契約モンスターが消されたか……」
ナイトとリュウガは一旦相手から距離を取る。
タイガ「今度は、ボクたちの番だ!!」
タイガはデストバイザーを振るい、リュウガを攻める。タイガが攻撃的になったのか、デストワイルダーも狂暴になり、ナイトに爪を振りかざしてきた。
リュウガ「ちぃっ!!」
ナイト「ぐわっ!?くそっ!!」
ゾルダ「翔さん!一海さん!」
ゾルダはマグナバイザーでデストワイルダーを攻撃しようとしたが、
メタルゲラス「っ!!」
ゾルダ「っ!?」
右からメタルゲラスが突進してきた。
ドガァッ!
ゾルダ「きゃぁぁあああああああ!!」
メタルゲラスの角が、ゾルダの右腕に当たり、ゾルダは吹っ飛ばされて。
ゾルダ「っ!!」ズキッ…
右腕に激痛が走り、ゾルダは右腕をおさえる。
ナイト「おらっ!!…友香!!」
リュウガ「ムンッ!…大丈夫か?」
ナイトとリュウガはゾルダに駆け寄る。
アビス「おりゃおりゃおりゃおりゃぁぁああああああああ!!」
ガイに連続パンチを繰り出すアビスだが……
ガイ「はっはっは、全然効かないよ!はぁっ!!」ドカッ!
ガイには効かず、逆に返り討ちにあった。
アビス「ぐあっ!」
ファム「諒芽!!」
メタルゲラス「っ!!」
ファム「くっ!?」
ファムはメタルゲラスの突進をかわし、アビスに駆け寄った。
リュウガ「てか、お前…全然攻撃が効いてねぇみてぇだな?」
タイガ「今頃気付いたか!ボクの鎧は、頑丈なんだぞぉ!!」
タイガの胸部装甲『メタルチェスト』のお陰で、タイガはリュウガの肉弾戦にびくともしていなかった。
リュウガ(随分喋ってくれたな……お陰で対策がしやすくなったぜ。)
ガイ「さぁ、どうする?降参するなら今だよ?」
ガイは勝ち誇ったように言う。
タイガ「そうだそうだ!」
それに便乗するタイガ。
ファム「ふんっ、何を今更。」
ゾルダ「いつつ……貴方達を見過ごす訳には行きません。」
アビス「俺の三色団子返しやがれぇ!!」
ナイト「降参なんて、するかよ!!」
リュウガ「俺は1度決めたらやる男だ……寝惚けたこと言ってんじゃねぇよ?」
しかし、リュウガ達には降参する意思は無かった。
タイガ「そうかよ、それなら…っ!!」
《フリーズベント》
タイガはカードを読み取り、冷気を発生させた。
リュウガ「ガードベントだ!!」
リュウガの声で、ナイト、ファム、ゾルダはガードベントでシールドを召喚した。アビスはガードベントを持っていないため、シールドを召喚したリュウガの後ろに隠れた。
ガイ「無駄無駄。」
ガイは巨大な左肩アーマーの『突召機鎧(とっしょうきがい)メタルバイザー』で、コンファインベントし、シールドを消した。
リュウガ「ソードベントだ!」
ナイト「えっ!?でも」
リュウガ「いいから!友香はシュートベント!!」
ゾルダ「は、はい!」
リュウガの指示で、ナイト達はソードベントで武器を召喚する。ゾルダは痛みを堪えながら、シュートベントで武器を召喚する。
ガイ「無駄だってw」
そして、ガイのコンファインベントで消される。
リュウガ「ストライクベント!!」
次に、ストライクベントで武器を出す(ファム以外)。
ガイ「だから無駄だってwww」
ガイは笑いながらコンファインベントし、また武器を消す。
アビス「おい翔ちん!このままじゃ武器も盾も消されちまうぜ!?」
リュウガ「大丈夫だ。友香、シュートベントはできるか!?」
ゾルダ「出来ます!」
リュウガ「よし、やれ!」
ゾルダ「はい!」
ゾルダは2枚目のシュートベントで、武器を出した。
ガイ「無駄だって言ってるのに、理解力が無いねぇwww」
ガイはコンファインベントでゾルダの武器を消した。
タイガ「ぶっははははははは!!!!腹いてぇwwwwww」
タイガは腹を抱えて笑い、地面を転げ回っていた。
アビス「あの野郎ぉ!!爆笑しやがってぇぇえええええ!!!」
頭に血が昇ったアビスは、ブチキレるが……
リュウガ「笑ってられんのも、今のうちだぜ?」
リュウガの一言で、すぐに怒りが収まることになる。
リュウガ「友香、シュートベントは!?」
ゾルダ「今やります!!」
ゾルダは3枚目のシュートベントで、再び武器を出した。巨大火砲『ギガランチャー』だ。
ガイ「はっはっはっはwww」
ガイはコンファインベントしようと、左肩のカードスロットを開くが……
ガイ「…あ、あら?あららららら…?」汗
スロットの中に、コンファインベントのカードが1枚も無い。いくら探しても、見当たらない。
タイガ「おい!どうした、早くしろよ!!」
ガイ「うるさい!」
遂には、タイガと揉め始めた。
リュウガ「…撃て。」
ゾルダ「当たって!!」ズドォンッ!!
ゾルダはギガランチャーから、砲弾を放った。
タイガ「くそっ!!」
タイガはフリーズベントで攻撃を防ごうとしたが、遅かった。
リュウガ「諒芽、アドベントできるか?」
アビス「アビスハンマーなら出せる!」
リュウガ「よし、召喚してくれ。」
アビス「おうよっ!!」
アビスはアビスハンマーを召喚する。すかさずリュウガは、ブラックドラグバイザーにカードを読み取る。
《ファイナルベント》
リュウガ「アビスハンマー、俺に力をかしてくれ!」
アビスハンマー「」コクッ……
アビスハンマーはリュウガに頷く。リュウガがジャンプすると、アビスハンマーはリュウガをタイガとガイ目掛けて吹っ飛ばした。
リュウガ「くらえぇぇえええええええ!!」
そして、必殺技『ライダーキック』でタイガを攻撃した。
タイガ「んぎゃぁぁぁああああああああああ!!」
タイガはSの姿に戻り……
S「くそっ、覚えてろよ!!」
ミラーワールドから逃げていった。
リュウガ「諒芽、お前もやっちまいな!!」
アビス「あぁっ!!」
アビスもアビスバイザーにカードを読み取る。
《ファイナルベント》
その直後、アビスハンマーに投げられ、ガイに向かって飛んで行く。
アビス「くらえっ!アビスストライクゥゥゥウウウウウウ!!」
そして必殺キック『アビスストライク(諒芽考案)』を放った。
アビス「俺の三色団子弁償しろぉぉおおおおおおおおおおおお!!」ドッガァァアアアアアアアンッ!!
ガイ「ぎゃぁぁああああああああああああ!!」
ガイはアビスストライクを受け、Tの姿に戻り、戦闘不能となった。
アビス「捕まえたぞ!!さぁ、俺の三色団子を弁償しやがれ!!」
T「わ、分かった分かった!!これで勘弁してくれぇぇええええええ!!」
Tは1000円札を置いて、逃げていった。
アビス「あ、待て!」
アビスはTを追ったが、ミラーワールドから逃げられてしまった。
アビス「くそぉっ!逃げられたか……」
ナイト「まぁ、また来たら捕まえればいいだろう……」
ファム「そうだな。今は、戻ってきた契約モンスター達を迎えようじゃないか。」
ファムはそう言うと、大空を見上げる。上空には『ドラグブラッカー』、『ダークウイング』、『ブランウイング』が飛んでいた。地上には『マグナギガ』、『アビスラッシャー』の姿があった。
ナイト「ダークウイング!!」
ダークウイング「♪」
ナイト「よく帰って来てくれたな!」
ナイトはダークウイングを抱き締め、頭を撫でた。
ファム「ブランウイング!!」
ブランウイング「♪」
ファム「…済まなかったな。」
ファムはブランウイングを抱き締め、謝罪した。
ゾルダ「マグナギガ!」
マグナギガ「♪」
ゾルダ「一緒に戦ってくれて、ありがとう…!」
ゾルダはマグナギガに飛び付いた。
アビス「アビスラッシャー!アビスハンマー!ありがとな!!」
アビスラッシャー「♪」
アビスハンマー「♪」
アビスはアビスラッシャーとアビスハンマーの肩を叩きながらお礼を言った。
リュウガ「……。」
ドラグブラッカー「グォォオオオオオオオ!!」
ドラグブラッカーはリュウガの前に降りてくると、リュウガを見つめる。リュウガはドラグブラッカーに近付くと、
リュウガ「……。」ナデナデ…
ドラグブラッカーの顎と頭を撫でた。
ドラグブラッカー「…♪」
ドラグブラッカーは気持ちいいのか、目を閉じた。その時……
《アドベント》
何故か、ブラックドラグバイザーがカードを読み取り、
ドラグレッダー「グォォオオオオオオオ!!」
ドラグレッダーが姿を現し、リュウガの側に寄ってきた。
リュウガ「お前のこと、忘れてねぇよ、ドラグレッダー。」
リュウガはそう言うと、ドラグレッダーの頭を撫でながら宥める。
ドラグレッダー「~♪」
ドラグレッダーは嬉しいのか、リュウガに顔を擦り付ける。
グイグイッ…
ドラグブラッカーは名前を呼ばれたドラグレッダーを羨ましく思ったのか、リュウガの腕を軽く引っ張った。
リュウガ「ドラグブラッカー、お前も忘れちゃいねぇから、心配すんな。」
ドラグブラッカー「♪」
ドラグブラッカーはリュウガに名前を呼ばれ、機嫌を直した。
ナイト「翔の奴、契約モンスターの扱い上手いな。」
ファム「動物には、優しいからな。」
ゾルダ「何だか、ほっこりしちゃいます♪」
アビス「そうだな、俺らもコイツらのこと…もっと大事にしねぇとな!」
アビスの言葉に、ナイト達は笑った。
その後、ミラーワールドから戻ってきたリュウガ、ナイト、ファム、ゾルダ、アビスだが……
人々「お帰りなさーい!!」「おぉ、ナイトにファム、ゾルダもアビスもいるぞ!!」「草津温泉を守ってくれてありがとー!!」
待っていた人々に、盛大に出迎えられた。
ナイト「な、何だ何だ!?」
ファム「これは一体、どういうことだ!?」
ナイトとファムは戸惑ったが、
リュウガ「堂々としてろ。」
リュウガの一言で落ち着いた。だが、未だに戸惑いは隠せていない。
リュウガ「このまま人気の無いところに行くぞ?」ボソッ…
ゾルダ「分かりました。」ボソッ…
アビス「お、おう。」ボソッ…
リュウガ達は大勢の人だかりから抜け出すと、素早く人気の無い路地裏に移動し、変身を解除し、元の姿に戻った。
その後、5人は何事も無かったように街中に出た。
諒芽「さて、三色団子でも買ってこよっと。」
諒芽はそう言って、近くの茶屋に向かった。
翔「一海達も観光に来ていたのか?」
一海「あぁ、秋と言ったら…やっぱ温泉だろ?だからこそ、温泉でゆっくりしたいって思ったんだ。」
一海達も、ここ草津温泉に観光に来ていたのだ。
翔「泊まりか?」
紫「あぁ。ここの『季の庭』という旅館に宿泊するんだ。翔は?」
翔「俺は仕事でここに来ていてな。ま、今日だけなんだけどな。」
紫「となると、日帰りか?」
翔「あぁ、すまん。説明不足だったな。」
翔は紫に仕事内容を説明した。
紫「そうだったのか。」
翔「んで、明日からは観光する。」
友香「お仕事お疲れ様です。」
翔「サンキュ。」
その時、電話が掛かってきた。
ピッ…
翔「もしもし。」
スタッフ1『あ、翔君?』
翔「1か、すまない…犯人を取り逃がした……」
スタッフ1『いや、それは良いんだけど……ケガとかしてない?』
翔「平気だ。」
スタッフ1『あぁ良かった。所長さんやDollsの皆が心配してたからさ。』
翔「悪かったな。直接宿に向かうことにする。場所は分かるか?」
スタッフ1『泊まる宿は、えーっと……あ、ここだ。『季の庭』っていう旅館ね。』
翔「…何、ホントか?」
スタッフ1『うん、ホントホント。どうかしたの?』
翔「いや、トモダチと合流してな。トモダチと一緒に向かうよ。」
スタッフ1『あぁ、そうなんだ!分かった、所長さんにも伝えておくね!』
翔「助かる。じゃあ、宿で。」
通話を終えた翔はスマホをしまった。
諒芽「おーい、みんなの分も買ってきたぜ~♪」
そこに、三色団子を5本買ってきた諒芽が戻って来た。
翔「なぁ、俺も一緒に季の庭に行って良いか?」
一海「良いけど、どうして?」
翔「俺もそこに泊まるからだ。」
一海「マジ!?」
翔「マジ。」
友香「偶然ですね!是非、一緒に行きましょう、翔さん♪」
翔「あぁ。」
こうして、翔は一海達と一緒に、季の庭に向かうことになった。
紫「しかし、ビックリだな。まさか宿泊する宿が同じだったなんて。」
翔「俺も驚いてるよ。」
諒芽「はっ!?まさか翔ちん……未来余地でもできんのか!?」
翔「んな訳ねぇだろ?」
5人は三色団子を食べながら、バス停を目指していた。団子を食べ終えた頃、バス停に着き、丁度季の庭行きのバスが到着した。5人はバスに乗り、一番後ろに座った。
車内にて……
一海「なぁ?」
4人「「「「…?」」」」
一海の方を向く4人。
一海「こうして翔と出掛けるのって、初めてだったよな?」
紫「そう言えばそうだな……」
友香「今までは近くの公園とかで雑談したり、銭湯で話をするぐらいでしたよね。」
諒芽「そうだな。こうして出掛けられるって、結構新鮮だなぁ。」
翔「……。」
一海達が会話する中、翔だけは黙っていた。
翔(……思い出した。一海達は、紛れもなく……俺のトモダチだ。俺が隊長時代……一海にはたまに、時空管理局やストライカー達のことで愚痴ってたな。紫、友香、諒芽とは……一海も一緒に、仮面ライダーに関する雑談をしたりしていたな……)
彼は漸く……一海達と過ごしてきた時を思い出し始めたのだ。
一海「友香の言うとおり、公園や銭湯で雑談したよな。」
翔「……そうだな。」
4人「「「「えっ…!?」」」」
翔の言葉に、4人は驚いた顔を見せる。
紫「翔……お前、ひょっとして……思い出したのか…?」
翔「…全部じゃねぇけど……お前達と仮面ライダー関連の雑談していたこと、思い出したよ。」
恥ずかしそうに笑って見せる翔。
諒芽「おぉっ!思い出してくれたんだな、翔ちん♪」
翔「あぁ、お前は悪戯好きのどうしようもねぇ奴ってこともな。」
諒芽「いやそっちもかーい!」
諒芽は翔にツッコミを入れるが、その顔は嬉しそうだった。
友香「嬉しいです、翔さん……もう、忘れられてしまったのかと、思っていました。」
友香も目に涙を浮かべながら、嬉しそうな顔をしていた。
翔「悪かったな…一時的に忘れちまってて……」
一海「気にすんなよ、こうして思い出したんだからさ。」
そうこうしている内に、バスは終点『季の庭』に到着した。
バスから降りた5人は、宿に入って行く。そして、チェックインを済ませ、ロビーに向かった。
紫「翔。」
翔「…?」
紫は翔の目を、真っ直ぐ見る。翔も紫の目を見る。
紫「私たちは、お前の友でいたい。沢山迷惑をかけると思うが、それでも良いか?」
翔「…迷惑かけんのはお互い様だ。それに、ダメな訳ねぇだろ?」
紫「っ!!……翔、ありがとう…!」
紫は涙を堪えながらも、翔と握手を交わした。
翔「泣きたい時は、泣けば良いだろ?」
紫「……そうだな。」
翔の言葉を聞いた紫は堪えることをやめ、涙を流した。
友香「翔さん、これからもよろしくお願いします♪」
翔「俺からも、これからもよろしく。」
友香は右手を伸ばすが、
友香「いたたた…!」
戦闘で負ったケガの痛みが走った。
翔「無理しなくて良いぜ?」
友香「左手で、えへへ。」
翔「分かったよ。」
翔と友香は左手で、握手した。
諒芽「翔ちんの幸せは、俺の幸せでもある。だから、大大大親友として、これからもよろしく!」
翔「ふっ…あぁ。」
諒芽と翔も握手をする。
一海「翔、再び友達になれて、俺は嬉しいよ!」
翔「……俺もだ。」
そして、一海とも握手を交わした後……
翔「」スッ……
両手を組み、小指を立てた『トモダチの証』を一海達に見せた。
4人「「「「……。」」」」ニコッ
一海、紫、友香、諒芽も『トモダチの証』を作り、翔に見せた。
翔「……。」ニコッ
こうして、翔は一海達と…本当のトモダチとなり、互いに助け合って行こうと心に誓ったのであった。
いかがでしたか?今回はここまでです。
EDとして、DA PUMPの『Bright! our future』入れたかったけど…そうだな。敢えて入れなかったよ。入れて欲しいと思ったそこの貴方……
申し訳無いんだけど、心の中で聞くか……実際にDA PUMPの『Bright! our future』を聞きながらこの物語を読んでね?
Case 1(第三章)に書いてあるけど、まだまだ旅行編を書いていきますよ?次回は仕事編ではなく、プライベート編になります。
お楽しみに~