〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
翔「ポチった?」汗
やさぐれショウ「買っちゃったってこと。まぁ、届くのが2月頃なんだけどね。」
翔「アバドンも、仮面ライダーなのか?」
やさぐれショウ「そう。仮面ライダーゼロワンの映画に登場するライダーだよ。」
翔「ふーん。」
やさぐれショウ「さてと、本編行こうか。どうぞ」
次の日……
この日は、ジョージ大統領がアメリカに帰る日である。
ジョージ「翔、本当にありがとう!」
翔「礼を言うのは俺のほうだ。日本人を信頼してくれて、ありがとう。」
ジョージ「それは君のおかげだ……私は君と『フレンド』になりたい。」
翔「…。」フッ…
翔は鼻で笑うと、
翔「…面白いことを言うな、大統領。」
両手を組み、小指を立てた。これは、『トモダチの証』である。
ジョージ「…それは?」
翔「手言葉で『トモダチ』って意味。つまり……フレンドだ。」
翔はジョージ大統領に言う。
翔「嬉しいぜ……大統領。」
そして、微笑んで見せた。
ジョージ「ありがとう、翔…私の、ベスト・フレンド。」
ジョージ大統領も両手を組み、『トモダチの証』を作って、翔に見せた。そして、アメリカを目指して飛び立って行った。ジョージ大統領を乗せたアメリカ行きの飛行機を、翔は見送った。
その日の午後、アメリカでジョージ大統領がインタビューを受けていた。
記者『大統領、日本はいかがでしたか?』
ジョージ『初めて楽しいと思えたよ!』
ジョージ大統領の表情は生き生きしていた。
記者『大統領、日本の良かったところは何でしたか?』
ジョージ『そうだな。日本の“仮面ライダー”が良かったよ。』
ジョージ大統領はそう言うと「ははは」と笑った。記者は一瞬ポカンとしたが、
ジョージ『それに、初めて日本人のフレンドができたよ。』
ジョージ大統領の言葉に、最後は「ありがとうございました。」と大統領にお礼を言った。
その様子を、翔は渋谷駅近くの巨大スクリーンで見ていた。
翔「……。」
翔(良かったよ…大統領が日本人を信頼してくれて。)
そう思った翔は、渋谷駅近くから去って行く。あの日以来、日本とアメリカの様々な取引が上手く行くようになっていった。
それから数日後、ドールハウスにて……
愛「翔くーん、いるー?」
翔「…何だ?」
愛に呼ばれ、ドールハウスの玄関に向かう翔。
ボブ「久しぶりだな、ミスター青空。」
翔「あんたは…ボブだったか?」
そこには、ボブがいた。彼の近くには、大型のトレーラーが停まっていた。
ボブ「実はだな、ジョージ大統領が君にどうしてもお礼がしたいと言っていてな、この手紙を預かった。」
翔「手紙?」
ボブから手紙を受け取った翔は、手紙を読み始める。
『親愛なる、翔へ
数日前は本当にありがとう。日本人を信頼できるようになったし、それから“仮面ライダー”にドはまりしてしまってね。
これも、みんな翔のおかげだ。だから、私は君にバイクをプレゼントする。良かったら使ってくれ。私がもう一度日本人を信頼できるきっかけをくれて、本当にありがとう。
By ジョージ・ヘリオス』
手紙には翔に対する感謝が書かれていた。
翔「…まさか……」
翔はトレーラーを見る。
ボブ「おい、あれを出してくれ。」
ボブがそう言うと、トレーラーに乗っている作業員がトレーラーから何かを出した。それは、『仮面ライダーアマゾン』に登場する『ジャングラー』にそっくりのバイクだった。
翔「…こ、これは……!」
このバイクには、見覚えがあった。
翔(間違いねぇ…『ジャングレイダー』じゃねぇか……!!)
『ジャングレイダー』……それは、『仮面ライダーアマゾンズ』に登場するバイクであり、『仮面ライダーアマゾンオメガ』の専用マシンである。
ボブ「ミスター青空、このバイク……受け取ってくれるか?」
翔「おいおい、本当に良いのか?こんな豪華なバイク…」
受け取ることを躊躇ってしまう翔だが…
ボブ「ジョージ大統領…本当に嬉しそうにしていてな、あの日以来…生き生きしているんだ。」
翔「……そうか……じゃあ、貰っても良いか?」
ジャングレイダーを受け取ることにした。ボブはニッと笑い、
ボブ「ありがとう、ミスター青空!!」
と、お礼を言った。そして、トレーラーに乗ると、去って行った。
愛「凄いじゃん翔君!大統領からプレゼントされるなんて…!」
目の前の出来事に、愛はビックリしていた。
翔「……。」
翔はジャングレイダーに歩み寄ると、
翔「これからよろしくな…ジャングレイダー。」
と、言った。
愛「ねぇ、翔君?」
翔「…?」
愛「この後、ツーリングに行かない?」
翔「ツーリング?」
愛「そう。折角、翔君のバイクがあるんだし、試運転してみるって形でさ……どうかな?」
翔をツーリングに誘う愛。
翔「…良いぞ。」
愛「やった!じゃあ、あたしも準備してくるね♪」
数分後、ライダースーツに着替えた愛が、イクサリオンを押してやって来た。
愛「お待たせ、翔君♪」
翔「待ってねぇから大丈夫だ。それで、どんなルートで行くんだ?」
愛「そうだね……翔君に任せるよ。」
翔「承知した。」
翔はジャングレイダーにまたがり、エンジンを起動する。
グォォオオオオンッ!!
轟音を立てて、ジャングレイダーは起動した。目の部分が、乳白色のライトを光らせている。
翔「じゃあ、行くか。」
ヘルメットを被った翔は、ジャングレイダーを走らせる。同じくヘルメットを被った愛もイクサリオンを走らせ、翔の後を着いていく。
都会を抜け、自然豊かな山道を走り……海沿いの道を走る。
愛『潮風が気持ちいいね、翔君♪』
翔「そうだな。」
通信機で会話を挟みながら、海沿いを行く翔と愛。そして、たどり着いたのは横須賀市にある『立石公園』だ。
翔「ここ、『夕日の名所』として知られてるんだってさ。1度来てみたかった。」
愛「そうなんだ。」
翔「沈んでいく夕日、見てみたくねぇか?」
愛「見たい見たい♪」
こうして、翔と愛は立石公園を歩いて周り、海岸近くのスポットにやって来た。西の大空に沈む夕日は、想像以上に絶景だった。辺りが暗くなった頃、翔と愛はドールハウスに帰ろうとする。その時……
「あっ、見つけた!!」
突然、40代ぐらいの男女が話しかけてきた。彼らは、派手な格好をしている。
翔「……っ!?」
翔には、彼らに見覚えがあった。
いかがでしたか?今回はここまでです。やっと、『ジャングレイダー』を登場させることができました~!!
※翔の『ジャングレイダー』について…基本的には『仮面ライダーアマゾンオメガ』のマシンと同じだが、目の部分のライトの色は乳白色。
あ、そうそう…
最後に現れた男女なんですが……それは…次回、明らかになります。