〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』   作:やさぐれショウ

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やさぐれショウです。



仮面ライダーの殆どは、『最初からなりたくてなった訳ではない』である。この物語の主人公、青空 翔…彼もまた…

では、本編へどうぞ


第二百四話 なりたくてなった訳じゃない

バールクス「…くっ!?」

アマゾンδ「ウガァッ!」

突然現れたバールクスと戦うことになった翔は、仮面ライダーに変身した。

バールクス(…コイツ、力をつけてやがる……どんなチート能力を使ってんだ…卑怯な奴め…!!)

 

ヒロインを洗脳し、自分の家来にしておきながら何を言っているんだか……(汗)

 

アマゾンδ「ヴアアァァッ!!」ドゴォッ!

バールクス「ぐわぁっ!?」

 

アマゾンデルタはバールクスをパンチで吹っ飛ばした後、

 

ズギュンッ!ズギュンッ!

 

ズドドドドッ!

 

バールクス「ぐわああああぁぁぁぁっ!!」

 

奪った光線銃から光線を乱射した。

アマゾンδ「どうした、その程度か?」

バールクス「…何だと?」

アマゾンδ「所詮お前は…仲間がいねぇと何もできねぇのか。自分で足掻こうとせず、初めっから仲間に頼りきり……お前、大したことねぇなぁ?」

バールクス「…ッ!!黙れぇっ!!」

バールクスはジクウドライバーから長剣を取り出し…

バールクス「でぇええやぁぁあああああああああ!!」

アマゾンデルタに向かって突進してくる。

アマゾンδ「……遅い、ヴガァッ!!」ボコォッ!

アマゾンデルタはバールクスに素早く近づき、腹部目掛けてアッパーを打ち込んだ。

バールクス「ヴッ!?」

そして…うずくまったバールクスを、蹴り飛ばした。

 

バールクス「ぐぅ……ッ!!」

アマゾンδ「……。」

 

地面に突っ伏すバールクスを、アマゾンデルタはつまらなさそうに見ていた。Zが持っている力は、とてつもなく強力な物だが……彼自身の戦闘力自体は、そうでもなかった。

手に入れた力を悪用しては、優越感に浸っていたに過ぎない……朝はヒロインが起こしてくれた……食事も毎回ヒロインが用意してくれた……それどころか、身の回りの世話は、ヒロインがしてくれていたのだ。だが、それが無くなった今、自分の身の回りのことは自分でやらなければならなくなった。

努力をしていると言っておきながら、結局は手に入れた力に頼っていただけだったのだ。

 

バールクス「…オレは、未来から来たんだ!青空 翔、貴様など…所詮過去の亡霊だ!」

 

バールクスの言葉に……

 

アマゾンδ「フンッ…結局未来も、過去になるんだぁぁあああああああああ!!

 

と、アマゾンデルタはドライバーのバトラーグリップからアマゾンウィップを取り出し、凪ぎ払った。

バールクス(くそっ……仮面ライダーなんて、このオレ1人で十分…やっとライダーになれたんだ……なのに、なんでアイツまで仮面ライダーなんだよ…しかも、どのライダー作品にも存在しないライダーだなんて…!!)

バールクスはライドウォッチを取り出し、起動させる。

 

《バイオライダー》

 

そして、自身を液状化し、アマゾンデルタに向かって行く。アマゾンデルタは光線銃から電撃を放った。

 

バリバリバリバリーー!!

 

バールクス「んぎゃぁぁああああああああああ!!」

 

電撃を受けたバールクスは、元の姿に戻り、再び地面を転がる。バールクスは地面から起き上がると……

 

バールクス「仮面ライダーは1人で十分…なのに、何で……何で貴様まで、仮面ライダーになっているんだよ!?」

 

と、アマゾンデルタに言う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アマゾンδ「…別に、なりたくてなった訳じゃねぇんだよ。」

 

と、アマゾンデルタは言い返す。

バールクス「ならば辞めちまえ!!」

アマゾンδ「そうはいかねぇんだよ。」

バールクス「な、何だと!?」

アマゾンδ「辞めろって言葉で言うのも、辞めることも簡単なことだ……だが、ライダーに選ばれた以上…それなりの責任がのしかかって来るんだよ。」

バールクス「……。」

アマゾンδ「ライダーに選ばれ、この世界に来たからには…この世界を、世界の人々を守らなければならねぇ。例え、どんなに救いようのねぇクズ人間であろうとな……しかし、お前は何だ?ライダーになって、お前は一体何を守って来た?」

アマゾンデルタの言葉に、バールクスはとうとう黙り込んだ。

 

アマゾンδ「…まぁ、ジャドウであるお前は……自分の欲を満たすだけであり、世界を守ることはなかったんだろうがな。それどころか…世界をぶっ壊し、ヒロイン達を自分の物にしてきた。」

バールクス「んなっ!?勇者様であるオレに、何を言うんだ!?」

アマゾンδ「何が勇者様だ。そうやって英雄を自称してる時点で、お前はもう英雄なんかじゃねぇ…そもそも、英雄になろうと思ってる時点で、既に英雄失格なんだよ。」

バールクス「…ッ!?」

 

図星を突かれたのか、言葉を詰まらすバールクス。

 

アマゾンδ「責任を果たそうともせず、己の欲望のためだけに力を使うような奴に、『仮面ライダー』を名乗る資格なんてねぇ!!

 

アマゾンデルタのこの一言に、バールクスは……

 

バールクス「……黙れ黙れ黙れぇぇえええええええ!!」

 

《フィニッシュターイム》

 

怒りに身を任せ、必殺技を放とうとする。それを見たアマゾンデルタは、ドライバーのアクセラーグリップを捻る。

 

《バイオレント・スマッシュ》

《バールクス・ターイムブレーイク!》

 

バールクスは飛び蹴りを、アマゾンデルタはハイキックを繰り出した。互いの蹴りがぶつかり合い、稲妻が発生し……最後に大爆発を起こした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バールクス「ぐあぁ…!」

アマゾンδ「ぐぅ…!」

 

地面に倒れた2人のライダーは、変身が解けて元の姿に戻った。傷だらけの2人に、もはや戦う力は残っていなかった。

翔「……。」

Z「……。」

互いを警戒しあい、中々撤退していかない2人。先に背中を見せたのは…翔だった。

Z(よし、今だ!)

Zは長剣を翔目掛けて投げた。だが……

 

サッ……ガキィィイイイインッ!

 

翔は背中を見せたままかわし、剣は壁に突き刺さった。

翔「ジャドウの企みなんざ、手に取るぐらい分かる……俺が背中を見せた途端に、コイツを投げて殺そうって魂胆だろ?」

Z「…ッ!!」

Zの顔が青ざめたのを確認した翔は、剣を引き抜くと……

 

翔「考えが浅はか過ぎんだよ、バーカ。」

 

バキィンッ!

 

剣を踏み折ったのだ。

Z「…なっ!?」

剣が折られたことにより、バールクスの手持ちの武器が無くなってしまった。

翔「自分の力で物事を解決しようとしねぇバカのくせに、こんな武器持って意気がってんじゃねぇよ。」

翔はそう言うと、Zの前から立ち去って行った。

Z「……ッ!!!!」

Zは悔しそうに歯ぎしりをし、ただただ……地面をひたすら殴っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔「……。」

Zの前から去った翔は、あの後……近くの公園で休んでいた。そこに……

 

グォォオオオンッ!

 

ジャングレイダーが翔の目の前で停止した。

翔「…ジャングレイダー、迎えに来てくれたのか?」

ジャングレイダー『』グォオオンッ!

翔「…ありがとな。」

ジャングレイダーのフェイスに右手を置きながら、翔は言う。

ジャングレイダー『』グォオンッ!グォオンッ!

翔「…あぁ、ドールハウスに戻るよ。」

翔はそう言うと、ヘルメットをかぶり、ジャングレイダーに乗る。そして、ドールハウスを目指して公園から走り去った。




いかがでしたか?今回はここまでです。



余談…初めは、主人公は『ライダーになりたくてなった』という方向で進めていこうと思っていましたが…次第に「それは違うかな?」と思ったので、『ライダーになりたくてなった訳ではない』という方向で進めています。

次回も、お楽しみに
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