〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
自宅のWi-Fiの調子が悪く、投稿するのに時間がかかりました。
とりあえず、本編行きましょうか。どうぞ
この日、観測室にDollsと翔、カナと愛、深雪と蜜璃が集まっていた。
ミサキ「……。」
ヤマダ「……。」
ミサキとヤマダは特に気まずそうにしている。
ミサキ「…………。」
ヤマダ「…………。」
アヤ「あのさぁ……」
そんな2人にアヤは言う。
アヤ「腹が立つのはわかるけどさ。いつまでピリピリしてんのよ。」
ヤマダ「…別に、キレてねっすよ。」
ヤマダはアヤに言い返すが、不機嫌な様子なのは明らかだ。
ヤマダ「ただ、用がないなら部屋戻って攻城戦参加したいだけっす。」
ミサキ「私もここで無駄な時間をすごすなら、シミュレーターで訓練でもしたいところね。」
ヤマダもミサキも、終始不機嫌そうにしていた。
シオリ「ふたりとも、命令違反のお咎めがないのは、斑目さんのご厚意のおかげなんですよ?色々思うことはあると思いますが、もう少し、ここで待機してください。」
シオリの次に口を開いたのは…
翔「自分の強さに餓えるなと言ったはずだ、もう忘れたのか?」
翔だった。
ミサキ「それより翔さん、お身体の方は」
翔「バカ野郎!」
翔はミサキの話を遮り、
翔「俺の身体のことなんざどうでも良いんだよ。ヤマダ、お前にも言っておく…ミサキ、お前にはもう一度言っておく…ちゃんと聞いとけよ?」
ミサキとヤマダに告げる。
翔「良いか?決して自分の強さに餓えるな。周りが見えなるどころか、大事なモンを色々見落とす羽目になるぜ?」
翔の言葉に、何も言い返せないミサキとヤマダ。
ユキ「なんの用事なのでしょうか……」
レイナ「決まっているわ。あの美しくない化物についてね。」
ナナミ「またあのシレーヌとやらと戦うことになるワケですよね、当然。」
ヒヨ「…ヒヨ、あの歌…ニガテだよ…頭が、われそうに痛くなって……」
サクラ「翔さん……私たち、これからどうなるんでしょう……」
Dollsのメンバーのほとんどが、不安そうな顔をしている。
翔「……。」
翔(…分かるかよ、そんなこと……)
不安なのは、翔も同じだ。
斑目「…待たせたな。」
そこに、斑目と小鳥遊大臣がやって来る。
斑目「害特と協議の結果、さしあたっての作戦方針が固まった。」
ミサキ「当然、出動ですね?」
今まで当たり前のように出動してきたのか、自分達も出動すると思っているミサキ。だが……
斑目「……違うな。」
ミサキの思っていたこととは違った。
ミサキ「え……」
思わず言葉を失うミサキ。
小鳥遊「スカイタワー周辺のピグマリオン駆除は当面の間、オートギアが担当。生存者の保護、救出は引き続き、害特をはじめとする自衛隊員が従事。その間、害特の技術戦略科は総力を結集。対シレーヌ専用の兵器開発を進める。」
淡々と説明する小鳥遊大臣。
ミサキ「兵器……そんなものを急ごしらえで…!」
小鳥遊「急ごしらえではない。」
小鳥遊大臣は説明を続ける。
小鳥遊「知っての通り、オートギアの熱線兵器の弱点は射程にある。それを解決するための兵器開発は1年前から始まっている。ロールアウトは3カ月後の予定だったが、それを急ぐことにした。」
今回のことで、オートギアの欠点を見つけた政府組織は、それをカバーするための新兵器の開発を急いでいるようだ。
小鳥遊「その新兵器の開発完了をもって、害特は最終的なシレーヌ駆除作戦へ移行する。」
ミサキ「……。」
小鳥遊「…以上が今後の予定だ。」
小鳥遊大臣から説明された今後の予定に、Dollsの出撃についての話は無かった。
ヤマダ「……Dollsは。」
小鳥遊「ん……?」
ヤマダは小鳥遊大臣に尋ねる。
ヤマダ「ジブンらの仕事は、なんかあるんすかね?」
これに、小鳥遊大臣は……
小鳥遊「…いいや、当面は休養を取っていてほしい。ずいぶん疲労が蓄積しているようだからね。」
と、ヤマダに言った。
ヤマダ「……なるほど、ね。」
ヤマダからして、小鳥遊大臣の言葉は…まるで……『お前達は戦場に来るな』と言っているように聞こえた。
ヤマダ「んじゃ、ヤマダはイチ抜けっす。」
アヤ「ちょっと!まだ会議は終わってないわよ!」
観測室から去ろうとするヤマダを止めるアヤ。
ヤマダ「居たってしゃーないっしょ。Dollsは作戦に参加しねーんだから。」
ヤマダはアヤに反論した後、
ヤマダ「大規模攻城戦で無双してくるっす。」
観測室から出ていってしまった。
ユキ「……ヤマダさん……」
ヤマダが出ていって、呆然とする他のメンバー達。
翔「…おい斑目さん。このことは、ドールハウスも…?」
斑目「承諾している。実際に、お前たちの消耗は激しい。待機は、愚策ではない。」
斑目の言葉に……
翔「待機が愚策だって、誰が言ったんだ?」
シオリ「…確かに。おっしゃるとおりです。」
と、翔とシオリは言う。
小鳥遊「任務から外され、不安になる気持ちはわたしにもよく分かる。」
彼女達に寄り添いながらつたえる小鳥遊大臣。
小鳥遊「しかし…大丈夫だ。
『君たちにしかできない任務』が必ず発生する。」
メンバー「「「……。」」」
小鳥遊「そのときはぜひ、存分に力を発揮してくれたまえ。」
小鳥遊大臣がそう言った後…
ミサキ「私も失礼します。」
ミサキも観測室から去ろうとした。これに驚くサクラとシオリ。
サクラ「み、ミサキさん……!どこに……!」
ミサキ「ここではないところね。」
小鳥遊「気に入らないかね?」
ミサキ「小鳥遊大臣……
……これは私たちへの愚弄です。」
ミサキの言葉にビックリするメンバー達。
翔「……。」
ミサキ「私は……私はこんなこと……認められない!」
そう言うと、観測室から出ていくミサキ。
サクラ「ミサキさん……!」
シオリ「翔君、ミサキさんを追いましょう!ミサキさんの行く場所なんて、1つしかありませんから……」
翔「……。」
サクラ「あの、翔さん…?」
翔「追ったところでなんになる?」
シオリ「…えっ?」
サクラ「えっ…?」
翔が放った言葉に、驚くサクラとシオリ。
翔「ミサキを説得しに行くつもりなんだろうけど……今のアイツが俺らの説得に耳を貸すと思うか?」
翔の問いに何も言い返せないサクラとシオリ。
翔「まぁ良い…俺も、アイツに言いてぇことがあるからな。」
翔はそう言うと、観測室を出ていく。サクラとシオリも彼の後を追うように観測室を出た。
いかがでしたか?今回はここまでです。
アバドライザーが発送されるの、2月の終わり頃なんだよね。あぁ、待ちきれん……
次回も、お楽しみに