〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
翔「ハッピーバースデーって…誰の誕生日なんだよ?」
やさぐれショウ「ま、この物語を見ていけば分かるよ。」
翔「……。」汗
やさぐれショウ「じゃあ行こうか、本編へどうぞ~」
次の日……
この日も翔は、愛と共に鴻上ファウンデーションに来ていた。
翔「…さて、鴻上さん。あんたに頼みがある。」
涼生「丁度良い!私も君に渡したい物があるんだ!!」
涼生はそう言うと、自分の机に置いてあるアタッシュケースを取りに向かう。
涼生「遂に完成したんだ……我々の切り札『バース』が遂に!!」
涼生はアタッシュケースを翔の前に持ってくると、ケースを開けた。中には、まるでガシャポンマシンのような形をしたベルトと、グレネードランチャーのような形をした武器が入っていた。
涼生「青空君!このバースを、是非とも使って欲しい!!」
翔「その必要ねぇ。」
翔はそう言うと、
翔「俺には、これがある。」
アマゾンズドライバーを涼生に見せた。
翔「片山さん、『バース』とやらはあんたが使いな。」
翔は愛の方を振り向く。
翔「って、またケーキ食ってんのか……」汗
愛「翔君も会長のケーキを食べなきゃ損するよ?」
翔「…は、はぁっ?」汗
困惑する翔に、愛は説明する。
愛「鴻上会長、実は有名なパティシエでもあるんだよ?彼の作るケーキは、世界中の有名パティシエ達も舌を巻く程、美味しいんだって。」
翔「そんなバカなことがあるか…」
愛「ホントだよ?あれを見て。」
翔「…?」
愛が指差す方を見ると、そこには賞状が飾られていた。その賞状こそ、愛が翔に語った事実である。
翔「……マジかよ。」汗
涼生「いや、素晴らしい腕を持っているパティシエ達に認められるとは……私自身も驚いているよ。」
翔「…とにかく、俺は今日から『グリーズ』をぶっ潰しに行く。奴らのアジトは既に特定した。」
翔は涼生にグリーズのアジトが記載された地図や画像を見せる。
涼生「ほぅ…ここが、グリーズのアジト……」
翔「そうだ。」
涼生「青空君…何て行動力だ……素晴らしい!!」
翔「鴻上さんよぉ。」
翔はバースを見ながら、涼生に聞く。
翔「バースの必殺技は何だ?」
涼生「変身後、セルメダルを投入することで武器を装着できる。『ブレストキャノン』を装着していれば『セルバースト』が撃てる。」
翔「へぇ……ライダーキックはどうした?」
涼生「…ん?」
翔はため息を着き、
翔「ライダーキックがあってこそ、『仮面ライダー』だろう?無くてどーすんだよ?」
と、自身のこだわりを涼生に言う。
涼生「成る程……すぐに改良しよう!!」
涼生は『バースドライバー』を持つと、すぐに改良しにいった。
愛「翔君、ケーキ食べないの?」
翔「いらねぇっての……」汗
そうこうしているうちに……
涼生「青空君!改良が完了した!!バースはパワーアップしたよ!これは君のお陰だ…!!」
翔「それなら話は早い……さっそくグリーズをぶっ潰す。」
翔はアマゾンズドライバーを装着すると……涼生にとある考えを言う。涼生は彼の考えに賛成した。そして、涼生はバースを愛に渡し、彼らの背中を見送った。
???「ところで、鴻上からバースを奪えたのか?」
???「いいえ、駒が使い物にならなくなって失敗したわ。」
???「あ~あ、無能で困ったねぇ~…」
???「ねぇねぇ、お菓子食べる?」
その頃、廃港ではグリーズのメンバー達が話し合っていた。
???「クソがっ!!使えねぇなぁ!!」
???「『ウヴァ』、物に当たってもしょうがないよ。」
???「今回ばかりは、『カザリ』の言うとおりね。いっそのこと、鴻上の妻子を人質にしようかしら?今からでも。」
???「おれ、『メズール』とおんなじ考えだよ?」
???「分かりきったこと言ってんじゃねぇよ『カザリ』、『メズール』、『ガメル』!!」
緑色の服を着た茶髪の青年が『ウヴァ』、黄色の服を着た白髪の少年が『カザリ』、清楚な雰囲気を持つ黒髪ロングの美少女が『メズール』、灰色の服を着た青年が『ガメル』である。その時……
ズドンッ!ズドンッ!ズドンッ!ズドンッ!
4人「「「「っ!?」」」」
4人の近くで爆発が起きた。
「ったく、人質を取ろうとするとか……チキン野郎がやることだなぁ?」
「貴方達の企みは、ここまでだよ?」
彼らが身を潜めている廃屋の入り口には、アマゾンズドライバーを身につけた翔と、バースドライバーを身につけ、『バースバスター』を構えた愛が立っていた。
ガメル「お兄さんとお姉さん、だぁれ?」
ウヴァ「あ”ぁっ!?んだてめぇら!!」
翔「青空 翔……お前らがグリーズの連中か。」
愛「あたしは『片山 愛』。」
カザリ「僕らがグリーズだったら、どうするんだい?」
翔「そこにあるセルメダルは何だ?鴻上ファウンデーションの社員なら、そこの会社の名札を下げてるはずだ。」
翔の言葉に、
メズール「どうやら、しらばっくれても無駄みたいね。えぇ、そうよ?坊やの言うとおり、私たちが『グリーズ』よ?」
メズールは白状した。
ウヴァ「そうだ!俺らが『グリーズ』だ!!セルメダルを使って人間の欲望から『ヤミー』を生み出し、この世界を俺たちのモンにすんだよ!!それと、そこの女が身につけてるベルトを俺らに寄越せ!!」
ウヴァは喧嘩口調で言う。
愛「人に物を頼む態度じゃないね…ま、あたしはこう言うよ……盗れるモノなら盗ってごらんよ?」
愛はウヴァに言う。
翔「その前に、俺がお前らをぶっ潰してやるよ?」
翔はアマゾンズドライバーの左グリップを捻る。愛はコイントスのようにセルメダルを飛ばし、キャッチすする。その後、バースドライバーにセルメダルを投入し、ハンドルを回す。
翔「アマゾン。」
愛「変身。」
《デルタ》
カポーンッ!
アマゾンズドライバーから音声が響き、翔の身体は黄色い炎に包まれる。バースドライバーのカプセルが割れ、愛はアーマーに包まれる。翔は『仮面ライダーアマゾンデルタ』、愛は『仮面ライダーバース』へと姿を変えた。
ウヴァ「上等だ!!俺らも行くぞ!!」
カザリ「言われなくてもそうするよ。」
メズール「ガメル、行くわよ?」
ガメル「うん、おれ、頑張る!」
4人は身体を変化させ、メダルの怪人『グリード』になった。アマゾンデルタとバースは、グリード達に向かって走り出し、格闘戦を仕掛ける。
アマゾンデルタ side……
ウヴァ「おらっ!どらぁっ!」
カザリ「ふっ。ほらっ。」
アマゾンδ「っ!フンッ。」
アマゾンデルタはウヴァとカザリと戦い、彼らの攻撃を上手に受け止める。
アマゾンδ「おらよぉっ!!」
ウヴァ「があっ!?」ズパァッ!
そして、ウヴァの右目を切り裂き、
アマゾンδ「ムンッ!」ドゴォッ!
カザリ「ぐっ!?」
ハイキックでカザリを吹っ飛ばした。そして、カザリに馬乗りになり、顔面を中心にひたすら殴った。
ウヴァ「らぁっ!!」ドカァッ!
アマゾンδ「っ!?」
しかし、後ろからウヴァに攻撃され、カザリから離れる。
ウヴァ「おら立てよっ!!おらっ!おらっ!」ドカッ!ドカッ!
アマゾンδ「うっ!?ぐっ!?」
ウヴァはアマゾンデルタを無理矢理起こし、腹部を中心に攻撃を仕掛ける。
ウヴァ「んのやろぉっ!!こうしてやる!!おらぁっ!!」
ウヴァはアマゾンデルタを投げ飛ばした。
アマゾンδ「ぐあっ…!!」
アマゾンデルタは背中から壁に激突し、地面に倒れる。
カザリ「へぇ、壁に激突させて肺の空気を抜けさせて戦闘不能にさせるなんて…戦うことしか頭にないウヴァにしては中々やるじゃん?」
ウヴァ「あぁっ!?カザリてめぇからかってんのか!?」
カザリ「怒らない怒らない。」
ウヴァとカザリが言い合う中、
アマゾンδ「…はは、おもしれぇ……」
アマゾンデルタはヨロリと立ち上がり、首をゴキゴキと鳴らす。
ウヴァ「ちっ、まだ動けんのかよ!?」
アマゾンδ「俺は1度やると決めたらやる男だ……簡単に負けられる訳ねぇだろ。」
カザリ「やれやれ、面倒くさいからさっさと死んでよ?」
カザリは両手の鋭利な爪を構えたと思ったら……
カザリ「はっ!」
風を発生させて、竜巻を生み出した。そして、アマゾンデルタを包み、上空へと吹き飛ばしてしまった。
カザリ「全く、本当にバカな男だったなぁ…あ~あ、つまんないなぁ……」
完全に勝ったと思っているカザリだが……
ウヴァ「おいっ!!カザリ上!!」
カザリ「…?」
上空からアマゾンデルタがフットカッターを落としてきた。
ガキィィイイイインッ!!
カザリは両手の爪で攻撃を防いだ。だが……
アマゾンδ「わざわざ上に飛ばしてくれてありがとう。」
アマゾンデルタはベルトの左グリップを捻り、フットカッターを伸ばした。
《バイオレント・スマッシュ》
そして、カザリを真っ二つに叩き斬った。
カザリ「ぐっ!?ぐおおおぉぉぉ…!!」
その後、カザリの傷口に手を突っ込み、コアメダルを全て取り出した。その後、カザリの身体はセルメダルになって崩れていった。
アマゾンδ「さて、残るはお前か……」
ウヴァ「漸く邪魔がいなくなったか……お前なんて、俺にとっちゃ赤ん坊のようなものだ!!」
ウヴァは空中を舞い始め、電撃でアマゾンデルタを攻撃する。
アマゾンδ「っ!!…~~!!」
アマゾンデルタは唸り声をあげながらも、電撃に何とか耐えた。
ウヴァ「クソが…コイツ、化け物かよ……!!」
アマゾンδ「特大ブーメラン飛ばしてんじゃねぇよ。」
アマゾンデルタは構えを取る。ウヴァは地上に降り立ち、鉤爪を構え、アマゾンデルタに襲いかかる。
ウヴァ「おらぁっ!!」
アマゾンδ「フンッ。」ガッ!
アマゾンデルタは攻撃を受け止め、ウヴァの腹部を中心に攻撃し、最後に壁に向かって投げ飛ばした。
ウヴァ「ぐほぁっ!?て、てめぇ……真似しやがったな?」
アマゾンδ「さぁ、何のことだろうなぁ~?」
アマゾンデルタがわざとらしく惚けると……
ウヴァ「てめぇ…ふざけんなこのやろぉ!!上等だぁぁああああ!!」
ウヴァは立ち上がり、アマゾンデルタ目掛けて走ってく来た。アマゾンデルタはベルトの左グリップを捻り、右腕のアームカッターを伸ばす。
《バイオレント・スラッシュ》
そして、
アマゾンδ「おぉぉおおおおおおおっ!!」ザシュゥゥウウウウウウウッ!!
走って来たウヴァを思い切り切り裂いた。
ウヴァ「ぐぁぁあああああああああ!!」
その後、ウヴァからコアメダルを剥ぎ取り、完全に撃破した。
アマゾンデルタ side OFF……
バース side……
メズール「はっ!やぁっ!!」
ガメル「おりゃっ!えいっ!!」
バース「おっと、ほっ!」
メズールとガメルの攻撃をかわしながら、バースは反撃のチャンスを伺う。
バース「今度はこっちの番だよ!せいっ!はぁっ!」
そして、メズールとガメルに肉弾戦を挑む。
メズール「くっ!」
ガメル「おぉっ!?」
バースはガメルをドロップキックで吹っ飛ばす。そして、メズールが襲いかかって来た瞬間…
バース「それそれそれぇっ!!」
ブレイクダンスのような回転蹴りを仕掛け、メズールを返り討ちにした。
メズール「へぇ、貴女中々やるじゃない。」
バース「武術は得意だからね。」
メズール「なら、これはどう?」
メズールは全身を液状化し、空中を飛び回り、バースに攻撃を仕掛ける。
バース「ぐっ!?かはっ!?」
メズールの素早い攻撃に、バースは苦戦する。
ガメル「メズールー、頑張れー!!」
ガメルはメズールを応援していた。そんなガメルに、
アマゾンδ「よそ見してんじゃねぇよ!!」ドゴォッ!
アマゾンデルタが蹴りを入れた。
ガメル「うぅ~!!いたいなぁ!!」
怒ったガメルはアマゾンデルタに突進してきた。アマゾンデルタはベルトの右グリップから『アマゾンスター』を取り出すと、
アマゾンδ「おらぁっ!!」ドゴォォオオオオッ!!
バットのようにフルスイングし、ガメルの顔面を思い切り殴った。
メズール「ガメル!?」
メズールはバースに攻撃をやめ、アマゾンデルタに高圧水流を飛ばす。
アマゾンδ「うおっ!?」
アマゾンデルタは水流に飛ばされ、壁に激突し、うつ伏せに倒れた。
バース「翔君っ!!」
バースはセルメダルをバースドライバーに投入し、ハンドルを回す。
《ブレストキャノン》
音声が響き、バースの胸部に巨大な砲台が装着された。
メズール「フフフフッ……」
尚、メズールはアマゾンデルタに高圧水流を飛ばし続けていた。バースはセルメダルを投入した後、ハンドルを回し続す。これを繰り返し、エネルギーを溜め続ける。
《セルバースト》
ガメル「メズール、後ろ!!」
メズール「っ!?」
メズールは攻撃を止めると、液状化し、上に逃げる。
アマゾンδ「ゴホッ!ゴホッ!…ふぅ……水飲んじまったよ……」汗
バース「大丈夫、翔君!?」
バースはアマゾンデルタに駆け寄る。
アマゾンδ「片山さん。」
バース「何!?」
アマゾンデルタは耳打ちでバースにとある考えを言う。
バース「……分かった。」
メズール「何をコソコソ話しているのかしらっ!?」
メズールは液状化し、アマゾンデルタとバースに襲いかかって来た。その瞬間……
バース「行けぇっ!!」
バースがブレストキャノンから高熱エネルギービーム『セルバースト』を放った。
メズール「っ!?」
メズールはこれを避けられず、
メズール「いやぁぁぁあああああああああ!!」
セルバーストに飲み込まれ、消滅した。
ガメル「メズール……メズールゥゥゥウウウウウウ!!」
メズールが消滅する瞬間を見たガメルは、メズールのコアメダルの方に走り、
ガメル「……よくも、よくもメズールを……うぉぉおおおおおおおおおおお!!」
アマゾンデルタとバースに向かって突進してきた。
ドカドカッ!!
バース「ひゃあっ!!」
アマゾンδ「ぐわっ!?」
ガメルに吹っ飛ばされたバースとアマゾンデルタは地面を転がる。
アマゾンδ「片山さん、ドライバーにセルメダルを何枚か入れた後、ハンドルを4回回せ。」
バース「へっ?…う、うん分かった!」
バースは起き上がると、バースドライバーにセルメダルを数枚投入し、ハンドルを4回回した。
《キックバースデー》
音声が響くと、バースの右足にエネルギーが溜まっていき、赤く光る。
ガメル「メズールを返せぇぇええええええ!!」
ガメルは再びバースとアマゾンデルタ目掛けて突っ込んでくる。バースはジャンプし、
バース「はぁぁぁああああああああああああ!!」
必殺キック『キックバースデー』を繰り出した。
ドッゴォォオオオオオオオオッ!!
ガメル「うわぁぁああああああああ!!」
バースのキックはガメルを捉え、ガメルは後方に吹っ飛ばされた。
ガメル「うぅ……ぐ……っ!?」
ガメルはメズールのコアメダルを1枚見つけ、そこに這っていく。すると、彼の前にメズールの幻が浮かび上がる。それを見たガメルは、
ガメル「メズール……これ…あげる……」
持っていた駄菓子を、メズールの幻に渡した。
メズール(ありがとう、ガメル。)
メズールの幻は、ガメルに笑顔を見せた。
ガメル「メズール……」
ガメルは彼女の笑顔に満足した笑みを浮かべ、自らがセルメダルに戻って行った。アマゾンデルタはガメルのコアメダルとメズールのコアメダルを全て回収した。
バース side OFF……
戦闘を終えたバースとアマゾンデルタは変身を解き、元の姿に戻った。
愛「ねぇ、翔君……」
翔「…?」
愛「あたし達は、正しいことを……したんだよね?」
愛は口角を下げ、翔に問い掛ける。
翔「…分かるかよ、そんな事……」
翔も口角を下げ、
翔「…撤収だ。」
と、言い…鴻上ファウンデーションに戻って行く。愛も彼の背中を追う形で、鴻上ファウンデーションに戻って行った。
鴻上ファウンデーションにて……
涼生「おぉ、青空君!ドクター片山!無事で何よりだ!!」
戻って来た翔と愛を、涼生が出迎えた。
翔「…あぁ。後、例のモンを回収してきた。」
翔は撃破したグリード達のコアメダルを、涼生に渡した。
涼生「うむ、確かに受け取ったよ。」
翔「じゃあ、後は頼んだぞ?」
涼生「…分かった。」
愛「会長、グリーズのメンバーは全員撃破に成功しました。」
涼生「ご苦労だった。」
報告を終えた翔と愛は、ドールハウスへと戻って行った。
いかがでしたか?今回はここまでです。
※…この物語に登場する『仮面ライダーバース』は、ライダーキックが使えます。
技名…『キックバースデー』
翔「なぁなぁ、ハッピーバースデーって誰の誕生日なんだ?」
やさぐれショウ「えっ?仮面ライダーバースの誕生日だよ?この回で初登場したんだから。」
翔「あぁ、そういうことか。」
涼生「ハ~ッピバ~スデ~トゥ~ユ~♪」
翔「って、またあんたかよ。」
涼生「新たなる仮面ライダーが誕生したんだ、祝わずにはいられない…ハッピーバースデー!!ディア『仮面ライダーバース』!!」
翔「…。」汗
やさぐれショウ「えっと……ハッピーバースデー…じゃなくて、次回もお楽しみに~」