〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
ストライカー達の巣窟から翔を救い出すため、メンバー達が集まった。奪われた光を取り戻すために……
その頃、ストライカー達は…翔から許しを得ようと、とんでもない行動を起こす。
では、本編へどうぞ
翔「……。」
その頃、翔は…ストライカー達の巣窟にて、ぐったりとしていた。彼の近くには、一体のファントムがいる。
翔「……?」
翔(そう言えば、ストライカー達が全然来ねぇな……何をやってるんだ?)
ふと、ストライカー達が来なくなったことに疑問を抱く翔。
翔(まぁ良い…アイツらがいねぇ方が、まだマシだ……)
その頃、昇は……
呑気にお茶を飲んでいた。
ファントム「」トントンッ…
昇「ん、どうしたんだい?」
すると、ファントムがホワイトボードに何かを書き、昇に見せた。
『何者かがこっちに向かっている』
昇「ここの周辺には沢山のファントム達がいる。心配ないさ。それに、ストライカー達もいる。」
余裕ぶっている昇。しかし、彼は知らなかった……今、ストライカー達がとんでもない行動を起こそうとしていることを……
その頃、ストライカー達は……
何やら、ファントム達を引き連れて地下に来ていた。
あおい「全員、集まったな?」
あおいが点呼を取って行く。そして、全員いることを確認すると……ポツリと話す。
あおい「隊長はどうしても素直に慣れないようだな……」
紗々「うーん…どうしたら、許してくれるんでしょうか~…?」
リョウコ「私達、こんなにも隊長さんのためを思ってるのに…何がいけないんだろう……」
彼女達は愚かにも……翔が自分達を許さないのは、彼が素直じゃないからと解釈していた。
アコ「あ、アコっち良いこと思い付いたのだ!」
その時、アコが口を開いた。
イミナ「何をするんだ?」
アコ「ボスと同じ思いをすれば、きっと許してくれるかもしれないのだ。これは、最後の手段なのだ…」
リョウコ「えぇっ!?もう最後の手段使うの!?」
アコ「よく考えるのだ、リョウコっち……」
アコの言葉を聞いた途端……表情が一気に暗くなるストライカー達。
シャルロッテ「それで、何をするデス?」
シャルロッテが聞くと、アコはこう答えた。
アコ「アコ達も…傷だらけになるのだ……そのために、
小織「隊長…苦しそうだった……」
ノエル「わたくしは、取り返しのつかないことを…しでかしてしまいましたわ……」
伊緒「いくら後悔しても、もう遅いんだけどね……でも……」
夕依「隊長様と同じように…苦しめば……隊長様は、きっと……許してくれますよね?」
真乃「では、ファントム達…私達の身体を拘束しなさい!」
真乃がそう言うと、ファントム達はストライカー達の身体を拘束し、身動きを封じる。
真乃「では、武器を取りなさい…!」
身動きを封じられた真乃は、震えた声でファントム達に言う。他のストライカー達も、身動きを封じられた途端……顔を青ざめ、ガタガタと震え出す。次第に呼吸も荒くなり、目からは涙がこぼれて来た。
ストライカー(何を怖がってるんだろ……)(た、隊長は…もっと怖い思いをしたんだ……)(隊長が今まで受けてきた傷に比べれば、こんなの……!)
心の中で強がるストライカー達だが……本当は恐怖で気が狂いそうだった。
真乃「さ、さぁ…ファントム達……私達を攻撃しなさい!!今すぐ、本気で!!」
真乃がそう叫んだ次の瞬間……
ファントム「「「!!!!」」」
ファントム達が持っていた武器を振り上げ、ストライカー達目掛けて振り下ろしてきた。直後、ストライカー達がいる地下室は、ストライカー達の絶叫に包まれ…部屋の中は、一分足らずで血の海と化した。
その頃、廃旅館近くには…元ストライカー達とモシュネ達、一海達が来ていた。
幸子「あそこです!あそこの旅館が、ストライカー達の拠点です!」
幸子がストライカー達の拠点を知っていたので、迷うことなく近くまで来れた。しかし……
ザザザザザッ!
そんな彼らの前に、おびただしい数のファントム達が立ち塞がった。
モニカ「あれは、ファントム……でも、今のあたし達には、ファントムなんて大したこと無いんだから!!キラル・リヴェール!!」
モニカはキラルを召喚し、光線銃から光線を放つ。他の元ストライカー達も続いてキラルを召喚し、攻撃していく。
あから「ダメだ、一向に数が減らない…!」
マリ「全く、どんだけいんのさ…」
雪枝「皆…妖魔にまで、魂を売っちゃうなんて……」
ほたる「信じられない……」
幸子「隊長さんを連れ戻すためなら、手段すら選ばなくなるほど……堕ちたんですね……」
ストライカー達はいつの間に……妖魔と手を組んでいたのだ。だが、今は目の前のファントム達を蹴散らすしかない。その時……
ドゴォンッ!!
突如爆発が発生し、幾多のファントム達が吹き飛んだ。
一海「なっ、何だ!?」
更に、銀色の衝撃波、徹甲弾が無数に渡ってファントム達に向かって飛んで来た。ファントム達は次々に消滅していく。振り返ると……
小春「皆さん、ここは私達に任せて。先に行ってください!」
翠「安心しろ、わたし達は味方だ……それに、何の罪も無い青空隊長ちゃんを苦しめた…いや、今も苦しめている奴らを、わたしは許さない!!」
ミネルヴァ「貴女達が『元ストライカー』達ね?」
小春、翠、ミネルヴァの姿があった。
ほたる「えっ、どうしてあたし達のことを…?」
ほたるが疑問を抱いていると……
「それは、私達の方から少しお話させて頂きました。」
小春、翠、ミネルヴァの後ろからとある人物が姿を現す。
雪枝「えぇっ!?
深雪先生に、蜜璃先生!?」
何と、『胡蝶 深雪』と『七草 蜜璃』だった。
蜜璃「小春ちゃんと翠ちゃん、ミネルヴァちゃんは味方だよ、私が保証する!」
深雪「それと、一海君達には…謝らないといけないことがあるんです。」
紫「謝らないといけないこと…?」
深雪「はい…」
深雪と蜜璃は、あるものを取り出すと…元ストライカー達と一海達に見せた。
幸子「な、何ですか…それ…?」
あから「これは…剣と銃?」
困惑する元ストライカー達。
一海「そ、それ…まさか……!!」
驚いた一海を見た深雪と蜜璃は言う。
蜜璃「翔君がピンチになった時に、謎の仮面ライダーが来たの…覚えてる?」
深雪「あの仮面ライダー…実は、私達が変身していたんです。」
一海達「「「「えぇっ!?」」」」
深雪と蜜璃の告白に驚く一海達。
深雪「翔君…Dollsが一時的にバラけてしまって……いつもの皆が見られなかったのが、寂しかったみたいなんです……」
蜜璃「私達は、そんな翔君が心配だったの……だから、『仮面ライダーアバドン』として、戦ってたんだ…翔君を、守るために……」
深雪と蜜璃が語った翔の心情を聞いたメンバー数は、言葉を失っていた。更に……
深雪「翔君が一海君達に悪態を取ったのは、恐らく……
…自分の身体の異変のせいで、一海君達の人生を壊してしまうんじゃないかと、恐れていたんだと思います。それで、悪態を着くことで…一海君達から離れようとしたと考えられます。」
一海「……し、翔……」
紫「…そうだったのか……」
友香「そんな理由が……」
諒芽「お、俺は…本当に、バカだ……何で、気付けなかったんだ……」
翔に敵対したことを後悔する一海達。
小春「み、皆さん!敵が来ました!!」
そこへ、数多くのファントム達が押し寄せてきた。
深雪「元ストライカーの皆さん、一海君達も……翔君のところへ、行ってあげてください。」
蜜璃「私達が道を作るから!!」
深雪と蜜璃はそう言うと、変身ベルトを腹部に巻き、持っている『クラウディングホッパープログライズキー』を起動させる。
《ヒット!》
そして、変身ツールに装填し、
《オーソライズ》
と言う音声が響いた後、キーを展開。変身待機音が響き渡る中……
深雪&蜜璃「「変身!!」」
最後にトリガーを引く。
《シンクネットライズ》
深雪と蜜璃は、黄色い蛍光色に輝く筒状のエフェクトに包まれ、
《クラウディングホッパー!
"An attack method using various group tactics."》
『仮面ライダーアバドン』へと姿を変えた。
アバドン(青)「あ、私と深雪ちゃんがアバドンであることは、まだ翔君に言わないで欲しいな。」
諒芽「えっ、何で…?」
アバドン(赤)「私達自身で、翔君に伝えたいので。」
友香「わ、分かりました。」
アバドン(青)に変身した蜜璃とアバドン(赤)に変身した深雪は、それぞれのツールを構える。
ミネルヴァ「スゴいスゴい!仮面ライダーって、本当にいたんだね!!」
翠「頼もしい…頼もしすぎる!!」
小春「では、行きましょう!!」
ミネルヴァ達は2人のアバドンと共にファントムの群れへと突撃していく。小春はハンマーのような武器と盾を使い、翠は剣を使って2人のアバドンと共に、ファントムを蹴散らし、道を作る。ミネルヴァは無数の魔方陣から、光線を発射し、小春と翠とアバドン達を援護した。アバドン(赤)は凄まじいスピードでファントム達を翻弄、スラッシュアバドライザーで次々と斬って行く。アバドン(青)はショットアバドライザーから徹甲弾を放つだけでなく、凄まじい怪力を活かした格闘戦で、次々とファントム達を薙ぎ倒していく。
一海「よし、今だ!!」
一海達と元ストライカー達はタイミングを見計らって、ファントム達の群れをすり抜けることに成功…そのまま翔が囚われている廃旅館へと走っていく。後を追おうとするファントム達は、ミネルヴァが光線で蹴散らした。
モシュネ「ん?誰かいるモシュ…!」
廃旅館入り口付近に着くと、誰かが立っていた。
昇「全く、ストライカー達は一体何をしているんだか……」
そこにいたのは、白河 昇だった。
昇「あっ、ほたる達じゃないか。元気そうで何よりだよ。」
ほたる「白河隊長、青空隊長サンを解放してください!!」
ほたるは真っ先に昇に抗議する。
昇「青空隊長は彼女達を更正させるために必要な存在なんだ…それはできないな。彼も、ストライカー達の更正に協力してくれているし。」
あからさまな嘘を交えて、ほたるの言葉を拒否する昇。
一海「ふざけるなよ……翔があんな奴らに協力する筈がねぇだろ!!」
紫「白河、貴様…翔に何をしたんだ!?」
昇「何って…あぁ、ストライカー達が言ってたなぁ……」
青空隊長を監禁して……
2度と逃げ出せないようにしたって……
昇の言葉を聞いたメンバー達は、驚いて言葉を失うが……
友香「そこに、翔さんの意思は無いじゃないですか!!」
諒芽「ふざけんじゃねぇよ!!翔ちんを監禁して逃げ出せないようにした…?…俺の大大大親友に何してくれてんだ!!」
モルガナ「私の命の恩人に何てことを……愚か者!」
怒りを爆発させた。その時……一海が前に出て来て、メンバー達にこう言った。
一海「コイツは、俺がぶっ潰す…!…皆は、翔のとこに向かってくれ…!!」
一海はそう言うと、『ビルドドライバー』を装着し、『ノースブリザードフルボトル』を『グリスブリザードナックル』に装填し、ビルドドライバーにセットした。
《グリスブリザード!》
音声が響くと、一海はドライバーのハンドルを回す。すると、何処からともなく冷気が現れ、一面に漂い一海の足を膝上まで凍結させる。その後、ナックルに似た『アイスライドビルダー』が出現した。
昇「なら、僕がまた殺してあげるよ?」
昇は『ネオアマゾンズドライバー』を装着し、『アマゾンズインジェクター』をドライバーにセット、ハンドルをあげてインジェクターを押し、仮面ライダーアマゾンネオに変身。
一海(翔、待ってろ…コイツをぶっ潰して、お前を助けるからな…!!)
《Are You Ready?》
一海「……できてるよ。」
一海がそう言った次の瞬間、彼の身体が大量の液体窒素のような液体(ヴァリアブルアイス)に包まれ、氷塊状態になった。その直後、後ろから氷塊を『アイスライドビルダー』が押し割った。
《激凍心火!グリスブリザード!
ガキガキガキガキガッキィィイイイイイン!》
ボディカラーはグリス(機械潤滑油)を彷彿させる金色から氷を彷彿させるメタリックブルーになり、左腕はビルドのロボットハーフボディ同様重機のような大型パワーアームに強化された。ゼリー状だったクリア部分もメタリックなアーマーとなっている。
ビルドドライバーで変身したためか脚部やアンダースーツはビルドに似た形状になっているが、脚部などはひび割れた氷のようなモールドが入っている。
肩アーマーは形状こそグリスと同じだが、右肩にはグリスのライダーズクレスト、左肩には北都三羽ガラスが使用したキャッスル、クワガタ、フクロウフルボトルのマークが描かれており、左腕には巨大なパワーアーム『GBZデモリションワン』が装備されている。一海はグリスのパワーアップ形態…『仮面ライダーグリスブリザード』へと姿を変えたのだ。
グリスB「紫達も、変身しておけ……確実に、翔を助けるためにな…!」
紫「あぁ!」
友香「はい!」
諒芽「おうよ!」
紫は『プライムローグフルボトル』をワニの横顔のような形にし、ビルドドライバーに装填…
《プライムローグ!》
音声が響いた後、ドライバーのハンドルを回す。
《Are You Ready?》
紫「…変身。」
《大義晩成!プライムローグ!
ドリャドリャドリャドリャ!ドリャァァアアアアアアア!!》
紫が変身した姿は、ローグに施されていたヒビがエングレービングを思わせる金色の模様に置き換わっており、肩や顔のワニアゴの一部が白い。胸元には、歯車とローグを象徴する鰐の口が組み合わさったライダーズクレストが記されており、背中には純白のマントを纏っている。
『仮面ライダープライムローグ』……紫が変身したローグのパワーアップ形態である。
友香「キバーラさん!」
キバーラ「はぁ~い♪」
友香&キバーラ「「変身!」」
友香はキバーラにより、『仮面ライダーキバーラ』に変身……
諒芽は腕を身体の正面でクロスしてすぐに解くと…
諒芽「変身っ!!」
と、勢いよく叫んだ。そして、緑色の光に包まれ姿を変えた。その姿は…中央の角が伸びて、胸部には『ワイズマンモノリス』が出現している。通常形態時の武器であるギルスクロウ・ヒールクロウは常時展開された状態になっており、肩や肘にもクロウが出現し、背中からは4本のギルススティンガーが出現している。
『エクシードギルス』…諒芽が変身した仮面ライダーギルスのパワーアップ形態だ。
アマゾンネオ「どんな相手でもすぐに殺してやりますよ!!」
グリスB「お前の相手は、この俺だぁぁあああああああああ!!」
アマゾンネオとグリスブリザードがぶつかり合う中、プライムローグとキバーラ、エクシードギルスは元ストライカー達と共に、廃旅館へと入っていった。
翔「…?」
翔(…来たのか……何で、助けに来るんだよ……)
外から叫び声が響いたのを聞いた翔は、助けが来たことを感じる。だが、その顔は未だ暗いままだ。すると……
ガチャッ…ギィィイイイイ……
翔が監禁されている部屋のドアがゆっくりと開き……
悠水「た…隊長、さん……」
どういうわけか、傷やアザだらけになった『
翔「…何の真似だ?」
翔が悠水に問い詰めると、悠水は弱々しい声で話し始めた。
悠水「隊長、さん…は……こんな、にも…いた、い…思い、を……怖い、思いを……して…た、ん…だよ、ね……だから…私も……私たち、も…隊長、さんと……同じお、もいを……した、んだ…よ……」
翔「……。」
悠水「隊長さん…これ、で……ゆ、るし…て……くれる……?」
悠水は虚ろな目に涙を浮かべ、まるで救いを求めるかのような顔を翔に向ける。
翔「ふざけんじゃねぇ!!」
しかし、そんな事をされても…翔には全く響いていなかった。
翔「バカ言ってんじゃねぇよ!俺は今のてめぇのような状態に、毎日のようになってたんだぞ!てめぇらはたったの1度だろうが!!そんなんで俺と同じ思いをした…?…笑わせんじゃねぇよ!!」
悠水「……えっ…?」
翔「てめぇらのやったことを、俺が受けてきた仕打ちと一緒にすんじゃねぇよ!!」
悠水「…そんな……隊長さん、私を…信頼して…パートナーに…選んで……くれたじゃん…!」ポロポロ
涙ながらに、翔に訴える悠水。
翔「だから何だ!?じゃあ、その信頼関係をぶっ潰したのはどこのどいつだ!?てめぇだろうが!!」
ストライカー達の行動に翔は怒り…部屋に入ってきた悠水に怒鳴り散らした。
翔「とっとと消えろ、目障りなんだよ!!」
悠水「……っ!!」
翔「早く消えろ!!じゃねぇとぶっ殺すぞ!?」
翔に暴言を吐かれ、悠水は全身の痛みに耐えながら部屋から出ていった。翔の近くにいたファントムは、悠水の後を着いていき、彼女をどこかへ運んでいった。
翔(理解力のねぇ奴らだ…何やっても許さねぇっつうの……)
1人になった翔は、思わずため息をついた。その数分後……
バァンッ!
ドアが勢いよく開いた。そこに……
Pローグ「おい、翔が居たぞ!!」
プライムローグが立っていた。その後、キバーラとエクシードギルスも到着した。
キバーラ「翔さん!!」
EXギルス「翔ちん、助けに来たぜ!」
Pローグ「大丈夫か、翔…!」
キバーラ、エクシードギルス、プライムローグは部屋に入り、翔に駆け寄る。
翔「……何で来たんだよ?」
EXギルス「…えっ?」
翔は顔を上げると……
翔「俺はなぁ!お前達に悪態をついて、更にはヒデェ仕打ちをしてきたんだぞ!!それはぜってぇ許されねぇことだ!!
なのに、そんな俺を助けに来ただと!?
そんな都合の良い話があるかァ!!」
プライムローグ、キバーラ、エクシードギルスに怒鳴り散らした。プライムローグは、翔の前に来てしゃがみ…
Pローグ「いつものDollsが見れなくて、寂しかったんだろう…?」
と、彼の左手に右手を添える。
キバーラ「あの時の翔さん、とても、悲しそうな顔をしていましたよね…?」
キバーラも翔の前でしゃがみ、彼に声をかける。
翔「それがどうしたんだよ…!!俺は…俺の身体は……おかしくなっちまったんだよ……いつか、化け物になって……お前達の人生を台無しにしちまう…!俺は…俺は……
それが、耐えられねぇんだよ!!」ポロポロ
翔の目からは涙が溢れる。
EXギルス「それでも、翔ちんは…俺の、いや…俺たちの大大大親友だ。気にすることなんてねぇって、な?」
エクシードギルスも翔の前にしゃがみ、明るく声をかけた。
翔「何でだよ…何で……っ!!」ポロポロ
「ドールハウスは、隊長サンの居場所ですから。」
翔「っ!?」
翔が驚いて顔を上げると、キラルと共にいる元ストライカー達の姿があった。
翔「…お前達が…連れてきて、くれたのか……?」
翔が元ストライカー達に問うと、元ストライカー達はこう言った。
マリ「斑目さんに直談判したんだよ。」
雪枝「かつては隊長さんが、私たちを学園から出してくれましたよね?」
幸子「ですから、今度は私たちが…隊長さんを、ここから出してみせます。」
あから「さぁ隊長殿、一緒に帰ろう!」
ほたる「みんなが、待っています♪」
モニカ「Dollsの皆さんも、斑目さんたちも…隊長さんがいないと寂しいって…だから、行こうよ♪」
そして、ほたるが翔に手を差し伸べた。
翔「……!!」ポロポロ
翔は涙を流し……ほたるの手を取った。エクシードギルスは、ギルスクロウで縄を切りほどいた。そのタイミングで…
グリスB「翔!!」
グリスブリザードが姿を現した。
翔「お前達……ありがと、な…!」ポロポロ
涙ながらに、翔は助けに来たメンバー達にお礼を言った。立ち上がろうとすると、危うく転びそうになったため…プライムローグが慌てて翔を支える。
Pローグ「翔…左足、ケガしてるのか?」
翔「やられたよ、ストライカーに……」
グリスB「くそっ…ストライカー共…!!」
キバーラ「それより、早くここから出ましょう。」
キバーラは翔のスマホとドールハウスの通信機を、エクシードギルスはアマゾンズドライバーを持つ。
モルガナ「隊長さん。」
翔「っ!?…お前、モルガナ…!」
モルガナ「今まで手助けできず、申し訳ありません……私も、彼らと共に…隊長さんを助けに来ました。」
翔「…そうか。」
モシュネ「隊長さん、私たちもいるモシュ!」
窓を見ると、モシュネの大編隊が顔を覗かせた。
翔「…モシュネ達まで……」
モルガナ「隊長さん…私とモシュネさん達も、貴方のサポートをしたいです…また、迎え入れていただけないでしょうか?」
モルガナは翔に言う。翔はモルガナとモシュネ達の顔を伺い……
翔「…あぁ、嬉しいぜ……歓迎する。」
モルガナとモシュネ達を受け入れた。モルガナとモシュネ達は涙を流し、翔から受け入れられたことを心から喜んだ。こうして、モルガナとモシュネ達は完全に……翔達の仲間となったのだった。
あの後、翔はモシュネ達に乗せられ……他のメンバー達が廃旅館から出た後、赤、黒、黄色のモシュネ達が地面に向かって光線を放った。更に、3色のモシュネは電気を発生させ、巨大な雷の如く、廃旅館に落とした。廃旅館は『ガラガラガラァー!』と轟音を立て、瓦礫の山となった。それを確認したモシュネ達は、元ストライカー達と一海達の後を追って、静かに姿を消した。待っていた元ストライカー達と一海達、深雪と蜜璃、小春と翠とミネルヴァと合流すると、「シェアハウスに行かせて欲しい。」とお願いする翔の意思の元に、一海達が生活しているシェアハウスへと向かった。
元ストライカー達と一海達と深雪と蜜璃、小春、翠、ミネルヴァ…そして、新たに仲間として加わった『モルガナ』と『モシュネ』達の活躍により、翔は救出されたのだった。
昇「ぐっ…くそぉ…!!」
グリスブリザードに敗れた昇は、ボロボロになっていた。
昇(僕は隊長なんだ……ストライカー達を、助けないとな……)
力を振り絞って立ち上がると、瓦礫の山に埋もれたストライカー達を助けるべく、瓦礫を退かし始めた。
昇(こんなはずじゃ…無かったのに……っ!!)
いかがでしたか?今回はここまでです。
この回を通じ、モルガナとモシュネ達が翔の仲間になった。小春、翠、ミネルヴァが仲間になるのは、少し先の話です。
次回も、お楽しみに