〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウです。仮面ライダーゼロワンの映画は、観れてないですが……主題歌がめちゃくちゃ神曲過ぎた。



やさぐれショウ「……。」
翔「…おい、悩み事か?」
やさぐれショウ「…まぁね。」
翔「何に悩んでんだ?」
やさぐれショウ「いや、あのね……『仮面ライダーアバドン』について、悩むことが多々あってね。」
翔「…例えば何だ?」
やさぐれショウ「まず、変身ベルトをどうやって入手したのかってのを書かなくちゃいけない……更に、アバドンの変身シーンをどうやって説明するか、とかね?」
翔「登場するタイミングは決まってんのか?」
やさぐれショウ「一応はね?」

やさぐれショウ「今回は、タイトルから分かるように…あのキャラが再び登場します。では、本編どうぞ」


第百五十八話 ティエラ、再び……

その頃、翔は……

 

グォォオオオオオオオオンッ!!

 

ジャングレイダーに乗り、街を走っていた。

翔「……。」

ヘルメット越しに、目ではぐれピグマリオンを探すが……どこにも見当たらない。

翔(歩いて探した方が良さそうだな……)

そう思った翔は、無料駐車場を探し始めた。数分後、良い場所が見つかったため、ジャングレイダーをそこに停めた。

翔「……。」

街を歩きながら、はぐれピグマリオンを探す翔。

翔(…いねぇな、どこにいるんだ?)

その後も、翔ははぐれピグマリオンを探したが…見つかることはなかった。

翔「……?」

ふと、前方に見えた何かに気が付いた翔は…思わず、足を止める。

翔(…何だ、アイツ……?)

翔の視線の先には……1人の女性と思わしき姿があった。銀髪が特徴だ。しかし、その女性の歩き方は危なっかしい。通りかかる人々は、心配そうに女性を見ている。

 

ザッ…ザッ……ザッ、ザッ……

 

女性は翔の近くで足を止め、辺りを見回し始めた。

翔「っ!?」

翔(こ、コイツ…!!)

翔はその女性に、見覚えがあった。ハワイアンズにて偶然出会い、騒ぎを起こした張本人……また、時空管理官でありながら、ストライカー達が翔に数々の仕打ちをしていたにも関わらず、全く取り合わないどころか…自分だけ真っ先に逃げた人物。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ティエラ「…隊長、さん?」

ティエラだった。今では、“元”時空管理官である。

翔(ティエラ…!!)

翔は警戒心を強める。しかし、どうも彼女の様子がおかしい……正面に翔がいるにも関わらず、ティエラは辺りをずっと見回している。

翔「…?」

翔がティエラの目を見てみると……彼女の目の水晶体は、白く濁っている。

翔(コイツ、まさか……盲目なのか?)

どうやら、彼女……目が見えないようだ。

翔(あの時、俺がコイツの目を潰したからか……)

そう思っていると……

ティエラ「…微かですが、隊長さんの匂いがしますね。隊長さん、いるんですか?」

翔「……。」

翔は静かに、その場から離れようとする。だが……

 

ズドンッ!

 

翔「っ!?」

何者かに銃撃され、それを避けた時……

ティエラ「そこですね!」

ティエラが飛びかかって来た。

翔「っ!!」ドカッ!

反射的に、翔はティエラを蹴った。

 

ガシッ!

 

ティエラ「捕まえましたよ!!」

翔「しまっ」

 

ダァンッ!

 

翔「くそっ!!」

翔はティエラを盾にし、銃弾を避けた。

ティエラ「があああぁぁっ!!」

銃弾が命中したティエラは、痛みで手を離した。

翔(狙撃主はどこにいる!?)

翔が狙撃主を探していると……

 

???「へぇ、よく避けたね?」

10時の方角から、マゼンダ色のショートヘアーが特徴の少女が歩いてきた。彼女の手には、『ライドブッカー』が握られている。

翔(左腕に黒い腕輪がある……ジャドウか。)

翔「いきなり銃弾を飛ばして来るとは、随分乱暴な挨拶だなぁ?」

???「私は貴方を危険と見なした。だから、殺す。」

少女はそう言うと、マゼンダ色のアイテムを取り出す。『DECADE』と言う文字が特徴だ。

翔(…ネオディケイドライバーか!?)

翔「…てめぇ、何者だ?」

V「V……通りすがりの仮面ライダーよ、覚えておきなさい。」

『転生者 V』は『ネオディケイドライバー』を装着し、両サイドにあるサイドハンドルを引き、カード挿入部を露出させる。その後、腰に下げているライドブッカーから1枚のライダーカードを取り出すと……

 

V「変身。」

 

カードをドライバーに挿入した。

《カメンライド》

その後、サイドハンドルを戻す。

《ディケイド》

Vの回りに残像のような人型が幾つも現れ、彼女の身体に重なった。その後、彼女の頭上から赤いプレートのような何かが、バーコードのように顔に並ぶ。

翔「…仮面ライダー、ディケイド……!」

翔はアマゾンズドライバーの左グリップをひねり、

《デルタ》

翔「…アマゾン。」

黄色い炎に包まれ、仮面ライダーアマゾンデルタに変身した。

ディケイド「…その仮面ライダーは、見たことない……」

アマゾンδ「…来い。」

アマゾンデルタは野性的な構えを取った。ディケイドはライドブッカーをソードモードにし、襲いかかってくる。

 

ガキンッ!ガキンッ!

 

アマゾンデルタは両腕のアームカッターで、刃を受け止めると…

アマゾンδ「おらよっ!」ドゴォッ!

ディケイド「っ!?」

ディケイドを蹴り技で攻撃した。

アマゾンδ「ムンッ!やぁっ!」バキッ!ドカッ!

ディケイド「…っ!!」

ディケイドは距離を取ると、ライドブッカーからライダーカードを取り出す。

《カメンライド……フォーゼ》

フォーゼのライダーカードを挿入したディケイドは、仮面ライダーフォーゼの姿になった。その後、

《アタックライド……ロケット》

ライダーカードを挿入し、右腕にロケットモジュールを装備した。

ディケイド(フォーゼ)「ふっ…!」

ディケイドはロケットモジュールで飛ぶと、アマゾンデルタに向かって突っ込んできた。

アマゾンδ「ちっ!」

アマゾンδは左に避けた。

 

ドカッ!

 

ティエラ「…!?」

 

ガシッ!

 

ディケイド(フォーゼ)「しまった…!」

ディケイドのロケットモジュールにしがみついたティエラは、左腕のネオアマゾンズレジスターの嘴部分を押す。

ティエラ「…アマゾン!」

 

ドゴォォオオオオオオオンッ!

 

ディケイド(フォーゼ)「っ!?」

黒と黄色の2色が混ざった炎に包まれたディケイドは、視界を奪われた影響でバランスを崩し、地上に落下した。

ディケイド「くっ…」

立ち上がろうとするディケイドだが……

 

ガシッ!

 

ディケイド「っ!?」

カラス「あ”あ”ぁぁっ!!」ドゴッ!ドゴッ!

カラスアマゾンに捕らえられ、一方的に攻撃されていた。このカラスアマゾンは、ティエラが盲目であるためか、両目の色は白濁している。

アマゾンδ(今のティエラに、近接戦は危険だ…ならば……!)

アマゾンデルタはベルトの右グリップから『アマゾンウィップ』を取り出す。

アマゾンδ「くらいな。」

アマゾンデルタはアマゾンウィップを振るい、ディケイドは攻撃せず、カラスアマゾンを集中的に攻撃する。

カラス「ぐっ!?隊長さぁんっ!!」ドガッ!バキッ!

ディケイド「ぐっ!?うぅっ!!」

カラスアマゾンを攻撃することで攻撃性を引き出し、ディケイドを戦闘不能にしようとアマゾンデルタは考えたのだ。現時点で、カラスアマゾンはディケイドを離そうとせず、ずっと捕らえている。

カラス「ヴアアァァッ!アァッ!!」ズガッ!ドゴッ!

ディケイド「くっ!?……何なの、コイツ…!!」

カラス「隊長さん!もう一度、ストライカー(あのコ)達の隊長になってください!!」

ディケイド「な、何言ってんの!?私、隊長じゃなぐえっ!?」

ディケイドは隊長であることを否定しようとするも、カラスアマゾンは聞く耳を持たない。やがて、ディケイドがピクリとも動かなくなったところで……

《バイオレント・クラッシュ》

アマゾンデルタはアマゾンウィップでカラスアマゾンの首を捕らえ、何回も地面に叩きつける。

カラス「げぼぉっ!?がふぁっ!!」

最後は思い切りぶん投げ、壁にめり込ませた。

 

ドガァッ!…パラパラ…

 

カラス「がはっ……あ、あぁ……」ドサッ……

カラスアマゾンはうつ伏せに倒れると、ティエラの姿に戻り、戦闘不能になった。ディケイドもVの姿に戻り、戦闘不能になっていた。

アマゾンδ「…こんなモンか。」

アマゾンデルタは人気の無い路地裏に行き、変身を解いた。

翔「……そろそろ、待ち合わせの時間だな。」

腕時計で時間を確認した翔は、ジャングレイダーを停めた無料駐車場に戻る。そして、ジャングレイダーに乗り、JMR池袋駅に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

V「ぐっ……!」

???「あら、どうしたの、V?」

未だに立ち上がれないVの近くに、水色のセミロングの髪が特徴の少女が現れた。彼女の左腕にも、黒く光る腕輪がある。

V「…どうでもいいでしょ、W。」

Vはそう言うと、ヨロリと立ち上がった。

W「転生者が現れたんでしょ?」

V「……。」

Wこと…『転生者 W』の言葉に、Vは黙り込む。

W「…やっぱりね~。」

V「貴女に何が分かるの?」

W「分かるも何も…貴女は図星を突かれた時、そうやって黙り込むじゃない。」

V「うるさい、貴女も殺すよ?」

Wに敵意を剥き出すV。

W「まぁまぁ、まずは現れた転生者を殺そうよ。」

Wはシアンカラーの銃をクルクル回しながら言う。

W「ねぇ、Vさぁ…本当にこの世界を壊すの?」

V「私の思い通りにならない世界なんて、いらない……だから、壊す。」

表情を変えずに言うV。

V「……邪魔だけはしないでよね?」

無表情なVに対して……

W「バテたらいつでもアタシを頼ってよ。」

Wは笑顔でそう返した。




いかがでしたか?今回はここまでです。
この回に登場したジャドウについて、簡単に紹介します。


転生者 V……無表情を貫く謎多きキャラ…を自称している悪質な転生者。自分の思い通りにならない世界を次々と崩壊させ、今度は【プロジェクト東京ドールズ】の世界を壊そうと企む。


転生者 W……社交的な性格を装っては、多くの人達を騙してきた悪質転生者。Vに付きまとう。その理由は……



翔「おい、ちょっと待て。」
やさぐれショウ「…ん?」
翔「Wの説明が途中までじゃねぇか。」
やさぐれショウ「敢えて途中までにしたんだ。読む人の想像で解釈してもらおうと思ってね。」
翔「読む人任せかよ…」汗

やさぐれショウ「次回も、お楽しみに~」
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