〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
翔の言葉で、Dollsは墨田区へ向かうことになった。だが、問題なのは翔を助けにいくメンバー達だ。そこで、名乗り出たのは……
そして、ドールハウスに新たな仲間がやって来る。
では、本編へどうぞ
カナ「翔君の救出は、どうしましょう……」
Dollsがいない中、誰が翔を助けに向かうのか考える斑目とカナ。その時……
「「「私たちが行きます!!」」」
複数の人物が名乗り出た。それは…翔の味方であり、彼の理解者でもある『元ストライカー』達だ。
斑目「しかし、君たちはまだ戦闘経験が…」
ほたる「関係ありません!!それでも、あたしは…いいえ、あたし達は斑目さんを押しきってまで、隊長サンを助けに行きます!!」
雪枝「ストライカー達から苛められて、1番不安だったのは隊長さんでした…それでも…笑顔を絶やすこと無く、私たちの不安を和らげてくれたんです!そのことに、私たちは救われました!!」
マリ「訓練も欠かさずやってるし、いつでも戦える。」
幸子「かつて、私たちをストライカー達の巣窟から、外に連れ出してくれたのは、隊長さんでした…ですから、次は私たちが、隊長さんを外へ連れ出してみせます!!」
モニカ「ジーっとしてても、ドーにもならない!あたしも行きます!!」
あから「ボクも行きます!!お願いします、斑目所長!!」
彼女達は本気だった。元ストライカー達の覚悟が伝わってきたのを感じた斑目はニコッと笑い……
斑目「分かった。なら、この端末を使ってくれ。」
何と、『パトリ端末』を渡してきた。これに驚いた元ストライカー達……カナが説明を加える。
カナ「その端末は、ドールハウスで開発した『新型パトリ端末』です。変身者へ掛かる負担を大幅に減らし、メモカの力も最大限に活かすことができます♪」
元ストライカー「「「す、すごっ!?」」」
何ということだ……渡された新型のパトリ端末があまりにもハイスペック過ぎる。カナさん、貴女一体何者ですか……?
あから「ありがとうございます、斑目所長!カナさん!」
あからがお礼を言うと、
カナ「お気をつけて!」
斑目「検討を祈る…!」
カナと斑目は玄関まで元ストライカー達を見送った。その時……
「おーい、みんなぁー!!」
上空から何やら声が聞こえて来る。上を見ると、白、黒、赤、黄色等のおびただしい数の円盤のような何かがこちらへ飛んできた。斑目とカナは最初は警戒したが…
雪枝「も、『モシュネ』さん達!?」
雪枝がそう言うと、円盤は変形して小人のような姿になった。『モシュネ』……それは、ストライカー達をサポートする自我を備えたロボットであり、彼女達に欠かせない装備品である『メモカ』の管理を仕事とする。
???「私も行かせてください。」
更に、モシュネ達の後ろからエメラルドグリーンの髪が特徴の少女が姿を現した。
あから「『モルガナ』様…!?」
彼女の名は『モルガナ』……ストライカー達と隊長であった翔に興味を持ち、力を貸してくれたのだが……ストライカー達からは化け物扱いされ、周囲から孤立していた。そんな彼女に、翔は温かく接し、居場所までも提供した。そんな彼の優しさに心を撃たれた彼女は、安心していたのだが……翔がストライカー達から酷い仕打ちを受けていたことを知り、彼を助けられなかったことを激しく後悔していた。彼がストライカー達から逃げている時、見えないところで空間を歪ませ…ストライカー達を妨害し、彼が逃げやすくなるよう、こっそり支援していたのだ。
モルガナ「そちらのお二方には、申し訳ありませんが…自己紹介はまた後程……」
モルガナの言葉に、ポカンとしたままの斑目とカナ。
ほたる「モルガナさん、どうして…!?」
ほたるがモルガナに聞くと……
モルガナ「隊長さんは、こんな得体の知れない私に対しても、温かく接してくれて…居場所までも提供してくれました。私はそれが嬉しくて…浮かれていたんです……隊長さんを助けられず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。虫の良い話になってしまいますが、どうか……私も、隊長さんの救出に行かせてください…!!」
モルガナは元ストライカー達に頭を下げる。あからはモルガナの前に移動し、モルガナに2つの質問をする。
あから「モルガナ様……貴女は、絶対に隊長殿を裏切らないと誓いますか?時空管理局やあのストライカー達、そして…白河 昇に敵対することを誓いますか?」
彼女の質問に対し、モルガナは……
モルガナ「誓います!!」
と、迷うことなく答えた。彼女の思いが本気だと知った元ストライカー達は、モルガナを仲間に加えることにした。
ほたる「後で、隊長サンにも話しておきますね。」
モルガナ「ありがとうございます…!」
モルガナが仲間になった所で…
モシュネ「元ストライカーの皆、このメモカを使うモシュ!」
モシュネが元ストライカー達に、黒い色に赤い光を放つメモカを渡してきた。
モニカ「このメモカは…?」
モシュネ「それは、『
元ストライカー達はパトリ端末にメモカを装填し、変身する。姿が変わっただけでなく、左隣に小さな何かが浮かんでいる。
モシュネ「皆の隣にいるのは、皆の力になってくれる存在『キラル』モシュ!」
『キラル』…それは、召喚獣の一種であり…契約した者に対して、強大な力を貸してくれるのだ。
幸子「モシュネさん…どうして…?」
幸子はモシュネに尋ねる。
モシュネ「私たちも、あそこのストライカー達には、もう呆れるばかりモシュ。青空隊長さんに酷い仕打ちをして…諸悪の根源も自分たちで潰して、報復されても……未だに青空隊長さんが許してくれると勘違いしていることに、もう限界を感じたモシュ!」
モシュネの言葉に頷く他のモシュネ達。
モシュネ「青空隊長さんも元ストライカーの皆も、五稜館学園を辞めて正解モシュ!間違っているのは青空隊長さんをめちゃくちゃにした『時空管理局』と『ストライカー達』…そして、『白河隊長』モシュ!私たちもお母さんも、時空管理局を辞めてきたモシュ!!」
モシュネ達も、時空管理局がおかしいと感じ、『マザーモシュネ』と共に時空管理局を辞めて来たのだった。
黒モシュネ「青空隊長さんは最高の指揮官……ううん、青空隊長さんこそ……
本物の『英雄』でアリマース!」
モシュネ達「そうモシュ!」「青空隊長さんは最高の指揮官でアリマス!」「青空隊長さんは、本物の英雄だゼェー!!」
ほたる「モシュネちゃん…!!」
モシュネ「私たちも隊長さんを助けに行くモシュ!いつまでも懲りないアイツらに、お灸を据えてやるモシュ!!」
モシュネの大群も、翔を助けに向かうことを決心し…元ストライカー達の仲間になった。
モシュネ「あの、私たちの自己紹介は、後程やるモシュ。」
カナ「は、はい…」汗
斑目「う、うむ…」汗
モシュネの大群に困惑するカナと斑目。元ストライカー達は、モルガナとモシュネの大編隊を引き連れ、翔の救出へと向かった。
その頃、シェアハウスでは……
一海「何っ!?翔が、ストライカー共に…!!」
翔がストライカー達に連れ戻されたことを知り、驚く一海。
紫「そんな、バカな…!?」
友香「そんな…翔さん…」
言葉を失う紫と友香。
諒芽「で、どーすんの…?」
諒芽は暗い顔をしながら尋ねる。
一海「決まってんだろ……」
一海は既に決めていた。
一海「俺は、翔を助けに行く!!」
一海の言葉に、
諒芽「はぁっ!?いやいや、だって俺らは翔ちんと敵対してんだぞ!?」
と、諒芽は抗議する。
一海「なら、お前は見捨てるのか?」
諒芽「…っ!?」
一海の言葉に、黙り込む諒芽。
一海「確かに、翔は俺たちに敵意を向けている。それでも…俺にとって翔は……大切な友達なんだ!!だから俺は、翔を助ける!!」
一海の言葉に、紫と友香も言う。
紫「私もだ!翔は大切な友人…助けなくてどうする!!」
友香「私にとっても、翔さんは大事な友達です!また、友達になれたんですもの!!私も翔さんを助けに行きます!!」
諒芽「……。」
一海、紫、友香の言葉を聞いた諒芽は、ニッと笑う。
諒芽「いっけねぇ…大事なことを忘れていたぜ……
俺は…翔ちんの大大大親友なんだ!!決めた、俺も翔ちんを助けに行くぜ!!」
一海「決まりだな……よし、行こう!!」
心が1つになった一海達は、翔の救出へと向かおうとするが……
諒芽「おいおい、場所は分かるのか?」
問題なのは、翔が囚われている場所だ……だが、その問題はすぐに解決する。
キバーラ「心配しないで、私が既に調べておいたから♪」
キバーラが、翔がいる場所を既に把握していたのだ。
友香「ありがとうございます、キバーラさん!」
キバーラ「良いのよ、私と友香はバディーでしょ?」
友香「…はいっ!」
そして、今度こそ翔を助けに向かう。その道中、モシュネの大編隊が大空を飛んでいるのを見つけ、追い掛けてみると…元ストライカー達の姿があった。
一海「おーい!!」
一海が声をかけると、元ストライカー達とモシュネ達は足を止めて振り向いた。
雪枝「あっ、貴方達は…確か、隊長さんのお友達の…」
一海「あぁ、『
紫「私は『
友香「私は『
諒芽「翔ちんの大大大親友である『
元ストライカー達に自己紹介する一海達。
ほたる「それより、一海サン達はどちらへ向かうんですか?」
紫「私たちも、翔を助けに行くところなんだ。」
モニカ「ホント!?じゃあ、一緒に行こうよ♪」
友香「是非是非!」
マリ「隊長の友人ねぇ…頼もしいじゃん。」
こうして、一海達は元ストライカー達とモシュネ達と共に、翔の救出へと向かったのであった。
いかがでしたか?今回はここまでです。
【スクールガールストライカーズ 2】に登場する『キラル』って、色んな種類がいるんですよね。そして、やっと登場した『モルガナ』と『モシュネ』達も、翔の味方になるぞ?
次回、囚われの身である翔の様子を書いていきます。