〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

259 / 551
やさぐれショウです。この物語も、遂に二百話目に突入致しました!



翔の行動に限界を感じた諒芽は『仮面ライダーギルス』になり、『仮面ライダーアマゾンデルタ』になっている翔と戦い、敗北……そして遂に、翔と一海達は……

では、本編へどうぞ


第二百話 壊れて行く絆

諒芽を倒した翔はジャングレイダーを飛ばし、救助者の捜索をしていた。その上空には、2台のライドブースターが翔の後を着いてきていた。

蜜璃『ねぇ…深雪ちゃん?』

蜜璃は持っている『クラウディングホッパープログライズキー』で、深雪と通信を取る。

深雪『何ですか?』

蜜璃『もし…翔君に危害を加えようとする人に、一海君達がいたら……深雪ちゃんなら、どうする?』

深雪『……。』

蜜璃の質問に、少しの間…黙っていた深雪だったが……

 

深雪『例え、一海君達であっても…私は、容赦しないつもりです。』

 

と、答えた。

深雪『蜜璃さんは、どうしますか?』

深雪の質問に対して、蜜璃は……

 

蜜璃『私も、深雪ちゃんと全く同じ……翔君は私にとって、命の恩人でもあるんだから。』

 

と、答えた。2人の答えは、既に決まっていた。

 

『翔に危害を加えようとする者が誰であろうと、容赦しない。』

 

それが、深雪と蜜璃の答えだった。そうしている内に、翔が瓦礫によって出入口が塞がれた建物に停止し、瓦礫を破壊し始める。深雪と蜜璃は翔の近くに降りていった。

 

 

 

翔「おい、助けに来たぞ!誰かいねぇのか!?」

荒廃した建物内に入った翔は声をあげる。すると……微かに子どもの泣き声が聞こえてきた。

蜜璃「子どもの泣き声…?」

深雪「一体何処に…?」

翔「ちょっと待て……」

翔は耳を澄ませると……泣き声は、右隣の部屋から聞こえてきていることが分かった。その部屋には、ドアがある。

 

ゴンゴンッ…

 

翔「おい、大丈夫か!?」

すると……

 

子ども「ここから出られないよぉ…暗い、怖いよぉ……」

 

と、部屋から声が聞こえてくる。どうやら、この部家に閉じ込められてしまっているようだ。翔は力任せにドアを引っ張ったが、びくともしない。

翔「胡蝶さん、七草さん!」

深雪「はい!」

蜜璃「うん!」

深雪と蜜璃と力を合わせてドアを引っ張ると……

 

バァンッ!

 

ドアを開けることに成功した。部屋の中には、1人の男の子の姿があった。

翔「大丈夫か?」

男の子「…お兄ちゃん、だぁれ…?」

翔「青空 翔だ、お前を助けに来た。」

翔はそう言うと、男の子に手を差し伸べた。男の子が翔の手を握ったことを確認すると、外へ案内した。

 

 

 

男の子「翔お兄ちゃん…?」

翔「どうした?」

男の子「このお姉さん達は…?」

翔「医者だ。」

深雪と蜜璃は男の子の自己紹介する。彼女達が医者であることを理解した男の子は、安心したのか笑顔を見せる。そこに、害特の車両が到着する。そして、男の子を車両に乗せ、避難所まで連れていった。車両を見送った3人は次の救助者を探そうと、その場から去ろうとする。その時……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「待て!」

 

背後から聞き覚えのある声が聞こえてきた。振り向くと、そこには……

 

一海「…翔…!!」

一海、紫、友香の3人の姿があった。

翔「…何の用だ?」

紫「何の用だ?じゃないだろう!翔、一体どういうことだ!?」

友香「諒芽さんを倒しただなんて……!」

翔「…あぁ、アイツの事か……確か、洗脳が解けた5人の女を俺がぶっ潰して、アイツがキレた訳か……」

翔の言葉を聞いた一海達は驚いて…

 

一海「な、何っ!?じゃあ、箒達も元に戻ってんのか!?」

紫「ということは、一花達も…!?」

友香「どうなんですか、翔さん!?」

 

と、口々に翔に尋ねる。

翔「知るか。そんなに気になるんだったら、自分で確かめたらどうだ?」

翔は冷たい言葉を放つ。そこに……

 

「か、一海…一海なのか!?」

「えっ、ウソ…紫、友香!!」

 

洗脳が解けて元に戻った【インフィニット・ストラトス】のヒロイン5人と、【五等分の花嫁】のヒロイン5人が姿を現した。

一海「ほ、箒!セシリア!鈴!シャル!ラウラ!」

紫「一花、二乃…!!」

友香「三玖さん、四葉さん、五月さん…!!」

洗脳が解けたヒロイン達との再会を喜ぶ一海達。

 

翔「…行くぞ、アイツらの感動の再会なんざどうだっていい。」

 

それを見た翔は、深雪と蜜璃と共に去ろうとする。しかし……

 

箒「待ってくれ!」

 

箒に呼び止められ、翔は不機嫌そうに…深雪と蜜璃は不思議そうに振り向いた。

箒「貴方が『青空 翔』さんですか!?」

翔「だったら何だ?」

翔の言葉に怯むことなく、箒はこう言った。

 

箒「私たちは、Z達を倒すことが目的です。ここは、同盟を結びませんか?」

 

箒の言葉に、翔は……

 

翔「お前らもアイツらをぶっ潰すのか…だが、断る。」

 

拒否したのだった。

二乃「はぁっ!?な、何でよ!?」

理由はもちろん……

 

翔「お前達も、いくら洗脳されていたとは言え、こっちの命を狙ったことには変わりねぇ……殺そうとした奴の言葉なんざ信用できるか。」

 

箒達や二乃達も洗脳され、翔の命を狙って来たからだ。例え洗脳が解けて元に戻っても、そんな事…翔には関係無い。事情がどうであれ、こちらの命を奪おうと襲ってきたことには変わり無いのだから……

 

一海「おい翔、何だよそれ!!」

翔「事実を言ったまでだ、間違ったことなんて言ってねぇよ。」

紫「な、何だと…?」

翔「なら、お前らはどうだ?諒芽(アイツ)にも言ったが…事情がどうであれ、自分の命を奪おうと襲ってきた奴を、お前らは疑うことなく信用できんのか?」

翔が一海達に問い詰めると……

 

3人「「「……。」」」

 

案の定、一海達は黙り込んでしまった。それを見た翔は、ため息をつく。

翔「それが答えだ……そうだよなぁ、信用できねぇもんなぁ?何せ、こちらを殺そうとしてきたんだからよぉ…」

すると……

一海「翔…俺はもう我慢の限界だ……お前を倒し、わからせる!!」

一海は『スクラッシュドライバー』を装着する。紫も『スクラッシュドライバー』を、友香は『ゲネシスドライバー』を装着する。

翔「胡蝶さん、七草さん…どっかに隠れてな。」

深雪「わ、分かりました…!」

蜜璃「う、うん…分かった。」

深雪と蜜璃は路地裏の方へと走っていった。

 

翔「んで、何をわからせるって?」

 

翔はアマゾンズドライバーを装着しながら言う。

一海「箒達は信頼できるってことをだよ!」

翔「……。」ハァ……

翔は再びため息をつくと、アマゾンズドライバーのアクセラーグリップを捻る。

 

《デルタ》

 

翔「…アマゾン。」

そして、黄色い炎に包まれ、『仮面ライダーアマゾンデルタ』へと姿を変える。

 

3人「「「変身ッ!!」」」

 

《ツゥブレルッ!ナガレルッ!アフルェデルッ!ロボットイィィングリスゥゥッ!ブルルルルルラァァアアアアアッ!》

 

《ワレルッ!クワレルッ!クダケチルゥッ!クロコダイルイィィンロォォオオオグ!オォォォォルルルァァアアアアアッッ!!……キャァァアアアアア!》

 

《ピーチエナジーアームズ》

 

一海は『仮面ライダーグリス』に、紫は『仮面ライダーローグ』、友香は『アーマードライダーマリカ』へと姿を変えた。

アマゾンδ「…来な?」

アマゾンデルタが挑発すると、3人のライダー達は一斉にアマゾンデルタへと走っていく。アマゾンデルタは腰を低く落とすと、地面を蹴って飛び上がり…

 

アマゾンδ「ッ!!」ドゴォッ!

 

マリカ「きゃぁぁああああああ!!」

マリカに飛び蹴りを打ち込んだ。蹴られたマリカは後方に飛ばされ、地面を引き摺った。

ローグ「くそぉっ!」ブゥンッ!

アマゾンδ「フンッ。」ガッ!

そして、ローグのパンチを受け止め…

グリス「おらぁっ!」ブゥンッ!

アマゾンδ「…。」ガッ!

グリスの蹴りも受け止め……

アマゾンδ「ガァッ!ヴゥッ!」ドガッ!バキィッ!

ローグ「なっ!?があっ!!」

ローグに反撃、その後…グリスに攻撃を仕掛けていく。

アマゾンδ「ガアァァッ!オォッ!!アアァァッ!!」

 

ドカァッ!ザシュッ!ガスッ!

 

グリス「ぐっ!?うっ!?うわっ!!」

アマゾンデルタはグリスの身体を殴り、引っ掻き、蹴りあげる。

ローグ「っ!!」ダァンッ!ダァンッ!

ローグはグリスを助けようと、ネビュラスチームガンから光弾を発射する。

アマゾンδ「ッ!!」サッ…

 

ズダダダダッ!!

 

グリス「ぐああああぁぁぁぁっ!!」

アマゾンデルタはグリスを盾にして光弾を防ぎ、グリスを蹴り飛ばした。アマゾンデルタはボウガンを取りだし、矢を乱射しようとしたが……

 

ヒュンッ!ヒュンッ!

 

ズガッ!ズガッ!

 

アマゾンδ「グアッ!?」

 

マリカのソニックアローから放たれた矢がアマゾンデルタに命中する。更に、ローグがネビュラスチームガンから光弾をアマゾンデルタに放つ。

 

ズガガガガッ!

 

アマゾンδ「ガアアァァッ!!」ドサァ……

 

光弾の餌食となったアマゾンデルタは、地面を転がる。そこにグリスが走ってくる。

アマゾンδ「ヴゥッ!!」

そして、起き上がったアマゾンデルタに向かって、『ツインブレーカー(アタックモード)』を突きだした。

 

ドスゥゥウウウウッ!

 

アマゾンδ「グアアアアァァァァッ!!ガァッ!ヴァッ!?」ドサッ!ドササ……

 

うつ伏せに地面に突っ伏すアマゾンデルタは、何とか立ち上がろうとする。そんなアマゾンデルタに、グリスはツインブレーカー(ビームモード)から光線を、ローグはネビュラスチームガンから光弾を、マリカはソニックアローから矢を放った。

 

ドガァンッ!ドガァンッ!

 

アマゾンδ「グワアアアアァァァァッ!!」

 

アマゾンデルタは爆風により後方に吹っ飛ばされ、地面を転がった。

 

アマゾンδ「…クッ、フハハハ、ハハハハ…フッハハハハハハ!」

アマゾンデルタは狂ったように笑いながら立ち上がり、ドライバーのバトラーグリップからアマゾンウィップを取り出し…

 

アマゾンδ「アアァァッ!!」ブゥンッ!

 

アマゾンウィップを思い切り振るった。

 

ズガガッ!

 

3人「「「ウワアアァァッ!!」」」

 

アマゾンデルタのアマゾンウィップにより、後方に吹っ飛ばされるグリスとローグとマリカ。

アマゾンδ「クッフフ…ヴッ!?」ドクン……

すると、アマゾンデルタは突然苦しみだし、胸部をおさえ、唸り始める。発作が起き始めたのだ。

 

 

 

深雪「蜜璃さん、私たちも行きましょう!!」

蜜璃「そうだね!翔君、今行くよ!!」

隠れて様子を見守っていた深雪と蜜璃は変身ベルトを装着し…

 

深雪&蜜璃「「変身っ!!」」

 

仮面ライダーへと姿を変える。

 

 

 

グリス「翔…!?」

アマゾンδ「ヴウゥゥ…ッ!!」

グリス「とにかく…今がチャンスか…!!」

 

《スクラップフィニッシュ!》

 

グリスはライダーキックをアマゾンデルタに放とうと、ドライバーのレンチ型レバーを降ろした。その時……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《シンクネットライズ》

 

何処からか謎の音声が響き渡り……

 

《クラウディングホッパー!》

 

ピンチになったアマゾンデルタの目の前に、2人の仮面ライダーが降り立った。『仮面ライダーアバドン』だ。

 

ローグ「なっ、何だアレは…?」

マリカ「別の仮面ライダー…?」

グリス「何だ、あの仮面ライダーは…?」

 

困惑する3人のライダーに、アバドン(赤)は『スラッシュアバドライザー』から衝撃波を、アバドン(青)は『ショットアバドライザー』から徹甲弾を放った。

 

ズドドドドーー!!

 

3人「「「グワアアァァッ!!」」」

 

3人のライダー達は爆風に包まれた。

 

アマゾンδ「グッ、ヴゥッ……ッ!?」

アマゾンデルタは朦朧とする意識の中、何とか持ち直し……

アマゾンδ「…アバ、ドン…」

 

アバドン(青)「…。」コクッ…

 

アバドン(青)はアマゾンデルタを支えながら頷く。

 

アバドン(赤)「…。」コクッ…シャキンッ!

 

アバドン(赤)もアマゾンデルタに頷くと、グリス達の方へと向きを変え、スラッシュアバドライザーを構える。アバドン(青)もアマゾンデルタの近くに立ち、ショットアバドライザーをグリス達に向けて構える。

アマゾンδ「…ッ!…ッ!」

アマゾンデルタは荒く深い呼吸をすると、大空に向かって雄叫びを上げる。

 

アマゾンδ「ヴォォオオアアアアアアア!!

 

グリス「紫、友香…気を付けろ!翔は全力で戦うつもりだ!」

グリスはローグとマリカに言う。

セシリア「一海さん、わたくし達も戦います!」

グリスに言うセシリアだが……

 

グリス「ダメだ!」

 

グリスはセシリアの言葉を拒否する。

グリス「翔は皆よりも遥かに強い…皆が戦っても、アイツには敵わない!」

セシリア「そ、そうかもしれませんが…それでは一海さん達が…!!」

ローグ「おい、来るぞ!!」

アマゾンデルタと2人のアバドンは、グリス達の方へ向かって来る。グリスはアマゾンデルタと…ローグはアバドン(赤)と…マリカはアバドン(青)と戦った。

 

 

 

アマゾンδ「ヴアァッ!ガアアァァッ!!」ドゴォッ!ドゴォッ!

グリス「ぐっ!?ぐおっ!!」

アマゾンδ「ヴゴォォアアアアッ!!」ザシュッ!

グリス「があぁぁっ!!」

アマゾンデルタはグリスを殴りつけたり、引っ掻いたりと荒々しい攻撃をしていく。そして、倒れたグリスに飛びかかり…

 

アマゾンδ「~ッ!!!!」ガブッ!

グリス「あがっ!?」

 

強く噛み付く。そのまま取っ組み合うように地面を転がり、

アマゾンδ「ヴアアアアァァァァッ!!」ドガドガドガドガッ!

マウントポジションを取っては、グリスをひたすら殴る。ある程度殴った後、バク宙をしてグリスから距離を取る。

グリス「ぐっ、くっそぉ…はぁっ!!」ズギュンッ!

グリスはツインブレーカーから光線をアマゾンデルタに放つ。しかし……

 

アマゾンδ「ッ!!」バチィッ!

 

アマゾンデルタは光線を弾いた。

 

アマゾンδ「ヴアアアアァァッ!」

 

雄叫びを上げたアマゾンデルタは、ドライバーのアクセラーグリップを捻る。

 

《バイオレント・クラッシュ》

 

直後、バトラーグリップからアマゾンウィップを引き抜き、グリスに向かって伸ばす。

 

パシィッ!

 

グリス「っ!?」

グリス(しまっ!?)

 

グリスを捕らえると、自分の元に引き寄せ……

 

アマゾンδ「ア”ア”ア”ア”ア”ア”ァァッ!!」ドッゴォッ!

 

凄まじい雄叫びと共に、ジャンプして回し蹴りを放った。

 

グリス「ぐわああああぁぁぁぁっ!!」

 

グリスは後方に吹っ飛ばされ、地面を転がると…変身が解け、一海の姿に戻った。

 

 

 

ガキィンッ!ガキィンッ!

 

ローグ「くっ!!」

アバドン(赤)「…。」

ローグはスチームブレードでアバドン(赤)と戦うが…アバドン(赤)の素早い動きに、終始苦戦を強いられていた。

 

ズパァッ!

 

ローグ「ぐあっ!?」

 

そして、背後からアバドン(赤)に斬られ、地面に倒れる。

ローグ「くっ…つ、強い…!だが、負けるわけには…!!」

ローグはスチームブレードのバルブを回転させ、電撃技『エレキスチーム』を放った。

アバドン(赤)「……。」ブゥンッ!

 

バチィッ!

 

しかし、アバドン(赤)はスラッシュアバドライザー1振りで、エレキスチームを消し去った。

ローグ「何っ!?」

そして、素早い動きでローグを翻弄し、スラッシュアバドライザーでローグを斬りつける。

 

ズババババッ!

 

ローグ「ぐわああああぁぁぁぁっ!!」

 

アバドン(赤)に連続斬りを繰り出され、ローグは地面に膝をついた。

アバドン(赤)「……。」

アバドン(赤)はスラッシュアバドライザーをバックルに戻すと…

 

《ヒット!》

 

プログライズキーのボタンを押してすぐに、スラッシュアバドライザーのトリガーを引いた。そして、助走をつけてジャンプすると、ローグに向かって飛び蹴りを放った。

 

《クラウディング・エナジー・フォール》

 

ドッゴォォオオオオオオッ!

 

ローグ「がああああぁぁぁぁっ!がはっ!!」

 

アバドン(赤)のライダーキックを受けたローグは吹っ飛ばされ、仰向けに地面に倒れる。そして、変身が解けて紫の姿に戻った。

 

 

 

マリカ「一海さん!紫さん!」

 

ブゥンッ!

 

マリカ「っ!?」

 

ガッ!

 

アバドン(青)はマリカに肉弾戦を仕掛けてくる。アバドン(青)の攻撃をブロックしたマリカだが……

 

ズザザザザーー…

 

マリカ(な、なんて力…!!)

 

アバドン(青)の凄まじい怪力により、徐々に圧されていた。

アバドン(青)「…。」ドカァッ!ドゴォッ!

マリカ「うっ!?かはっ!」

アバドン(青)はキックやパンチ等の格闘技で、ある程度マリカを攻撃した後……

 

ガシッ!

 

そのままマリカの腕を掴み…

 

ブオォッ!

 

思い切り投げ飛ばした。

 

マリカ「っ!!」ドサッ!

 

そして、地面に倒れたマリカ目掛け、ショットアバドライザーから徹甲弾を乱射した。

 

ズドドドドーー!

 

マリカ「っ!?」ピュッ!ピュッ!

 

マリカはソニックアローから矢を放ち、反撃を試みる。

 

バチィッ!バチィッ!

 

しかし、アバドン(青)はマリカが放った矢を全て弾き飛ばした。

マリカ「そ、そんな…っ!!」

あまりの出来事に、呆然とするマリカ。アバドン(青)はショットアバドライザーをバックルに戻し、プログライズキーのボタンを押す。

 

《ヒット!》

 

その直後、トリガーを引き、マリカに向かって助走をつけ、飛び蹴りを放つ。

 

《クラウディング・バースト・キャノン》

 

ドッゴォォオオオオオオッ!

 

マリカ「きゃぁぁああああああっ!!」

 

マリカはアバドン(青)のライダーキックを受け、地面を引き摺られ、仰向けに倒れる。その後、変身が解けて友香の姿に戻ってしまった。

 

 

 

 

一海、紫、友香が戦闘不能になったことを確認したアマゾンデルタは、変身を解き…翔の姿に戻った。2人のアバドンは変身を解かず、翔の隣に立つ。

四葉「紫さん!友香さん!」

三玖「しっかりして…!」

シャルロット「一海!」

ラウラ「大丈夫か、一海!!」

戦闘不能になった彼らに駆け寄るヒロイン達。五月は翔と2人のアバドンの方に振り向き……

 

五月「お願いです、もうやめてください!!」

 

と、『これ以上戦わないでくれ』と懇願する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔「今回は見逃してやる…

…さっさと尻尾巻いて逃げろよ?

 

 

翔は一海達に冷たく言い放った。

一海「お、おい…翔…!!」

箒「撤退するぞ、一海!!」

鈴「あんな奴らに敵う訳が無いわ!!」

一海、紫、友香はヒロイン達に連れられ、退却していった。

 

 

 

翔「……。」

アバドン「「……。」」

少しの間、沈黙が続いたが……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔「…フッ、クク……クッフフフッ、フフッ……フフフフ…」

突然翔が、狂ったように笑い始める。

 

アバドン「「……。」」

 

その後も怪しく笑い続ける翔を、2人のアバドンはただ……見守ることしかできなかった。




いかがでしたか?今回はここまでです。



遂に、一海達と戦うことになってしまった翔。彼らの絆は果たして…戻るのか…戻らないのか…

次回も、お楽しみに
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。