〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
タグに【仮面ライダーアマゾンズ】ってあるくせに、アマゾンズ要素あんまりない気がするな…今更だけど……ま、良いや。
本編どうぞ~
翔が倒れた後でも、アンノウンの怪音波は止むことは無い。更に、おびただしい数の蝶が横切り、再びピグマリオンの群れが姿を現す。
PPP--
カナ『だ、第三陣、展開!このままでは----!』
一海「まだ来るのか!?」
斑目『--退却だ。退路を確保しろ。』
斑目は退却を促すも……
アヤ「お断りよ!まだ一般市民がいるんでしょ!?」
レイナ「その…通りよ。私たちは…まだ戦える…!」
シオリ「せめて、みなさんの避難が完了するまでは…退けません。」
メンバー達は断固拒否する。しかし……
PPP--
斑目『甘ったれたことを言うな!自分たちが何者かを忘れたのか!』
斑目はそれを許さない。更に……
カナ『第四陣、第五陣、同時展開!退路にも大量のピグマリオンが現界!』
ピグマリオンの群れが退路を塞いでしまう。
ヤマダ「ここで退くとかありえないっしょ!フヒヒ……やってやるっすよぉ!」
ナナミ「冗談じゃないですよ…!このままじゃ、私たち……!」
そうこうしている内に……
カナ『第六陣、第七陣、第八陣、展開!か、完全に囲まれています!』
ピグマリオンの群れに囲まれた。
ミサキ「化物ども--かかってきなさい。この命を引き換えにしてもお前達を--消し去ってやる!」
武器を片手に、闘争心を燃やすミサキ。
カナ『凶暴型ピグマリオンが一斉にこちらへ向かってきます!』
一海「畜生…!」
紫「こうなったら、私たちも…!!」
諒芽「あぁ、そうするしかねぇ!!」
友香「…?みなさん、ちょっと待ってください!!」
何かに気付いた友香は、紫と諒芽を止める。その直後……どこからか青白い光線が飛んできて、ピグマリオンの群れを瞬時に消し去った。
ミサキ「……!?」
サクラ「何……今の光……」
カナ『き、凶暴型ピグマリオン、第一陣から第五陣が蒸発--!』
斑目『何だと…!一体、誰が----』
突然の出来事に、混乱し始めるメンバー達。
ユキ「っ!?…あれを…見てください……!」
メンバー達はユキの視線の先に目を向ける。
アヤ「なによ、あれ……?」
そこには……
ヒヨ「ロボット……?すごいよ、レーザーがピカーッて…!」
ミサキ「こんな機械が……ピグマリオンを一瞬で倒したというの…」
四足の巨大なロボットの姿が3機程あった。鍵穴の形をした青白い光のコアに、ガトリングガンを装備している。頭上には、光線を発射する装置がある。そこから、青白い光線を発射し、ピグマリオン達を焼き付くした。
ナナミ「なんですか、アレ……ドールハウスの秘密兵器ですか?」
レイナ「斑目所長の反応を見るに、どうやら違うようね。」
どうやら、あのロボット……ドールハウスの兵器ではないようだ。
レイナ「信じられないわ、あのロボットたち…一瞬で凶暴型を屠ってゆく……」
ユキ「機械だけど…機械じゃない……ココロのような何かが……?」
ユキから見てみれば、あのロボットはただの機械では無さそうだ。
ヤマダ「今日は千客万来っすな。フヒヒ、戦いはこうでなくっちゃ!」
その時……
翔「……ッ!」
一海「っ!?…翔!?」
翔が目を開いた。
紫「翔、大丈夫か!?」
翔「……?」
目を覚ました翔も、四足のロボットを目にする。
翔「…何だあれ…?」
友香「私たちにも、分かりません。ですが、敵では無いみたい……」
ミサキ「翔さん、これは好機です。私たちもたたみかけ、反転攻勢に出ましょう!」
翔が目覚めて早々、戦おうとするミサキ。
翔「ちょっと待てよ…一体何が起きてるのか、さっぱりだぜ?それに、お前達にも疲れが見えるぞ。」
翔は乗り気では無かった。
ミサキ「翔さん!機を失するつもりですか!?」
そんな翔に、ミサキが怒鳴った。
シオリ「ミサキさん……」
翔「……。」チッ…
翔は舌打ちし、
翔「Dolls…再出撃だ。」
渋々指令を出した。そして、ゆっくり立ち上がり……アマゾンズドライバーの左グリップを捻る。
翔「……?」カチッ…カチッ……
しかし、いくら捻っても音声が響かない。
諒芽「おい、どうした!?」
翔「…何故だ……何故変身できない?」
何故か変身ができないことに、次第に焦り出す翔。そんな彼の元に……
クリム「翔!」
クリム・スタインベルトがやって来る。
諒芽「ベルトさん、良いところに!!」
クリム・スタインベルトは翔の腹部に巻き付く。
翔「…礼は言わねぇぞ。」
クリム「それより、私たちも行こう!!スタート!ユア、エンジン!」
翔はシフトブレスを左腕に着けると、クリム・スタインベルトこと『ドライブドライバー』のキーを回す。その後、シフトカーをレバーの形にし、シフトブレスに装着。そして、レバーを降ろす。
翔「…変身。」
《ドライブ!タイプ・スピード!》
翔が『仮面ライダードライブ』に変身し、
一海「俺達も行こう!」
紫「あぁ!」
《ライダー!チェイサー!》
《レモンエナジーアームズ…ファイトパワー!ファイトパワー!ファイファイファイファイファファファファファイト!》
《ピーチエナジーアームズ》
《ライダー!マッハ!》
一海は『仮面ライダーチェイサー』に、紫は『アーマードライダーバロン』、友香は『アーマードライダーマリカ』、諒芽は『仮面ライダーマッハ』へと姿を変えた。
マッハ「追跡!撲めt」
バロン「名乗ってる場合か!!」
マリカ「私が翔さんを援護します!一海さんは紫さんと諒芽さんと一緒に戦ってください!」
チェイサー「了解!翔を頼んだぞ、友香!」
マリカはドライブの元に向かう。
ドライブ side……
ドライブ「……っあぁ~、フンッ。」コツ…コツ……
ゆっくりとピグマリオンの群れに向かって歩くドライブ。
マリカ「翔さん、援護します!」
ドライブ「不要だ。」
ドライブはキーを回し、シフトレバーを3回降ろす。
《スピスピスピード》
高速でピグマリオンの群れへと走り、攻撃を仕掛けていく。
アヤ「やっ!はっ!」スパッ!ガキンッ!
ピグマリオン「!!」
アヤ「っ!?しまっ…」
ドゴォッ!
アヤ「っ!!」
ドライブ「しっかりしろ。」
アヤ「その声、翔…!!」
アヤを助けたドライブは、
ドライブ「…ちっとコイツを使うか。」
オレンジ色のシフトカー『マックスフレア』を取り出す。そして、キーを回すとマックスフレアをレバーの形にし、『シフトスピード』と入れ換える。
《タイヤ交換!マックス・フレア!》
『タイプスピードフレア』に切り替わったドライブは、シフトレバーを3回降ろし、
《フレフレフレア》
ドライブ「そらよっ!」ドゴォッ!
竜巻のように回転する炎のエネルギーを蹴り飛ばす。蹴り飛ばされたエネルギーは、凶暴型ピグマリオン達を包み、消滅させる。
アヤ「あたしも負けてられないわね。」
アヤも気合いを込め、ピグマリオン達に立ち向かう。
マリカ「はっ!…翔さん、大丈夫ですか?」
ドライブ「平気だ、お前は他の奴の援護でもしてろ。」
ドライブはそう言うと、キーを回し、緑色のシフトカー『ファンキースパイク』を取り出す。それをレバーの形にし、マックスフレアと入れ換える。
《タイヤ交換!ファンキー・スパイク!》
『タイプスピードスパイク』に切り替わると、
ドライブ「くらいな?」ビュビュビュビュビューー!!
トゲ状のエネルギー『エネルギースパイク』を飛ばし、ピグマリオン達を次々と討ち取る。ピグマリオン達が彼を囲めば、
《スパスパスパイク》
ドライブ「無駄だ。」ビュビュビュビュビュビュビュビュビューー!!
全方向にエネルギースパイクを発射し、返り討ちにした。
ドライブ「次はお前だ。」
ドライブは再びキーを回し、紫色のシフトカー『ミッドナイトシャドー』を取り出し、レバーの形にする。そして、ファンキースパイクと入れ換える。
《タイヤ交換!ミッドナイト・シャドー!》
『タイプスピードシャドー』に切り替わったドライブは、シフトレバーを3回降ろし、
《シャッシャッシャドー》
ドライブ「ア”ア”ァァァァッ!!」ブォンッ!ブォンッ!ブォンッ!
無数のエネルギー手裏剣を飛ばし、次々とピグマリオンを消し去る。Dollsやチェイサーらに疲れが見えた所で、『タイプスピード』に戻り、
《ヒッサーツ!》
イグナイターを押し、先程使った3つのシフトカーを取り出す。
ドライブ「お前ら、準備は良いか?」
ドライブがそう言うと、3つのシフトカーは彼に応えるようにクラクションを鳴らした。
クリム「翔、何をするつもりだ?」
ドライブ「まぁ見てな?」
ドライブは3つのシフトカーを離すと、シフトレバーを降ろした。
《フルスロットール!スピード!》
ドライブ「ムンッ!」ドカカッ!
そして、回し蹴りで3つのシフトカーを蹴飛ばした。蹴られたシフトカー達は、猛スピードで残りのピグマリオン達に突っ込んでいき、その身体を貫いた。貫かれたピグマリオン達は消滅し、シフトカー達はドライブの元に戻ってきた。
クリム「少し乱暴だな。」汗
ドライブ「それが俺だ。」
ドライブ side OFF……
戦いを終えたメンバー達を見たドライブは、変身を解いて翔の姿に戻る。
アヤ「はぁっ、はぁっ……ど、どうよ……!?」
レイナ「ピグマリオンは片付いたわ!あとはあのアンノウンを……!」
だが、アンノウンは怪音波を響かせ、再びピグマリオン達を解き放つ。
PPP--
カナ『アンノウンから反応あり!ピグマリオン、現界します!』
ナナミ「っ……!?また出てきますよ…!!」
ミサキ「させない……ッ!」
翔「ちっ、またかよ…!!」
翔は再び変身しようとするが……
翔「…っ!?」ビリリッ!
突然、身体中に痛みが走った。
クリム「やめるんだ、翔!これ以上変身すれば、君の身体がもたない!!」
クリムは翔に警告する。アマゾンズドライバーで突如凶暴化し、更に『ドライブドライバー』でタイプチェンジを繰り返したため、翔の身体に大きな負担がかかっていた。そんな時……
ズギュゥゥウウウウンッ!!
四足ロボットが光線を発射し、現れたピグマリオン達を消し去る。
ヤマダ「支援
四足ロボットにお礼を言うヤマダ。
ヤマダ「ほれほれNo.1!本命狩りに行くっすよ!」
ミサキ「え、ええ……!分かってる!」
ユキ「もう、好きにさせない…」
ヤマダ「次のピグマリオンを吐き出す前にィ!」
ミサキ「貴様を、引き裂く……!」
ミサキ、ユキ、ヤマダは武器を構える。その時……
サクラ「……!?」
突如、羽音のような音が響き渡る。
ヒヨ「な、何か来るよ!?」
レイナ「危ない、下がって!!」
メンバー達はアンノウンから距離を取る。
メキッ……ゴゴゴゴゴォォオオオオオオッ!!
バサァッ!!
サクラ「翼が……生えた……」
何と、アンノウンに巨大な翼が生えたのだ。
アヤ「ちょっと!?アイツ、飛ぶつもりよ…!」
ミサキ「逃がさないッ……!」
逃がしはしないと言わんばかりに、ミサキは走り出す。
アヤ「ちょ…!ミサキ、待ちなさい…!!」
翔「ちっ…!!」ズドォンッ!ズドォンッ!
翔はアンノウン目掛け、アクセレイガンから光弾を乱射したが…全く効いていない。そして……
バサァッ……バサァッ……バサァッ……バサァッ……
アンノウンは上空へとび、怪音波を発生させた。
ミサキ「くっ……!!」
ヤマダ「スカイタワーで高見の見物とは…正直、お手上げっすなぁ。」
レイナ「…あの位置では、私たちの攻撃は届かないわね。」
ミサキの反応やヤマダとレイナの言葉から察するに……アンノウンに逃げられてしまった。しかし……
シオリ「ええ。でも、その代わり、ピグマリオンを地上に排出することもできない。」
ヒヨ「ひとまずは安心…ってことだよね…?」
ユキ「…はい。歌声も…今は聞こえません……」
ピグマリオンが地上に放たれることは無くなり、それと同時にアンノウンの怪音波は聞こえなくなった。ヒヨが言ったように、一先ずは安心である。
サクラ「はぁ……なんとかなりました。もうダメかと思いました。」
ナナミ「あのロボットのおかげですね。ロボットと言うと、あまりにチーブですが…」
アヤ「そうよ!あのロボット!あれって、一体、何なの!?一体、どこの誰が----」
「…気に入ってくれたかな。ドールハウスの諸君と5人のライダー達。」
聞き覚えのある声が背後から聞こえてきた。振り向くと……そこには、防衛大臣の『小鳥遊 修一』の姿があった。彼の後ろには、ガスマスクのような被り物を身に付け、ライフルを持った兵隊と思わしき者達が立っている。
小鳥遊「集団で失礼するよ。」
ミサキ「小鳥遊、防衛大臣…」
唖然とするミサキ。
小鳥遊「見事な戦いぶりだったよ。『Dolls』のお嬢さん方。」
小鳥遊大臣は続ける。
小鳥遊「特にミサキ君。君の戦い方はまるで鬼神そのものだ。君たちドールのその特異性。やはり、認めざるを得ないねえ。」
次に、翔と一海達を見る小鳥遊大臣。
小鳥遊「そして、仮面ライダーの少年少女達。君たちの戦いも見事だったよ。」
諒芽「何だ、あんた…?」
友香「この方は、小鳥遊防衛大臣ですよ、諒芽さん。」
諒芽「へえー、そうなのかー!」
紫「諒芽…」汗
小鳥遊大臣が最も評価を出していたのは……
小鳥遊「青空 翔君。多彩な武器を使った攻撃方法には驚かされたよ。それに、その前の戦いでは…まるで、本能にまみれた獣のような戦いを見せてくれたねえ。」
翔だった。アマゾンデルタに変身した際、獣のような乱暴な戦いを見せ…ドライブに変身した際、多彩な武器を使った攻撃を展開した。
翔「……別に、あんたに見せた訳じゃねぇよ。それより……」
ミサキ「このロボットたちは……自衛隊のものなのですか?」
ミサキは小鳥遊大臣に問う。
小鳥遊「二十七式多脚戦車・感情炉搭載型。我々は『オートギア』と呼んでいる。」
通称『オートギア』……あの四足ロボットのことだ。
ユキ「オートギア……」
斑目『やはり……完成していたのだな。』
まるで知っていたかのように呟く斑目。
小鳥遊「君たちのミッションはこちらで引き継ぐ。アンノウンの観測と、残された市民の避難は任せてくれ。」
サクラ「あ、あの……!助けてくれて、ありがとうございます。」
小鳥遊大臣にお礼を言うサクラ。
小鳥遊「礼には及ばないよ。害獣討伐は本来、我々の役割なのだから。」
ミサキ「……小鳥遊防衛大臣。あなたたちは……一体、何者なんですか?」
小鳥遊「我々は、自衛隊に新設された組織。『害獣駆除特任部隊』。まだるっこしいのでね。庁内では、『害特』と呼ばれている。」
ミサキ「害特----」
小鳥遊「以後、お見知りおきを。」
小鳥遊大臣を中心にしていると思われる『害獣駆除特任部隊』は、恐らく……害獣駆除特別法に基づいて作られた組織であろう。
自衛官「大臣、そろそろ--」
小鳥遊「おっと、そうか。では、失礼するよ。」
一人の自衛官に声を掛けられ、去ろうとする小鳥遊大臣。
小鳥遊「さあ、武器を収めなさい。君たちはドールハウスへ戻るんだ。」
そして、Dolls達にドールハウスへ戻るよう促す。
小鳥遊「…ここから先は、大人の時間だ。」
そう言われ、メンバー達はドールハウスに戻らざるを得なくなった。
あまり良い雰囲気でない中、ドールハウスへ向かって歩き出すメンバー達。
翔「……。」
翔(…小鳥遊大臣……奴は言っていたな…『おめでとう。君の願いは叶うだろう。』と……まさか……)
身体中に走る痛みを堪えつつ、嫌な予感を感じる翔であった。
いかがでしたか?今回はここまでです。
久しぶりに翔を『仮面ライダードライブ』に変身させ、タイヤ交換と言う名のタイプチェンジは、初めてやらせました。
さてと……この『Case 1(第三章)』で、少しずつアマゾンズ要素を入れていこうかな…?
次回も、お楽しみに。