〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウです。



Vが仲間になり、共に行動することになった翔。
Quartzerとは、一体何なのか……

では、本編へどうぞ


第百七十七話 Over Quartzer

Vが仲間になったことで、共に行動するようになった翔。

翔「……。」

翔(にしても……Quartzerって、一体何なんだ…?)

翔が考え事をしていると……

V「…どうしたの、お兄さん?」

Vが話しかけてきた。

翔「…何でもねぇ、気にするな。」

翔はそう言うと、再び歩き出す。目的地を決めることはなく、ただ、ひたすら先の見えない道を歩き続ける。

「あの、少し良いですか?」

その時、翔とVに誰かが話しかけてくる。振り向くと、そこには若い男女の姿があった。

翔「…何者だ?」

登史郎「なっ、き、貴様…珠美様に対して」

珠美「よしなさい、登史郎。」

登史郎「はいっ!」

珠美に注意され、大人しくなる登史郎。

珠美「初めまして、私は『珠美』と申します。貴方が『青空 翔』さんですか?」

翔「…だったら何だってんだ?」

登史郎「なっ、貴様」

珠美「登史郎。」

登史郎「すいません!」

珠美に敵意を向ける翔に抗議しようとする登史郎だが、珠美に注意されるとすぐに大人しくなる。

珠美「私たちは、貴方にお伝えしなければならないことがあります。」

翔「…何だよ?」

珠美は翔に語り出す。

 

珠美「X、Y、Zの3人には、平成ライダーの力は通用しません。」

 

翔「…何?」

翔(イクサやメイジの攻撃が効かなかったのは……そういうことだったのか?)

珠美の話を聞いた翔は、ザモナスと戦ったイクサのことやゾンジスと戦ったメイジのことを思いだし……次第に納得していく。

登史郎「珠美様の言うことは“絶対”だ。青空 翔…それでもお前は、奴らと戦うのか?」

登史郎は翔に尋ねる。

 

翔「当たり前だ。」

 

躊躇いもなく戦う意思を伝えた翔に、珠美は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

珠美「近いうち、貴方の前に『アバドン』が舞い降りることでしょう。」

 

と、告げた。

翔「…はっ?」

珠美の言葉に困惑する翔。

珠美「ご健闘を祈ります、英雄『青空 翔』さん。」

珠美はそう言うと、登史郎と共にどこかへ去って行った。

V「何だったの、あの人達…?」

最後まで空気だったVも、少し困惑している様子。

翔「…知らね。」

そう言って再び歩き出す翔。そんな彼の後を、Vは着いていった。

 

 

 

しばらく歩いていると……

V「あ、お兄さん…あれ……!!」

Vが何かを発見し、指を差す。その方向を見ると……

翔「っ!?…何だ、アイツら…?」

そこには……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玉座に座り、謎の少女達からお触りを受けている男の姿があった。

翔&V「「……。」」

隠れて様子を伺っている翔とVだが……

 

翔(っ!?)

 

ダァンッ!

 

水色の髪の少女がスナイパーライフルで、こちらに銃弾を放ってきた。間一髪で避けた翔とV……

翔(…気付かれたか。)

男「…そこに隠れてるのは誰だ?」

玉座に座っている男は、水色の髪の少女が撃った方向を見る。

???「隠れたって無駄だよ?僕の目からは逃げられないから…」

紫の長髪の少女は言う。

V「…お兄さん……」

翔「おい、ベルトを着けとけ。」

V「…うん。」

翔はアマゾンズドライバー、Vはネオディケイドライバーを装着し、姿を見せる。

???「貴様…一体何者だ?」

長い金髪の少女は、敵意を向けた目で翔とVに問い詰める。

翔「そっちから名乗ったらどうだ?」

翔がそう言うと、金髪の少女は怒りの表情を向ける。

 

Z「オレは『Z』、転生世界の管理者“Quartzer”を束ねる者だ。」

 

Zこと『転生者 Z』は名前を名乗った。

翔「…転生世界の、管理者だと?」

Z「そうだ。オレ達は“Quartzer”…転生世界をお前のような害虫から守るための組織だ。」

翔「…フンッ、馬鹿馬鹿しい。」

Zの言葉を否定し続ける翔。そんな彼に、ヘルメスがテレパシーで語りかける。

 

ヘルメス(Quartzerという組織は存在しない。本来、転生世界は神々が管理している。それと、奴の近くにいる少女達は【ソードアートオンライン】のヒロイン達だ。他の世界の薬の影響で洗脳されている!)

 

翔(…俺はアイツを信用していない。そもそも、信用する価値もない。)

ヘルメスが言う前から…翔はZを信用していない。何故なら、Zの左腕にはジャドウの証である黒い腕輪が巻かれているからだ。

翔「お前はジャドウだろう?何が転生世界の管理者だ、くだらねぇ。」

Z「…何だと?」ビキッ…

翔の言葉に、Zは眉間にシワを寄せる。

翔「左腕についてるその黒い腕輪が証拠だ。本当の害虫は、お前だろう。」

翔の容赦ない言葉に、Zだけではなく…【ソードアートオンライン】のヒロイン『アスナ』、『リーファ』、『シノン』、『ユウキ』、『アリス』の5人も眉間にシワを寄せている。

 

Z「…お前の生きざまって、醜くないか?まるで凸凹で…石ころだらけの道だ。」

 

翔「…言ってくれるな?こっちの事情も知らねぇでよぉ…?」

Zに言い返す翔。すると、Zは玉座から立ち上がり……

Z「オレがその道を……キレイに舗装し直してやろう。」

と、言い…ジクウドライバーを装着する。そして、金と黒のライドウォッチをライダーの顔になるように回し、ボタンを押す。

 

《バールクス》

 

 

BGM~佐橋 俊彦『仮面ライダーバールクス登場』~♪

 

 

その後、ライドウォッチをジクウドライバーの右側に取り付け、左手でチョップするようにドライバーのボタンを押す。それと同時に、右掌を天高く掲げ、掌を自分の方にひっくり返す。そして、手の甲を外に向けた状態でゆっくりと顔の近くまで腕を持っていき……

 

 

Z「変身!!

 

 

ジクウドライバーを360度回転させた。

 

《ライダーターイム》

 

音声が響いた直後、Zの身体が眩いオーロラに包まれ、赤い『ライダー』の文字がこちらに飛んで来る。

翔&V「「っ!!?」」

 

《~♪~♪カメンライダー・バールク~ス♪》

 

やがてオーロラが消え、そこに立っていたのは……黒いメインカラーに金色の懐中時計型の頭部、大きいカタカナの「ライダー」を模した赤い複眼が特徴の仮面ライダーだ。深緑の胸部アーマーには革バンドを模したパーツが2つ巻かれている。更に、全身に金色の歯車のような意匠があり、両肘には『シャドームーン』の要素と思われる昆虫の脚のようなトゲがある。

翔「…仮面ライダー、バールクス……!」

Zが変身した仮面ライダーの名は『仮面ライダーバールクス』…映画【仮面ライダージオウ Over Quartzer】に登場する敵の仮面ライダーの1人だ。

翔「…V、時間稼ぎよろしく。」

V「任せて。」

Vはライドブッカーからライダーカードを取り出し、

V「変身。」

《カメンライド…ディケイド》

仮面ライダーディケイドに変身、ライドブッカー(ガンモード)から銃弾を放ち、敵を攻撃する。その間に、翔は購入したダブチを食べる。ディケイドの攻撃に、アスナ、リーファ、シノン、ユウキ、アリスは怯んだものの……

バールクス「……。」

バールクスだけは、全く怯まない。ダブチを完食した翔は、

 

翔「ウォォオオオオオオオ!!アマゾン!!」

 

《デルタ》

仮面ライダーアマゾンデルタへと姿を変えた。バールクスはディケイドとアマゾンデルタに向かって走ってくる。

バールクス「ムンッ!」

アマゾンδ「ふっ。」

アマゾンデルタはバールクスの攻撃を受け止め、

アマゾンδ「はぁっ!」ドカッ!

バールクスを転ばせ、転んだバールクスを乱暴に蹴飛ばす。

バールクス「ヴゥッ……面白い、リボルケイン!」

すると、バールクスはジクウドライバーから長剣を取り出した。それは、『仮面ライダーBlack RX』が使用する武器『リボルケイン』やシャドームーンが使う武器『サタンサーベル』、『バイオライダー』の武器『バイオブレード』を思わせる形状で、鍔には風車のような意匠がある。剣を構えたバールクスは、アマゾンデルタに襲いかかる。

バールクス「やぁっ!」

 

ガキィンッ!

 

アマゾンδ「…!」

咄嗟に、左腕のアームカッターで受け止め、ドライバーの右グリップからアマゾンブレードを取り出す。

アマゾンδ「ムンッ!」

そして、バールクス目掛けて振るが…

 

ガキィンッ!

 

アリス「私の大切なZに何をする?」

アリスが神器『金木犀の剣』でアマゾンブレードを受け止め、弾き返す。

アリス「Z、私に任せろ!」

アスナ「私も行くわ!」

リーファ「Zさんを傷付ける貴方を、私は許さない。」

アスナはレイピアを構え、リーファは長刀を構える。アリスは金木犀の剣を再び構える。

アマゾンδ「邪魔をするなぁぁああああああああ!!」ブォンッ!!

邪魔をされたことに怒ったアマゾンデルタは、アマゾンブレードを凪ぎ払う。それによって発生した風圧に吹き飛ばされるアスナ達。

ディケイド「くっ!?ふっ!!」

ディケイドはユウキとシノンの相手をしているが、シノンの援護狙撃を避けながらユウキと戦っているため、思うように行かない。ユウキは極細の片手直剣で攻撃してくる。ディケイドは一旦距離を取り、

《カメンライド…カブト…change beetle》

カブトの姿に変わり、クロックアップで高速攻撃を繰り出す。

 

ドカッ!

 

シノン「くっ!?」

 

ドカッ!

 

ユウキ「がっ!?」

そして、シノンとユウキに漸く攻撃できたのだが……

バールクス「はぁっ!」ズパッ!

ディケイド(カブト)「ぐあっ!?」

バールクスの長剣に斬られる。反撃しようとクロックアップで高速移動をするが……

バールクス「ボルティックシューター!」

ジクウドライバーから『ボルティックシューター』に酷似した光線銃を取り出し、ディケイド(カブト)を正確に撃った。

ディケイド(カブト)「…平成ライダーの力が通用しない!?」

ディケイド(カブト)(あの2人が言ってたことは、本当のことだったの…!?)

バールクス「平成ライダー自体に、意味が無いからな。」

バールクスはそう言うと、ライドウォッチのボタンを押す。

《フィニッシュターイム!》

その後、ジクウドライバーを360度回転させ…

バールクス「オレのシノンとユウキをやってくれたなぁ!?」

《バールクスターイムブレーイク!》

ディケイド(カブト)に飛び蹴りを繰り出した。

 

ドッゴォォオオオオオオオオッ!!

 

ディケイド(カブト)「ぐああああぁぁぁぁっ!!」

ディケイド(カブト)は地面を転がり、変身が解けてVの姿に戻ってしまった。

ユウキ「やったね、Z!」

シノン「コイツを人質にしようかしら?」

バールクス「その必要はない。アマゾンデルタ(やつ)が本気を出し辛くなる。」

バールクスはそう言うと、アスナ達と戦うアマゾンデルタの方へと向かう。

 

 

 

リーファ「はぁぁああああああ!!」

 

ゴォォオオオオオオオオオ!!

 

リーファは風の魔法を使って突風を起こし、アマゾンデルタの動きを鈍くさせる。

アマゾンδ「ッ!!!!」

動きが鈍くなったアマゾンデルタに……

アスナ「せやっ!はっ!やぁっ!」

アスナが高精度な高速攻撃を繰り出してくる。初めは攻撃を受けたアマゾンデルタだが、次第に攻撃を読めるようになり、

 

ガシッ!

 

アマゾンδ「おおらぁぁああああああ!!」

アスナの腕を掴み、背負い投げで投げ飛ばした。アスナが投げ飛ばされると、アリスが金木犀の剣で攻撃を仕掛けてくる。アマゾンデルタは右腕のアームカッターで攻撃を受け止めるが…

アマゾンδ「っ!?」

アマゾンδ(なんて力だ…!!)

アリスの力は凄まじいモノだったため、剣を弾き、アリスの腹部にヤクザキックを繰り出した。

 

ドゴッ!

 

アリス「がはっ…!?」

 

アリスから距離を取ることに成功したが……

ゾンジス「ムォォオオオオオオオ!!」

ゾンジスが飛び蹴りを繰り出してきた。

アマゾンδ「っ!?」サッ…

それを避けたアマゾンデルタだが、

ザモナス「ほらほらぁっ!!」ヒュンッヒュンッ!!

アマゾンδ「ぐあっ!?」

ザモナスのボウガンから放たれた矢に命中してしまった。更に、

 

ドパパパパーー!!

 

マシンピストルを持った一花、二乃、三玖、四葉、五月に射撃され……

箒「やぁぁああああああ!!」

アマゾンδ「がっ!?」

箒のブレードに斬られ、セシリア、鈴、シャルロット、ラウラの小銃で攻撃された。

アマゾンδ「ぐおおああぁぁぁぁ!!」

集団による集中放火を浴び、地面を転がるアマゾンデルタ。

V「くっ…卑怯者!!」

敵のやり方に、抗議するVだが……

ザモナス「殺り合いに卑怯もクソもないよ。」

ゾンジス「オレ達はどんな手を使ってでも、奴を潰すまでだ!」

バールクス「文句があるなら言えば良い…これが、オレ達Quartzerのやり方だ。」

もはや無意味だった。

アマゾンδ「ぐっ、ヴ…ヴゥゥゥゥ……ッ!!」ヨロッ…

ヨロリと立ち上がるアマゾンデルタ。バールクスは長剣を構えると、アマゾンデルタ目掛けてジャンプすると……

 

バールクス「去らばだ!この世界の害虫よ!!」

 

アマゾンデルタに『リボルクラッシュ』を思わせる必殺技を繰り出した。

 

ガキィィイイイイイインッ!

 

アマゾンδ「がああああああぁぁぁぁぁ…がはっ!ぐあっ…!!」ドサッ、ドカカ……

アマゾンデルタは地面を転がると、変身が解けて翔の姿に戻ってしまう。

翔「ぐっ…オオォォ……俺は…『青空 翔』、てめぇらジャドウを……ぶっ潰sがはっ…!」

立ち上がろうとするも、吐血して再びうつ伏せに倒れる。

V「くっ…お、お兄さん…!」

バールクス「成る程…お前が『青空 翔』だったのか……随分とまぁ無様だな。」

うつ伏せに倒れた翔を罵るバールクス。そして、長剣を振り上げ…

 

バールクス「去らばだ、青空 翔よ!!」

 

翔目掛けて振り下ろした。

V「…っ!?」

その時……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《ヒット!クラウディングホッパー!




いかがでしたか?今回はここまでです。



遂に登場した『仮面ライダーバールクス』…やっと登場させることができたよ。


※『仮面ライダーバールクス』について…基本的には原作とほぼ同じであり、平成ライダーの力が通用しない。独自設定として『ボルティックシューター』も使うことができる。


次回も、お楽しみに
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