〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウです。今回は、『クリスマス回』です。



翔「去年は確か、デンライナーで過ごしたな。」
やさぐれショウ「今年は、ドールハウスでクリスマスパーティーだね。」
翔「あぁ、正直……皆がワイワイして楽しんでいる様子を見るのは好きなんだ。」
やさぐれショウ「そっか。」
翔「お前は、クリスマスをどう過ごすんだ?」
やさぐれショウ「俺?……変身ベルトと言う名のイルミネーションを楽しむよ。」
翔「…なんか、悪いな。」汗
やさぐれショウ「謝んなくて良いよw」

やさぐれショウ「さて、行こうかな?本編へ、どうぞ~」


第百五十話 Happiness IN Christmas

今日は12月25日……待ちに待った『クリスマス』だ。

 

翔「……。」

夕陽の光に照らされた街を歩く翔が見たのは、幸せそうな顔を浮かべるカップルや子連れ家族達だった。翔はベンチに座り、缶ココアを飲んでいた。

翔(流石にドングリソーダは作れねぇか。ま、あっても飲みてぇとは思えねぇけど……)

缶には『アーマードライダーグリドン』がプリントされている(鎧武外伝の宣伝の)。

翔「……。」

翔はココアを飲みながら、子連れの家族達に目を向ける。

男の子「ねぇパパ、今日は雪降るのかなぁ?」

父親「もうすぐ降るみたいだぞ。」

女の子「ママ、どのお家もキラキラだよ!」

母親「ホントだ、キレイね♪」

楽しそうな会話を挟む家族を見て、

翔(…俺には父親と母親が分からん……もし、俺に父親と母親がいたら、あんな風に話していたのだろうか……)

と、翔は思った。彼の表情は、どこか寂しげであった。

「あ、翔君♪」

翔「…?」

聞き覚えのある声が聞こえたため、振り向くと……愛が軽く手を振り、翔の元に歩いてきた。

愛「どうしたの?」

翔「…少し散歩をしてただけだ。」

愛「……そっか。」

愛には、翔の寂しそうな表情が見えていたが、余計な詮索はしなかった。

愛「あ、そうだ。」

翔「…?」

愛「今日の夜から、クリスマスパーティーを始めるんだ♪」

翔「…随分ゆっくり始めるんだな。」

愛「あははは…去年も夜にやったからね。」

愛は笑顔を見せながら言う。

愛「もう一海君達も来てるよ。」

翔「…そうか。」

愛「あたし達も行こ?」

翔「…あぁ。」

翔は空になった缶をゴミ箱に入れ、ベンチから立ち上がった。

 

ヘルメス(…。)パチンッ

 

「…隊長?」

翔「っ!…?」

後ろから声をかけられたため、思わず振り返る翔。

翔「っ!!」

声をかけてきた人物を見て、言葉を失う翔。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜露「お久しぶりです!」

翔「…比良坂、兼志谷、百科…吾妻、小鳥遊、日向……」

何と、声をかけてきたのは【アリス・ギア・アイギス】

の世界で世話になったアクトレス達だったのだ。彼女達も買い出しをしたのか、飲食物が入った袋を持っている。

翔(…おいおい、こんなことってあんのか…?)

ヘルメス(私が少し悪戯をしたんだ。)

翔(あんたの仕業か。)

ヘルメス(折角のパーティーなんだ。人数も多い方が楽しいだろう?)

翔(…さぁな。)

ヘルメス(では、楽しんでな~。)

ヘルメスはそう言うと、テレパシーを切った。

愛「知り合いかな?」

翔「あぁ、色々世話になった奴らだ。」

翔がそう言うと、愛はすぐに納得した。アクトレス達は愛に軽く自己紹介する。

愛「アクトレスの皆、あたしは『片山 愛』。ドールハウス専属医で、翔君の担当医でもあります♪」

文嘉「そうなんですね。」

楓「お一人で皆さんの健康を管理されてるのですか?」

愛「昔はそうだったんだけど、今はあたしを含めて3人の専属医がいるよ。」

ここで、翔が愛にあることを言う。

翔「なぁ、片山さん。」

愛「ん?」

翔「コイツらも、ドールハウスに招待してぇんだ…良いか?」

翔の言葉に、愛は…

 

愛「勿論!人数も多い方が楽しいもんね♪」

快く受け入れた。

翔「というわけだ。突然なんだが……」

怜「…良いの?」

翔「あぁ。まぁ、無理に来いとは言わねぇよ…お前達が良ければ、な?」

リン「わーい、ありがとう隊長!!」

アクトレス達も、ドールハウスのクリスマスパーティーに参加することになった。

シタラ「ねぇ、隊長?」

翔「…?」

シタラは翔に尋ねる。

シタラ「…ヤマダちゃん達、いるかな?」

翔「…いるぜ?お前達が来ると、アイツらもきっと喜ぶだろう。」

シタラ「っ!!……うん!」

翔の言葉に、シタラは笑顔を見せた。そして、ドールハウスへ向かっていく。

 

 

 

何事も無く、ドールハウスについたメンバー達。

翔「…あ、比良坂達は少しロビーで待っててくれるか?」

翔はそう言うと、スマホである人物に電話をかけた。

深雪『もしも~し。』

翔「青空だ。」

深雪『あら、翔君。どうかされましたか?』

翔「悪いんだが、アヤとユキとヤマダに1階のロビーに来てくれるよう頼んで貰えるか?」

深雪『分かりました、すぐに伝えますね。』

翔「さんきゅ。」

深雪にチームCの3人を呼ぶように頼み、通信を終えるとチームCの3人の到着を待つ。

アヤ「どうしたの、翔?」

翔「ちょっと来てくれ。」

アヤ「え、ホントにどうしたn…っ!?…えっ、う、ウソ…!!」

ユキ「…?……っ!!」

ヤマダ「なんすか、すげぇモンでもあるんす…か……っ!?」

チームCの3人は、アクトレス達を見て、声が出ない程驚いていた。

夜露「アヤさん、お久しぶりです!」

文嘉「お元気そうで何よりです、ユキさん。」

シタラ「や、ヤマダちゃ~ん!」

楓「…。」ペコッ…

怜「…。」コクッ…

リン「隊長のサプライズ、だ~いせ~いこ~~う!!」

アヤ(…あぁ、何で忘れたんだろ?)

ユキ(…思い出しました、アクトレスの皆さんのこと……)

ヤマダ(シタラさんとは、仮面ライダーファン同士でしたね~。何か、モヤモヤが晴れた気がするっす。)

チームCの3人は、アクトレス達との思い出を思い出し、再会を喜んだ。その後、翔とアクトレス達は控え室に案内される。

一海「よぉ、翔!」

翔「あぁ、よく来てくれたな。」

控え室には、一海達の姿があった。

紫「翔、今日は本当にありがとうな。」

翔「礼なら斑目さんに言いな。」

諒芽「って、そちらの方々は?」

翔「少し前に世話になった奴らだ。」

アクトレス達は一海達に軽く自己紹介した。

一海「俺は『木場 一海』、よろしくな。」

紫「『東雲 紫』だ、よろしく。」

友香「『浅井 友香』です、よろしくお願いします♪」

諒芽「翔ちんの大大大親友が一人、『鏡 諒芽』とは、俺のことよ!よろしくな!!」

一海達もアクトレス達に自己紹介した。

夜露「素敵な方々ですね、隊長!」

翔「一人はやべぇ野郎だがな。」

諒芽「おいおい、それって俺のことか!?w」

翔「誰もお前だって言ってねぇだろ?もしかして、自覚あったのか?」

諒芽「っはは、キツいなぁおいwww」

翔の弄りに、諒芽は苦笑いする。

文嘉「えっと……」汗

一海「ちなみに、諒芽がああやって弄られるのは御約束だから…皆もジャンジャン弄ってやってくれ。」

一海がそう言うと、アクトレス達は皆、苦笑いした。少しして、翔達はドールハウスの寮に呼ばれ、そこに向かう。

 

コンコンコンッ……

 

翔「青空だ、客人もいる。」

カナ『は、はい…ど、どうぞ~。』

翔「…?」

部屋からはカナの声が聞こえてきたのだが、どうも様子がおかしい。

翔「おいどうした?」

一海達「「「「…?」」」」

アクトレス「「「「「「…?」」」」」」

愛『あ、翔君?入っても大丈夫だよ~?』

翔「……。」汗

翔(…何か入りづれぇな……)

翔が躊躇っていると、

 

ガチャッ…

 

愛「あれ、どうしたの?」ヒョコッ

部屋から愛が顔を覗かせた。

翔「…おい、本当に入って良いのか?」

愛「大丈夫だよ、何も無いから。」

翔「……。」

翔と一海達、アクトレス達は寮へと入っていく。部屋に入ると……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔「っ!!?」サッ…

翔はすぐに顔をそらした。何故なら……

サクラ「うぅ…は、恥ずかしいです…この、格好……///」

ミサキ「恥ずかしがること無いじゃない。この格好は、動きやすいでしょう?」

シオリ「この衣装、南国のサンタをイメージしてるみたいですね。」

Dollsのメンバー達は、『サンタ 2020』の衣装に身を包んでいたのだが……

翔(…目のやり場に困る……)汗

その衣装は、ビキニタイプの衣装であるため、露出が多かった。

斑目「わ、私までこれを着ることになるとは……」

カナ「ど、どうして水着なんですか……?」

愛「南半球は夏なんだって、だからこの衣装なんだよ。」

深雪「そうなんですね。ですが、流石にこの格好は恥ずかしいです…///」

蜜璃「私はこの衣装、好きだよ?照れてる深雪ちゃんも、可愛いっ!!」

ドールハウス3巨頭も、深雪も蜜璃も『サンタ 2020』の衣装を着ていたため、翔は彼女達を直視できなかった。

モニカ「あれ~?隊長さん、目をそらしてどうしたの?」

翔「状況で察してくれ…」

雪枝「あ、あははは……」汗

元ストライカー達は、私服であった。彼女達の分もあったのだが、今回は遠慮したのだ。

夜露「はじめまして、『比良坂 夜露』です!みなさん、よくお似合いです!!」

レイナ「ふふっ、ありがとう♪」

アクトレス達はチームA及びチームBのメンバー、元ストライカー達、深雪と蜜璃に自己紹介と、衣装の感想を言った。

深雪「ありがとうございます。私は『胡蝶 深雪』、ドールハウス専属医です。」

蜜璃「『七草 蜜璃』だよ、同じくドールハウス専属医です!アクトレスの皆、可愛いっ!!」

ルリ「『ルリ』だよ、よろしくね、あくとれす(?)のお姉ちゃん達!」

ナナミ「『ナナミ』です、こんな格好で申し訳ありません。」

ヒヨ「『ヒヨ』だよ、よろしくねー!」

レイナ「私は『レイナ』、よろしくね♪」

サクラ「はじめまして、『サクラ』です!」

ミサキ「『ミサキ』よ、よく来てくれたわ。」

シオリ「『シオリ』と申します、よろしくお願いします♪」

深雪と蜜璃とルリ、チームA及びチームBのメンバー達も、アクトレス達に自己紹介した。

斑目「しかし、彼女達は本来」

翔「気にしたら負けだぜ、斑目さん。」

斑目「あ、あぁ…分かった。」汗

翔の言葉を聞いた斑目は、それ以上喋るのを止めた。

諒芽「……。」

紫「…諒芽?」

斑目とカナの格好を見た諒芽は、固まった。そして……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

諒芽「…結婚してください、セツナさぁぁああああああん!!カナさん、俺のために一生味噌汁作ってくださぁぁああああああい!!!!」

と、叫び、最後は鼻血を噴出して気絶した。

友香「りょ、諒芽さん!?」

愛「あららら…諒芽君にとって、所長とカナちゃんのこの衣装は刺激が強すぎたかな?」

一海「毎度すみません、俺がその辺に寝かせておきますので。」汗

一海は諒芽を運び、カーペットに寝かせた(その後、すぐに復活しました)。

 

 

 

レイナ「皆、グラスを持って。」

席についたメンバー達は、グラスを片手に持つ。

シオリ「OKですね、では斑目さん。音頭を取ってください。」

斑目「承知した。今年も大変な出来事があったと思う。だが、それらを乗り越えて我々は今、ここに集まることができた。今後も色々あると思われるが、今は『クリスマス』を満喫しようではないか。では、乾杯。」

メンバー「「「乾ぱ~い!!メリークリスマース!!」」」

こうして、一海達と6人のアクトレスを交えた『ドールハウス・クリスマスパーティー』が始まった。

リン「んん~!このチキン美味し~!!」

モニカ「手巻き寿司、生まれて初めて手作りしたな~♪あ、皆写真撮るよ~♪」

アヤ「こっちのローストビーフもたまんないわね♪」

ミサキ「粉モンで、カロリーも補給しないとね。」

ナナミ(これが、あの鴻上 涼生さんのケーキ……美味しすぎます…!!)

ほたる「沢山のご馳走がテーブルに…夢みた~い♪」

夜露「自分も、何だか夢を見てる気分っす(笑)。」

一海「うん、このパスタうめぇな。」

紫「良かった、それは私が作ったんだ。」

友香「ふふっ、紫さん張り切ってましたもんね♪」

紫「ま、まぁな…///」

諒芽「うぉぐぇもぐぉぐぇうぉ(どれもこれも)……ングッ、美味いっ!!」

一海「落ち着いて食えよ、諒芽。」(苦笑)

ルリ「友香お姉ちゃんが作ったハンバーグも美味しいね♪」

友香「ありがとう、ルリちゃん♪」

メンバー達は美味しそうに料理を頬張り、談笑をしながら楽しんでいる。

蜜璃「皆食欲旺盛だね♪」

深雪「フフッ、そうですね。」

斑目「こういうのも、悪くは無いな。」フッ…

カナ「こういう時が、祝福ですね。」

蜜璃、深雪、斑目、カナも楽しそうにするメンバー達を見守りながら、じっくりと料理を味わう。

翔「……。」

翔はシャンメリーを飲み、何やら考え事をしている様子。

愛「翔君♪」

そんな彼に、愛が声をかけた。

愛「どうしたの、何だか元気無いみたいだけど?」

翔「…少し考え事を、な。」

そして、翔は考え事の内容を愛にしか聞こえない程の声でポツポツと話し始めた。

愛「…そっか、寂しいって感じちゃったんだね?」

翔「…少しな。」

 

スッ……

 

翔「…っ!?」

愛は『あすなろ抱き』で、翔を優しく抱きしめる。

愛「大丈夫だよ、皆がいるから、ね?」

翔「…あぁ。」

シタラ「愛さんって、包容力が半端無いな~。」

愛「そうかな?まぁ、あたしは皆が可愛いからさ~♪」

翔「…おい、そろそろ離してくれるか?」汗

愛「えぇ、どうして~?」

翔「…苦しいから。」

愛「もう少しだけこうさせてよ~翔く~ん♪」

翔「…お、おい。」汗

翔はあくまでも冷静を保とうとするが、顔を赤くしていた。

文嘉「何だか、色々な隊長の表情を見るのは…新鮮ですね。」

怜「確かに…ほとんど無表情だったし。」

文嘉と怜にあたっては、初めて見る翔の照れた表情を新鮮に感じていた。

蜜璃(翔君が照れてる!あんまり見ないからな~……か、可愛いっ!!)

蜜璃「照れてる翔君も可愛いっ!!」

深雪「愛さん、翔君が可愛くて仕方がない様ですね。まぁ、私にとっても翔君は可愛いですよ、うふふ♪」

翔「お、俺に可愛いは似合わねぇって…///」

ルリ「照れてるお兄ちゃん、ルリも可愛いって思うよ!」

翔「ルリちゃんまで……」汗

カナ「翔君は可愛いですよ、ね、斑目さん?」

斑目「フッ、そうだな。」

翔「あんたらまで……///」

愛のあすなろ抱き、深雪と蜜璃とルリ、カナと斑目に「可愛い」と言われ、翔は困惑していた。少しして、愛は翔を離した。料理を頂いた後、メンバー達はUNOやトランプ等のカードゲームやTVゲームを楽しんだり、仮眠を取ったり、雑談をしたりと……それぞれの一時を楽しんだ。

ヤマダ「あ、翔さん。新作のゲーム、やるっすか?」

翔「あぁ、やる。」

ヤマダに誘われ、翔は例のゲームをプレイする。『仮面ライダーアマゾン』を選択し、『仮面ライダーBlack RX』を選択したヤマダと戦い……

ヤマダ「ぐあっ、強すぎる……!」

ヤマダを圧倒。

シタラ「隊長、わたしとも戦わない?」

翔「良いぞ。」

次に『キューブリカン』を選択したシタラと戦ったのだが……

シタラ「うへ~、隊長強いな~…」汗

またもや、翔が圧勝。その後、他のメンバー達と対戦したり、タッグモードで他のメンバー達と一緒にCPと対戦したりと、新作ゲームを満喫した翔。

レイナ「翔君♪」

ゲームを終えた翔は、レイナとシオリ、深雪と蜜璃と愛、斑目とカナと雑談を楽しむことにした。

レイナ「今年のクリスマスも、翔君と一緒に過ごせて嬉しいわ♪」

翔「そうか。」

シオリ「今思えば……翔君が私たちに心を開いてくれたのは、クリスマスの日でしたね。」

翔「そうだったな。ま、あの時の俺は…一歩踏み出さねぇといけなかったって、思ってたし。」

カナ「翔君が一歩踏み出してくれたことには、本当に感謝しかありませんね。」

斑目「そもそも、踏み出そうと思ったこと自体に感謝する必要があるな。青空、本当にありがとう。」

翔「少し言い過ぎてねぇか?」汗

困惑する翔。

愛「あたし達に心を開いてくれるのに、随分時間がかかったからね。」

翔「信頼関係を構築していくには、莫大な時間と労力がいる……だが、信頼関係を壊すことは簡単だ。本当に簡単だ……」

そう言うと、目を閉じる翔。

蜜璃「ねぇ、翔君?」

翔「…?」

蜜璃は何か言いたそうな顔をしている。

翔「どうした?」

蜜璃「えっとね、ちょっと変なことを聞くんだけど……」

翔「変なこと?」

蜜璃の言葉に、困惑する翔。

蜜璃「その…翔君は、今でも私と深雪ちゃんのこと、信頼してる、かな?」

戸惑いながら聞く蜜璃。翔は……

翔「…当たり前だろ?」

と、言った。

蜜璃「え、ほ、ホント!?」

翔「きっかけは、あの時……ヤブ医者をぶっ潰しに行ったことだな。七草さんも胡蝶さんも、言いたかったことをヤブ医者に言えて、更には顔面を踏みつけて……どうだ、スカッとしたか?」

深雪「ふふっ、そうですね。翔君のおかげでスッキリしました♪」

斑目「そ、そうだったのか…」汗

翔「おい斑目さん、この2人は責めんなよ?俺が強引に連れ出したんだからな。」

斑目「深雪と蜜璃に笑顔が出たのは、青空のおかげだ。だから、責めない。」

翔「助かる。」

深雪&蜜璃「「あ、あははは……」」(苦笑)

翔の話に、苦笑いをする深雪と蜜璃。

シオリ「翔君の行動力は、色んな人達に影響されてますね♪」

翔「いや、そんな事はねぇ……自分がどうするかって決めるのは、自分次第だ。例え行動をしても、その人が決断できなければ意味がねぇんだ。」

レイナ「それもそうね。けど、深雪さんも蜜璃さんも決断できたからこそ、今に至る。」

翔「そうだ、よく分かってるじゃねぇか。」

レイナの言葉に口角をあげる翔。

愛「あ、やっと笑ってくれたね、翔君。」

翔「…何だ、笑ったらマズかったか?」

愛「ううん、そんな事無いよ?」

愛は翔に優しく言う。

愛「翔君が笑うと、ここにいる皆も嬉しいんだ♪見てごらん?」

翔が周りを見渡すと、ゲームや雑談をしながら笑顔で交流を深めるDolls、元ストライカー達、アクトレス達、ルリに一海達。そして、翔に笑顔を見せるレイナ、シオリ、深雪、蜜璃、斑目、カナの姿がある。

翔「…不思議なモンだ。」

かつての翔は、ストライカー達に笑顔を見せても……

『何笑ってんの、キモいんだけど。』

『貴方が笑うと、とてつもなく不愉快です。』

『そのだらしなくて汚い笑顔、やめてくれます?』

等と、悪口を言われ続けていたため、次第に笑顔が無くなっていた。だが、今の翔は……温かい人達に囲まれ、温もり漂う空間にいるため、自然と笑顔が表れるようになっていた。

ミサキ「翔さん♪」

翔「おぉ、ミサキか。」

ミサキが何やら嬉しそうな顔で翔に話しかけてくる。普段はあまり笑顔を見せない彼女だが、翔の前では笑顔を見せることが多い。

ミサキ「今年のサンタ衣装、素晴らしいです!」

翔「そうか?」

ミサキ「はい、水着なので機動力に特化していますので♪」

ミサキは続ける。

ミサキ「今までのサンタ衣装は防寒に特化していたため、機動力に期待できませんでしたが、今回のサンタ衣装は水着のため機動力は抜群です!」

翔「成る程な。だが、多少寒さも気になるだろ?」

ミサキ「戦闘中は寒さなど気にしている場合ではありませんから。むしろ、早く暖を取るために戦闘効率があがる可能性だってあります。これからのサンタ衣装は、毎年このような水着タイプでお願いしたいくらいです!」

翔「…お、おぉ…そこまで気に入ったのか。」汗

困惑しながらも、ミサキの話に耳を傾ける翔。

翔「だが、流石にその格好じゃあ寒いだろう?」

翔はミサキに言う。

ミサキ「いえ、問題ありません。この程度の寒さに屈するわけには--」

ミサキはそう言うも……

ミサキ「……くしゅんっ。」

案の定、くしゃみをした。

翔「ほれ見ろ……風邪を引けば、仕事にも日常生活にも影響する。」汗

翔はそう言うと、

翔「防寒することも視野に入れとけ、ほら。」

プレミアムバンダイで購入した『或人パーカー(赤)』をミサキに渡した。

ミサキ「……そうですね。翔さんがそうおっしゃるなら…」

ミサキはそう言うと、赤い或人パーカーを着た。

翔「いや、俺が言わなくてもそうしておけって。」汗

ミサキにツッコミを入れた翔は、『或人パーカー(黄)』を着た。

諒芽「なぁなぁ翔ち~ん、もっと飲も~ぜぇ~?」

翔「諒芽、お前何でベロンベロンなんだ?アルコールは買ってねぇぞ?」

一海「翔、ただの演技だから。」(苦笑)

翔「何だ、演技か…」汗

諒芽が演技をしていたのを知り、ため息をつく翔。

紫「そう言えば、私たちが翔とクリスマスを過ごすのは初めてだったな?」

友香「それもそうですね。それに、アイドル達と過ごせるなんて、贅沢です♪」

一海達も、特別なクリスマスを過ごせて、よく笑顔を見せている。

深雪「翔君。」

翔「…?」

深雪「クリスマスプレゼント、翔君は何が欲しいですか?」

深雪は翔に尋ねる。

翔「…クリスマスプレゼント……考えたことねぇな。」

斑目「何でも良いんだぞ。」

翔「……。」

翔は悩みに悩み……答えを出す。それは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔「……皆と過ごせる時間が欲しい。」

『この時間を皆と過ごす』……それが、翔が求めるクリスマスプレゼントだ。

翔「目に見える物が欲しい訳じゃねぇ……俺は、こうして皆とワイワイはしゃぐ時間が欲しいんだ。」

翔はそう言うと目を閉じ、優しく微笑んだ。

夜露「隊長、それは素敵なプレゼントですね!」

文嘉「素敵ですね。」

シタラ「か、カッコいい…!」

楓「時間は、お金では買えませんからね。」

怜「…悪くないんじゃない?」

リン「あたしも、皆と過ごしたい!」

アクトレス達は、笑顔を見せる。

ほたる「何だか、ロマンチック~♪」

モニカ「楽しい時間、あたしも欲しいな~、あはは♪」

雪枝「私も、隊長さんと同じです♪」

マリ「あんたらしいね。」

幸子「皆で過ごすのも、悪くないですよね。」

あから「クリスマスを皆で楽しむことは、とても良いことだ♪」

ルリ「うん!とっても特別なプレゼントだね、お兄ちゃん!」

元ストライカー達とルリも、笑顔を見せる。

サクラ「皆と過ごすこと……素敵なプレゼントですね、翔さん♪」

ミサキ「素晴らしいプレゼントですね♪」

シオリ「まぁ、素敵ですね♪」

レイナ「美しいプレゼントね、翔君♪」

ヒヨ「みんなと過ごす時間も良いよねー♪」

ナナミ「ふふっ、翔さんらしい素敵な言葉です♪」

アヤ「何だか、全身が温まる感じ~♪」

ユキ「皆と過ごす、私もそうします…♪」

ヤマダ「中々良いこと言ってくれますな~、翔さん♪」

Dollsも笑顔を浮かべる。

一海「ナイスアイデア、そしてナイスプレゼントだな!」

紫「感動的だな。」

友香「はいっ!何だか、ウルッとしちゃいました♪」

諒芽「くぅ~、泣かせてくれるぜぇ!良い意味で!!」

一海達もそう言って、笑顔を見せる。

蜜璃「皆で楽しい一時を過ごすって、素敵っ!!」

深雪「はい、とても素敵です♪」

カナ「今年のクリスマスも、特別な日になりますね♪」

愛「そうだね、翔君も嬉しそうにしてるし♪」

斑目「青空……良い子だ…!」

蜜璃と深雪、カナ、愛、斑目も思わず笑顔を浮かべる。

翔「…子ども扱いすんなよ。」

斑目の言葉に、翔はそっぽを向いた。

レイナ「…翔君♪」

そんな彼に、レイナは声をかける。

翔「……?」

レイナの方に振り向く翔。

レイナ「今年も『美しく楽しいクリスマス』を、一緒に過ごしましょう♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔「…あぁ。」

翔は微笑んで見せると、両手を組み、『トモダチの証』を皆に見せた。メンバー達も、両手を組み、『トモダチの証』を翔に見せた。今年のクリスマスも、翔は温かみに包まれて過ごした。更に、モニカと諒芽の提案で記念写真も撮影し、思い出を残したのであった。

 

 

 

ED~AI『ハピネス(スマイル・バージョン)』~♪




いかがでしたか?今回はここまでとします。



やさぐれショウ「この回を書き上げるのに、3~4日程かかったよ?」
翔「…いや、知らんわ。」汗
やさぐれショウ「まぁ、こういう日は特別なストーリーにしたかったし、『アクトレス』達を呼んじゃいました。」
翔「随分とまぁ、盛大な…」
ヘルメス「ジャドウ達がめちゃくちゃ羨ましがっていたぞ。」
翔「どんな報告だよ?」汗
ヘルメス「見てみるか?」
翔「…まぁ、そうだな。」

ジャドウ達「くぅぅううう、羨まけしからん!!」「おい!!レイナの隣はオレだぞ!!!!」「てか、そこ代われぇぇええええええ!!」「青空とボクを入れ替えろぉぉおおおおお!!」「女の子女の子女の子女の子ハーレムハーレムハーレムハーレムハーレムゥゥウウウウウウウウウ!!」

翔「……相変わらず、醜い連中だ。」
アフロディーテ「こちらのジャドウの様子は、こんな感じです。」

女ジャドウ達「ああぁぁぁああああああ!!翔くぅぅぅううううううううん!!」「アイツだけズルいわよ!!」「アタシもイケメン達と過ごしたぁぁああああああい!!」

翔「……コイツらもコイツらで、醜いモンだな。って、Nはどうした?」
ヘルメス「Nも地獄の刑務所にいるんだが、今では模範生となっているよ。」
翔「……そうか。」
翔(できれば、Nともう1度話がしたい…それは、叶わねぇのか……)

やさぐれショウ(Nと翔が話をする回、検討してみるか。)



やさぐれショウ「次回も、お楽しみに。では皆さん、良いクリスマスをお過ごし下さい。」
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