〜プロジェクト東京ドールズ〜『化け物とドールの絆』 作:やさぐれショウ
戦場に駆けつけたDolls達だが、害特がピンチに陥っていた。更に、ザモナスとゾンジスが乱入し、戦場は混乱する。その時……
では、本編へどうぞ
戦場に再び舞い降りたDollsは、墨田区へとやって来た。しかし、現場には誰もいない……それどころか、オートギアも蝶の姿も見当たらない。だが、ピグマリオン達が突如として現れたが……結果は、Dollsの圧勝。半径50m以内のピグマリオンの殲滅に成功した。
斑目『啖呵を切るだけはある、ということだな。……戦闘活動の継続を許可する。』
通信機越しで言う斑目。
ミサキ「翔さんのおかげです。今まで、ずっと見守ってくれていた、一緒に戦ってくれた…そして、私たちの背中を押してくれた……翔さんの覚悟と優しさ、確かに伝わりました。」
愛「ミサキちゃん……」
メンバー達の目は、前よりもずっと輝いていた。
ヤマダ「いやはや、スムーズなバトル展開だったすな。」
戦いが禁止されていたにも関わらず、絶好調な調子を見せるDolls。
ヤマダ「やっぱ、うちの強みってのは、レンケイってことなんでしょうな。」
レイナ「……いい空気ね。きっと、これなら----」
そこに……
小鳥遊「やあ、Dollsの諸君。」
小鳥遊大臣がやって来る。
ミサキ「小鳥遊大臣。」
小鳥遊「…斑目君も、モニタリングしているね。」
通信機越しにいる斑目に話しかける小鳥遊大臣。
斑目『…命令書は確認したか?我々は、自律的に作戦に介入する。』
斑目はあらかじめ、『ドールハウスは自律的に作戦に介入する』という項目が書かれた命令書を提出していたのだ。
小鳥遊「なかなか、無理をしたものだね。青空君……は、いないのか。それで良かったのかね。」
その時……
PPP--
小鳥遊大臣の通信機が鳴る。
小鳥遊「…ん?」
『相変わらず無様なもんだなぁ、おい。』
すると、通信機から聞き覚えのある男性の声が聞こえてきた。
小鳥遊「…青空君かい?」
翔『他に誰がいんだよ?』
何と、相手は…翔だった。
翔『俺たちは……Dollsは、戦うことをやめたりはしねぇ。』
通信機から響く翔の声……次に、ミサキが口を開く。
ミサキ「私たちはこれまで、たくさんのピグマリオンを、妖魔を、狩ってきました。」
ミサキの次に、レイナが口を開く。
レイナ「…そしてそれと同じくらい多くの人たちを、笑顔にしてきたわ。」
シオリ、アヤも口を開く。
シオリ「何が欠けても、誰が欠けても、ダメなんです。」
アヤ「Dollsがある限り、あたしたちは歌って踊って、戦い続ける。文句ある?」
翔とDollsの言葉を聞いた小鳥遊大臣は……
小鳥遊「…そうか、それが君たちの総意か。」
何か言いたげなリアクションをする。
翔『言いてぇことがあんなら言ったらどうだ?』
小鳥遊「少年少女のたわごとならば、権利を行使してぇも封じ込めようと思ったが……いつの間にやら、戦士の面持ちになったものだ。」
メンバー「「「……。」」」
小鳥遊「子どもが立ち上がる時はすなわち、大人が立ち上がる時----」
レイナ「それも、今、考えたの?」
レイナがそう言うと、
小鳥遊「至極、名言だろ?」
と、返答する小鳥遊大臣。
レイナ「そうね。貴方の格言で、一番、心に響いたわ。」
翔『俺は全く響かねぇけどな、あんたの下らねぇ名言にはなぁ?』
小鳥遊大臣はフッと少し笑い、真剣な顔をする。
小鳥遊「…君たちを戦士として認める……と、カッコよくいったものの」
小鳥遊大臣の言葉に……
翔『バーカ、あんたから認められなくとも…Dollsは立派な戦士なんだよ。』
と、翔は言う。
愛「翔君…ちょっと言い過ぎだよ……」汗
翔『良いんだよ…どうせ、ヤバい状況なんだろ、なぁ?』
通信機越しから、小鳥遊大臣に問い詰める翔。
小鳥遊「流石だね青空君……実は、こちらは相当危機的状況でね。」
実は、害特はピンチに立たされていた。
ミサキ「危機的状況……それは、一体----」
シレーヌが歌声を響かせる中……
自衛官『ポイントβにオートギア移動中。小鳥遊大臣、退避を!』
自衛官が慌てた様子で小鳥遊大臣に連絡を入れる。
小鳥遊「百聞は一見に如かず。--見たまえ。」
小鳥遊大臣の視線の先を見ると……
ドゥルルルルルルルルッ!!
ピカッ!…ズギュゥウウンッ!
自衛隊員1「ぎゃああッ!!」
自衛隊員2「が、害特4番隊!桜井准将、袴田伍長、蒸発!」
害特の一部隊員が、オートギアの熱線で跡形もなく蒸発させられ……
ザモナス「ふっはっはっはっは。」ズドォンッ!ズドォンッ!
ゾンジス「ぬわぁぁっ!!」ズドドォンッ!
ドカァンッ!ドカァンッ!
自衛隊員4「ぐ、ぐわぁっ!?」
自衛隊員3「お、おい!しっかりしろ!!」
更に、ザモナスとゾンジスが自衛隊員を襲っていた。
自衛隊員3「て、停止!オートギア、全機強制停止だッ!」
オートギアを停止させようとしても…
自衛隊員2「強制停止処理をAIが拒否!全員、撤退!撤退しろ!」
停止させることができず、隊員達は撤退せざるを得なかった。
その様子を見たDollsは、言葉を失う。
アヤ「オートギアが暴走……凶暴化したってこと!?」
PPP--
カナ『せ、生命体にしか影響がない歌声を機械を対象にするなんて……めちゃくちゃです!』
斑目『オートギアに合わせて、シレーヌが進化したとみるのが妥当だが--なんと恐ろしい適応力だ。もはや進化という概念ではない。
変異だ。』
翔『まさか…思っていたことが現実になっちまうなんてな……』
小鳥遊「青空君…君は一体……」
翔『何、俺は預言者なんかじゃねぇ……少し先のことを考えたまでだ。あんたは、そんな事もできねぇのか?』
小鳥遊大臣に嫌みを言う翔。
レイナ「意志のない機械だもの。意志あるものに支配されてしまうのは、しかたのないことだわ。」
そう…オートギアには、意志がないのだ。対してシレーヌには、意志がある。
ミサキ「ですが、私たちのは違います。
意志があって--抗える。」
意志のある者は、シレーヌだけではない。Dollsも、ちゃんと意志がある。
ミサキ「凶暴型オートギアを止める。…悔しいけど
アレは私より強い。みんな、力を貸して!」
メンバー「「「了解!」」」
V「ザモナスとゾンジスは、私が引き付ける。」
Vはネオディケイドライバーを装着し、
V「…変身。」
《カメンライド…ディケイド》
仮面ライダーディケイドへと、姿を変えた。
愛「あたしだって!」
愛はイクサベルトを取り出すが…
ディケイド「愛さんはここにいて。」
ディケイドは愛を止めた。
翔『V、お前何をする気だ?』
ディケイド「私じゃザモナスとゾンジスと戦っても負ける…でも、アイツらを疲れさせることはできる。」
ディケイドはそう言うと、
《カメンライド…ゴースト!》
オレッ!レッツゴーカクゴー!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!GO!GO!GO!GO!
『仮面ライダーゴースト』の姿『ディケイドゴースト』へと変わる。
ヤマダ「おぉっ、仮面ライダーゴースト!!」
小鳥遊「不思議な力だねぇ…色んな仮面ライダーになれるとは……」
ヤマダも小鳥遊大臣も、ディケイドに関心を示す。
ディケイドゴースト「宙を舞えるから、これでザモナスとゾンジスを翻弄する。その隙に、Dollsの皆はオートギアを……ん?」
ディケイドゴーストが宙に浮くと…
ミサキ「ご、ご、ご、ゴースト……それって、お、おば、オバケ…です、よね?」
何故か、ミサキの顔が段々青ざめていく。
ディケイドゴースト「そうだけど?」
ディケイドゴーストがそう言うと、
ミサキ「ひ、ヒィィイイイイイッ!」ガタガタガタガタ…
ミサキは震えだし、愛の後ろに隠れる。
メンバー「「「……。」」」汗
愛「えっと、大丈夫…ミサキちゃん…?」汗
ミサキ「だ、だだだだだだ大丈夫ででででですっ!!」ガタガタガタガタガタガタガタガタ…
愛(うん…大丈夫じゃないね、これ…)
ディケイドゴースト「うーん…あ、そうだ…なら、こうするよ。」
ディケイドゴーストは、無数の『パーカーゴースト』を召喚する。だが、その瞬間……
ミサキ「ぎゃあああああああああ!!」
ミサキの絶叫が響き渡った。
翔『おい、大丈夫なのか?』汗
通信機越しから翔は言う。
ヤマダ「ま、そのうち慣れるっすよ…多分……」
翔『なら良いけどよ……』汗
ヒヨ「ねーねー、この子可愛いよー!!」
ヒヨは『エジソンゴースト』と、いつの間にか仲良くなっていた。
ナナミ「パーカーゴーストですね……まぁ、よろしくです。」
ムサシゴースト「…。」コクッ
レイナ「頼もしいゴースト達ね…さぁ、行くわよ!」
ミサキ「わ、分かってるわよ…!」
ミサキは漸く愛の後ろから出てきて、武器を構える。
ロビンゴースト「…?」スゥ~…
しかし、ロビンゴーストが隣に来た瞬間……ミサキは悲鳴を上げて走り出す。それを合図に、他のメンバー達も走っていく。
ザモナス「やれやれ、害特って…全然大したことないじゃん。」
ゾンジス「フンッ、弱い奴ばかりだ。」
ザモナス「おっ、あれはDolls?」
ザモナスの視線の先には、暴走オートギアに立ち向かうDollsの姿が……更に…
ゾンジス「ゴーストもいるぞ?」
パーカーゴースト達と共に、Dollsを援護するゴースト(ディケイド)もいた。
ザモナス「ここは、休憩がてらに…観察でもしてみるか……」
ゾンジス「…まぁ良いだろう。」
ザモナスとゾンジスは彼女達の戦いを見ることにした。
ミサキ「はっ!せいっ!やっ!」
ミサキを初めとするDollsは、暴走オートギアと戦う。だが、オートギアは中々しぶとい……ガトリングを乱射して来るが、Dollsはこれを避ける。
ビリー・ザ・キッドゴースト「ッ!!」ズダダダダッ!
ロビンゴースト「ッ!!」バシュッ!バシュッ!
ビリー・ザ・キッドゴーストとロビンゴーストは、銃や弓矢を使ってオートギアを攻撃する。更に、エジソンゴーストやムサシゴーストは、近接戦でオートギアを叩き、周りを飛び回る。
レイナ「今よっ!」
レイナが1機のオートギアをハンマーで叩くと……オートギアはその場で停止して、動かなくなった。
ミサキ「負けられないわ……えぇぇええええい!」ドッゴォッ!!
オートギア1「」バチバチバチバチ…シュウウゥゥ……
ミサキも負けじと、オートギアを停止させる。他のメンバー達も、順調にオートギアを停止させていく。
ディケイドゴースト(…おかしい……さっきまでいたザモナスとゾンジスの姿がない…どこにいるの?)
ザモナスとゾンジスを探すディケイドゴースト。その時……
ドシュゥゥウウウウウウッ!!
どこからか、ミサイルが飛んできた。
ディケイドゴースト「みんな逃げて!」
だが、ミサイルはゴースト(ディケイド)とDollsの近くで爆発を起こす。
ドガガガガガガガァァアアアアアアアアッ!!
メンバー「「「きゃぁぁあああああああ!!」」」
小鳥遊「一体何がっ!?」
愛「あ、あれは…!」
爆風が晴れると、ザモナスとゾンジスがDollsに襲いかかって来た。
ザモナス「はぁっ!!」
ゾンジス「ヴゥッ!!」
ヒヨ「ひよっ!?」
アヤ「あっぶな!?」
間一髪、ザモナスとゾンジスの攻撃をかわしたヒヨとアヤ。
ヤマダ「いっくぜぇ!!」
ユキ「っ!!」
ミサキ「くっ!」
ヤマダ、ユキ、ミサキの3人はゾンジスに立ち向かう。
3人「「「はあっ!!」」」
しかし……
ガキィンッ!
ゾンジス「フンッ!…ぬぅぅうああああ!!」
ゾンジスは3人の攻撃を受け止め、凄まじい怪力で3人を吹っ飛ばす。
ザモナス「はっ、それっ。」ドカッ!ドカッ!
サクラ「あうっ!」
ナナミ「ぐっ!?」
ザモナスはサクラとナナミを攻撃する。
シオリ「はいっ!」
レイナ「はっ!」
ザモナス「甘いよ…オラオラァッ!」ドカカッ!
シオリ「っ!?」
レイナ「うっ!?」
シオリとレイナの攻撃をかわし、蹴り技を繰り出すザモナス。
ヒヨ「それそれそれぇっ!!」ズダダダダッ!
ザモナス「効かないよ、はぁっ!」ドゴォッ!
ヒヨ「ひゃっ!?」
ヒヨが放った銃弾にもびくともしないザモナスは、ヒヨを攻撃し、返り討ちにした。
アヤ「はぁっ!!」
ゾンジス「フンッ…ムンッ!」ドゴォッ!
アヤ「うぐっ!?…いっ…!!」
ゾンジスの強烈なパンチを受けたアヤは怯んでしまう。
ヤマダ「ウチのリーダーに何してくれてんだぁ!!」
ヤマダがハンマーをゾンジス目掛けて振り下ろす。
ゾンジス「ぬううぅぅ……ムゥンッ!」
ガッ!ドゴォッ!
ヤマダ「がはっ!?」
ヤマダが吹っ飛ばされると…ユキとミサキが2人係でゾンジスを攻める。
ユキ「行きます。」
ミサキ「はぁぁああああ!!」
ゾンジス「ククククッ…」
ゾンジスはライドウォッチのボタンを押すと、ジクウドライバーを360度回転させる。
《ゾンジス・ターイムブレーイク》
ゾンジス「ぬぅぅううああああぁぁぁぁっ!!」
ドガガァッ!
ユキ&ミサキ「「きゃぁぁあああああああ!!」」ドササッ!!
ゾンジスの蹴りを受けたユキとミサキは、地面を転がった。
ディケイドゴースト「っ!?」
ディケイドゴーストが気を反らした一瞬の隙に……
ドゥルルルルルルルルッ!!
ゴースト(ディケイド)「しまっ!?」
オートギアがガトリングを放ってきた。砂埃に包まれるゴースト(ディケイド)。ザモナスとゾンジスの乱入に、混乱に陥るDolls達。
PPP--
カナ『愛さん、応答願います!現在の状況は!?』
愛「ザモナスとゾンジスが乱入してきた、皆がピンチに!!」
斑目『くそっ、何てことだ…!!』
その時……
カナ『っ!?…南東の上空から、何かがこちらに向かって来ます!!』
愛「えっ!?」
思わず南東の空を見上げる愛……彼女が見たモノは……
何やら、巨大な火の玉に包まれた隕石らしき物が、こちらに落ちてきている。
愛「みんな!そこから離れて!!」
愛の指示に、Dollsとディケイドゴーストは慌ててその場から離れる。
ザモナス「…?」
ゾンジス「…!?」
ドッゴォォオオオオオオオオンッ!
隕石は、ザモナスとゾンジスの近くに落下した。
ヒヨ「えっ、い…いんせき?」
レイナ「…違う、何かいるわ!!」
その時…落下した隕石から、紫色の球体がザモナスとゾンジスに放たれた。
ドガァンッ!ドガァンッ!
ザモナス&ゾンジス「「ぐわぁぁああああああ!!」」
爆風により、吹っ飛ばされるザモナスとゾンジス。
アヤ「何…何が来るって言うの?」
次の瞬間……隕石から何かが飛び出し、ゆっくりと上空から降りてきた。
???「全てのモノは、滅び行く。」
いかがでしたか?今回はここまでです。
次回、私が登場させたかったもう1人の戦士の正体が明らかに!?
お楽しみに。