〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウです。



前回の後書きで予告した通り、一海達の様子も書きました。それと、ついでにX、Y、Zの3人の様子も書きました。

では、本編へどうぞ


第百八十三話 一海達とQuartzer達のその後……

その頃、一海達は……

 

4人「「「「……。」」」」

特に話すことなく、黙り込んでいた。

諒芽「……。」

紫「……。」

友香「……。」

一海「……。」

彼らと翔との仲にも、次第に亀裂が入ってきていた。

一海「…あぁっ!こうしちゃ居られねぇ!!」

一海は立ち上がると、作業用スペースに移動した。

諒芽「おい一海、一体何を作るんだ?」

一海「スクラッシュドライバーだけじゃ限界がある…だから、新しい変身ベルトとアイテムを作るんだ。」

慣れた手付きで変身ベルトの設計図を書いていく一海。それは、回転レバーと細長いスロットが着いたモノと、カプセルのような細長いモノ…更に、ブラスナックルのような形をしたモノだった。数時間後……

 

一海「よし、できたぞ…!」

 

新たな変身アイテムを開発し終えた一海作業用スペースからが出てきた。

一海「紫、お前にはこれを…」

一海が紫に渡したのは……

紫「それは…『ビルドドライバー』と『プライムローグフルボトル』じゃないか…!」

ビルドドライバーとプライムローグフルボトルだった。これは、仮面ライダーローグがパワーアップするのに必要なアイテムだ。一海が持っているのは、仮面ライダーグリスのパワーアップに必要なアイテム一式だ。

一海「……。」

友香「一海さん、紫さん……私たち、翔さんと戦うことになってしまうんでしょうか……?」

諒芽「…とは言っても、アスナ達を元に戻さなけりゃいけねぇし……」

迷いに迷った一海達は……

紫「翔と戦うことになるのは間違いない…だが、一花達を元に戻すためには……」

一海「迷ってる暇はねぇ…翔には済まねぇが……」

翔と戦うことには納得行かないが…『仕方がない』と無理矢理納得した。彼らは、関わってきたヒロイン達を元に戻そうと、翔と戦うことになったその時は…彼と戦うことを決意したのだった。

 

 

一海(…済まない、翔……)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Y「……。」

X「……。」

Z「……。」

その頃、Z達は……これといった収穫は無く、結局再び合流した。

Y「…くそっ、どこに居るんだ?」

X「…はぁ。」

Z「……。」

そんな彼らの元に……

 

ヘルメス「やぁ、元気そうだな。」

 

ヘルメスが姿を現した。

Y「…お、お前は!?」

X「へ、ヘルメス!?」

Z「丁度良い、おい!オレたちにヒロイン達を洗脳する力を寄越せ、今すぐ!!」

ヘルメスが来てすぐに、無茶苦茶なことを言い始めるZ。

ヘルメス「洗脳?そんな力は無い。」

ヘルメスが否定すると、

Z「何だと!?貴様ふざけているのか!?それでも神か!?」

と、Zがヘルメスに怒鳴った。

X「神なんだしさぁ、洗脳する力をあげることぐらいできるでしょ?」

Y「そうだ!無いはずが無いだろう!?」

ヘルメス「私はお前達のパシリではない。そんなに力が欲しければ、自分の手で掴んだらどうだ?」

ため息を付きながら言うヘルメス。

X「オレらは努力してきたんだ!もう良いだろう!?」

Y「そうだ!これ以上何を努力しろと言うんだ!?」

ヘルメス「ならば、その努力を継続したら良いだろう?努力してきたからと言って、甘い蜜を吸えると思わないことだな。」

ヘルメス(努力してきたから甘い蜜を吸わせろ…そんな都合の良い話があるか。)

X、Yの発言にヘルメスは終始呆れていた。

 

Z「さっさと寄越せ!この無能がぁ!!」

 

Zがそう言った次の瞬間……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルメス「無能だと?……フッ、そうか…私は無能か。」

 

ヘルメスは何故か口角を上げた。そんな彼に、Z達は「はっ?」と言うような顔をしている。

ヘルメス「なら、お前達に私の力は必要無いようだな?」

ヘルメスはそう言うと……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルメス「去らばだ!!全知全能な転生者諸君よ!!

 

と、Z達に告げ…空中に浮かび上がっていく。

X「なっ!?」

Y「ま、待て!!」

Z「おい、ふざけるな!!」

Z達はヘルメスを捕らえようとするも、彼らの前に現れたヘルメスは実体が無いため、無駄だった。結局、ヘルメスはZ達の前から姿を消してしまった。

Z「そんなバカな…オレの、オレの……計画が、ハーレム生活が……!」

ヘルメスに逃げられ、Zは膝から崩れ落ちた。

Y「Zォ、貴様ぁ!貴様が余計なことを言ったせいで、こうなったんだろうがぁぁあああああああ!!」

Yは発狂し、Zを殴りつけた。

Z「いきなり何をする!?そもそも、貴様も上手く頼まねぇから奴に逃げられたんだろ!!」

Zも怒り狂ってYを殴り返した。その後、YとZは互いに殴りあった。それは、責任転嫁……醜い罪の擦り付け合いだった。

X「……。」

Xはため息を付くと、YとZが殴りあっているのを背に、立ち去っていく。

Y「ぐぅっ…おいX!!どこへ行くんだ!?」

そんな彼を、Yが呼び止める。

X「君たちとはもうやってけないや……だから、オレはここで身を引くよ。」

Z「うぅっ…貴様、逃げる気か!?」

X「逃げる?…何から逃げてるのさ?」

XはZに問い詰めるが…Zは何も答えられなかった。

X「自分から離れる=逃げる……それはちょっとよく分かんないや。」

Xはため息を付き……

 

X「そもそも…オレらは互いを信頼しあって無いじゃん?いつまで寝言言ってんの?オレはオレで、青空 翔を潰すからさぁ…指でも咥えて見ていなよ?

 

と告げ、立ち去っていった。

 

Y「上等だ!青空 翔を潰すのは、このオレだぁ!!

 

大声を上げたYも、その場から立ち去っていった。

 

Z「……!!!!」ガッ!

Z(ふざけるな…青空 翔を潰すのは……このオレだ!!)

Zは地面に拳を打ち付けた後、翔を一足早く見つけるため、行動を開始した。




いかがでしたか?今回はここまでです。



互いの意見の食い違いから……一海達と翔の仲は、次第に悪くなって来てしまっていた。Quartzerを自称する3人のジャドウ達も、とうとう決別した。

次回も、お楽しみに
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