〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウです。



自宅のWi-Fiの調子が悪く、投稿するのに時間がかかりました。

とりあえず、本編行きましょうか。どうぞ


第百八十話 突然の休養

この日、観測室にDollsと翔、カナと愛、深雪と蜜璃が集まっていた。

 

ミサキ「……。」

ヤマダ「……。」

ミサキとヤマダは特に気まずそうにしている。

ミサキ「…………。」

ヤマダ「…………。」

アヤ「あのさぁ……」

そんな2人にアヤは言う。

アヤ「腹が立つのはわかるけどさ。いつまでピリピリしてんのよ。」

ヤマダ「…別に、キレてねっすよ。」

ヤマダはアヤに言い返すが、不機嫌な様子なのは明らかだ。

ヤマダ「ただ、用がないなら部屋戻って攻城戦参加したいだけっす。」

ミサキ「私もここで無駄な時間をすごすなら、シミュレーターで訓練でもしたいところね。」

ヤマダもミサキも、終始不機嫌そうにしていた。

シオリ「ふたりとも、命令違反のお咎めがないのは、斑目さんのご厚意のおかげなんですよ?色々思うことはあると思いますが、もう少し、ここで待機してください。」

シオリの次に口を開いたのは…

 

翔「自分の強さに餓えるなと言ったはずだ、もう忘れたのか?」

 

翔だった。

ミサキ「それより翔さん、お身体の方は」

翔「バカ野郎!」

翔はミサキの話を遮り、

翔「俺の身体のことなんざどうでも良いんだよ。ヤマダ、お前にも言っておく…ミサキ、お前にはもう一度言っておく…ちゃんと聞いとけよ?」

ミサキとヤマダに告げる。

 

翔「良いか?決して自分の強さに餓えるな。周りが見えなるどころか、大事なモンを色々見落とす羽目になるぜ?」

 

翔の言葉に、何も言い返せないミサキとヤマダ。

ユキ「なんの用事なのでしょうか……」

レイナ「決まっているわ。あの美しくない化物についてね。」

ナナミ「またあのシレーヌとやらと戦うことになるワケですよね、当然。」

ヒヨ「…ヒヨ、あの歌…ニガテだよ…頭が、われそうに痛くなって……」

サクラ「翔さん……私たち、これからどうなるんでしょう……」

Dollsのメンバーのほとんどが、不安そうな顔をしている。

翔「……。」

翔(…分かるかよ、そんなこと……)

不安なのは、翔も同じだ。

 

斑目「…待たせたな。」

そこに、斑目と小鳥遊大臣がやって来る。

斑目「害特と協議の結果、さしあたっての作戦方針が固まった。」

ミサキ「当然、出動ですね?」

今まで当たり前のように出動してきたのか、自分達も出動すると思っているミサキ。だが……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

斑目「……違うな。」

 

ミサキの思っていたこととは違った。

ミサキ「え……」

思わず言葉を失うミサキ。

小鳥遊「スカイタワー周辺のピグマリオン駆除は当面の間、オートギアが担当。生存者の保護、救出は引き続き、害特をはじめとする自衛隊員が従事。その間、害特の技術戦略科は総力を結集。対シレーヌ専用の兵器開発を進める。」

淡々と説明する小鳥遊大臣。

ミサキ「兵器……そんなものを急ごしらえで…!」

小鳥遊「急ごしらえではない。」

小鳥遊大臣は説明を続ける。

小鳥遊「知っての通り、オートギアの熱線兵器の弱点は射程にある。それを解決するための兵器開発は1年前から始まっている。ロールアウトは3カ月後の予定だったが、それを急ぐことにした。」

今回のことで、オートギアの欠点を見つけた政府組織は、それをカバーするための新兵器の開発を急いでいるようだ。

小鳥遊「その新兵器の開発完了をもって、害特は最終的なシレーヌ駆除作戦へ移行する。」

ミサキ「……。」

小鳥遊「…以上が今後の予定だ。」

小鳥遊大臣から説明された今後の予定に、Dollsの出撃についての話は無かった。

ヤマダ「……Dollsは。」

小鳥遊「ん……?」

ヤマダは小鳥遊大臣に尋ねる。

ヤマダ「ジブンらの仕事は、なんかあるんすかね?」

これに、小鳥遊大臣は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小鳥遊「…いいや、当面は休養を取っていてほしい。ずいぶん疲労が蓄積しているようだからね。」

と、ヤマダに言った。

ヤマダ「……なるほど、ね。」

ヤマダからして、小鳥遊大臣の言葉は…まるで……『お前達は戦場に来るな』と言っているように聞こえた。

ヤマダ「んじゃ、ヤマダはイチ抜けっす。」

アヤ「ちょっと!まだ会議は終わってないわよ!」

観測室から去ろうとするヤマダを止めるアヤ。

ヤマダ「居たってしゃーないっしょ。Dollsは作戦に参加しねーんだから。」

ヤマダはアヤに反論した後、

ヤマダ「大規模攻城戦で無双してくるっす。」

観測室から出ていってしまった。

ユキ「……ヤマダさん……」

ヤマダが出ていって、呆然とする他のメンバー達。

翔「…おい斑目さん。このことは、ドールハウスも…?」

斑目「承諾している。実際に、お前たちの消耗は激しい。待機は、愚策ではない。」

斑目の言葉に……

翔「待機が愚策だって、誰が言ったんだ?」

シオリ「…確かに。おっしゃるとおりです。」

と、翔とシオリは言う。

小鳥遊「任務から外され、不安になる気持ちはわたしにもよく分かる。」

彼女達に寄り添いながらつたえる小鳥遊大臣。

小鳥遊「しかし…大丈夫だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『君たちにしかできない任務』が必ず発生する。」

メンバー「「「……。」」」

小鳥遊「そのときはぜひ、存分に力を発揮してくれたまえ。」

小鳥遊大臣がそう言った後…

ミサキ「私も失礼します。」

ミサキも観測室から去ろうとした。これに驚くサクラとシオリ。

サクラ「み、ミサキさん……!どこに……!」

ミサキ「ここではないところね。」

小鳥遊「気に入らないかね?」

ミサキ「小鳥遊大臣……

 

 

 

……これは私たちへの愚弄です。」

ミサキの言葉にビックリするメンバー達。

翔「……。」

ミサキ「私は……私はこんなこと……認められない!」

そう言うと、観測室から出ていくミサキ。

サクラ「ミサキさん……!」

シオリ「翔君、ミサキさんを追いましょう!ミサキさんの行く場所なんて、1つしかありませんから……」

翔「……。」

サクラ「あの、翔さん…?」

翔「追ったところでなんになる?」

シオリ「…えっ?」

サクラ「えっ…?」

翔が放った言葉に、驚くサクラとシオリ。

翔「ミサキを説得しに行くつもりなんだろうけど……今のアイツが俺らの説得に耳を貸すと思うか?」

翔の問いに何も言い返せないサクラとシオリ。

翔「まぁ良い…俺も、アイツに言いてぇことがあるからな。」

翔はそう言うと、観測室を出ていく。サクラとシオリも彼の後を追うように観測室を出た。




いかがでしたか?今回はここまでです。



アバドライザーが発送されるの、2月の終わり頃なんだよね。あぁ、待ちきれん……

次回も、お楽しみに
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