〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウっす。



翔「久しぶりの投稿だな。」
やさぐれショウ「そだね。」
翔「お前も随分忙しいんだな。」
やさぐれショウ「察してくれて助かる。」

やさぐれショウ「さて、本編行こか?どうぞ」


第百四十四話 迫り来る決戦の時

翔とDollsチームCのメンバー達が、【アリス・ギア・アイギス】の世界に迷い混んで、数週間が経過した。

 

 

 

夜露、シタラ、文嘉以外のアクトレス達ともある程度の交流をし、東京シャードの休日を満喫したりした。

 

ある日、AEGISの本拠地に呼ばれた翔とユキ。その理由は、ユキにあった。

加純「AEGISの『鳳 加純(おおとり かすみ)』よ。ご足労、感謝するわ。」

ユキ「ユキです。よろしくお願いします。」

翔「…青空 翔だ。」

出迎えた『鳳 加純』に挨拶を済ませると、トランシーバーに斑目が映し出される。

斑目『青空の報告は聞かせてもらった。昼寝中のユキの様子がおかしかったそうだな。』

翔「そうだ。ま、その原因は分からねぇんだが……」

斑目『恐らく、トラゴス発見前後のことを夢に見ていた可能性がある。』

翔「…何だと?」

斑目『そこで--』

斑目の次に、加純が言う。

加純「逆行催眠を行って、あなた(ユキ)の記憶を探るわ。」

翔(逆行催眠だと…?)

ユキ「わかりました……」

ユキは椅子に座ると、すぐに眠りについた。

カナ『ユキさん、催眠状態に入りました。』

加純「早いわね。」

翔「ユキはすぐに眠りにつくことができるんだ。」

翔の言葉に、「なるほど」という加純。そしてすぐに、逆行催眠が始まった。

 

 

 

斑目「ユキ。今、どこにいる?」

ユキ(暗くて、とても気分の悪い場所……)

彼女の言うその場所とは……

ユキ(新宿……アタラクシア……)

ピグマリオンの巣窟と化し、人々から忘れられた魔都『アタラクシア』だった。

斑目「なにが見える?」

斑目はユキに問い掛ける。

ユキ(廃墟……青い蝶……それと、モノリス……?)

モノリス……恐らく、『トラゴス』のことであろう。

ユキ(違う……モノリスとは違うなにか……調べます……)

少しして……

ユキ(あ……)

 

 

 

カナ『ユキさんの脳波に強い反応が--』

斑目『目の前に何がある?』

斑目がユキに問い掛けると、ユキはポツリと答え始める。

ユキ(……光…………か、ぎ……?)

加純「光の……鍵?」

その時、夢の中にいるユキの目の前が眩い光に包まれた。

ユキ(門が……開いて……アヤさん、ヤマダさん、翔さん……わたしも、その中へ……)

加純「チームCと青空隊長の4人は、時空の穴に吸い込まれた……」

翔「…そんなバカな…」

ユキと加純の言葉を聞いた翔は、少し戸惑っていた。更に、ユキは続ける。

ユキ(紅い……翼手(よくしゅ)……)

恐らく、『デュラハン』と言うピグマリオンの一種のことだろう。

ユキ(あ……鍵が……)

斑目『鍵がどうした!?ユキ……?』

ユキ(鍵……だめです……)

ユキの意識では……鍵がデュラハンの手にあるようだった。

 

 

 

ユキ「うっ……ううっ……」

突如苦しみだすユキ。

カナ『これ以上は危険です!』

翔「すぐに中止しろ!!」

加純「中止して!」

翔と加純の言葉に、AEGISの職員達は慌てて逆行催眠を中止した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成子坂製作所にて……

 

翔とユキはアクトレス達に、AEGISでの出来事を話した。

文嘉「……『紅い翼手』の敵がトラゴスの鍵を奪い去った…隊長たちはそう考えている、と。」

翔「…恐らくな。」

シタラ「紅い翼手のボスマリオンかー……悪そうなイメージがあるね。」

トラゴスの鍵を奪ったピグマリオンのことを、シタラは『ボスマリオン』と解釈する。

翔「悪そうも何も…俺たちの敵だ。」

ヤマダ「ボスマリオン、ね……ふひひ……わかりやすくてイイじゃん。」

斑目『これも異世界との交流の成果か。参考になる……』

アヤ「ボスマリオンって、いったい何者なの?」

アヤは疑問をぶつける。

斑目『我々の分析の切り札……『EsG』の回答によると--

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴァイス……あるいはピグマリオンと融合した新種と考えるのが適切だ。』

翔「……。」

EsGの分析では……鍵を握るボスマリオンは、ヴァイスかピグマリオンの合成物と推測されているようだ。

カナ『何者かに『穴』が開けられて、青い蝶やピグマリオン……アヤちゃんたちも飲み込まれて--』

アヤ「で、流れ着いた先が東京シャードだったってこと?」

翔「そう思わざるを得ねぇだろう。なんせ…俺らは今、その東京シャードにいんだから。」

翔は気だるげに言う。

夜露「どうしてボスマリオンはせっかく開けた『穴』を閉じたんでしょう?」

夜露は疑問を抱く。

文嘉「そうね。チームCに使わせたことの説明もつかないけど……」

ここで、斑目が口を開く。

斑目『穴を開けた者と門を閉じた者が同じとは限らない。首謀者がいると仮定して進めるが……まずピグマリオンの魔力を求め、時空を繋ぐ穴を開けた。その状況を維持することで、エネルギーは自動的に東京シャードに流れ続ける。』

文嘉「それを止めるために、別の何者かが封をして『鍵』をかけた--その『鍵』をドールの皆さんに託したのは、ピグマリオンを討つため?」

夜露「あっ、そういうことならボスマリオンは、追手が増えないよう『鍵』を奪った……とかですかね!ん?でもそうなると、トラゴスの鍵を作ったのは誰なんでしょう?」

翔「ぶっ潰せれば、どうだっていい……奪われたら、奪い返すだけだ。」

説明を聞くのに疲れた翔は、そう吐き捨てる。

シタラ「邪悪な力を止めるのは『正義の意思』って相場は決まってるのさ。」

文嘉「まるで神様じゃない。」汗

シタラの言葉に、ツッコミを入れる文嘉。

斑目『神、か……その解釈も的外れではないか。EsGの見解を踏まえると、その首謀者は言うなれば『世界の意思』……』

ヤマダ「ふひひ……セカイ系なスケール感……手ごたえのあるラスボスに乞うご期待ってことで--ボスマリオンをぶっ倒して鍵を取り戻せば、感動のEDムービー再生っすよ。」

アヤ「じゃあ、簡単じゃない。あたしたちの力で解決できるなら、やってみせるわ!」

その時……

 

ビーッ!ビーッ!

 

文嘉「AEGISから連絡です。新宿上空に、トラゴスが出現したと--」

新宿にトラゴスが現れたと、AEGISから連絡が来た。それだけでなく……

文嘉「紅い翼手を持つ敵性体がトラゴスに向かって接近中!出動待機要請が出ました!」

ボスマリオンと思われる個体も現れたそうだ。しかも、トラゴスに向かって近づいている。

ユキ「ボスマリオン……ですね。」

ヤマダ「キタキタキターッ!」

アヤ「行きましょう!東京シャード、最終決戦よ!」

メンバー「「「了解!」」」

メンバー達は出撃していく。

翔「……。」ガチャッ……

 

《SLASH RISER》

 

翔は黙ってスラッシュライザーを装着し、出撃していった。




いかがでしたか?今回はここまでです。



翔「バトルシーンはねぇのか?」
やさぐれショウ「それは次回にね。」
翔「……そうか。」

やさぐれショウ「お楽しみに~」
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