〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウです。



害特を信用していない翔は、彼らが役に立たないと感じ、遂に…行動を起こす。

では、本編へどうぞ


第百九十九話 走れ!怒りのジャングレイダー!!

その頃、墨田区では……

 

オートギアを中心に、害特の隊員達がピグマリオン駆除、人命救助を行っていた。しかし……

 

アグローナ「ッ!!」

メガイラ「ッ!!」

 

突如現れた侵略型妖魔に、苦戦を強いられていた。

自衛隊員1「何だ、アイツは!?」

自衛隊員2「オートギアの攻撃をかわしてる!?」

自衛隊員3「こっちに来るぞ!」

オートギアの攻撃を掻い潜った侵略型妖魔は、自衛隊員達の方へと向かって来る。武器を構える隊員達。その時……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グォォオオオオオオオオオオッ!!

 

何処からかエンジン音が聞こえてくる。隊員達が左を向くと、

 

グォオオオンッ!グォオオオンッ!

 

乳白色のライトを光らせ、轟音を響かせながらジャングレイダーが猛スピードで走ってくる。隊員達は後ろに下がって待ち構える。

 

ドグシャァァアアアアアアアアッ!!

 

ジャングレイダーは侵略型妖魔に突っ込み、跡形もなく破砕し、その場で停止する。

隊員達「「「……。」」」

ジャングレイダーに乗った人物は、ヘルメットのゴーグルを上に上げ、隊員達を睨むと……

 

???「…相変わらず信用ならねぇなぁ?」

 

…と、見下すような発言をする。

自衛隊員1「その声……小鳥遊大臣が言っていた『青空 翔』君!?」

ジャングレイダーに乗っている人物の正体は、青空 翔であった。

翔「お前達に教えてやる。侵略型妖魔は高度な知能を持っている。オートギアだけではほぼ無意味だと思え。」

自衛隊員2「それより、どうしてここに来たんだ?」

翔「…決まってんだろ。」

翔はヘルメットのゴーグルをかけると、こう言った。

 

翔「役立たずなお前達に代わって、取り残された人たちを助けんだよ。」

 

そう言うと、ジャングレイダーを唸らせ、戦場へと乱入していった。自衛隊員は慌てて小鳥遊大臣に連絡をする。

 

隊員3「小鳥遊大臣!青空君が戦場に入りました!!」

小鳥遊『何、青空君が…?』

隊員3「役立たずなお前達に代わって、取り残された人たちを助ける、と…」

すると、小鳥遊大臣は……

 

小鳥遊『それなら都合が良い。彼は戦うことを禁止されていないからね。』

 

…と、翔の乱入を許したのだ。

小鳥遊『君たちは引き続き、ピグマリオン駆除及び人命救助を続行してくれ。』

小鳥遊大臣はそう言うと、通信を切った。疑問に思いながらも、隊員達は任務を遂行した。

 

 

 

グォオオオンッ!グォォオオオオオオオオオオッ!!

 

翔「くらいやがれぇっ!!」ブゥンッ!ブゥンッ!

 

ザシュッ!グチャッ!ズチュッ!

 

ジャングレイダーを操り、アマゾン方天を振り回し、ピグマリオンと妖魔をひたすら葬る翔。更に……

 

ピグマリオン「グォォオオオッ!」

 

盾を持った巨大なピグマリオンに対しては、

 

グォオオオンッ!グォオオオンッ!

 

ジャングレイダーを唸らせながら、突っ込んでいき……

 

バキャッ!グシャァァアアアアアアアアッ!!

 

ライダーブレイクで盾ごと葬った。その後も、轟音を響かせながらジャングレイダーを走らせ、次々とピグマリオンや妖魔を葬って行った。翔はダブチにかぶり付き、次の獲物を探している。すると……

 

ヴォオオオンッ!

 

ヴォオオオンッ!

 

グォオオオンッ!

 

翔「…?」

翔の目の前に、3台のバイクが止まり、そこには…ザモナス、ゾンジス、バールクスの姿があった。ザモナスが乗っているのはジャングレイダーなのだが、車体が酷く汚れており、右目のライトは緑、左目のライトが黄色であった。ゾンジスは『Zブリンガー』と『ジェイクロッサー』に酷似したバイク、バールクスは『バトルホッパー』と『アクロバッター』に酷似したバイクに乗っている。

ゾンジス「見つけたぞ、青空 翔!!」

ザモナス「折角手にいれたヒロイン達が戻って来ないんだけど…お前、何かしたの?」

ザモナスの問いに、

翔「知らねぇな。」

と、答える翔。

バールクス「どのみち貴様のせいであることには変わりない…今日こそ貴様の命を貰う!」

翔「知らねぇっつってんだろうが…話が通じねぇバカには、実力で分からせるしかねぇようだな。」

翔はため息を着くと、アマゾンズドライバーを身に付け、アクセラーグリップを捻る。

 

《デルタ》

 

音声が響くと、翔の顔には空色に輝く涙のようなモールドが浮かび上がった。

翔「…アマゾン。」

そして、黄色い炎に包まれ、仮面ライダーアマゾンデルタへと姿を変えた。バールクス達がバイクで突っ込んできたため、アマゾンデルタもジャングレイダーを走らせ、突っ込んでいく。

アマゾンδ「おらよっと!」

アマゾンデルタはウィリーをすると、その場で回転する。

 

ドガガッ!

 

ザモナス「がっ!?」

ゾンジス「んぐっ!?」

バールクス「ぐおっ!?」

 

3人のライダーは攻撃を受けたが、バイクからは落ちなかった。

ザモナス「このっ!」ヒュンッ!

ザモナスはボウガンを取り出すと、アマゾンデルタ目掛けて矢を放った。アマゾンデルタはジャングレイダーに乗りながら、ギリギリで矢を避け、ドライバーの『バトラーグリップ』からアマゾンウィップを取り出した。

 

ブゥンッ!…ビシッ!バシッ!

 

ザモナス「あがっ!?ぎぃっ!?」

ザモナスはアマゾンデルタのむち打ちの餌食となり、

 

パシッ!

 

ザモナス「なっ!?」

専用武器であるボウガンを奪われてしまった。

アマゾンδ「お前らに構ってる暇はねぇんだよ。」ヒュンヒュンッ!

アマゾンデルタはボウガンから矢を放った。

 

ズドドドドッ!!

 

3人「「「っ!?」」」

 

バールクス達の目の前で矢は爆発し、砂埃を撒き散らす。砂埃が晴れると、そこにアマゾンデルタの姿は無かった。

ゾンジス「逃げられたか…お前らのせいで逃げられた!!」

怒ったゾンジスはザモナスとバールクスを攻撃し始める。

ザモナス「人のせいにしないでくれるかなぁ!?」

バールクス「ふざけるなっ!!」

そして、3人のライダー達は互いを攻撃しあい、醜い責任の擦り付けあいを始めたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バールクス達から振り切ったアマゾンデルタは、奪ったボウガンでピグマリオンや妖魔達を攻撃する。

 

アマゾンδ(こいつァ良い、化け物退治が楽になる。)

 

ボウガンを気に入ったアマゾンデルタは、矢を放つだけでなく、矢が装填された状態のボウガンで敵を突き刺したり、斬りつけたりもした。その場のピグマリオンと妖魔を殲滅したアマゾンデルタは変身を解き、翔の姿に戻る。そして、ジャングレイダーから降りて…

 

翔「サンキューな、ジャングレイダー。」

 

ジャングレイダーにお礼を言って、フェイスに右手を置いた。その後、翔は救出されずに取り残された救助者の捜索を始めた。

 

ジャングレイダー『……!』ピカッ!

 

すると、ジャングレイダーの乳白色のライトが光り、

 

ジャングレイダー『』グォオオオンッ!

 

轟音を響かせたと思ったら、翔の近くで停車した。

翔「…一体何が起きたんだ?」

翔が戸惑っていると、ジャングレイダーは独りでに走りだし、翔の目の前に停車…そして、フェイスを翔に向け、彼と見詰めあう状態になると、

 

ジャングレイダー『』グォオオオンッ!グォオオオンッ!

 

エンジンを唸らせた。まるで、何かを訴えているようだ。

翔「…ジャングレイダー、お前…自我が芽生えたのか?」

翔がそう言うと、ジャングレイダーは乳白色のライトでパッシングをした。それを見た翔は、ジャングレイダーから自我を持ったことを感じ始めた。

翔「……俺は救助者を探す。お前には見張りを頼みたい。敵だと思われる奴が来たときには、エンジンを1回唸らせてくれ。敵ではないと思われる奴が来たときには、エンジンを2回唸らせてくれ。」

翔の頼みに、

 

ジャングレイダー『』グォオオンッ!グォオオンッ!グォオオンッ!

 

まるで、『任せろ』と言うようにエンジンを唸らせた。それを見た翔は、救助者の捜索を始めた。数分後、目の前の瓦礫から微かに人の声が聞こえてきた。翔はバトラーグリップから『アマゾンハンマー(鉄球モード)』を取り出し、瓦礫を破壊する。

翔「おい、誰かいるのか!?」

そして、声をあげると……

 

女性「た、助けてください…!」

 

瓦礫に足を挟まれ、動けなくなっている若い女性がいた。翔は若い女性が苦手なのだが、この状況でそんな事を気にしてはいられない。

翔「待ってろ、すぐに瓦礫を退かす。」

そして、力任せに瓦礫を退かし、女性を救出した。

翔「大丈夫か?」

女性「あ、ありがとうございます…!」

女性は安心したのか、涙を流していた。

翔「…ったく、害特の連中は一体何やってんだよ……」

思わず愚痴を溢す翔。この後どうしようかと考えていた所……

 

「おーい、翔くーん!!」

 

何処からか聞き覚えのある声が聞こえてきた。上を見ると、2台のライドブースターが飛んで来て、翔と救助者の目の前に降りてきた。

翔「七草さん、胡蝶さん…何でここに?」

深雪「翔君が心配だったので来ちゃいました。迷惑でしたか?」

翔「いや、丁度いい。この救助者、足を怪我してんだ。手当てしてくれるか?」

蜜璃「分かった。」

ライドブースターから降り、すぐに救助者の手当てを始める深雪と蜜璃。手当てが完了した所で、

深雪「害特の人たちを呼んで来ましょうか?」

と、深雪は言う。しかし、翔はそれを拒否した。その理由は……

 

翔「こうして救助者を見逃してんだ……そんな奴らなんざ信用できん。」

 

とのことだ……

翔「俺が墨田区市民館まで送り届ける。そのついでに害特の連中を連れてくる。多分、この辺りにはまだ助けられてねぇ奴らがいるだろうし……」

現在、被災者を対象とした避難施設が幾つかあり、墨田区市民館もその一つだった。救助者の捜索を深雪と蜜璃に託し、翔はジャングレイダーに救助者を乗せ、墨田区市民館へと向かった。

 

 

 

市民館に着いた翔は、隊員達に驚かれたが…

 

翔「救助者を連れてきた、すぐに連れてけ。」

 

と、隊員達に告げた。隊員達はすぐに市民館に救助者を案内した。救助者を見送った翔は、その場にいた隊員達に……

 

翔「すぐに害特の連中を派遣しろ、今すぐ!!」

 

と言い、場所を知らせる。

翔「まだ取り残された救助者がいるんだ!一体どういう事だ!?」

隊員4「別件で取り組んでいて、救助が後回しになったのが原因か……」

翔「グズグズ言ってる暇があんなら、早く害特連中を派遣しろ!時間がねぇんだよ!!」

隊員4「は、はい!」

隊員4は慌てて通信機を取りだし、翔が指定した場所に向かうよう要請した。

隊員4「要請、完了しました…」

翔「こうならねぇためにも、救助者をくまなく捜索しろよバカ垂れが。」

翔は隊員4に罵倒した後、ジャングレイダーを走らせ、現場に戻って行った。

 

 

 

蜜璃「あ、翔君!やっぱり救助者がいたよ!」

翔「そうか。手当てはしたか?」

蜜璃「うん、殆どの救助者の手当ては完了してる。」

蜜璃の言葉を聞いた翔は…

 

翔「よし…おい、もうすぐ害特の連中がこっちに来る!それまであんたらにはここで待機してもらう形になっちまう…済まねぇ。」

 

と、救助者達に頭を下げた。深雪と蜜璃も翔に続いて、救助者達に頭を下げた。

 

救助者「顔を上げてください!」「助けていただき、ありがとうございます!」「自衛隊が到着するまで、いくらでも待ちますよ!」

 

救助者達は口々に、翔と深雪と蜜璃に言う。翔と深雪と蜜璃は見回りをしながら、害特の到着を待った。害特が到着したのは、その10分後だった。害特にぶちまけてやりたい言葉が山程あった翔だが、それを堪え……救助者を害特の車両に乗せるのを手伝った。

 

隊長「ご協力、感謝致します!」

 

翔「…早く行けよ。」

翔(何が感謝するだよ……)

救助者を乗せた車両を見送った翔は、ため息をついた。

深雪「ため息をつくと、幸せが逃げてしまいますよ、翔君?」

翔「しょーがねーだろ?害特連中が無能なんだから……」

蜜璃「ここまで救助者を見逃してたなんて…本当に政府組織なのか、不思議に思うよ……」

翔の言葉を聞いた深雪と蜜璃は、思わず口角を下げた。すると……

 

「あ、あのっ!」

 

右方向から、5人の少女達がこちらに走ってくる。

 

シャキッ!

 

翔「止まれ。」

翔は5人の少女達にボウガンを構える。翔には、この少女達に見覚えがあったからだ。

 

アスナ「ちょっと待って!私は『アスナ』、又の名を『結城(ゆうき) 明日奈(あすな)』。青空 翔さん…貴方の手助けをしたくて来たの。」

リーファ「私は『リーファ』、又の名を『桐ヶ谷(きりがや) 直葉(すぐは)』って言います!私も、青空さんの手助けをしたいです!」

シノン「私は『シノン』、又の名を『朝田(あさだ) 詩乃(しの)』。青空 翔…貴方の手助けに来た。」

ユウキ「ボクは『ユウキ』、又の名を『紺野(こんの) 木綿季(ゆうき)』。ボクも青空 翔さんの手助けをしたいんだ。」

アリス「私は『アリス・シンセシス・サーティ』、青空 翔殿、そなたの手助けに参りました。どうか、協力させていただけないでしょうか?」

 

5人の少女達は、【ソードアート・オンライン】のヒロイン達だった。どうやら、洗脳が解けている様子だった。しかし……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔「断る。」

 

翔は彼女達を拒否した。

アスナ「えっ、どうして!?」

その理由は……

 

翔「俺はお前達から命を狙われた身なんだ。人の命を狙った奴らを、俺は信用しない。」

 

かつて、翔は彼女達に命を狙われていたからだ。しかし、それはあくまでも…

 

アリス「確かにそれは事実です。それでも、我々はZらに洗脳されていた身でありました。どうか、その償いとして…翔殿に協力させて欲しい…!」

 

彼女達がZ達に洗脳されていたからだ。

シノン「貴方も、Z達を倒すことが目的でしょう?それは私たちも同じ…だったら、協力した方が効率も良いと思うの。」

リーファ「Z達に、私はお兄ちゃんを奪われた……目的が一緒なら、どうか協力させてください、青空さん!!」

ユウキ「ごめんで済む問題じゃないのは分かってる、でも…!」

しかし……

 

翔「いくら洗脳されていたとは言え、俺の命を狙ったことには変わりねぇんだ。お前達に何をされようが、俺はお前達を信じる気は更々ねぇよ。それに、お前達がいたって……俺からしたら、ただ邪魔なだけだ。」

 

そんな事、翔には関係無かった。翔の言葉を聞いたヒロイン達は、悲しげな顔を浮かべる。その時……

 

Z「見つけたぞ、青空 翔!!」

 

顔面がボコボコに腫れたZがやって来た。

翔「…また来たのか、しつけぇ野郎だなぁ?」

Z「オレは貴様を絶対に殺す…!」

Zはバールクスライドウォッチを取り付けたジクウドライバーを装着する。

翔「…胡蝶さん、七草さん、どこかに隠れてろ。コイツは俺がぶっ潰す。」

翔はそう言うと、アマゾンズドライバーのアクセラーグリップを捻った。深雪と蜜璃はすぐに、瓦礫の裏に身を潜めた。Zは仮面ライダーバールクスに、翔は仮面ライダーアマゾンデルタに変身した。

 

アマゾンδ「フンッ、踊れ…死神のパーティータイムだっ!!」

バールクス「上等だ!!」

 

アマゾンデルタとバールクスは互いに走りだし、ぶつかり合う。

アマゾンδ「ヴガァッ!ガァッ!」ドゴッ!バキィッ!

バールクス「くそっ!ぐっ!」ガッ!ガッ!

アマゾンデルタの肉弾戦を何とか防いだバールクスは、

 

バールクス「リボルケイン!」

 

ジクウドライバーから長剣を取り出した。

バールクス「やああぁぁっ!」

そして、アマゾンデルタに向かって剣を振る。

 

ガキンッ!

 

アマゾンデルタは左腕のアームカッターで、剣をブロックすると、

 

ガッ!

 

アマゾンδ「ガアァァッ!!」ドゴォッ!

 

剣を弾き、ドロップキックを繰り出した。

バールクス「ぐあぁぁっ、がはっ!」ドサッ!

地面に倒れ、引き摺られるバールクス。起き上がろうとすると……

 

ゴォォオオオオオッ!

 

バールクス「ッ!?」

リーファが魔法を使って突風を起こし、バールクスの動きを鈍くする。次に、シノンがスナイパーライフルから銃弾をバールクスに向かって放つ。

 

ズドォンッ!パシュッ!

 

バールクス「がっ!?」

 

銃弾が命中し、怯んだバールクスに…アリスとユウキとアスナが剣で攻撃を仕掛ける。

アリス「やあっ!はぁっ!」

ユウキ「はっ!せいっ!」

アリス「それそれっ!」

3人の連携攻撃を、バールクスは防げず、ただただ攻撃を受けるだけだった。

バールクス「ぐっ…ううぅぅっ……おぉっ……!!」

ヒロイン達からの攻撃を受け、バールクスは立ち上がれずにいた。しかし……

 

アマゾンδ「ッ!!」ヒュンヒュンヒュンッ!

 

アマゾンデルタはボウガンから矢を放った。それも、アスナ達に……

 

ズドドドドーー!!

 

5人「「「「「きゃあっ!?」」」」」

 

ヒロイン達の目の前が砂埃に覆われる。そして、砂埃からアマゾンデルタが現れ……ヒロイン達を攻撃し始めた。

 

アマゾンδ「ヴガッ!」ドカッ!

シノン「かはっ!?」

アマゾンδ「ア”ア”ッ!」ズガッ!

ユウキ「うぐっ!?」

まず、シノンとユウキを攻撃し……次に、アリスと対峙する。

アマゾンδ「ヴウゥゥッ…!」ガッ!ドカッ!

アリス「っ!?」

背中を見せたアリスに、アマゾンデルタは思い切り踵を落とした。

 

ドゴォッ!

 

アリス「ぐはっ!?」

アリスはうつ伏せで地面に倒れた。

リーファ「そんな…青空さん、やめて!!」

リーファが声を上げたことで、アマゾンデルタの次の標的はリーファとなった。アマゾンデルタは素早くリーファに接近し、

アマゾンδ「ヴォォオオオオオオオッ!」ドゴッ!ドゴッ!ドゴッ!ドゴッ!

連続キックを繰り出し、

アマゾンδ「ヴオ”ア”ア”ア”ア”ッ!!」ドゴォッ!

最後は強烈な右足蹴りを繰り出し、リーファを吹っ飛ばした。

リーファ「きゃあああっ、がはっ!!」ドゴォッ…

リーファは背中から壁に打ち付けられ、うつ伏せで地面に倒れた。

アスナ「シノのん!ユウキ!アリスさん!直葉ちゃん!」

アマゾンデルタに攻撃された4人を気にしていたアスナは、

 

ガシッ!

 

アスナ「あぐっ!?」

 

アマゾンデルタに髪の毛を掴まれ、捕まってしまう。

 

アマゾンδ「パーティーに水をさしてくれたなぁ!?

 

アマゾンデルタはそう言うと、アスナを離し……

アマゾンδ「ヴアアアアァァァァッ!!」ドッゴォッ!!

腹部に向かってハイキックを繰り出した。

アスナ「ッ!?」ドゴォッ……

アスナもリーファと同じように、背中から壁に打ち付けられた。

 

アスナ「……かはっ…」ドサッ…

 

アスナは地面に倒れ…

 

アスナ「ゲホッ!ゴホッ!」

 

吐血していた。

 

バールクス「ッ!!…おのれ青空 翔!…ボルティックシューター!」

 

バールクスはジクウドライバーから光線銃を取り出し、アマゾンデルタ目掛けて光線を乱射する。

 

アマゾンδ「ッ!!」ドシュッ!

 

アマゾンデルタはドライバーのバトラーグリップからアマゾン方天を取り出し、高速回転させる。

 

ガガガガガッ!

 

バールクスが放った光線を全て防ぎ、ボウガンから矢を乱射した。

バールクス「がああぁぁっ!」

矢を受けたバールクスは光線銃を落とし、地面を転がる。アマゾンデルタはゆっくりと歩き、バールクスが落とした光線銃を拾い上げる。

アマゾンδ「コイツは貰うぜ?」

そう言うとアマゾン方天を捨て、ドライバーのアクセラーグリップを捻る。

 

《バイオレント・クラッシュ》

 

音声が響いた直後、右手のボウガンと左手の光線銃から矢や光線をバールクス目掛けて乱射した。

 

ズドドドドドドドドーー!!

 

バールクス「ぎゃぁぁああああああああ!!」

 

アマゾンデルタの攻撃を受け、ダメージを負ったバールクスはZの姿に戻り、地面に倒れた。

アマゾンδ「ハッ、つまんねぇなぁ?」

Z「~~ッ!!!!」

Zは悔しそうに歯を噛み締め、逃げていった。

アマゾンδ「……。」

Zを撃退したアマゾンデルタは、5人のヒロイン達の方へと向きを変える。ヒロイン達はもはや、戦闘不能といっても過言では無かった。

アリス「アスナ、しっかりしろ…!」

アスナ「コホッ…え、えぇ……」

リーファ「うっ、くっ…!」

ユウキ「いっ…ッ!」

シノン「くっ…うぅっ……!」

その時……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

諒芽「おい、みんな!?」

 

ギルスレイダーに乗った諒芽がやって来て、アスナ達に駆け寄る。

リーファ「り、諒芽…君…?」

ユウキ「ご、ごめん…しくじっちゃった……」

アリス「諒芽、アスナが…!」

諒芽「なっ、おい!一体どうしたんだよ!?」

アマゾンδ「……。」

その様子を見たアマゾンデルタは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アマゾンδ「ソイツらは俺がぶっ潰した。

 

火に油を注ぐことにした。

諒芽「……は?」

渇いた声を出し、困惑する諒芽。

アマゾンδ「こっちはソイツらに命を狙われた身なんだ。抵抗するのは当然…そうだろ?」

諒芽「…ふ、ふざけんなよ翔ちん!!アスナ達はZ達に、洗脳されていたんだぞ!?」

アマゾンδ「それがどうした!?いくら洗脳されていたとは言え、こっちの命を狙ったことには変わりねぇんだ。お前はどうなんだ?状況がどうであれ、自分の命を奪おうと襲ってきた奴を、疑うことなく信用すんのか、なぁ?」

諒芽「……。」

アマゾンデルタの問い詰めに、諒芽は何も答えられなかった。

 

アマゾンδ「何も言えねぇか……それが既に答えなんだよ。結局、お前も俺と同じ…いかなる状況でも自分の命を奪おうと襲ってきた奴を信用なんてできねぇんだよ。」

 

諒芽「……翔ちん、それでもなぁ……アスナ達は、俺にとっては、大切な仲間なんだ……それを、こんなにボロボロに…!!」

諒芽は自分の身体の正面で両腕をクロスさせ、すぐに解いた。

 

諒芽「変身ッ!!」

 

そして、仮面ライダーギルスへと姿を変える。

アマゾンδ「俺と殺ろうってか…なら……ジャングレイダー!!」

アマゾンデルタがジャングレイダーを呼ぶと、ジャングレイダーは独りでに走りだし、アマゾンデルタの方へと向かって来る。

ギルス「逃げる気か、そうは行くか!!」

ギルスはギルスレイダーに乗り、エンジンを噴かせる。

アマゾンδ「誰が逃げるっつったんだ、よ!?」グォオオオンッ!

アマゾンデルタはジャングレイダーを唸らせ、ギルスレイダーに乗ったギルスに向かって突っ込んでいく。ギルスも負けじとアマゾンデルタの方へと突っ込む。1度すれ違うと、互いに向きを変え、再び突っ込んでいく。

ギルス「ヴアアァァッ!」ジャキンッ!

ギルスは右側のギルスクロウを振りかざして来た。

アマゾンδ「ッ!!」

 

ガキィンッ!

 

ヒロイン達「「「「「っ!?」」」」」

 

深雪&蜜璃「「っ!?」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カランッカランッ……

 

ギルス「ッ!?」

ギルス(何、ギルスクロウが…!!)

アマゾンデルタは右腕のアームカッターで、ギルスのギルスクロウを折ったのだ。

アマゾンδ「…ッ!!!!」

 

グォオオオンッ!グォォオオオオオオオオオオッ!!

 

アマゾンデルタはジャングレイダーを唸らせ、混乱しているギルス目掛けて突進していく。

ギルス「ッ!?」

 

ドカァッ!

 

ギルス「ガァッ!?」

 

ジャングレイダーが勢いよくギルスレイダーに体当たりし、ギルスはギルスレイダーから投げ出された。アマゾンデルタはジャングレイダーから降り、地面を転がったギルス目掛けて走っていく。

アマゾンδ「ハァッ!ヴァッ!」ドガッ!ドガッ!

ギルス「ガァッ!?ヴァッ!?」

アマゾンデルタはギルスに肉弾戦を仕掛ける。ギルスも負けじと反撃してくる。

ギルス「グウゥゥッ…グワァッ!!ヴゥッ!」

アマゾンδ「ッ!?ッ!!」

 

ガッ!ガッ!

 

アマゾンデルタはギルスの攻撃を受け止め、

 

ガシッ!

 

アマゾンδ「ヴアアァァッ!!」ブゥンッ!

 

ギルスを思い切り投げ飛ばした。

ギルス「ガァッ!アガッ!!」ドサッ!ドカカ……

地面を転がるギルスだが、すぐに立ち上がり……

 

ギルス「ヴワァァアアアアアアア!!

 

デモンズファングクラッシャーを開き、凄まじい雄叫びを上げる。

 

アマゾンδ「ヴォォオオオアアアアアアアア!!

 

アマゾンデルタも大空に向かって、凄まじい雄叫びを上げる。ギルスは踵の爪を伸ばし、必殺技『ギルスヒールクロウ』をアマゾンデルタに放つ。アマゾンデルタは右足のフットカッターでギルスに回し蹴りを放った。互いの必殺技がぶつかり合い、勝ったのは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギルス「ガッ!グッ……アアッ…!!」

アマゾンδ「……。」

アマゾンデルタだった。ギルスは変身が解け、諒芽の姿に戻った。戦闘不能になった諒芽を見たアマゾンデルタは、変身を解いて翔の姿に戻る。

諒芽「し、翔…っ!!」

翔「……。」

翔は諒芽を睨み付け……

 

翔「お前…つまんねぇ奴になったな。」

 

と、吐き捨て…ジャングレイダーに乗って何処かへ走り去って行った。少しして、2台のライドブースターがジャングレイダーを追うように飛び去って行った。

 

諒芽「っ!!」

 

諒芽はスマホを取り出すと、一海達に連絡を入れ……力尽きた。




いかがでしたか?今回はここまでです。



歯車が狂っていたのはDollsだけではなかった。

次回、翔と一海達との絆が……?

お楽しみに
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