〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
前回の後書きで予告した通り、一海達の様子も書きました。それと、ついでにX、Y、Zの3人の様子も書きました。
では、本編へどうぞ
その頃、一海達は……
4人「「「「……。」」」」
特に話すことなく、黙り込んでいた。
諒芽「……。」
紫「……。」
友香「……。」
一海「……。」
彼らと翔との仲にも、次第に亀裂が入ってきていた。
一海「…あぁっ!こうしちゃ居られねぇ!!」
一海は立ち上がると、作業用スペースに移動した。
諒芽「おい一海、一体何を作るんだ?」
一海「スクラッシュドライバーだけじゃ限界がある…だから、新しい変身ベルトとアイテムを作るんだ。」
慣れた手付きで変身ベルトの設計図を書いていく一海。それは、回転レバーと細長いスロットが着いたモノと、カプセルのような細長いモノ…更に、ブラスナックルのような形をしたモノだった。数時間後……
一海「よし、できたぞ…!」
新たな変身アイテムを開発し終えた一海作業用スペースからが出てきた。
一海「紫、お前にはこれを…」
一海が紫に渡したのは……
紫「それは…『ビルドドライバー』と『プライムローグフルボトル』じゃないか…!」
ビルドドライバーとプライムローグフルボトルだった。これは、仮面ライダーローグがパワーアップするのに必要なアイテムだ。一海が持っているのは、仮面ライダーグリスのパワーアップに必要なアイテム一式だ。
一海「……。」
友香「一海さん、紫さん……私たち、翔さんと戦うことになってしまうんでしょうか……?」
諒芽「…とは言っても、アスナ達を元に戻さなけりゃいけねぇし……」
迷いに迷った一海達は……
紫「翔と戦うことになるのは間違いない…だが、一花達を元に戻すためには……」
一海「迷ってる暇はねぇ…翔には済まねぇが……」
翔と戦うことには納得行かないが…『仕方がない』と無理矢理納得した。彼らは、関わってきたヒロイン達を元に戻そうと、翔と戦うことになったその時は…彼と戦うことを決意したのだった。
一海(…済まない、翔……)
Y「……。」
X「……。」
Z「……。」
その頃、Z達は……これといった収穫は無く、結局再び合流した。
Y「…くそっ、どこに居るんだ?」
X「…はぁ。」
Z「……。」
そんな彼らの元に……
ヘルメス「やぁ、元気そうだな。」
ヘルメスが姿を現した。
Y「…お、お前は!?」
X「へ、ヘルメス!?」
Z「丁度良い、おい!オレたちにヒロイン達を洗脳する力を寄越せ、今すぐ!!」
ヘルメスが来てすぐに、無茶苦茶なことを言い始めるZ。
ヘルメス「洗脳?そんな力は無い。」
ヘルメスが否定すると、
Z「何だと!?貴様ふざけているのか!?それでも神か!?」
と、Zがヘルメスに怒鳴った。
X「神なんだしさぁ、洗脳する力をあげることぐらいできるでしょ?」
Y「そうだ!無いはずが無いだろう!?」
ヘルメス「私はお前達のパシリではない。そんなに力が欲しければ、自分の手で掴んだらどうだ?」
ため息を付きながら言うヘルメス。
X「オレらは努力してきたんだ!もう良いだろう!?」
Y「そうだ!これ以上何を努力しろと言うんだ!?」
ヘルメス「ならば、その努力を継続したら良いだろう?努力してきたからと言って、甘い蜜を吸えると思わないことだな。」
ヘルメス(努力してきたから甘い蜜を吸わせろ…そんな都合の良い話があるか。)
X、Yの発言にヘルメスは終始呆れていた。
Z「さっさと寄越せ!この無能がぁ!!」
Zがそう言った次の瞬間……
ヘルメス「無能だと?……フッ、そうか…私は無能か。」
ヘルメスは何故か口角を上げた。そんな彼に、Z達は「はっ?」と言うような顔をしている。
ヘルメス「なら、お前達に私の力は必要無いようだな?」
ヘルメスはそう言うと……
ヘルメス「去らばだ!!全知全能な転生者諸君よ!!」
と、Z達に告げ…空中に浮かび上がっていく。
X「なっ!?」
Y「ま、待て!!」
Z「おい、ふざけるな!!」
Z達はヘルメスを捕らえようとするも、彼らの前に現れたヘルメスは実体が無いため、無駄だった。結局、ヘルメスはZ達の前から姿を消してしまった。
Z「そんなバカな…オレの、オレの……計画が、ハーレム生活が……!」
ヘルメスに逃げられ、Zは膝から崩れ落ちた。
Y「Zォ、貴様ぁ!貴様が余計なことを言ったせいで、こうなったんだろうがぁぁあああああああ!!」
Yは発狂し、Zを殴りつけた。
Z「いきなり何をする!?そもそも、貴様も上手く頼まねぇから奴に逃げられたんだろ!!」
Zも怒り狂ってYを殴り返した。その後、YとZは互いに殴りあった。それは、責任転嫁……醜い罪の擦り付け合いだった。
X「……。」
Xはため息を付くと、YとZが殴りあっているのを背に、立ち去っていく。
Y「ぐぅっ…おいX!!どこへ行くんだ!?」
そんな彼を、Yが呼び止める。
X「君たちとはもうやってけないや……だから、オレはここで身を引くよ。」
Z「うぅっ…貴様、逃げる気か!?」
X「逃げる?…何から逃げてるのさ?」
XはZに問い詰めるが…Zは何も答えられなかった。
X「自分から離れる=逃げる……それはちょっとよく分かんないや。」
Xはため息を付き……
X「そもそも…オレらは互いを信頼しあって無いじゃん?いつまで寝言言ってんの?オレはオレで、青空 翔を潰すからさぁ…指でも咥えて見ていなよ?」
と告げ、立ち去っていった。
Y「上等だ!青空 翔を潰すのは、このオレだぁ!!」
大声を上げたYも、その場から立ち去っていった。
Z「……!!!!」ガッ!
Z(ふざけるな…青空 翔を潰すのは……このオレだ!!)
Zは地面に拳を打ち付けた後、翔を一足早く見つけるため、行動を開始した。
いかがでしたか?今回はここまでです。
互いの意見の食い違いから……一海達と翔の仲は、次第に悪くなって来てしまっていた。Quartzerを自称する3人のジャドウ達も、とうとう決別した。
次回も、お楽しみに