〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウです。



結局、翔はミニライブを見ることは無かった。翔が戻って来ないことを心配する残りのメンバー達……しかし、彼女達にはまだやるべきことがあった。そこで見た物とは……

では、本編へどうぞ


第百九十七話 新兵器

時は少し戻って……ライブが無事に終了し、身体を休めるメンバー達だが……

 

ヒヨ「翔さん、来ないね……」

サクラ「歌いながら、観客席を探しましたが…翔さんはいませんでした……」

ナナミ「一体、どこをつき歩いているんでしょうか……?」

翔が戻って来ないため、不安が大きくなる。

 

V「ごめんなさい…お兄さんを任されたのに……」

 

Vがそう言うと…

アヤ「V、翔はどうしたの!?」

と、アヤが尋ねた。

V「お兄さんに、会場に戻るよう告げられたの…私じゃ、ザモナスとゾンジスに敵わないからって……」

アヤ「……そう。それは、翔の判断なのね?」

V「…うん。」

Vの話を聞いたアヤは、それっきり何も聞いて来なかった。そこに、

 

斑目「ライブ、ご苦労だった。」

 

斑目とカナがやって来た。その理由は……

 

斑目「今回のライブで収集したフィールを届けるよう、小鳥遊大臣から要請があった。」

 

集めたフィールを、害特に届けるためだ。

斑目「会場から北東方面に進んだ地点に、自衛隊のバンカーがある。ただちにそこへ向かうぞ。今回は、私も同行する。」

シオリ「ライブの余韻にも浸らせてくれないのですね。」

ナナミ「…まったく、人使いの荒いことで。」

ライブが終わってすぐのことであるため、軽く不満を言うシオリとナナミ。

レイナ「シレーヌを倒すためよ。…私たちはやれることはやったわ。」

斑目「3バカにはこちらから連絡を入れておく。……?」

何やら辺りを見渡す斑目。

斑目「…おい、青空はどうした?」

カナ「それが、ライブ会場に来ていないみたいなので…深雪さんと蜜璃さんが探しに行きました。」

斑目「……そうか。」

斑目(こんな時に…青空がいないのは痛いな……)

翔がこの場にいないことを知った斑目は、思わず右手で頭を抱えた。数十分待ってみても、翔は戻って来なかったので……メンバー達はそのまま自衛隊のバンカーへ向かうことにした。

 

 

 

翔 side……

 

 

その頃、翔は……

 

XとY、妖魔たちとの戦いを終えたのだが……ボロボロの状態だった。2人のアバドンから手当てを受け、身体を休めていたが……ライブ会場に戻ろうとしなかった。

翔「……。」

翔(…そういや、通信機……ぶっ壊しちまったんだよな…)

今の彼の手元には、通信機が無いため…ドールハウスの関係者と連絡が取れない。しかし……

 

ヴーッ…ヴーッ……

 

スマホは手元にあった。画面を見ると、『斑目 セツナ』と表記されている。コールボタンをタッチし、スピーカーモードに切り換える。

 

斑目『斑目だ、青空。』

 

スマホからは斑目の声が聞こえてくる。翔は言葉を発することなく、黙っていた。

斑目『我々はこの後、北東方面に進んだ地点にある自衛隊のバンカーへ向かう。』

翔「……。」ハァ…

翔はため息を着くと、通信を切った。その後、翔を探しに来た深雪と蜜璃と合流……コーヒーを飲みながら会話をしていた。

 

 

 

そして現在……コーヒーを飲み終えた翔は、

 

翔「斑目さんらが、北東方面にある自衛隊のバンカーに行ったんだとよ。」

 

と、深雪と蜜璃に言う。

深雪「私たちも行ってみますか?」

翔「そうしたくてもよぉ…こっから徒歩で行くと時間がかかるだろ?」

蜜璃「うーん…あ、そうだ。ベルトさんに来てもらおうか。」

蜜璃はそう言うと、クリム・スタインベルトに連絡を入れる。連絡を入れて十数分後……上空からトライドロンと思われる物体がゆっくりと降りてきて、吊るしていたジャングレイダーをゆっくりと地上に下ろした。その後、トライドロン(?)もゆっくりと地上に降りてきた。

蜜璃「ありがとう、ベルトさん!」

クリム「全く…『ブースタートライドロン』をこれに使うとは……考えたものだ。」汗

『ブースタートライドロン』……それは、トライドロンに赤と青の2台の『ライドブースター』が合体した姿である。機銃等の武装に、高速飛行能力を持っている。2台のライドブースターはトライドロンから分離すると、ドールハウスへと飛び去って行った。

クリム「翔、傷だらけじゃないか!」

トライドロンから降りたクリムは、翔の元に向かう。

翔「そんな事はどうでもいい……それより、ここから北東方面に進んだ地点に、自衛隊のバンカーがあるってよ。少し行ってみる。」

翔はジャングレイダーに乗ると、エンジンをかける。

深雪「私たちも行きましょう。」

蜜璃「うん、そうだね。」

深雪と蜜璃はクリムと共に、トライドロンに乗る。そして、自衛隊のバンカーを目指し、出発した。

 

 

翔 side OFF……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、自衛隊のバンカーに到着したDollsの6人と斑目とカナとV。

 

小鳥遊「…やあ、Dollsの諸君。ライブの開催、ご苦労だった。」

彼らを歓迎し、労いの言葉をかける小鳥遊大臣。

シオリ「…ありがとうございます。」

シオリは小鳥遊大臣にお礼を言うと……

 

シオリ「小鳥遊大臣や害特の皆様も、いらしてくださればよかったのに。」

 

と、ジト目を向ける。

 

アヤ「そうよ!偉そうにする割りに、大事な時に来ないんだから!」

 

アヤは小鳥遊大臣に文句を言う。

アヤ「おかげでこっちはライブ前に、ピグマリオン討伐を--」

小鳥遊「ああ、その件についてはすまないと思っている。ちょっと別件で取り込んでいてね。」

小鳥遊大臣の言葉に……

 

斑目「その間、私の命令でDollsの防衛出動を許可した。」

 

と、斑目は言う。

斑目「異論はないな?」

小鳥遊「もちろんだ。感謝こそあれ異論はないさ。」

小鳥遊大臣は斑目に言うと……

 

小鳥遊「さて、君たちに見せたいものがある。ついてきてくれ。」

 

と、メンバー達を奥に案内する。

ヒヨ「……。」

メンバー達は黙って彼についていく。そこで、彼女達が見た物は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

斑目「これは--」

 

小鳥遊「試験型オートギア『EXAM(イグザム)』。射程距離1000mの高射砲を搭載している。」

 

通常のオートギアより大きく、真っ白な色、足やフェイスには『試作機』という文字がかかれているオートギアだった。『EXAM』…それが、このオートギアの名称である。

小鳥遊「この試運転に人員を割いていたせいで、ピグマリオン駆除が後手に回ってしまった。」

どうやら、害特が来られなかったのは…このオートギアが原因だそうだ。

小鳥遊「だが…その意味は十分ある、すばらしい試験結果が出たよ。」

口角を上げる小鳥遊大臣。

ナナミ「1000m…ということは、上空のシレーヌにも十分届きますね。」

小鳥遊「その通り。EXAMを実戦投入すれば、シレーヌを撃ち落とすことができる。」

このEXAMを実戦投入することで、シレーヌに勝てると言うなれば小鳥遊大臣。だが…メリットばかりではない。

 

小鳥遊「それだけの威力の兵器。発射にはそれなりの代償が求められる。」

 

その代償……つまり、デメリットとは……

 

レイナ「この高射砲を撃つためには、『桁違いに膨大なフィールが必要。』…ということね。」

 

小鳥遊「理解が早くて助かる。」

 

通常のオートギアに必要なフィールよりも…遥かに多いフィールが必要なのだ。オートギアの動力源はフィールであり、このEXAMもフィールで動いている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小鳥遊「どうかな。…わかったんじゃないか?君たちDollsの重要さが。」

小鳥遊大臣の説明に、メンバー達は……終始、黙ったままだった。

小鳥遊「君たちほど効率的に大量のフィールを回収できる者はいない。駆除のような泥仕事は、心の無い機械に任せておくべきだ。」

メンバー「「「……。」」」

小鳥遊「君たちは美しい舞台でスポットライトと称賛を浴び--フィールを回収していればいい。」

小鳥遊大臣の言葉を言い換えると……

 

『戦場には…お前達の出る幕は無い。』

 

と言える。

 

アヤ「なーんか、気にくわない。」

サクラ「アヤさん……」

アヤ「だってそうじゃん。」

アヤは言う。それは……

 

アヤ「結局、ヤマダが言ってた通り、フィール回収ドレイってことだよ。」

 

ヤマダが言っていたことと、全く同じことだった。

サクラ「ファンのみんなの感動が…兵器の動力に使われるなんて……」

アヤの言葉に、サクラも害特の不信感を感じ始める。

 

斑目「……ひとまず、約束は約束だ。今回のライブで集めたフィールを提供する。」

 

斑目は重い空気の中、6人となったDollsが集めたフィールを小鳥遊大臣に渡した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小鳥遊「……おかしいな。これで、全てかい?」

少し困惑する小鳥遊大臣。

ヒヨ「ほよ……これでぜんぶだよ!ヒヨ、自分で使っちゃったりしてないよー!?」

小鳥遊「……。」

ヒヨの言葉に嘘は無いと感じた小鳥遊大臣は……

 

小鳥遊「フィール総量が、予想値を大幅に下回っている。」

 

…と、言う。

小鳥遊「観客動員数、ライブ時間、盛り上がり。全ての数値が予想よりも高水準だったのだが…

 

 

 

……3名が欠けたせいか。

 

斑目「否定はしない。」

現在、Dollsは6人……本来、9人いるのだが…その内の3人がDollsからほぼ脱退している状態なのだ。そのため、あまりフィールを得られなかったのだった。

小鳥遊「何もかもが急だったからな。仕方ないさ。」

だが、害特にはまだ打つ手はある。

小鳥遊「こちらの予備をあてがうよ。」

害特の隊員達の中には、楽器を演奏したり、手品をする等の特技をもったいな者達もいる。被災者が避難している避難場所で、それらを披露することで……僅かながらも、フィールを得られていたのだ。

小鳥遊「ご苦労様だった。今日は速やかに、帰還してくれ。」

V「……。」

メンバー達は、自衛隊のバンカーを去り、ドールハウスへと戻っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、例の3人組は……

 

辺りが暗くなっても、巡回を続け…現れたピグマリオンを狩っていた。斑目の連絡を無視して、ただひたすら……戦っていた。

ミサキ「……。」

ヤマダ「……。」

終始、空気が重く…3人での会話は殆ど無い。

ヤマダ「あーあ、つまんねっすなー……」

ミサキ「…つまらないって、何が?」

ミサキの問いかけに、

ヤマダ「そりゃ、ピグマリオンがいねーからっすよ。ましてや、妖魔もいないですし。」

と、ヤマダは答える。この周辺のピグマリオン及び妖魔は、彼女達が狩り尽くしていた。

ユキ「全部、狩り尽くしました…」

敵が殲滅し、スマホで暇を潰していたこともあったが…

ヤマダ「スマホも充電切れちまったし暇だなー、やることないなー。」

そのスマホも、とうとう充電が切れてしまったのだ。そのため、ヤマダは終始退屈そうにしていた。そして、彼女が出した答えは……

 

 

 

ヤマダ「……よし!仕方ないけど、帰るっすかね!」

 

 

 

帰ることだった。

 

ユキ「…ドールハウスに?」

ヤマダ「まぁ、必然的にそーなりますね。ジブンの全財産、あそこで管理されてますから。」

ユキ「……。」

ヤマダ「なにせあのPCがねーと、スイスの隠し口座からの引き出しも--」

もちろん、ドールハウスにだ。しかし……

 

ミサキ「帰って、どうするの?」

 

ヤマダ「へ……?」

ミサキの問いかけに、ヤマダは困惑する。

ミサキ「帰って、またみんなと一緒にレッスンして、ライブして、お喋りして……」

ヤマダ「ネトゲして……」

ミサキ「それでいいの?それだけの存在なの?」

自分達の存在意義が分からなくなった今の彼女達は、ドールハウスに戻りづらかった。命令を無視して、ミニライブを放棄した……何より……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……翔との約束を破ってしまったからだ。

 

ミサキ「私は……Dollsは……なんのために……」

 

ユキ「……ミサキさん。」

ユキはミサキにかける言葉に迷ったが……

 

ユキ「……帰りましょう。ご飯を、食べましょう。わたし…お腹が空きました。」

 

…と、言葉をかけた。

ミサキ「……ユキ……」

ヤマダ「……。」

ここにいても、どうしようもないと感じた3人は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミサキ「…そう、ね。」

ユキ「……。」

ヤマダ「……。」

ミサキ「……帰り、ましょう。」

ドールハウスに戻るため、重い足を運んだのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

斑目らがバンカーから去って数十分後……

 

グォオオオンッ!

 

キキィッ!

 

バンカー前に、ジャングレイダーとトライドロンが到着した。

小鳥遊「…?」

隊員「な、何だ?あのバイク…」「あの車も、何だか変わった形だな……」

突如目の前に現れたジャングレイダーとトライドロンに、害特の隊員達は珍しい物を見たような目を向ける。すると、ジャングレイダーに乗っている人物はヘルメットを外し、ジャングレイダーから降りてこちらに歩いてくる。トライドロンからは、2人の人物が…更に、赤い目と口と思わしき光を放つ2足歩行の小さな物体が降りてこちらに歩いてくる。隊員達は警戒するが……歩いてくる人物がライトに照らされ、警戒心が解けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小鳥遊「…青空君。それに、胡蝶先生と七草先生も。」

 

歩いて来たのは、青空 翔と胡蝶 深雪、七草 蜜璃の3人とクリム・スタインベルトだった。バンカーの出入口で4人は足を止める。

 

翔「おい、ここで何をしている?」

 

翔が口を開いたと思ったら……

 

翔「お前らの対応がクソ(おせ)ぇせいで、Dolls(アイツら)は戦うはめになった!それに、アイツらはバラけちまった!!なのに……お前らは一体何やってんだよ!?」

 

…と、害特に文句を言った。

小鳥遊「それについては申し訳ないと思っているよ。それと、君も知っていると思うが…防衛活動は禁止されていないんだ。」

翔「んなこたぁ関係ねぇんだよ!それと、申し訳ないで済めば警察なんて要らねぇよボケ!!」

小鳥遊大臣の言葉にものともせず、害特を罵倒する翔。

翔「ライブ会場付近に仮設施設を設置して、いつでも出撃できるようにするとか…何でそんな事もできねぇんだよ!!何で考えられねぇんだよ!!」

小鳥遊「ちょっと別件に取り組んでいたんだ。そのせいで、ピグマリオン駆除が後回しになってしまってね。」

小鳥遊大臣の言葉は、翔を怒り狂わせるのには十分過ぎた。

 

翔「別件?そのせいで化け物退治が後回し?……

 

……ふざけんじゃねぇよ!!

 

翔の怒鳴り声がバンカー内に響き渡ったため、奥から他の隊員達が何事かと集まって来た。

小鳥遊「心配無い、来客が来ただけだ。」

小鳥遊大臣は集まって来た隊員達に声をかけた。

小鳥遊「少しついてきてくれ。」

そして、翔と深雪と蜜璃とクリムを、バンカーの奥へと案内した。

クリム「こ、これは一体……」

小鳥遊「試験型オートギア・EXAMさ。」

深雪「…EXAM、ですか?」

蜜璃「これで、シレーヌっていう敵を…やっつけられるんですか?」

小鳥遊「もちろん。EXAMには、射程距離1000mの高射砲を搭載している。そのため、上空にいるシレーヌを撃ち落とすことができる。つまり、EXAMを実戦投入すれば、勝利は確実だ。」

小鳥遊大臣は4人に言う。

翔「…そいつはどうかな?」

小鳥遊「…ん?」

ここで、翔は口を開いた。

翔「奴は進化し、生物を支配できるようになった……奴をぶっ潰すことは、そんな甘っちょろいモンじゃねぇだろ。」

小鳥遊「だからこそ、心の無い機械に任せれば良いだろう?」

小鳥遊大臣が翔にそう言うと……

 

翔「…その機械すらも、支配したりしてなぁ?

 

と、翔は嫌みったらしく言い返した。

 

小鳥遊「……。」

隊員「「「……。」」」

 

翔の言葉に、小鳥遊大臣と自衛隊員達は黙り込んだ。それを見た翔は……

 

翔「……撤収だ。」

 

と、深雪と蜜璃とクリムに言う。

クリム「翔、もう帰るのか?」

翔「ここに居たって何になる?」

クリム「それは……」

翔「そもそも俺は、害特(コイツら)に文句を言うためにここに来た。それを果たした今、もうここに用はねぇ。」

翔はそう言うと、ジャングレイダーの方に歩いて行く。深雪、蜜璃、クリムもトライドロンに向かって行く。そして、ドールハウスに戻るべく、バンカーから走り去って行った。

小鳥遊「……。」

 

小鳥遊(青空君…君は一体……何者だと言うのかね…?)




いかがでしたか?今回はここまでです。



試験型オートギア『EXAM』…それは、宿敵『シレーヌ』を倒すために産まれた新兵器であった。

次回も、お楽しみに
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