〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
戦いの中で、あることに気が付き始める翔…それは……
では、本編へどうぞ
ダブチを完食した時には、胸の苦しさは無くなっていた。
翔「……ふぅ…」
翔(何なんだよ、一体……俺の身体、どうしちまったんだよ……)
自分の身体を蝕むナニカの存在は、未だ解明されていない。更に、Dollsのいつも通りが奪われつつあることに、翔はただならぬ不安を感じていた。その時……
コンコンッ……
翔の部屋のドアがノックされた。
『翔君、愛だよ。』
翔「…入れ。」
翔が入室許可を出したことで、愛が翔の部屋に入ってきた。
愛「大丈夫?」
翔「……。」
愛「……大丈夫じゃない、感じかな…?」
翔「……あぁ。」
愛「……そっか。」
翔の言葉に、口角を下げる愛。
翔「……あんたこそ、左腕のケガはもう大丈夫なのか?」
愛「優しいね、翔君は…」
愛は微笑むと、
愛「大丈夫だよ!ほら、この通り!!」ビシッ!
『仮面ライダー2号』の変身ポーズを意識したようなポーズを取った。
翔「……そうか。」
そんな愛を見て、少し安心した翔だったが……
翔「……?」
ふと、頭にとある疑問が浮かび上がる。それは……
翔(そういや……
戦いの最中でもそうでない時でも、『ストライカー達』の姿を見ることが無かったのだ。
翔(ただでさえ執念深いアイツらだ…諦めるわけが無いだろう……何を企んでるんだ?)
何か嫌な予感を覚える翔であった。
その頃、Vは……
医務室で身体を休めていた。それだけではなく、深雪と蜜璃に自身が抱える悲しみ…翔のボディーガードになろうと思った理由を包み隠すことなく全て話した。
深雪「…誰にも助けられないのは、辛いですよね。」
蜜璃「でも、翔君に助けてもらって本当に良かった。」
V「…うん、初めて私を助けてくれたのは……お兄さんだったから、本当に嬉しかった……」
彼女達は既に意気投合していた。
V(そう言えば……Z達に操られていたヒロイン達は、一体どうなったんだろ…?)
Vはふと、洗脳されたヒロイン達のその後が気になっていた。
その頃、ヒロイン達は……
珠美「ほ、本当によろしいんですか?二乃さん、アスナさん…」
二乃「ここに住まわせて貰ってるんだから、何もしないわけにはいかないじゃない?」
アスナ「せめて、これくらいのことはさせてください、珠美先生。」
珠美の隠れ家に身を潜めていて、家事等の手伝いをしている。料理ができる者はそれを担当し、料理が苦手な者は掃除や洗濯等を担当していた。
登史郎「珠美様。」
登史郎は珠美に……
登史郎「アバドンが…X、Y、Zを破りました。」
と、アバドンがZ達に勝利したことを報告した。
珠美「そうでしたか、それは良かったです。」
登史郎「奴らは『量産型ライダー』と罵っていましたが、その量産型ライダーに負けた姿は本当に無様でしたよ。」
珠美「いくら量産型ライダーと言えど…甘く見た結果ですね。」
登史郎「あのお二方が使っていますし……もはや、量産型ではありません。」
珠美「えぇ、もう1人前の仮面ライダーです。」
登史郎の言う『あのお二方』とは……
その頃、ストライカー達は……
ハヅキ「どうだい、アコ?」
アコ「うーん…中々見つからないのだ……」
壊れた街中を徘徊していた。その理由は……
イミナ「赤ん坊を抱いた母親、ねぇ……それがいれば、確実に隊長を連れ戻せるってホントなのかよ?」
リョウコ「でも、隊長さんは優しいし…きっと、自分を犠牲にするよ!」
翔を連れ戻すための人質……子連れの親(赤ちゃんを連れている母親)を探しているのだ。しかし、中々見つからない……
ハヅキ「あぁ…隊長さんが戻ってきたら……どう可愛がってやろうか…」
イミナ「こんな辛い生活も、後少しなんだ…!」
リョウコ「隊長さんさえ居てくれれば、私たちも幸せになれるもんね♪」
アコ「にしし…絶対に連れ戻してみせるのだ♪」
いかがでしたか?今回は短めにしました。
転生者 Vのイメージ…モチーフは【アリス・ギア・アイギス】に登場する『ニーナ・カリーニナ』。
イメージCV…『白石 晴香』さん
次回からは、一海達の様子を書いた短めのストーリーをあげようと検討しています。
お楽しみに