〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
今回は、翔とヒヨの回になります。眩しい笑顔が素敵な天真爛漫な少女も、一匹狼と積極的に接していく。その時……
では、本編へどうぞ
この物語は、サクラがDollsに加入し、翔がDollsに心を開く前の物語………
ある日のドールハウス、女子寮にて……
ヒヨ「え~っと、どれだったっけ…う~んと…あ、あった!」
ヒヨは一枚のDVDを取り出し、プレイヤーに入れる。すると、番組のタイトルがテレビにデカデカと映った。この番組は、この世界の特撮ヒーロー『シャリババーン』と、国民的特撮ヒーロー『仮面ライダー』が協力して悪の組織を倒し、世界を守る…といった内容である。
ヒヨ「~♪」
ヒヨは右手に『DX シャリババーンガン』を持ち、腰には『DX 電王ベルト』を巻いている。やがて番組が始まり、ヒヨはマジマジとテレビを見る。
ヒヨ(すご~い!『ショッカー』もいるし『デストロン』もいる!あと、『ゲドン』や『ガランダー帝国』、『ゴルゴム』とかもいるー!)
シャリババーンに登場する悪の組織と、歴代仮面ライダーに登場した悪の組織達が手を組む場面が映し出されている。その後、怪人や戦闘員達が一般市民を襲うシーンが映され、そして……シャリババーンが登場し、その後すぐに仮面ライダーも登場した。2代ヒーローは次々と戦闘員達を撃破し、その後必殺技で、怪人を撃破した。
ヒヨ「ふおーー!!『シャリバショット』に、『ライダーキック』!!カッコいいー!!」
ヒヨは大興奮である。そして、椅子から立ち上がり、
ヒヨ「ヒヨも変身するよー!」
電王ベルトの赤いボタンを押す。ベルトから変身待機音が響く。
ヒヨ「変身!」
ヒヨはライダーパスをベルトにかざす。
《ソードフォーム》
ベルトから音声が響き、更に変身音が響いた。
ヒヨ「ヒヨ、参上!」
ヒヨは『仮面ライダー電王 ソードフォーム』の登場シーンを再現したのだ。
ヒヨ「よーし、満足した♪」
ヒヨはポフンッと椅子に座り、続きを見る。やがて、シャリババーンと仮面ライダー達は見事、悪の組織を撃破し、世界を守ることに成功し、エンディングソングが流れて番組は終わった。
ヒヨ「あー、面白かった♪」
ヒヨはDVDをプレイヤーから取り出し、元の場所に戻した。
ヒヨ(ナナミンから教えてもらって良かった♪)
その後ヒヨは、シャリババーンガンと電王ベルトで、想像遊びをしたが…
ヒヨ(1人だとつまんないなぁ~……そうだ!出掛けてこよーっと♪)
ヒヨはシャリババーンガンと電王ベルトを元の場所に片付け、身だしなみを整え、外出した。
その頃、とある海浜公園にて……
翔「…。」
翔が海の見えるベンチに座り、海を眺めていた。今日はウミネコ達はいないようだ……そう思いつつ、彼はじっと海を眺める。そこに…
ヒヨ「あー、翔さんだー!!」
ヒヨがやって来た。
翔(…Dollsのメンバーか?)
翔は少し、ため息をついた。
ヒヨ「ため息をつくと、幸せが逃げちゃうよー?」
翔「…。」
翔はヒヨの言葉を聞き流し、海を眺め続ける。
ヒヨ「隣座ってもいいー?」
翔「…勝手にしやがれ。」
翔(2、3日前もこんなことあったよな…もういいかな…)汗
ヒヨ「ねーねー翔さん♪」
翔「…?」
ヒヨが話しかけてきたため、翔はヒヨに目を向ける。
ヒヨ「翔さんも、空想特撮ヒーローって好き?」
翔「…別に、嫌いじゃねぇ。」
翔ははっきり答えず、曖昧に答えた。
ヒヨ「ヒヨも嫌いじゃない!シャリババーンも仮面ライダーも大好きだよー♪」
ヒヨは嬉しそうに言う。
翔(そういやコイツ、空想特撮作品が好きだったな…)
翔はヒヨを見て思った。その時…
「キャーーーー!!」
どこからか、悲鳴が響いた。
翔「!?」
ヒヨ「ん?」
翔とヒヨが悲鳴が聞こえた方に振り向くと…グレーの服を来た男が、1人の女性からバッグを強奪し、走り去ろうとしていた。
女性「ひったくりよーー!!」
男「へへっ、もらったぜ!」
男は走り去っていく。
翔「…逃がすか!」
翔はベンチから立ち上がり、ひったくり犯の追跡を開始した。
ヒヨ「あ、ヒヨも行く!!」
ヒヨも翔の後に続いて、ひったくり犯の追跡を開始する。
犯人「ひひひ、ここまで来れば大丈夫だろ。」
犯人は、女性から奪ったバッグの中を見る。そして、財布を取り出し、中を見ると一万円札が10枚ほど入っていた。
犯人「おぉおぉおぉおぉ、結構あんじゃん♪これでしばらく、パチンコやりほうだいだぜ♪」
犯人に怪しく微笑む。そこに…
翔「おい、いい加減にしろよ。」
青空 翔が現れた。
犯人「!?やべっ!」
犯人は逃げようとする。しかし、
ヒヨ「あー見つけたー!」
ヒヨが現れ、犯人は挟み撃ち状態になった。すると犯人は、
犯人「でぇぇやぁぁああああああああ!!!!」
ヒヨに殴りかかってきた。だが、
ガシッ
ヒヨ「ライダー返し!!やぁっ!!」
犯人「!?」
ヒヨは華麗な投げ技で犯人を投げ飛ばした。
犯人「んぎゃっ!!」ドチャッ
犯人は背中から地面に叩きつけられ、気絶した。翔は警察に通報した。
やがて、警察が到着し、ひったくり犯は逮捕された。
ヒヨ「翔さん、ありが……あ、あれ?」
ヒヨは翔にお礼を言おうと振り向いたが、そこには翔の姿はなかった。
ヒヨ(…ありがとう、翔さん…♪)
ヒヨは、優しい笑顔を浮かべ、その場を去っていった。
いかがでしたか?今回はここまでです。
翔とヒヨ(主にヒヨ)の活躍により、ひったくり犯は無事に逮捕され、バッグは持ち主に返された。
ちなみに、翔は2、3日の間が空いてすぐ、Dollsと遭遇しているため、ヤケクソをなってる感じです…(苦笑)。
次回は、翔とナナミの回にする予定です。お楽しみに。
では、またね