〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
夜は危険が潜んでいる……特に、人通りの少ない場所は……ミサキの前に現れたのは……
では、本編へどうぞ
1人、泣いたミサキは漸く泣き止み……ドールハウスに戻ろうとする。その時……
ガサッ……
Z「…っ!?Dollsの、ミサキ…!!」
茂みからボロボロの服装をしたZが現れた。
ミサキ「っ!!?」ドサッ…
ミサキは驚き、尻餅をつく。
Z「…ハハッ、まさかここで会えるとはなぁ…!!」
そんなミサキに、ゆっくり近づいてくるZ。
ミサキ「いやぁぁああああああああああ!!」
怖がったミサキは、思わず悲鳴をあげた。その時……
ズギュゥウウンッ!ドカンッ!
Z「っ!?」
突如、Zの近くに何かが飛んできて、爆発した。
「こんな時間に、女の子を襲おうとしてんじゃねぇよ。」
ミサキが後ろを振り向くと、そこには……
ミサキ「き、木場さん!?」
ツインブレーカーを構えた一海の姿があった。
一海「大丈夫ですか、ミサキさん。」
ミサキ「え、えぇ…」
一海「さ、早く逃げて。コイツは任せてください。」
一海はそう言うと、スクラッシュドライバーを装着する。
Z「…木場 一海ィィイイイイイイイイ!!」
怒ったZはジクウドライバーを装着。
《ロボットジェリィー!》
《バールクス》
一海&Z「「変身!!」」
《ツゥブレルッ!ナガレルッ!アフルェデルッ!ロボットイィィングリスゥゥッ!ブルルルルルラァァアアアアアッ!》
《~♪~♪カメンライダー・バールク~ス♪》
一海は『仮面ライダーグリス』に、Zは『仮面ライダーバールクス』に変身し、互いに戦闘体勢に入る。そして、走りだし、互いの拳をぶつけ合う。
ガッ!
グリス「うおっ!?」
グリスは吹き飛び、バールクスはびくともしていない。近接戦は不利だと感じたグリスは、ツインブレーカーからレーザーをバールクス目掛けて乱射した。
バールクス「……。」
グリス「…き、効いてない!?」
バールクス「成る程…お前も平成ライダーか……このオレに、平成ライダーの力は無力だ……ボルティックシューター!」
バールクスはジクウドライバーから光線銃を取り出し、グリス目掛けて発砲した。
グリス「がああああぁぁぁぁっ!!」
光線の餌食になり、地面を転がるグリス。
グリス「ぐっ、くそぉ……!」
バールクス「…リボルケイン!」
ジクウドライバーから長剣を取り出したバールクスは、起き上がろうとするグリス目掛けて走り……
バールクス「やぁっ!!」ズガッ!
長剣の切っ先を突き出した。
グリス「ぐあああああぁぁぁぁぁっ!!」
グリスは変身が解けて、一海の姿に戻ってしまう。
ミサキ「木場さん!!」
一海「ミサキさん……に、逃げろ…!!」
ボロボロになった一海はミサキにそう言う。しかし、何故か逃げ出そうとしないミサキ……恐怖と絶望感に襲われ,足が動かなくなってしまっていた。
バールクス「…ッハッハッハ、弱い…弱すぎる……さぁ、ミサキ…お前はオレのモンだ……」
怪しく笑いながら、ミサキに近づくバールクス。
ミサキ「ッ!!」
しかし、その時……
「ガアァァッ!!」ドゴォッ!!
バールクス「ぐあっ!!」ドサッ…
何者かに攻撃され、地面を転がるバールクス。ミサキは現れた人物を確認しようとするが、暗くてよく見えない。
「…ったく、こんな時間にどこをほっつき歩いてんだ…」
その人物から、聞き覚えのある声がしたため……
ミサキ「し…翔、さん……?」
現れた人物が翔であることが分かった。
一海「…翔…!」
翔「……。」
翔はボロボロになった一海に目を向けたが、すぐにバールクスの方を向くと……
バキッ……
手に持っていたゆで卵を握り割った。
ガブッ!…ガリッゴリッ…ジャリッ……
それを殻ごと食べると……
翔「…ッ!アアァァァァマアァァァァゾォォオオオオオンッ!!」
仮面ライダーアマゾンデルタへと、姿を変えた。
バールクス「とうとう現れたな、青空 翔!!」
バールクスは長剣を構えると、アマゾンデルタき向かって突っ込んでいく。
ガキィンッ!
アマゾンデルタは左腕のアームカッターでバールクスの長剣を受け止め、
アマゾンδ「ガァッ!!ヴゥッ!ア”ア”ァァッ!!」ドゴッ!ドゴッ!ズガァッ!
腹部に2回パンチを入れ、最後は右足でバールクスの足を蹴りあげ、転ばせた。
バールクス「ぐぅ……くっそ、コイツ……!」
アマゾンδ「ッ!!…ヴヴゥゥォォオオオオオアアアアアアアアアアア!!」
満月の光に照らされたアマゾンデルタは、夜空に向かって咆哮をあげる。
ミサキ「…ッ!?」
一海「…あの時と、同じだ…!」
シレーヌが球体の姿だった時にも、アマゾンデルタに変身した翔は今のようになっていた。
アマゾンδ「ヴァァアアアアアアアアア!!」
喉が張り裂ける勢いで雄叫びをあげるアマゾンデルタ。そして、アマゾンズドライバーの右グリップを引き抜き、アマゾンウィップを取り出した。
《バイオレント・クラッシュ》
アマゾンδ「ヴヴヴァァアアアアアアアア!!」ブゥンッ!ブゥンッ!
アマゾンデルタは力任せに、アマゾンウィップを振り回す。
ビシッ!
バールクス「ぐっ!?」
バシィッ!
バールクス「がぁっ!!」
鞭に打たれ、のたうち回るバールクス。
バールクス「ッ!!…ボルティックシューター!」
そして、ジクウドライバーから光線銃を取り出す。しかし……
アマゾンδ「ヴガアアァァッ!!」
ダシィッ!
バールクス「っ!?…しまった!」
アマゾンデルタの鞭で弾き飛ばされた。
アマゾンδ「ヴヴゥゥウウウウウッ!!」ヒュンッ!
パシィッ!
バールクス「ッ!?」
アマゾンデルタのアマゾンウィップは、バールクスの右腕を捕らえる。
アマゾンδ「ッ!!ッ!!!!」
バールクス「ヴッ!?ぐっ!!……何て、力だ……ッ!!」
アマゾンδ「ア”ア”ア”ア”ア”ア”ッ!!」
アマゾンデルタが咆哮と共に、アマゾンウィップを自分の元に引っ張った。そして、バールクスの両足が地面を離れ、宙を舞う。
アマゾンδ「ヴガァァアアアアアアアッ!!」
ズザザザ…ザザザザッ…ガリガリガリガリッ!!
バールクス「ぐおぉぉっ…ああぁぁっ!…がぁあああっ!!」
アマゾンデルタに地面を引きずられたり、転がされたりするバールクスは、中々この呪縛から逃れられない。
アマゾンδ「ッ!!」グイッ!
バールクス「むおっ!?」
アマゾンデルタはバールクスの身体を宙に浮かせると……
アマゾンδ「ヴアアアアァァッ!!」ドグシャァァアアアアアアアッ!!
強烈な後ろ回し蹴りで…いや、フットカッターでバールクスを切り裂いた。
バールクス「ぐあああああぁぁぁぁぁ!!があっ!がはっ!!」ドサッ!ドカカッ……
地面を転がったバールクスは変身が解けて、Zの姿に戻り、戦闘不能になった。
Z「がっ……ぐっ、あぁっ……っ!!」
アマゾンδ「ヴヴゥゥゥゥ……!!」
アマゾンデルタは唸り声をあげ、Zをジッと睨み付けていた。
Z「っ!!…次は、こうは行かないぞ!!覚えてろ!!」
Zはそう捨て台詞を吐くと、その場から走り去って行った。
アマゾンδ「ゼェ……ゼェ……」カチャッ……
アマゾンデルタはアマゾンズドライバーを外し、翔の姿に戻った。
ミサキ「……。」
一海「……。」
翔はミサキの元に向かうと、
翔「こんな時間に出歩くなよ……」
と、文句を言った。
ミサキ「…も、申し訳ありません……」
一海「おい、翔…そこまで言わなくても」
翔「黙れっ!!」
一海の話を遮る翔。
翔「こんな時間帯に人通りの少ねぇとこを
一海「な、何だと…!?」
翔「時間を稼いだことには感謝する……おい、戻るぞ。」
翔はそう言うと、ドールハウスに向かって歩き出す。
ミサキ「……。」
一海「……。」
ミサキ「…あ、あの……先程は助けてくださり、ありがとうございました……」
ミサキは一海にお礼を言うと、翔の後を追った。
一海「……。」
一海(翔……お前、本当に……どうしちまったんだよ……!?)
コツッ…コツッ…コツッ…コツッ…
ミサキ「……。」
翔「……。」
特に会話を挟むことなく、2人はドールハウスに戻って行く。
ミサキ「…あの…翔、さん?」
翔「…あ?」
ミサキ「…木場さんたちとは…あまり、仲がよくないみたいですが……」
翔「お前には関係ねぇよ……別に、気にする必要はねぇ……ただの喧嘩だ。」
そこで会話が終わり、気が付けば……もう既にドールハウス前にいた。
翔「シミュレーターは使えるそうだ……」
ミサキ「……そう、ですか……」
翔「…とりあえず、今日はゆっくり休め……」
翔はそう言うと、ドールハウスに入って行った。ミサキもドールハウスに入り、寮に戻って行った。
ミサキ「……。」
ミサキ(シミュレーターが使えるのが救いね……でも、それはあくまでも実戦を想定した訓練に過ぎない……いつかは……)
いかがでしたか?今回はここまでです。
購入した商品が届くまで、後少し!楽しみだなぁ…!
あっ……じ、次回もお楽しみに